エブリデイ・マジック 1 ―あまいみず―

everyday magic

エブリデイ・マジック 1 ―あまいみず―
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×27
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
61
評価数
16
平均
3.9 / 5
神率
25%
作画
鰍ヨウ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

原作
崎谷はるひ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
シリーズ
エブリデイ・マジック -あまいみず-
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784344841048

あらすじ

最悪なまま終わりそうだった19歳の誕生日。傷心の三矢は不思議な雰囲気の年上の人・上狛に「つきあおうか」と告げられ―! ?

表題作エブリデイ・マジック 1 ―あまいみず―

上狛零士,アンティーク店併設カフェの店員
赤野井三矢,19歳,演劇サークル所属の大学二年生

その他の収録作品

  • 小説が漫画になるまで
  • あとがき

レビュー投稿数2

爽やか描写にモダモダがイイです。

崎谷はるひ先生原作の小説がコミックス化された作品です。
原作は未読のままコミックスに手をつけましたが、
やはり小説原作の作品は設定が細かくて、演劇サークル関係のお話やアンティークネタの濃さに、
練り込まれたキャラ、ストーリーの背景描写がしっかりしているなぁと再認識でした。

演劇サークル所属の大学生三矢の19歳BD、同サークルメンバーに悪質なからかいを受け逃げ出した先
アンティーク店併設カフェ店員の上狛と出会い、付き合うことに…。

一か月もかけて三矢にゲイドッキリをしかけ、賭けをしていた久保とその連れ達が
大学生なのに本当にしょうもない…アドリブで知ってて乗ったとやり込めて逃げた三矢ですが、
この一か月の久保との関係で、自分はゲイだと認識してしまった辛さ。

泣いていた三矢を気に掛けてくれた上狛、
独特の雰囲気で掴みどころのない上狛のキャラのせいか、三矢は詳細を話すことができ、
上狛の適格なアドバイスでサークルでのトラブルを回避し助けられる。

ゲイであることに気付いた怖さと不安、人間不信でもう恋愛ができないかもしれないと泣く三矢に
事情を知っている自分なら大丈夫、お試し交際しようと上狛から提案されOKする。

からかわれているかも…と思いながらも上狛とのやり取りは続き、
優しさがうれしい気持ちはありながら、また何か嫌なことがあったら立ち直れない…
不安や臆病な気持ちが混じり合う、三矢の心情が丁寧に描写されていて、なんだかせつなさが強いかも。

それでも、上狛のペースに乗せられたデートでは、
上狛の魅力に惹かれてドキドキする自分に気付く三矢が…
年の差が返って強みになって癒しているような、二人ともタイプの違う天然キャラがお似合いです。

上狛がみせる色んな顔、まだ見せていない面が気になるほど、人物描写が魅力的。
知的なイケメンハーフにメガネ、掴みどころのない天然キャラ、
見た目とは違いけっこう揉まれている子ども時代、そして…Hな雰囲気になるとSっ気をみせる!
三矢にキスする場面、流れがいいですよね…名前はイヌ(狛)なのにヒョウのように迫る。
三矢の手フェチシーン好きです。

そのまま流されそうになる三矢ですが、止めて泣いてしまう。
自分がほんとうに好きなのか、自分のことを本当に好きなのか解らない相手…
気持ちを置いたまま進んではいけないと、冷静に分析している19歳に、包容力の上狛が大人でステキ。

一か月半の付き合いで、上狛は三矢にとって大きな存在になっていることは確かですが…
丁寧に少しずつ相手の気持ちを確認しながら関係を深め、更に悩む…三矢にはモダモダ感がいいです。

それにしても、演劇サークルメンバーのキャラが濃い!
久保はクビになっていませんが、いた事も忘れるくらいの濃さでした><

1

しゅわしゅわ

小説のコミカライズで
大学生の三矢とアンティークショップとカフェの店員・上狛のお話。

哀しい出来事があり、なんとなく家にまだ帰りたくなくて雨に濡れながらも地元をぶらぶらしていた三矢。
そんな時に上狛の働くカフェを見つけ、暖まるために入ったことでふたりは出会います。
これは偶然なのか?必然なのか?
導かれたような出会いは最高にドラマチック!

辛い場面を乗り切るため三矢がとっさにした即興芝居は見事だったし
素直でピュアなところは可愛らしく、地味ではあるけれど人をひき付ける魅力があるんです。
その名前からサイダーと呼ばれるのがツボでした(笑)

上狛はミステリアスな雰囲気で何を考えているかわからないことも多いけど
三矢のことをしっかり見ているし
恋愛に臆病になってしまいそうな三矢をそこに置き去りにしない優しさにキュン。
独特な表現や脈絡のない発言も後からじわじわクるような中毒性を感じました。

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