ことのはころり

kotonoha korori

ことのはころり
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×225
  • 萌11
  • 中立9
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
11
得点
207
評価数
59
平均
3.7 / 5
神率
22%
著者
暮田マキネ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
価格
¥675(税抜)  
ISBN
9784866531120

あらすじ

大学進学を機に地方から上京した周は、自身の方言にコンプレックスを抱くようになっていた。そんなある日、方言丸出しで話しているところを初対面の森谷に聞かれてしまう。なぜか森谷に「可愛い」と迫られ、咄嗟に逃げてしまった周だけど…。変化は突然訪れて……



変化を望み、変化に苦しみ、変化はやがて、恋になる

描き下ろしもあり♥

表題作ことのはころり

森谷志信・大学1年生
永澤周・夜学部の大学1年生

その他の収録作品

  • ダイアローグ(描き下ろし)

レビュー投稿数11

毎日読みたくなるやみつき作品

なーんも考えず、作家さん買いした作品でしたが、どハマりしてしまいました。方言男子にこんなに萌えるなんて…
志信くんがヒョロっとして草食っぽいのに、肉食系なところもギャップがあって面白いです。そしてとにかくオシャレ!服装がいつもステキなんです。
個人的には虎徹と部長のキャラも大好きです。マキネ先生、いろんな方言調べられて大変だっただろうなぁ。
志信くんと周くんが、これからもいろいろあっても一緒にいてくれたら嬉しいです。

3

方言、めっちゃ可愛いです

作家買い。暮田さんの新刊という事で発売を楽しみに待っていました。

それではレビューを。すみません、ネタバレ含んでいます。






受けさんは、大学進学とともに上京した周。
家庭の事情で、大学は夜間部に通い、昼間はバイトに精を出す好青年。
なのですが。
彼は地元が山梨県で、甲州弁を話す。その方言を上京後の友人や知り合いに笑われたことで人前で話すことが苦手に。そのため彼女との関係やバイト先でもコミュニケーションがうまく取れず、やや孤立気味な青年。

一方の攻めさんは、生粋のゲイの志信。
周と同じ大学に通う大学生で、明るく友達も多い青年ではあるものの、フラれたばかりで精神的に弱っているカワイコちゃん(男)を見ると慰め、つけ込むような形で恋人になっちゃうという、ややクズが入っている男の子。

ある日、彼女との別れ話がこじれ方言丸出しで話している周を見かけた志信は、彼のコンプレックスも知らず「(方言が)可愛いね」と言ってしまったことからほっぺを叩かれてしまい…。

というお話。

友達が少なく、話すことに恐怖を感じている周に、そんなことは気にもせず自分のペースでどんどん周を取り込んでいく志信の恋のゆくえは。

周がめっちゃ可愛いです。
素直で家族思い。
そんな周にどんどん惹かれていく志信の気持ちがよく分かる。

でも、周が志信に恋愛感情を抱くようになる過程がやや甘かった気も。

志信はもともとゲイなので、そしてバイト先で働く周を「可愛い」と思っていたので、周に恋する気持ちは理解できる。でも、志信の良くないうわさ話を聞き、それに傷ついた周が、それなのにそのまますとんと志信を受け入れる気持ちがちょっとわからなかった。

ただ暮田作品にはよくある、彼らを取り巻く「仲間たち」が非常にいい味を出していて、頑なだった周の気持ちがほどけていく過程には気持ちがほっこりします。

あと、この作品の大きなキモである「方言」。
可愛いですねえ、方言。
周が話す甲州弁が、彼にぴったりでした。

あと、志信の友人である虎徹くんという青年は関西弁を話しますが、それも良い!

方言BLって、もっと増えても良いと思うんだけどな。

志信が方言を気にする周のために、彼が所属するサークル「民俗研究会」に誘うのもストーリーによく合っていてよかった。志信と、サークル仲間に、自分のネガティブな性格と方言を、そのまま受け入れてもらったことで明るい性格に戻っていく過程には安心しました。

暮田さんの描く、可愛らしい絵柄は昔から好きでしたが、最近、キレイ度が上がっている気がします。
可愛らしい二人に、萌え度が確実に上がりました。

4

甲州弁っていいですね

甲州弁いいですねぇ。関西弁と違って私の周りではマイナーだからほとんどの言葉がわからなかったけど、普段は標準語を喋っているのに電話で家族と喋っているときに出る方言が可愛いです。もともとゲイの志信がそこは知らずによく行くお店のお気に入りとして周を見ていたのは意外でした。でも、設定としてはバカにされるのが嫌でバイト先でも仲間と話していなかったと言うことなので納得。もともと気になっていたあの子がついうっかり方言で文句いってきたらズキューン♥となるのは仕方ないですね。

周の方は寂しかった時に優しくされて絆されて、恋愛対象まで変えちゃうなんて、本当にいいの?と心配になりますがゲイだと言うだけで距離をとったり、陰口を叩くようなノンケより、ゲイだと知っていても友達がたくさんいる志信の方がたぶん人間的にも素晴らしいし、そんな志信だから友達も離れないしというところがひかれた理由なのかなと思いました。

2

ちょっと勉強にもなる方言BL

わー、積読してたの反省……!
こりゃ可愛かった!!

自分の方言が原因でコミュニケーションが苦手になってしまった大学生のお話です。
私も東京に出てきた時に思いっきりぶち当たった壁だし、それから20年近く経っても未だに解消できていないので、主人公が抱えるジレンマは分かりみ深かったです。
作中で主人公が入るサークルが「民族研究会」っていう、歴史言語学好きの部長が率いる言葉と民俗学の研究会でね、なんていうか、方言かわいい萌え〜♡だけで終わらない、ちょっと勉強にもなる方言BLなんですよこれ。
こんなお話を描けるくらいだから暮田さんも好きそうよね?
このサークルの雑談会みたいなのを暮田さんに開いてほしいくらいだわ。方言好きの読者が集まってさ〜、みんなで方言について話すの楽しそうじゃない?マニアックかね?
でもめっちゃ楽しく語り明かせそう!

甲州弁を話す主人公(周)が本当に可愛いので、方言萌え属性の皆様に向けて「これいいよ!」と言い切っておきます!

【電子】シーモア版:修正○、カバー下なし、裏表紙なし、電子限定特典(2p)付き

2

物足りないけど…、好き

今回、改めて分かったことがあります。
暮田先生の作画が好きすぎる。
くちびるのぷるぷる具合が伝わってくる描写も、眉間からまっすぐ伸びた鼻が美しい横顔も、見ているだけでサラサラ感が分かる髪も、全部好きだ!
その思いに引っ張られて、つい「神」ボタンを押したくなってしまう。
作画が神。好き。

作画愛は横に置いておいて、本編について。

大学入学で上京した直後、甲州弁を揶揄われたり、直した方がいいと言われたりした経験から、ひとと話すのを避けるようになってしまった周(あまね)。
昼はバイト、夜は大学の夜間部に通う生活のせいで、地元にいる彼女にフラれてしまったところ偶然居合わせた森谷は、失恋したての子が好みというゲイで…。

一癖も二癖もある登場人物設定です。
森谷が着ているロングカーデが襦袢か丹前(別名どてら)に見える不思議。

もともと目の保養要員だった周が、自分好みの状態で降臨したからには、血が騒ぐのが男のサガ。
そんなわけでグイグイ行って、振り払おうとした周の手が頬に当たって…というきっっかけで距離が縮まる2人です。

慰謝料代わりに加入させられたサークルが「方言研究」。
周の方言コンプレックスを和らげて、さらに心を懐柔するには良い手段ながら、やや描写が足りないのが気になります。
甘やかして甘やかされたい森谷の恋愛志向は紹介されているものの、周の方は分かりません。
森谷のさりげない気遣いに方言コンプレックスを打ち明けられて、心を許したのは分かる。
自分が馴染めなかったバイト仲間に森谷のことを馬鹿にされてキレるのも分かる。
そこから「恋愛」に突入する部分だけが分からない。
言ってみれば、一番肝心なところが分からないんです。

言葉というのは最も重要なコミュニケーションツール。
そこを否定されて、地元にいた頃とは全くの別人のように萎縮してしまっていた周の寂しさに森谷が寄り添ってくれたのが嬉しかったのは分かります。
でもノンケだし、ノンケなんですよ。
ノンケが男同士に足を踏み入れる逡巡がない。
ないんだけど、そこに踏み込むシーンが上手くて流されてしまう。
だって「名字で呼んだらキスする」っていう約束だったところ、言い合いになった結果、「森谷さん」ってわざと言うんですよ。まじか。そんな手を使っちゃうのか。

そこのシーンが「う、巧い!!」ってなっちゃうから、つい流されてしまうけど、読み終わって思うのです。
周はどうして踏み出したんだろう、と。
この子の思いっきりの良さはその後の行動からしても伝わってくるし、あまあまな2にんも良いんだけど、うーむ…。
母親の入院によるすれ違いよりも、そこをきっちり描いてほしかったかなあ。
サークルの面々もキャラが立っていて楽しかったので、そこだけが惜しい。

電子版のおまけが良かったです。
「失恋して弱っている子が好き」という森谷のタイプ。
立ち直って森谷とラブラブになった周はもうタイプじゃないのでは?という友人の質問に対する森谷の答えが…、イイ!!

というわけで作画が神、本編は萌、おまけが神ということで、総合評価「萌2」です。
暮田先生の作画が悶えるほど好き!という条件にはまらない方だと、本編の評価くらいになってしまうかな、と思われます。

2

ほわんとしたワンコっぷりが癒される〜。

一冊まるまる同じカプです。

傷ついて弱ってる子を見るとついつい可愛がりたくなっちゃうゲイの志信。
以前からお気に入りだった店員の周が、彼女に振られて落ち込んでいるところに遭遇して…。

周は甲州弁を話す方言男子なんだけど、東京に出てきて以来、方言をバカにされることが多くて殻に閉じこもることも多くなり、彼女にも振られ…という弱り切ったところに志信と出会うんです。

この攻めの志信の雰囲気が私はとても好き。
なんともゆる〜いほわんとしたわんこ感がとっても良くて、心が弱ってるときにこういう人がすっと近くにいてくれたら、肩にこてっと頭を乗せたくなっちゃう気持ち、わかるなぁって。居心地良さそう。
だからゲイとノンケという組み合わせにも関わらず、するするっとくっついちゃっても不自然さは感じなかった。

下の名前を言わないと罰としてキスを課せられている周が、キスして欲しいという言葉の代わりに、わざと「森谷さん」と苗字で呼ぶところ、とっても良かったぁ。
そして方言コンプレックス持ちだった周の「お馬鹿っちょ」発言がとてもかわいかったし、志信の前では方言丸出しで話すようになった様子がほんとかわいいくて、こりゃ志信手放せないだろうなぁって思いました。
最初は弱ってる子の隙につけこんで狙っちまおう的に近づいた志信だったけど、弱ってる周だから好きではなく周本人が好きに変わって、最後は周のことしか目に入っていない感じにまでなるところがすっごくいい。

お互いの側が一番居心地の良さそうなほわんとしたカプが誕生したので、読んでて癒されました。
そして志信の友達・虎徹もちょいずれがちな志信を軌道修正しながらも生暖かく見守ってくれるキャラで好き。

ただし、ゲイ蔑視発言をした周のバイト先の一同にはちょっとした不幸が訪れますように⭐︎なんて。

1

甲州弁な受けが最高に可愛い!

甲州弁がかわいい。かわいい。かわいい!!!
受けの子の甲州弁が可愛くて可愛くて終始きゅんきゅんしながら最後まで読みました。
甲州弁…本当に可愛いのに…周りから、からかわれた過去より、恥ずかしいと気にしている主人公…でもついとっさに出てしまう…方言。そこがまた良いです。

終盤、『お馬鹿っちょ』のところなんて、本当にずっきゅんな可愛さでした。
攻めの子もいい子ですし、1冊まるごとこちらのカプで楽しめて本当に嬉しい。
攻めの子が受けの子を好きになっちゃうのも、受けの子が攻めの子をすきになっちゃうのも…こりゃあ好きになっちゃうわ!とわかります。
安心して楽しんで読めました。
絵がきれいで、赤くなった顔、泣き顔が良かったです。

1

2人の会話を聞きたい

二人が本当に可愛くてきゅんきゅんします
マキネ先生のいつもの闇暗作品とは違った風のお話です
方言を気にして人とのかかわりをもたない、周が志信に対して最初警戒するのも可愛い

志信が、弱ってる子に惹かれるっていうのが潔いなと思い、柳のような風体なのに肉食系ってのも良かった

志信のグイグイいく感じも好き
周は本当にいい子で、言葉数は多くないけど表情がすごく豊かでさすがマキネ先生!
ところどころでてくる、方言もほんとに素敵
とにかく可愛いお話でした

1

語尾の「ずら」に萌えが広がりました

はあ。。方言って本当にいいですねえ・・
「ふっ」と笑いながら好きな子に「…お馬鹿っちょ」なんて言われたら、理性がどこかに吹き飛びそうです。。(終盤のこのシーンが大好き☺︎)

方言BLを漁っていた時に見つけて読んだ、自分にとって初!の、暮田先生の作品でした。

ゲイ×ノンケ山梨方言男子の大学生同士のお話。
以下、ざっくりしたあらすじ展開です↓↓

受けの周は地方から上京してきた夜間部に通う大学生なのですが、自分の方言にコンプレックスを持っています。
ある日、彼女と方言丸出しで電話で別れ話をしているところ(そして泣き顔で飛び出したところ)を攻めの志信に偶然見られてしまいます。
もともと周のことをいいな♪と思っていた攻めに”方言が可愛い”と言われ、カッとなった周は、思わず志信の手を払い、それが顔に当たって叩いた形になってしまうのですね。そのまま咄嗟に逃げてしまった周ですが、後日、周のバイト先である大学内のソブウェイ(笑)に志信が現れます。

その後二人で話し合い、志信は周が気にしている方言のことを、無邪気にかわいい、と言ってしまったことを謝罪してくれるのですが。

その際に、叩いてしまったことを謝罪した周の顔にきゅんときた志信は、「やっぱり慰謝料が欲しい」と言い、方言の比較研究などを行っている「民俗研究室」に誘います。

そこから少しずつ、二人の距離が近づいていきー

というお話。

この民俗研究室のメンバーの方言についての会話が、専門的というかちょっとマニアックかもしれないんですが、個人的にとっても面白かったです!
「明後日の次の日」は、何の疑問もなく”明々後日(しあさって)”だと思っていたんですが、違う言い方の地域もあるんですね〜〜

BL的な部分としては、他の方もおっしゃっていたとおり、周が志信に恋愛感情を持つようになっていくプロセスの描写がもう少しあると、より萌えが広がったかなあ、と。彼女と別れたばかりのノンケですからね、周くん。優しくされて居心地の良さを感じたとしても、”友達”を超える思いを持つようになる理由が欲しかったかなー、なんて。

…まあそんなことを言いつつも、初えっちで志信にお尻を慣らされている時の、「…あと少しずら?」と真っ赤なお顔で頑張ろうとする周くんに、志信と一緒に「ほあぁあああ」となりました(笑)

0

方言っていいな

大学進学を機に地方から上京した周は、自身の方言にコンプレックスを抱くようになっていました。
そんなある日、方言丸出しで話しているところを初対面の森谷に聞かれてしまいます。
なぜか森谷に「可愛い」と迫られることになり…

先生買いでレビューしていなかったのですが何度も読み返している作品です。
この作品、読み返せば読み返すほどに味わいが深まっていくー!
周がとにかく可愛いんですよね〜
森谷が可愛い可愛いになってしまうのも納得。
森谷はゲイなのですが、周はノーマルで森谷が初の男性になります。
その辺の気遣いをしつつ、でもエッチなこともしたい、のシーンがたまらなく良いです。
めちゃくちゃエッチ…森谷も最終的には可愛い。

周がどの辺りから森谷に惹かれたのかとか、こちらで汲み取る面もありますが、私は大好きな作品です。
方言BLって可愛くていいなー!

0

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