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goshujinsama towa iwasemasen
まずこのいかつい顔した受け様が受け様なの非常に素晴らしいですね。
この受け様、使役されたいようで攻めにじりじり使役するよう迫っていくんですね、けなげに。
攻め様は最初、全然乗り気じゃないし(そりゃご主人様になってくれっていっていいですよってホイホイ進むわけないわな)、転校してきていい子ちゃんで過ごしているわけなんですが、だんだん素の自分で過ごせるようになってくるんです。
たぶんそれも受け様がけなげに従僕(?)していたからだと思うと尊いんですねーー。
なんていうの、この受けが受容してこそ攻めが存在する、みたいな。
BLの醍醐味(私的な)ですよね!!
全体的な雰囲気はライトで終始明るいんですけど、攻めが自分の性格でちょっと思い悩むところが胸にグッときてよかったです!
あと最後のエッチシーン、エモくてよかったです
リオナさん著作は計10作品読んでいますが、本作は私の記念すべき初リオナさん作品で、初めて読んだ時は衝撃でした。
絵柄がスッキリしていて見やすく、作画だけでなく漫画制作全般にまつわる技術・能力そのものが高い。
今回はキャラの見た目だけだと、普段ならいわゆるよくある「逆だったらな~」だったのが、読んでいくうちに「これでえぇやん・・・てーかこれがえぇやん・・・」と覆りましたからね。
リオナさんの手腕にかかればどんなジャンルも征服されてしまいそう・・・。
「転校生(表紙左)x黒髪ヤンキー(表紙右)」です。
表紙をご覧のとおり(?)、この受けはヤンキーでありつつワンコ、なおかつ「奴隷(になりたい)願望」があるんです。
SMでもなく、Dom/Subとも若干違います。
転校生はズバズバと言いにくいことを言ってしまう自分の性格に悩むんですが、そのままを受け入れてくれる相手に出会える喜びや、「友達100人できるよりも、大事な1人さえいれば・・・」という、人付き合いの本質にハッと気づかされる描写もあり、やはりリオナさんは唯一無二の作家さんだなと唸らされます。
私のとある友人は
「俺は『空気を読む』という日本語が大っ嫌い。生まれつき読めなかったりする人が、皆から寄ってたかって後ろ指さされて白い目で見られる、そんな世界は間違ってる。空気なんか読めなくてもいいんだよ!」
と言っていましたね。
彼(←純日本人です)の言葉は今でも心に残っています。
ギャグのノリも展開のテンポも、友情描写も良い!しかもみんなイイ子。
めちゃくちゃオススメです。
今回の作品もテンポ良くて面白かったです。
学年一のヤンキーと言われてみんなから恐れられている十河。
ところが十河を知らない転校生の松岡は、廊下を塞ぐ十河に対し「邪魔なんでどいてくんない?」と言い放ってしまいます。その様子に何かを感じた十河は、放課後、松岡の前に跪いて「今日から俺をあなたの奴隷にしてください。」と懇願して…。
キラキラした目で「あなたが俺のご主人様なのだと!」と熱く語る十河と、戸惑う松岡。
ヤンキー君なので舎弟志願かと思いきや「奴隷志願」というところが素敵です。(痛いSM要素は一切ないです)
新しい学校で友達100人を目指している松岡。友達ができる前に奴隷ができちゃった…というところがウケます。
松岡は昔から一言多くて空気読めない奴と言われていたのですが、そんな彼を唯一理解してくれる幼馴染がいて、その幼馴染は人気者でいつも人に囲まれていた。その様子をいつも羨ましく思っていた松岡は、心機一転、転校先では幼馴染を真似して友達をたくさん作ろうと思っています。
それを見抜いた十河が「友達100人なんて本当に必要か?上辺の100人より信頼できる一人のほうがいい」とズバリと指摘したうえで「俺のことを本当に理解してくれるのはご主人様ひとりでいい。」と言ったシーン。「ご主人様」という言葉は滑稽だけど、思わずキュンとします。
ヤンキーくんの十河がかわいいです。
ご主人様のおそばにいたい…とハフハフしちゃってるワンコ受けです。
他の奴を褒めたりすると拗ねたり、ご主人様の一言で真っ赤になってる様子がかわいいし、あくまでご主人様限定ってところがいいですね。
そしてご主人様の約束は絶対!とそりゃあもう頑なに守ってるところが、これまた可愛かったです。
で、そもそもご主人様って何?主従関係って何?というところから始まって、試行錯誤しながらも自分たちのベストを見つけようとする二人がとっても良かった。
リオナさん=男前受けというイメージが私の中ではあるのですが、この作品も攻め受けタイプは異なるけどどちらも男前なところがあってそこも満足です。
エッチも最初は失敗(痛くて挿入できない)するも、描き下ろしで成功するところが高校生らしくて良かった。再挑戦が上手くいった理由がこれまた萌えるんです。
そして「立派なご主人様を育てるのも奴隷の役目です。」とどやぁっと言ってのけた十河に笑いましたし、最後まで楽しく読めました。
世の中には、ヤンキー受けが苦手という方もいらっしゃると信じてます。
なぜならわたしがそうだからです。
ヤンキーとはプライドで生きる者。
その者が下…、プライドが…、粉々じゃないか!
あらゆる心理テストで「一番大事なもの」が「プライド」なわたしのような人間にとってヤンキー受けで萌えるのは、エベレスト登頂くらいの難関なのです。
とは言え、全部がだめというわけではなく、ヤンキー同士は大丈夫。
だめなのは攻めが一般人の場合で、腹黒優等生とかチャラ男とか地味男とか、ヤンキーヒエラルキーに属さない、プライドで生きていない相手のときでして。
前置きがものすごく長くなりました。
こちらの作品、受けはヤンキー、攻めは一般人です。
結果から言わせていただきますと、萌えた。
それも結構な勢いで萌えた。
この作品の勝因を考えたとき、他の一般人攻めと違う大きなポイントは、攻めがヤンキーヒエラルキーを凌駕する存在だったというところでしょうか。
見てください、あの蔑みの顔を。
他校のヤンキーにもたじろぐことなく、むしろ相手を怯ませた睨みを。
そして何と言っても不器用で、腹黒なんて対極の存在でした。
この攻め…、裏番と呼んでもいいんじゃないかと。
悪ノリはこの辺にして、いやほんと、全く嫌悪感なく楽しめました。
ヤンキー・十河(そごう)の潜在意識にあった奴隷気質が、直感で選んだご主人様・湊の戸惑いとか、転校生として人間関係をリセットしたい目論見とか、わたわたする感じは面白かったし、本当の自分を隠して友人付き合いをする違和感の辺りも共感度が高いエピソードで、破天荒な設定なのにすんなり入っていけたのは、周囲との関係もしっかり描かれていたからではないかと。
「みんなと仲良く」が理想だけど、自分のスタイルはそうじゃないと気付いていく過程で、十河といる居心地の良さに気付けたり、気持ちが変化していくのも自然でした。
さらにすれ違いから胸がジリジリする展開まで用意されたら、もう好きにならずにはいられませんでしたよ。
わたしと同じように「プライドこそ我が命!」という方にこそ、読んでほしい。
ヤンキー受けも主従も苦手なわたしが断言します。
このご主人様と奴隷ヤンキー受けは、完全別腹です。
前作『その恋、成立なるか』がめっちゃツボだったので作家買い。リオナさんの新刊はDKものです。
という事でレビューを。すみません、ネタバレ含んでいます。
主人公はDKの湊。彼が高校を転校し、新しい高校に転入してきたところから物語はスタート。
湊は友人関係がうまくいかずに悩んでいた過去が。という事で、転校を機にたくさん友達を作りたいと意気込んでいます。ところが転入早々、学校一のヤンキーと噂されている十河に絡まれ、舐められたらアカン!という趣旨の元怒鳴り返したところ、それが十河の琴線に触れ「奴隷にしてほしい」と懇願されるようになり…。
というお話。
喧嘩をさせれば負け知らず、ヤンキー仲間とつるみ校内では若干引かれている存在だけれど、イケメンで女子にモテモテの十河くん。そんな彼が「奴隷にしてほしい」と健気に尽くしまくる様はなかなか斬新で面白いです。
一方の湊の方も、初めは「奴隷」という言葉に腰がひけていたのと、友達をたくさん作りたいという希望があったために十河くんを敬遠していたのだけれど、自分のいう事は素直に聞き、噂で聞くほど悪い奴でもない十河くんの内面を知るにつれ、少しずつ距離が縮まっていく。
お互いの勘違いからすれ違ったりもするのですが、高校生ものらしい、というのか、青く若い恋がなんともまぶしい作品でした。
主人公がDKという事で濡れ場が少なめなのも良かった…。濡れ場は最後にあるだけなのですが(触りっこは有り)、「ご主人さまと奴隷」という関係から「ご主人さま兼恋人」という関係に昇格していくというストーリーなのでエロに走っていないのがきちんとストーリーに合っていてよかったと思います。
ただ、湊が十河くんに恋愛感情を持つに至った部分の過程がやや甘めだったのが残念。そこがこのストーリーのキモの部分だと思うので、もう少しじっくり展開させても良かったような気がします。
視点はほぼ湊で描かれていますが、彼の目を通して描かれる十河くんがめちゃんこ可愛いです。
ヤンキーなのに湊が絡むと顔を赤らめたり、喜んだり。湊の「命令」を従順に守っていたり。
こんなに可愛かったら確かに惚れちゃうよね、という可愛さでした。
バリバリの強面ヤンキー受けを求める方にはやや肩透かしを食う作品かもしれませんが、恋する可愛いヤンキーが堪能できる作品かと思います。
キンドルアンリミで拝読しました。
スッキリした読みやすい絵柄で、受けのヤンキーが男子らしくカッコよくて個人的にポイント高かったです。
先が読めてしまう展開でしたがストーリーはテンポ良く、ヤンキーなのに奴隷志望という受けキャラのギャップも面白く読めました。脇キャラの西田がいい奴で可愛かったです。
ちょっと攻めのご主人さまとしての素質?が受けが絶賛するほどとは思えず少し物足りなかったです。あと、攻めの元々の性格、そこまで周りから嫌われる?ハッキリモノ言うタイプなだけでは。隠すほどか?と、そこも少しモヤりました。