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me wo tojitemo hikari wa mieruyo
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
以前FFさんがこちらのドラマCDを聞いていて気になった作品。人気男優の仁と光の物語。バディを組んだ2人、プライベートのことはまったく知らなかったけれどあることがきっかけで色々と知ることになる。
光がいつも消えてしまいそうで、何かあるんだろうなとは思っていたけど壮絶な過去だった…。仁さんは光を解放してくれたなぁ。仁さんが気持ちを吐露したあの時、心の底から仁さんを求める光に泣けた。
水曜の朝、午前3時30分はしんどいエピソードだったけれどすごく好きでした。
どこかノスタルジックな雰囲気の絵柄に惹かれて買いました。初読み作家さんです。
肉体関係から始まる、訳アリな男達の恋物語― 面白かったです!
カプが人気AV男優の「バディ」という設定もかなり萌えました (*´꒳`*)
光くんを中心にストーリーが進んで行くんですけど、個人的に仁さんの過去ももっと知りたかったです。どうして「そう」なっちゃったのとか。
途中から仁の息子が現れたり、14歳の身で光と絡んだりして…
んん~ そのくだり正直あんま意味なかったかなぁ?
その親子の間がちょっとスッキリしない終わり方だったので「萌2」にしました。
丸木戸さんの大人なタッチのイラスト・キャラデザでイケオジ×美男子(不憫)です。
私はドストライク作品でしたが重い背景が関わってくるお話なので苦手な方もいそうだなと思いました。
「目を閉じても光は見えるよ」その通りのお話でした。
BLソムリエが復活してたのでいじっていたら再会出来た私の『神本』!!
何回も日常的に読み返す種類の神本ではない為、神棚扱い過ぎて久方振りの読み返しとなりました。
実は今回、何冊も既読本ばかり勧めて来るソムリエにちょっと不機嫌気味だった私。
ソムリエさん、陳謝いたします…
貴方が居てくれて今日の充実した時間がありました。
ありがとう!勧めてくれて・・・!!
と、顔の見えないAI相手に素直に感謝も謝罪も出来る位今回の読み返しの導きはいいお仕事!!
さて。
BLソムリエの話はさておき…
丸木戸先生の作品の中でも断トツに好きなこちらの作品。
私、基本BLで感情揺さぶられ系で感動してもあんまり泣くって事自体は少ないんです。
ほっこりしあわせだなぁ~、じんわり(´ω`*)っていう、気が緩む感じの涙はあるんですが、こう胸をグッと締め付けられた感じでメインキャラに対して泣くって事は少ないんです。
グッとなって泣く時は例えば2人を見守って来たサブさんだったり、和解出来た親目線だったりで泣く事の方がどちらかと多い感じなんです。
でも、「この目を閉じても~」では完璧に2人の物語で、完全に2人に胸を鷲掴まれ、完膚なきまでに2人に泣かされるんです(´;ω;`)ウゥゥ
大人な2人と大人な登場人物が多い作品だからこそ辛いシーンがあってもただ辛い…。というだけではなく、ちゃんと救済される方向に光が指しているんですよね。
社長やCBの気さくな同僚、そして何よりもカンちゃん・カンちゃんを支えている世界の人達。
この物語の下地を支えてくれる大人に加えて、まだ青臭さが残る大人になり切れない息子や俳優の同僚。
彼らがいる事で、都合のいい耳障りだけが良いドラマになる事なく、深みを与えてくれています。
そしてそんな世界で
処世術が長けていく分、心を許す事に疲れ始めた大人過ぎてしまう「仁」
大人にならざるを得なくて、自覚も無く大人になっていってしまった「光」
が体と心を繋げていく。
(この2人の話はネタバレなしでは語るのが難しいからこれ位で!)
しっかり読ませてくれるストーリーがあったからこそ、もぉグッとなった時には完全にボロボロと光と共に涙が止まらず・・・
最高のデトックスをさせて頂きました。。。
切なく、シリアスなトーンであるのは確かですが、そこは大人が紡ぐ世界!
ほど良い掛け合いが場を和ませてもくれるので、終始「重い、辛い」って事はないのも丸木戸先生の上手さに救われます!
もし、最近BL知ったよ&スト重探してるよ!なお姐さんが居るならば是非、読んで欲しい・・・
そしてソムリエさん!ガンガン勧めていって欲しい!!!
頼んだ!!!
※人に依っては地雷案件要素は多めだと思いますので気になる方はご確認を
※紙修正情報:白細々線、挿入描写時結合部修正なし、*修正なし→液垂れ描写あり
└こんなに良質な作品に無粋な情報ではあるのですが、ノンストレスな高修正作品でもあるので載せておきました。
(電子未読)
男優b容赦もさんの世界の奥深さや立場、葛藤などの描写も交えながら性行為のシーンは美しくエッチに描かれており、とても読み応えがありました。他の作品の名前を出すのは作家様に失礼なことを承知でみなさまにお伝えしておきたい…!!!
BANANA FISHが好きな方はきっと 目を閉じても光は見えるよ も好きです!
ストーリーやキャラクターの性格は違いますが、読んでいる中で作画や雰囲気がどこかBANANA FISHを彷彿させました。BANANA FISH ファンの方にはぜひぜひ
おすすめしたいです!
1ページ目の様子から最後こんな話になるなんて!じんわり感動して何度も読み返してます。受けの光くんは壮絶な過去(本当に大変)を背負っているのにそこを前面に出してない、淡々と日常を生きているというのがいい。仁さんのテンションの低いおじさん感がいい。光くんと攻めの仁さんの職場でのあれこれを主軸に途中なんやかんやあっても割と淡々と話は進んで行くし、二人はプロの男優としてセックスしているわけであくまで仕事仲間、恋愛感情というベクトルで二人の間が近づくわけではないのに、最後の終わり方が最高、納得できる。監督のマリ子さんのキャラも最高。普段仕事であんなセックスしまくってる(エロい)のにプライベートでは釣り堀で釣りしてるのも最高。他作品にはない独特の魅力があって大好きです。
登場人物もエピソードも多めですが
きちんと1話ごとにまとまりがあるのが素晴らしい。
メインは仁と光の話ではあるけど、単純に1人対1人の恋愛を描いているのではなく
その背景にある過去や考え方やそれぞれの立場なんかも含めた展開になっているのが面白いところでした。
光が背負う過去は予想外に重かったけど
大切な人の人生を狂わせてしまったことへの責任と記憶の中にある彼とのキラキラした思い出はどうしたって切り離せなくて…
光からすれば、重くて暗いだけの過去ではなかったのかもしれないなぁなんて思いました。
複雑に入り組んだ、現実世界の人間関係を見ているようで本当に奥が深いし
違う視点で読み返すと、またその深さを知ることができる。そんな作品だなと思います。
AV男優の仁さんとゲイビ男優の光さんのお話です。
表紙の温かさに惹かれて購入しました。
ストーリーは今まで読んだ、どのBL本よりも深く、考えさせられる本でした。
殺人のシーンがあります。私はその様なシーンが苦手なので、中立という評価をさせて頂きました。苦手な方は注意かと思われます。
愛って眩しいな、温かいな…でも難しい。愛って何なんだろう?この本を読んで何度も考えました。
最終的にはハッピーエンドです。深いストーリーをお探しの方にはオススメかと思われます。
一巻220ページでこの完成度は素晴らしいと思います。
AV男優(離婚後子持ち)×AV男優(前科あり)のゲイビ出演からの馴れ初めという重い内容ですが、ストーリー作りが上手く、良い意味で起承転結を忘れられます。
攻めの子供が出てきたり(純朴)受けの王子様が出てきたりで(再会時結婚済)情報量が多すぎますが、それを自然に作れるネームの上手さに脱帽します。
登場人物すべての人生が違和感無く進んでいきます。
続編やスピンオフを切に願っております。
丸木戸先生の物語は痛すぎる。あまりに辛過ぎる。
それを余す事なくこれでもかと我々に見せつける。
決して大っぴらに言えない職業、ゲイビ男優になった経緯はきっとそれぞれ後ろ暗い背景がある。
光のそれはとてつもなく重いものだった…。(仁さんは何だったんだろう?)
半ば諦めた様に淡々と仕事をしている様に見えていた光が、仕事で関わりを持った人たちとの間で心を開き、過去を乗り越えて愛を知る物語。
後半に行くにつれて、それは激しく切ない展開になって行くのだが、前半に描かれる「チェリーボンボン」のくだりが好きで。この陰鬱な物語の緩和と癒しになっている。
私はもちろんゲイビは嗜まないけれど。こんな企画があったら凄く楽しい事は容易に想像出来る‼︎
ゲイビでの人気カップルをバディと言って、なるべく固定化して売り出し、イベントなどで、イチャイチャを演出してファンを楽しませるなんて‼︎「キス撮影会」なんて‼︎
固定カップルで仕事を重ねるのには弊害もあって、ガチ惚れした挙句、別れでもしたら仕事に差し障りが出るので、「バディは原則恋愛禁止!」なんてマリ子さんに言われてしまう。
撮影後にちょっとイチャついてる仁さんと光も微笑ましくて。もっと見ていたい。
全くの番外編で良いので、「チェリーボンボン」の別カプでもいい。とにかくイチャイチャだけを企画モノで見ていたい。
仁さんもAV嬢との間に出来た子供の認知をなかなかしなかったり、家族を持つことを煩わしいと思って来たという、マリ子さん曰く「男としてはゴミカス」だけど、人として少し欠けたところがあるらしいけれど。ラスト周辺にはきちんと光に「愛している」と告げているし、何か過去に背負っているものもありそうだけど、それでも。これからはずっと光を愛し続けてくれるんだろうと何だか安心させてくれるのだ。仁さんにとっても、これが初めての恋だったのかもしれなくて。
痛みを知るもの同士だからこそ寄り添えあえるのだと思う。
描き下ろしには、いい年をした大人二人が独占欲を見せつけ合うちょっと可愛いお話があるけれど。本編と、デビュー作だという「水曜の朝、午前3時30分」の痛さと重さは、心に深く突き刺さる。
ちょっと辛過ぎて、時々飛ばしてしまうくらい。そしてまた「チェリーボンボン」のくだりを少し読んではホッとして。そうしてやっと読了するのだ。
何の前情報もなく、某電子配信サイトで試し読みして気になって買った感想です。
ポルノグラファーの作者さんとは知らずに買いました。
以前読んだことがあるそちらは私にはそれほど刺さらなかったのだけど、こっちはものすっっごくよかったです。
変なとこリアルだし綺麗ごとばかりではないし、
登場人物全員が善人な部分ばかりではなく人間としてどうしようもない部分も持ってるんだけど、すごく惹き込まれて一気に読みました。
どこか歪な人間同士が紆余曲折を経て割れ鍋綴じ蓋になるまでの話。
重い話でも最終的に報われてそれぞれが幸せになる
っていうのが好きな人にはかなりおすすめです。
ARUKUさんや凪良ゆうさんのストーリーが好きな人には刺さりそうだと思いました。
内容が盛りだくさんで何回も読み直したくなるお話でした。読むのに時間もかかりました。
最初はゲイビのお話かなと興味津々で読み始めたらだんだん光の壮絶な過去のお話に。
事務所の人達、仁、光、とーま、同僚色んな人達が交差して、仁と光や仁ととーまの関係も変わっていって。
ある意味空っぽだった仁と光。
でも仁が光の過去を知り寛ちゃんの所へ連れていって寛ちゃんが幸せなのを見届けられて良かったです。
そして光は仁の一番になって。
水曜の朝、午前3時30分
感動しました。
でも一緒じゃなきゃ嫌で一緒に自首したのにこれで会えなくなる未来が来るんですよね。
寛ちゃんが幸せになってて良かった。
仁もよくやってくれました。
結ばれてからの光は嫉妬が可愛くて!お互いに本当に変わりましたね。こんな日々が来るとは。
そしてとーま。スパダリへの道を歩むのか?父のライバルになるのか?
そしてお仕事で他の人と絡んでも平気そうな二人。
これからどんなふうになってくのかな?
親子と恋人の絆が生まれましたね。こんな大団円が用意されているとは!
丸木戸先生の作品は「アケミちゃん」しか読んだことなかったですが、人の闇と影の部分、そしてそれに対しての色々思う感情を描くのがとてもお上手な作家さんだと感じました。こういうキャラクターが大好きなので良かったです!
受けの光はかつて兄から暴力を受けており、その兄を愛した男と殺してしまいました……。
重い過去を背負いながら生きている自分が、今の仕事、そして仁さんに出会い、こんなに幸せで良いのか……と葛藤してしまう。
この、人の心が揺れ動く描写が最高です。
ぜひみなさん読んでください!
舞台が舞台だけに暗い話は絶対入ってくるだろうなと思いましたがそれが二人の関係性や周りのスタッフとかの人柄なんかが描かれてからだったのでそれほど憂鬱な気分になりませんでした。
子供っぽいかもしれませんが個人的には悪者は二度と復活できないようにしてほしいタチなので光くんを食い物にしていたクズ兄貴があんなことになったのはスッキリしました。そして、悪者以外のみんながそれぞれの幸せを見つけて生きているのにほっとしました。
受けの光くんは色っぽいし、嫌な過去があっても一生懸命生きていて応援したくなるキャラなのですが攻めの仁さんが特に理由もなく愛を知らないとか、子供にたいして酷いことを言ってしまったりするのが評価を下げた原因です。光くんに関わってからはずいぶん変わったようなので最終的には許します。(←光くんのおかん目線)
ポルノグラファー、インディゴの気分、アケミちゃん。そして本作品。
とにかく、先生が書いた作品の共通した雰囲気が大、大、大好物なんです。
何かタバコの白い煙のようなものが立ち込めてるような、もやがかかったような雰囲気をストーリーとイラストのタッチが醸し出してるんですよねー。
なんでしょね、お話は全く違うのに(インディゴはポルノグラファーのスピンオフだけど)共通して、平成の物語なんだけどテイストが昭和初期のような…。
えーと、団地妻シリーズとか撮った◯活ピンク映画のBL版のようなお色気が漂ってるというか。
どのお話も隠秘でラストも明るいけど晴れ時々曇りくらいの明るさ。
とにかくこれ以上駄文を重ねても仕方ないわ。
あとは先生が描く物語は男同士でなくては成り立たないある意味正統派BL。
男同士の葛藤が大なり小なり入ってる。当たり前だけど、最近は「えーとノンケ同士だけど、そんなにツッタカターの勢いでくっついちゃってるねー」な作品も多いので。
本作もかんちゃんの事は男同士の葛藤が描かれてて刹那かった。
でも1つ疑問なのは
「水曜の朝、午前3時30分」
はこの順番の掲載でいいのかなぁ。
私的には間に挟んで読後感をもっと良くしてほしいような、でも書き下ろしの釣りシーンがあるから救われてるような…。
ただ、「ポルノグラファー」からの「インディゴの気分」への順序が神ってる!と思ったので先生が考えた順序だからコレがベストなのかな?
それとも独立した作品だから後につけたのかな?
でも、いや〜BLよんだなぁ、という気にさせてくれた一冊でした。
掲載アンソロ(.Bloom)を買っているので内容をあらかた知っていてコミックになるのを楽しみにしていた作品なんですが、いざ1冊にまとまったものを読んでみるとなんかこう・・・あれっ?となる気持ちが拭えなくて、かと言ってその理由を文章化も出来ないし、評価も定まらないしで何だろうな〜と思っていました。
ふばばさんのレビューを読ませてもらったことでようやくハラオチ。
理由がクリアになったところで改めて読み返してみると、あーたぶん私(=読者)が単に置いてきぼりになっちゃったんだなーって思いました。
大勢の作家さんが載っているアンソロで断片的に読むぶんには、この作品は1話1話ドラマティックなエピソードが盛り込まれているからページ数以上の読み応えがあるし、たくさんの作品の中でインパクトを残す意味でも良い方に作用していたのですが、それが1冊にまとまると一つのお話としてはややもりもり過ぎるというか。
そこにさらに、インパクト強烈な過去の読み切り作品がまだプラスオンでぶら下がってきて…
読んでて息切れしてしまったんだと思います。
作者の他の作品のレビューにも書いたことがあるんですけど、丸木戸さんは舞台演出家的なセンスの良さがあって空気ごと作り出すのが巧い作家様だと思うんです。
大袈裟に言うなら、登場人物がそこに2人いて会話しているだけでドラマとして成り立ってしまうような。
そんな丸木戸さんの魅力が、本作ではエピソード過多なストーリーの奥に隠れてしまっているのも少しもったいないなって思いました。
評価もだいぶん迷いましたが・・・
んーでもアンソロで読んでた時はやっぱり毎号面白かったし・・・真ん中とって「萌」にします。
漫画の難しさを読者側から改めて実感した1冊でした。
読み終わった後、なんだか一本の映画を観たような感覚になりました。初めはAVの世界の話かぁとしか思っていなかったのですが、読み進めていくうちに(いい意味で)なんだこれ!?となる展開が沢山あり、まさかの光の過去に思わずグッときました。カンちゃんが良い人すぎてなんで2人がこんな辛い思いをしなくちゃいけないんだろう、と読んでいるこっちが辛くて辛くて…。でも、光が遠くからカンちゃんの幸せそうな姿を見られた場面では本当に良かったなと、これでようやく2人が過去に縛られずに生きていくことが出来るのだなと思いました。タイトルにも是非注目です。久々に良い作品に出会えました。
ゲイビの業界のお話で割と明るいお話だと思って読んでいたら、受けの光くんの過去がとてつもなく重くてちょっと驚いたのですが、そちらのお話”水曜の朝、午前3時30分”はデビュー作として先生が描かれたもので、このお話だけ少し雰囲気が違って重苦しい内容でした。
目を閉じても光は見えるよの方だけだとそこまで重苦しくもなく、最初は仕事としてのセックスをする間柄だった仁さんと光がバディーを組んでいるもののお互い私生活は別々に暮らしていたところ、偶然同じアパートに住んでいることが分かって、ちょっとした事件をきっかけに一気にお互いの私生活での距離も縮まっていく割とほのぼのしたお話になっていて、その光が実はデビュー作に出てきたある事件を起こした光と同一人物で、今の仕事で露出が増えてきた時に嫉妬でネットにばらされたりと途中から不穏な雰囲気になったりもしますが、周りの人たちや仁のおかげもあって過去にとらわれていたことから解放されます。
仕事では何回も交わってる二人だけど、本当に心から好きになったんだなとわかってからのHが幸せに満ちていて、過去をなかったことにすることはできないけど、光くんが前を見てまた新たに進んでいくことができるきっかけを作ってくれた仁さんが素敵でした。
光くんの王子様は最初仁さんではなかったけど、この二人は出会うべくして出会ったんだなと読後感はとても良かったです。
丸木戸先生の描く男性はとても色気があって艶っぽいのですが、光くんのトロ顔がとってもHで最高です。
まず言いたいのは、この作品、「とても面白い。おすすめです」という意味で「萌x2」評価です。
1冊の長編で、ストーリーがしっかりしていて読み応えもたっぷりです。
とても面白かった。
その「評価」とは別に、私の受けた「印象」があります。
その「印象」に関しては少々辛口かも、です。
まず一読しての印象は、「既視感」だったんです。
同じ作者様の作品「ポルノグラファー」と「インディゴの気分」の関係性の事です。
「インディゴ〜」は、先に「ポルノ〜」が発表されてからの「ポルノ〜」の過去を描いた作品で、あの完成度の高かった「ポルノ〜」の価値を更に高める絶妙なストーリー運びに、この作者様すごい!と唸った方も多かったのではないかと感じます。
翻って本作。
作者インタビュー及びあとがきで、同時収録作が本編の過去編であり同時に作者様のデビュー作、とあります。だから本編を読んだ後に主人公・光の過去を読むという行為としての既視感がある。そしてその既視感故に、必要以上に「こんな作品を前に描いてたの⁈」からの「凄いわ!」という感想を抱きやすくなるような操作性を感じました。
勿論「水曜の朝、午前3時30分」は良くないと言っているのではありません。そこは絶対誤解のないように!
ただ、本作に関しては、明確に先に「水曜の〜」があって、その設定を使って本編の「目を閉じても〜」が創作されたわけで、本編の究極にドラマチックかつ最大に切ない要素、光が殺人を犯した過去がある、という部分は、読み切りの短編として描かれた「水曜の〜」のものなんです。短編作品で強いインパクト、強いオリジナリティを打ち出すには、殺人という強い設定を使うのは納得しています。
その上で私が感じるのは、単独作品としての「目を〜」の物語において、そこまで光の過去を重くしなくても描ききれたのでは、という事。
「水曜の〜」でガチに殺人場面を描いてしまっていたから「目を〜」のドラマ性がある意味過剰になったのではないだろうか、という事。
殺人者としての過去を乗り越えて…という部分だけで「凄い話だ」と自動的に感じていないか?という事。
「インディゴ〜」で大いに作者様の力量に唸った者として、過去と現在の方法論の繰り返しはいらないし、例えば殺人、例えば記憶喪失、そういったドラマチック製造装置には頼らずに描いてほしい。それが本作に抱いた私の「印象」です。
初読み作家さんです。
結構ハードな設定もあるので、そういうのが苦手な方はダメかもですが、私は好きな世界観です。
読み進めて行くとズキズキ来ました。
1冊でまとめないとなところもあるのでまだまだ読み足りない感もあるので、ぜひ続編を待ち望みたいです。
カンちゃんとの過去ももっと知りたいし、チェリーボンボンな愉快なw仲間たち、仁の過去、斗真くんなどなど気になる人物・設定満載です。
BLの枠に捉われずにまた描いて頂きたい作品・題材です!
以下ネタバレ
光くんがカンちゃんの現在の状況を遠くから眺めて知る場面の光くんの表情、涙、本当に声が聞こえてくるようで、ぐっと来ました。あのコマは本当に心に刺さります。
この作者さんの作品は初めて読んだのですが、絵がお上手で話も軸がしっかりしていて惹きこまれる展開でとても面白かったです。
ゲイビ男優という設定は割とありますが、バディという形で売り出している受け攻めの話っていうのは面白い設定だなあと思いました。
実際のゲイビでもそういう売り出し方ってあるのかな~とつい気になってしましました。
重い過去を抱えている受けですが、最終的にカンちゃんの幸せを知る事によって救われて、支えてくれる攻めも傍にいるし心から良かったと思える終わり方でした。
攻めの仁さんはどこか飄々としていてかっこいいんですが、個人的には息子の斗真の方が人間味があってかわいくて好きなので成長した斗真と光のCPもちょっと見てみたかったなという気持ちも…(笑)
子供っぽさが抜け切れていない不安定な感じが母性本能を擽られました。
ぜひスピンオフで読んでみたいです!
エロは短くてもガッツリエロいので満足でした。
ゲイビ男優同士のお話ですか、エロばっかりではなく、むしろしっかりしたストーリーのシリアスなお話でした。
貞操観念ゆるゆるのハズなのに、根は純で素直な受けが可愛い。
今に至るまでの辛い過去がまた切ないです。
攻めは包容力があって潔くてカッコいい!!
どうしてAVの世界にいるのかが謎な渋い系イケメンです。
ネーミングのセンス等にどこか昭和の風を感じるのですが、読み応えのある作品でした!
受けには辛いことがあった分、攻めに大事にされて幸せになってほしいです。
女性向けゲイAV男優のお話です。
攻めの仁は35歳で、若かりし頃にセフレだったAV女優との間にできた子どもがいます。(中学生で、なんやかんやあり母元から逃げ出し仁と住むことになります。)
仁さんの子供の話で半分終わり、そこから受けの光の過去話になります。残りページでは収まりきらないほどの壮絶な過去をお持ちの光ですが、パパッと解決してしまったように思えます。
もし、カンちゃんに妻子がいなかったら、どうなっていたのかな?と思いました。
でも、諦められた、前へ進めたのも仁さんがいたからなのかもしれませんね。
全体的には、急ぎ足な気もしましたが、楽しめました。
ラブラブな2人のその後が見て見たいです。
女性向けのゲイビ男優CP。お互いの過去を知り傷を分かち合うことで仕事以外でもバディとなっていく過程がとても情が深いお話でした。
何はともあれレーベル名の「チェリーボンボン」というネーミングがかなり気に入りました笑
丸木戸先生の過去作同様、受けの辛い過去や攻めのモラルの欠如ぶりなど重い要素が多いのですが展開の妙でおりが溜まることなくぐいぐい読み進められます。
仁さんの飄々としつつも肝心なところはがっつり斬り込んでくるタラシな感じとか35歳にして絶倫なところが最高に良かった!BL的な「攻め」というよりもゲイ的に「タチ」という感じでしっくりきました。
脇役のマリ子さんがテンション上げてくれるし終盤では名言を残してくれて、最高によい味出してました!
ゲイビ男優もののBLとしては、あからさまにエロばかりに比重が置かれているわけではなく、受けの暗い生い立ちなども挟むことによってそれなりに重厚感のある作品になっているのではないかと思いました。今までいろんな身の上話を聞かされてきましたが、受けの実の兄を殺した過去、更に本人は当時少年だったため罪を被らず、救ってくれた恋人の莞ちゃんの方が重い罪を背負うことになってしまうというのは中々に衝撃的な内容でした。新しく始まった恋である仁との関係も安心感があって良かったのですが、最後に莞ちゃんとの束の間の幸せを夢見た時間が描かれていて、そこが一番ぐっと来た気がします。莞ちゃん自身も新しい幸せを手にし、過去をずっと引きずり続けていた光もその姿を見て前を向けるようになり、きちんと負の感情が清算されていたのですっきりしました。ただ、シリアスな背景とギャグ多めで進んでいくゲイビ現場シーンに少し温度差を感じてしまったので萌評価に留めます。
しゅみじゃない...うん、私はしゅみじゃなかったです。
元々読解力もないしあまり読み込まないタイプなので、他の方のレビューのような深み(?)をあまり感じとれませんでした。
重いのになんだかあっさり終わったような。
まず光がモテすぎるのがちょっと理解出来なかったんだよなあ。。
仁さんと仁さんの息子と元バディとカンちゃんと...
すっごいモテるなあ笑
過去とか仕事柄仕方ないと思うんだけど、ビッチ...だなあって。。←(怒られそう)
うーん、なんだろう。やっぱり私は光があまり好きになれなかったんだと思います。
仁さんは普通に好きだし。
あと暁人がよくわからなかった。なんだこいつってなりました。光の過去を引き出すための役だったと思うんですけど。。
光のこと気にしてたと思うんですが、急に怒って光の過去暴露して、自分がSNSで拡散したって暴露して辞めてって。。
そうした理由もよくわからないし、何がしたかったのかもよくわからない。
うーん、キャラが多すぎてそれにページ割かれててカンちゃんの件もあっさりだなって思っちゃったのかなあ。。
光も誰が好きなのかよくわからないし、「あ、結局仁さんか、そうだよね」って感じ。
息子が光のこと好きな必要はあるのかなとも思いました。
あとバディは恋愛禁止っていうルールは?仁と光が最終的にバディに戻ったかはわかりませんが(でも多分戻った)、そこはいいんだーっていう。。
私はしゅみじゃないですが評価はすごく高いんですね。。なんか空気読めない感じになってしまってごめんなさい。
こういう意見もいるよっていう感じで、お願いします。参考にはしないで下さい笑
あ、でも書き下ろしの光が仁さんに独占欲見せてるところは可愛かったです。
デビュー作「水曜の朝、午前3時30分」でガツンと殴られたような衝撃を受け、表題作は読めば読むほど味わい深くなっていく…
どちらも同じ男のことを描いているのに、感じ方がまったく違うストーリーです。
表題作はゲイビネコ男優となった現在、デビュー作は彼の重たい過去のことが描かれています。
●「目を閉じても光は見えるよ」
AV俳優からゲイビタチ男優になった仁と、ネコ男優の光は、バディとして共演し続け、カラダの隅々まで知り尽くしているのに、光は周囲の人間と距離を置いているから、仁は光のことを何も知らない。
この光の頑なさは、デビュー作に描かれた過去に原因があります。
そして光が深刻なストーカー被害に遭って、仁もゲイビ会社のメンバーも心配してくれていることに気付いた光は心を開き、仁とはプライベートでも親しくするようになる。
仁は愛情がよくわからなくて、騙されて子供を作られた時はパイプカットをしてしまうくらいぶっ壊れてる男。
光は心を過去に置いてきたままで、今を生きてる感じがしない男。
そんな二人が素の部分を見せながら、”恋”ではなく”人と人”として距離を縮めていく。
でもうまくいきかけたところで、光の過去が暴かれ、周囲に迷惑がかからないよう光は引退することに…
そこで仁は光を取り戻すために、あえて光の過去に対峙させる。
光こと光生の辛い過去の中で、唯一の”光”だった、王子様のカンちゃん。恋しくて会いたくて仕方がないのに、会うことが許されなかった人…
カンちゃんを見つけた瞬間の光の表情が切なすぎて心臓が痛いです。
過去は過去のままで、現在にはつながらなかったけど、誰かの”1番”になってみたかった光の願いは、仁によって叶えられる。
仁と光はカラダの相性が良くて、ゲイビ撮影中の光は演技じゃなくイきまくっていて視覚的にめちゃくちゃエロいです。
でも、”1番”になった後のセックスは、カラダだけじゃなくて心まで満たされていく、眩しい”光”そのもの…
デビュー作を読んでから、このシーンを読み返すと、あの光生が”光”の中にいることがさらに嬉しくなります!
●「水曜の朝、午前3時30分」
光の本名は光生。兄からひどい虐待を受けていた。
そんな光生をどん底の中から、罪を犯してまで救ってくれたのがカンちゃん。
虐げられていた光生は子供みたいに優しさに弱くて、純粋で、今まで不幸だった分、王子様と手をつないだまま歩いていけたらいいのに、そう願わずにはいられない切ない話です。
その後の二人がどうなるのかは、表題作で知ってしまっているから余計に切ない…
重さと切なさをしばらく引きずってしまいます。
もしこのデビュー作が初読みだったら、この作家さんがこの後どんな話を描くのか期待しまくっていたと思います。
丸木戸先生の既刊コミックスはすべて読んでいるから、その期待を裏切られないことを私は知っていますが、できることならこのデビュー作で衝撃を受けたまま、その後の作品達を順番通りに追いかけたかった。
デビュー作の衝撃と、表題作の味わい深さと、感じ方はまったく違うけど、両方ともが両方を引き立て合っている一冊です。
丸木戸マキさんは「ボルノグラファー」「インディゴの気分」を読んで注目していたので、発売前から期待していました。
ゲイビでバディ同士の光と仁が惹かれあう過程を、それぞれが背負う過去や周囲の人達を通して丁寧に描かれていて、二人の気持ちや関係性の変化を自然に理解できました。
子持ちだったり訳アリの過去だったり、もっと重くなってもよさそうな要素がふんだんにあるのですが、人生って大変だよね!という前提のなかで、それでも生きなきゃでしょ!という光や仁、タフで個性的な周囲の人達びと(ゲイビの制作会社の女社長がいい味だしてるし、仁の息子がまた面白い)の優しさが作品全体を貫いていて、あたたかい気持ちになれました。
余韻が残りまくりで何から言って良いやら…。
あとがきで丸木戸さんがおっしゃっていましたがメロドラマ上等ですよ!
ゲイビ出演した相棒の重い過去が本当に重い……。
身内でクズがいると巻き込まれて可哀想過ぎますね…。
ちょっとどこか壊れていそうだけど
健気で気配りの出来る光がとても愛おしいのです!!
タチ専の仁も、常識人かと思いきや
人を愛する感覚がちょっと違っていて
まぁそういうタイプだからこそAV男優出来ていたんでしょうけど
(語弊があったらすみません。商売に貴賤はありません)
その仁が、光に情を持ち始めて
仕事の相棒の域を超えて光の心を解放させてあげたのが
めちゃくちゃじーんと来ました!!
あー泣けました…。
仁の元妻も大概な人で、息子・斗真くんが最初気の毒でしたが
これからはお父さんといい関係でいられそうで良かった。
というか恋敵ってしんどいな!ww
“何かのはずみで3Pとかありそう…”(カバー裏)…!?
よ…読みたいです……!!
不道徳……そうですか…でもばっちこいですすみません…。
プロデューサー・マリ子さんの商売魂が逞しすぎる!!!ww
でもちゃんとしっかりチームの皆に愛情を感じますし
非常に飲み仲間になりたいです…
そして、あれで腐女子じゃないなんて意外!
番外編、仁には申し訳ないけど私も切望www
隆二もセバスチャンもアリです大アリ!!!ww
でもホント、バディ制は滾るわー…。
マリ子さんわかってるわー…。
もしリアルであったら円盤買ってしまいそうです!
イベントにも参加してみたい!!
デビュー作の読み切り作品から
このように深みのある1冊にしてしまえるなんて素晴らしいなぁ…。
お話は重いですが
ところどころで丸木戸さんのギャグセンスがまた光っていますし
しかもえっちで人情ものでって盛りだくさん万歳!!!
読み応えがありました。
ゲイビ男優どうしのお話で体の隅々は知り尽くしているけど、お互いのプライベートは一切知らないといったいわゆる「体先行のお付き合い→やがて心も」のパターンの一つかなと思って読み始めたのですが、こんなに重くてこんなに深いお話になるとは予想もしていなかったです。
攻めのグレかけている息子に語りかける言葉から、受けが普通ではない過去を背負っているのだろうなと予想はしていましたが、予想を超えていました。
その受けの過去の核心部分が描かれているのが、同時収録作の「水曜の朝、午前3時30分」なのですがこれが2015年の商業誌デビュー作品だというのには驚きました。
こんな題材を選ぶなんて、しかもデビュー作に…丸木戸さんってすごいなぁって思いました。
「アケミちゃん」も女を犯して逮捕された攻めという非常に共感しづらいキャラをあえて描くところがすごいなと思ってましたけど、デビュー作でこれならその後の作品の完成度なども充分納得です。
今回の収録に際し手直ししたとありましたが描きたかったことは変わっていないのでしょうから、丸木戸さんってただのお花畑ハッピー♪な漫画を描きたいわけじゃないんだなとつくづく思い知りました。まぁそれはインディゴの気分とかアケミちゃんとかで重々判っていたはずなのですが、このデビュー作で改めて思い知らされたのと同時にガンと頭を殴られたような衝撃を受けました。
ゲイビ監督が語る「叩けば埃が出るような人間、この業界は特にいっぱいいるけど、塵とか埃だって光をあてたら案外キラキラしてきれいじゃない?」というセリフがこの作品の全てを表していると思います。
ハッピーエンドではありますが、受けが犯した罪や闇を知っているからこそ光が尊く感じられるといった描き方が好きです。
「世界で一番大好きだった人」が笑っている姿を見て、ここで生きてる…といって受けが泣くシーン、私も一緒に泣いてしまいました。あとは、「ねー、かんちゃん」と一人で呼びかけて涙溢れさせるシーンも泣いてしまった。
受けが誰と着地するのか途中わからなくなりかけたのですが、誰とくっついてもいいなぁと思ったところも私は好きでした。攻めもいいし、攻めの息子も年齢差はあるけど将来的になんか良さそうだし、そして過去の恋人でもいいなぁと思いました。過去の恋人の幸せを見届ける手助けをしてくれた攻めに寄り添い、タイトルの意味につながるラストが本当に良かったです。
深くて重いと書きましたが暗くて息がつまるような重さが始終漂っている訳ではありませんのでご安心を。なかなか商魂たくましいゲイビ監督なども登場するし、力の抜けたシーンもあって絶妙な塩梅だと思います。