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kotonoha korori
地方から東京の大学へ進学した周は、方言にコンプレックスがあり人との関わりを避けていた。周りに馴染めず恋人にも去られ、そんな彼の泣き顔に惚れ込んだのは同じ大学の変わり者志信。距離感のバグってる志信にグイグイ迫られて…。
すっかり自分の殻に籠もり自ら壁を作って拒んでいた周、飄々としているけれど人の噂に惑わされないマイペースな志信。勝手な憶測で噂したり人を傷つけるのが平気な人たちは、とても怖いし醜悪だ。強く正しく生きるって難しい。
人恋しくて弱音を吐きたい時に抱きしめ合える2人で良かった。周の山梨弁がまた最高に可愛い!
暮田先生の作品は読んでいて胸がしめつけられたり、読み終えた後に重たい気持ちになったり、じっとり重たい味わいが癖になると思っています。
繰り返し読んでは同じところで、苦しく思ったり、新たな萌えがあったりします。
新作が出ると作家買いして、旧作も再読するのがいつもの楽しみかたです。
今作の舞台は大学。
地方出身で方言、なまりを笑われたことから傷つき、コンプレックスを持ち、口数少なくなってしまった、真面目で不器用な周。
弱っている子を愛しく思い恋人になってはフラれることを繰り返し、そのせいで留年までした志信。
志信は傷つき弱っている周にぐいぐい、ぐいぐい、空気を読まずに寄っていきます。
かなり配慮が足りないような言動に、ハラハラしたり、ちょっとイラついたりしました。
志信が周を友達の輪に巻き込んでいったことによって、コンプレックスが刺激されたり、停滞したりしつつ、少しづつ心を開き、防御をといていくような様子を見せます。
志信と周の2人だけだったら、おそらく成就することはなかった恋だと思います。
民族研究会の仲間たちとの交流によって、周は警戒を緩め、素直に物事を見て、受け止められるようになっていきます。
たくさんの困難を乗り越えた上での両想いなので、彼らはこの先、何十年も長く長く付き合っていくのだろう、と思わされるハッピーエンドでした。
大学進学を機に地方から上京した周は、自身の方言にコンプレックスを抱くようになっていました。
そんなある日、方言丸出しで話しているところを初対面の森谷に聞かれてしまいます。
なぜか森谷に「可愛い」と迫られることになり…
先生買いでレビューしていなかったのですが何度も読み返している作品です。
この作品、読み返せば読み返すほどに味わいが深まっていくー!
周がとにかく可愛いんですよね〜
森谷が可愛い可愛いになってしまうのも納得。
森谷はゲイなのですが、周はノーマルで森谷が初の男性になります。
その辺の気遣いをしつつ、でもエッチなこともしたい、のシーンがたまらなく良いです。
めちゃくちゃエッチ…森谷も最終的には可愛い。
周がどの辺りから森谷に惹かれたのかとか、こちらで汲み取る面もありますが、私は大好きな作品です。
方言BLって可愛くていいなー!
方言男子っす‼︎
内容は、本当にあらすじ通り
読んでもらうため謎めいて書いてるとかもなく
本当その軸はぶれていません!
ただ、森谷さんがね、癖強めです!
わんこ系なんだが…抱く時の雄ぽさもなく
終始、尻尾振り甘え型わんこ系男子だった!
なので、わんこの中に
豹変して野生的な雄ぽさを感じたい派の人は
ちょっと違うかなと思います‼︎笑
暮田マキネ先生の作品は文章で魅せる。
キャラクターが言葉で多くを語らないけど
表情で文章で訴えてくる!
だからなんか独特な雰囲気が出るんですよね〜
ドラマ観てるみたい
そうはいうけど、ちゃんとここぞ!の
言わなきゃ分かんないだろ!って思うところは
好きだ!好きだ!と言葉で伝えるから
言葉足らずでモヤモヤさせない
上手いバランスだと思います‼︎‼︎
(本当、個人の意見です。すみません。)
今回の作品は
からかわれたことがきっかけで
ツンツン男子になったわけだけどさ
普通に可愛い顔してるし
優しいし、世間知らずそうだし
萌ポイントしかなかったです。
そして、方言遣い‼︎これは…優勝か!
と思われましたが
ちょい捻くれだしてきて
“あーそういう感じか”ってなった…
が、しかーーし‼︎
心を開き微笑み志信を受け入れた時の
可愛さが半端なくて…優勝でした。
志信は好みではない。笑
甘えすぎ!でも、周とはいい相性なんだよな
周がいいならいいよ!ってなった。笑
最後の方とか夫婦感半端なくて
自然にやっちゃう周素直でかわいっ♪
はあ。。方言って本当にいいですねえ・・
「ふっ」と笑いながら好きな子に「…お馬鹿っちょ」なんて言われたら、理性がどこかに吹き飛びそうです。。(終盤のこのシーンが大好き☺︎)
方言BLを漁っていた時に見つけて読んだ、自分にとって初!の、暮田先生の作品でした。
ゲイ×ノンケ山梨方言男子の大学生同士のお話。
以下、ざっくりしたあらすじ展開です↓↓
受けの周は地方から上京してきた夜間部に通う大学生なのですが、自分の方言にコンプレックスを持っています。
ある日、彼女と方言丸出しで電話で別れ話をしているところ(そして泣き顔で飛び出したところ)を攻めの志信に偶然見られてしまいます。
もともと周のことをいいな♪と思っていた攻めに”方言が可愛い”と言われ、カッとなった周は、思わず志信の手を払い、それが顔に当たって叩いた形になってしまうのですね。そのまま咄嗟に逃げてしまった周ですが、後日、周のバイト先である大学内のソブウェイ(笑)に志信が現れます。
その後二人で話し合い、志信は周が気にしている方言のことを、無邪気にかわいい、と言ってしまったことを謝罪してくれるのですが。
その際に、叩いてしまったことを謝罪した周の顔にきゅんときた志信は、「やっぱり慰謝料が欲しい」と言い、方言の比較研究などを行っている「民俗研究室」に誘います。
そこから少しずつ、二人の距離が近づいていきー
というお話。
この民俗研究室のメンバーの方言についての会話が、専門的というかちょっとマニアックかもしれないんですが、個人的にとっても面白かったです!
「明後日の次の日」は、何の疑問もなく”明々後日(しあさって)”だと思っていたんですが、違う言い方の地域もあるんですね〜〜
BL的な部分としては、他の方もおっしゃっていたとおり、周が志信に恋愛感情を持つようになっていくプロセスの描写がもう少しあると、より萌えが広がったかなあ、と。彼女と別れたばかりのノンケですからね、周くん。優しくされて居心地の良さを感じたとしても、”友達”を超える思いを持つようになる理由が欲しかったかなー、なんて。
…まあそんなことを言いつつも、初えっちで志信にお尻を慣らされている時の、「…あと少しずら?」と真っ赤なお顔で頑張ろうとする周くんに、志信と一緒に「ほあぁあああ」となりました(笑)
今回、改めて分かったことがあります。
暮田先生の作画が好きすぎる。
くちびるのぷるぷる具合が伝わってくる描写も、眉間からまっすぐ伸びた鼻が美しい横顔も、見ているだけでサラサラ感が分かる髪も、全部好きだ!
その思いに引っ張られて、つい「神」ボタンを押したくなってしまう。
作画が神。好き。
作画愛は横に置いておいて、本編について。
大学入学で上京した直後、甲州弁を揶揄われたり、直した方がいいと言われたりした経験から、ひとと話すのを避けるようになってしまった周(あまね)。
昼はバイト、夜は大学の夜間部に通う生活のせいで、地元にいる彼女にフラれてしまったところ偶然居合わせた森谷は、失恋したての子が好みというゲイで…。
一癖も二癖もある登場人物設定です。
森谷が着ているロングカーデが襦袢か丹前(別名どてら)に見える不思議。
もともと目の保養要員だった周が、自分好みの状態で降臨したからには、血が騒ぐのが男のサガ。
そんなわけでグイグイ行って、振り払おうとした周の手が頬に当たって…というきっっかけで距離が縮まる2人です。
慰謝料代わりに加入させられたサークルが「方言研究」。
周の方言コンプレックスを和らげて、さらに心を懐柔するには良い手段ながら、やや描写が足りないのが気になります。
甘やかして甘やかされたい森谷の恋愛志向は紹介されているものの、周の方は分かりません。
森谷のさりげない気遣いに方言コンプレックスを打ち明けられて、心を許したのは分かる。
自分が馴染めなかったバイト仲間に森谷のことを馬鹿にされてキレるのも分かる。
そこから「恋愛」に突入する部分だけが分からない。
言ってみれば、一番肝心なところが分からないんです。
言葉というのは最も重要なコミュニケーションツール。
そこを否定されて、地元にいた頃とは全くの別人のように萎縮してしまっていた周の寂しさに森谷が寄り添ってくれたのが嬉しかったのは分かります。
でもノンケだし、ノンケなんですよ。
ノンケが男同士に足を踏み入れる逡巡がない。
ないんだけど、そこに踏み込むシーンが上手くて流されてしまう。
だって「名字で呼んだらキスする」っていう約束だったところ、言い合いになった結果、「森谷さん」ってわざと言うんですよ。まじか。そんな手を使っちゃうのか。
そこのシーンが「う、巧い!!」ってなっちゃうから、つい流されてしまうけど、読み終わって思うのです。
周はどうして踏み出したんだろう、と。
この子の思いっきりの良さはその後の行動からしても伝わってくるし、あまあまな2にんも良いんだけど、うーむ…。
母親の入院によるすれ違いよりも、そこをきっちり描いてほしかったかなあ。
サークルの面々もキャラが立っていて楽しかったので、そこだけが惜しい。
電子版のおまけが良かったです。
「失恋して弱っている子が好き」という森谷のタイプ。
立ち直って森谷とラブラブになった周はもうタイプじゃないのでは?という友人の質問に対する森谷の答えが…、イイ!!
というわけで作画が神、本編は萌、おまけが神ということで、総合評価「萌2」です。
暮田先生の作画が悶えるほど好き!という条件にはまらない方だと、本編の評価くらいになってしまうかな、と思われます。
二人が本当に可愛くてきゅんきゅんします
マキネ先生のいつもの闇暗作品とは違った風のお話です
方言を気にして人とのかかわりをもたない、周が志信に対して最初警戒するのも可愛い
志信が、弱ってる子に惹かれるっていうのが潔いなと思い、柳のような風体なのに肉食系ってのも良かった
志信のグイグイいく感じも好き
周は本当にいい子で、言葉数は多くないけど表情がすごく豊かでさすがマキネ先生!
ところどころでてくる、方言もほんとに素敵
とにかく可愛いお話でした
なーんも考えず、作家さん買いした作品でしたが、どハマりしてしまいました。方言男子にこんなに萌えるなんて…
志信くんがヒョロっとして草食っぽいのに、肉食系なところもギャップがあって面白いです。そしてとにかくオシャレ!服装がいつもステキなんです。
個人的には虎徹と部長のキャラも大好きです。マキネ先生、いろんな方言調べられて大変だっただろうなぁ。
志信くんと周くんが、これからもいろいろあっても一緒にいてくれたら嬉しいです。
わー、積読してたの反省……!
こりゃ可愛かった!!
自分の方言が原因でコミュニケーションが苦手になってしまった大学生のお話です。
私も東京に出てきた時に思いっきりぶち当たった壁だし、それから20年近く経っても未だに解消できていないので、主人公が抱えるジレンマは分かりみ深かったです。
作中で主人公が入るサークルが「民族研究会」っていう、歴史言語学好きの部長が率いる言葉と民俗学の研究会でね、なんていうか、方言かわいい萌え〜♡だけで終わらない、ちょっと勉強にもなる方言BLなんですよこれ。
こんなお話を描けるくらいだから暮田さんも好きそうよね?
このサークルの雑談会みたいなのを暮田さんに開いてほしいくらいだわ。方言好きの読者が集まってさ〜、みんなで方言について話すの楽しそうじゃない?マニアックかね?
でもめっちゃ楽しく語り明かせそう!
甲州弁を話す主人公(周)が本当に可愛いので、方言萌え属性の皆様に向けて「これいいよ!」と言い切っておきます!
【電子】シーモア版:修正○、カバー下なし、裏表紙なし、電子限定特典(2p)付き
甲州弁がかわいい。かわいい。かわいい!!!
受けの子の甲州弁が可愛くて可愛くて終始きゅんきゅんしながら最後まで読みました。
甲州弁…本当に可愛いのに…周りから、からかわれた過去より、恥ずかしいと気にしている主人公…でもついとっさに出てしまう…方言。そこがまた良いです。
終盤、『お馬鹿っちょ』のところなんて、本当にずっきゅんな可愛さでした。
攻めの子もいい子ですし、1冊まるごとこちらのカプで楽しめて本当に嬉しい。
攻めの子が受けの子を好きになっちゃうのも、受けの子が攻めの子をすきになっちゃうのも…こりゃあ好きになっちゃうわ!とわかります。
安心して楽しんで読めました。
絵がきれいで、赤くなった顔、泣き顔が良かったです。