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no color baby
雑誌『Dear+』で何話か読んでいて、コミックス化されたら買おうと思っていた作品。
他の方も書いていらっしゃいますし、ちるちるさんでも某トピで若干話題にはなっていますねえ。私も『Dear+』を読んだ時のレビューでも書いちゃったのですが、この方の絵柄が緒川千世さんとそっくりなんですよね。『Dear+』を読み始めたとき、緒川さんが別名義で描かれたのかと思ったほど。でも、読んでいくと緒川さんの絵柄とはやっぱりちょっと違う。
「ディアプラス初の大型新人」と銘打たれていますが、新人さんとは思えない画力とストーリー展開で、そういうことを考えるとやっぱり緒川さんの双子さん…?と推測しちゃうのですが、公表されていないので推測の域をこえませんし、何かきっと作家さんサイドの意図があるんだろうな、と思うので単純に作品を楽しんでみました。
個人的に、この作品、超ツボに入りました。
浮気性で下衆な男と、浮気されても付き合い続けている眞白。
そんな眞白のもとに訪れたのは弟。その弟にまで手を出した恋人にあきれ果て、いつもは選ばないような男とホテルにしけこむけれど…。
序盤、弟をゲスい恋人のもとに置いたまま家を出て行ってしまう眞白にちょっと引いたのだけれど、それにはきちんと理由がある。
恋人に何をされても許してしまう眞白の哀しい過去が、弟の登場とともに少しづつ見えてくる。ビッチ受けに見えた眞白の優しい本来の姿とか、「自分」だけを愛してほしいと願う彼の孤独とか、とにかくめっちゃ萌えました。
そして攻めの大地も。
とにかく眞白を大切にする彼ですが、その理由もきちんと描かれているので話が上滑りせずに彼に感情移入できました。大地という青年はとにかくわんこでした。わんこ攻めの鑑です。
閨事にはたけている眞白ですが、愛情にあふれたセックスとは無縁で、壊さないように、大切に扱う大地に抱かれて翻弄されていく眞白の可愛さといったらなかったです。めっちゃ綺麗だし、そしてエロかった…。
弟くんもなかなかいい味出してました。
彼の眞白への歪んだ愛情が哀れでしたね…。
彼にも、いつか本当に愛し合える恋人に会えるといいなと思います。彼のスピンオフ作品を読んでみたい!
眞白が受け入れていることではありますが、元彼に無理やり抱かれたり痛いことをされるシーンがあるので、そういった描写が苦手な方にはややしんどいシーンもあったりしますが、わんこ・溺愛攻め×薄幸・健気受けさんがお好きな方にはめっちゃお勧めしたい作品でした。
次回作も楽しみです。
『今まで酷いHしかされたことなかった受が攻に出会い、初めて優しい愛され方をするというストーリー』これです。こういうストーリーを求めていました!探していたのですが、中々コレといったものに出会えなかったので、ノーカラーベイビーを読んで刺さりまくりました。
もう本当に最高でした!話が進むにつれて眞白が素直になっていくのが可愛くて可愛くて…。眞白はとっても優しくていい子。そして大地も優しさの塊。もうこの2人にはずーっと幸せでいてほしいです。沢山辛いことがあった眞白ですが、大地という人に出会えて本当に良かった。
眞白の弟くんは少し怖かったです。あそこまでして執着するのって狂気すら感じられます。でも弟くんなりの想いがあったのかな?とも思いました。
初め無理矢理される描写があると知りこの作品を読むことを躊躇っていたのですが、本当に購入して良かったです。まだ読まれていない方は是非!
2話の「愛はギブアンドテイクだぜ」という台詞が、ずっと頭の中に残った。
洋一にひどくされても痛くても、望まれる自分であらねばと、取り繕い続ける眞白の姿が痛かった。
求められる自分、望みを叶える自分、それで得られるものは、愛ではなく「搾取」でしかないと、気づいていない訳ではないのだろうに。
だからこそ、大地に出逢えたことが何より尊く見えるし、昼の姿も夜の姿も、どちらも眞白のすべてではなかったのに、その両方をすくって、見つけて、愛してくれた大地に、どれだけ眞白は報われたことだろう。
繰り返してきた愛のない関係、家との軋轢、そういうので頑なだった眞白を、純粋な眞白への想いだけで、心も身体もほどいていく様は胸に迫るものがあります。
自分よりずっと生きるのが上手くて、眞白の一番ほしいものを幾らでも周囲から貰ってて(ゆえにその価値はわかっていなくて)、眞白が得たものも横からさらっていく弟の歪みは、読んでてしんどかった……。執着ではない、自分なりの幸福の形をちゃんと見つけられたらいいな、と思う。
大地が当たり前のように眞白を選んだ時、彼をこれまで苛み続けていたものは、溶けてなくなったのかもしれない。
ラストシーンの透明な泣き笑いが、本当の眞白の姿なのだろうな、と思った時、心から良かったと感じた。
月並みな言葉しか出せないのが心苦しいが、とにかく切なくて、だからこそしあわせで、ゆえにやっぱり切ない。そんな作品でした。
眞白がとっても優しい人だった。
眞白の恋人への一途な気持ちが、彼を痛いHを喜んでする淫乱にさせていただけで、望まれる姿になる為なら何でもするっていう姿が痛々しかった。
けど、そういう性格の深いところまでちゃんと見てくれてた好青年大地さんが現れた。
短期間でも、いつもと違う優しい時間を過ごす内に、心も体もコントロールが効かなくなる眞白がとても良かったです!
眼福でした。何よりも、大地さんと出会えて本当に良かったね。
元恋人も自分にとって必要な存在だったと思えたり、どんなに傷ついても、心を閉ざさないでみんなに優しくしてたり、という眞白の清らかさが魅力的でした!
お話全体は甘さ控えめかも知れないけど、2人の優しい世界はかなり甘々で、読んでいてかなり癒され(ドキドキし)ました!!
タイトルの通りです。描き下ろしまで読んでください。
ずっと自分を差し出して繋がりを求めていた主人公がありのままあなたが好きだという愛を受け入れられるようになるまでの話です。
誰かの何者かになりたかった眞白。
眞白を抱き締めたかった大地。
眞白を自分の望む兄にしたくてなにも省みなかった秋人。
誰の何者にもなろうとしない洋一。
恋愛に関係なく現代社会に蔓延る問題にも少し触れたヒューマンドラマ的側面もあり読みごたえがある。
エロシーン汁感があってめっちゃエロいです。
弟掘り下げ不足は否めないものの理想の家族の一員である兄を演じられる眞白に執着してたやつで、与えられることに慣れすぎて現実を見ようとしなかった眞白のifなんだと思います。
眞白は怖かったけど大地と一緒になりたくて自分を偽るのやめて心をあけわたしたのでそうはならなかったんですけど。
こうやってみると眞白オム・ファタルの味わいがありますね。
本当は一途で、優しくて、真面目で、誰かに愛されたくてたまらないクソビッチ・マシロがダイチに出逢って変わっていく話
ビッチが好青年のテクにオチる話でしょ?エロい!と思って読み始めたら、、想像以上にストーリーが深い(マシロの弟まじでこわい)
はじめに出ていた黒髪刈り上げくん(名前を忘れた)が某なんちゃらヘヴンのキングに見えたり、そのせいでマシロが(髪色違うけど)ジョーカーに見えたりして、ドキドキしながらはじまったのに、こんなに幸せエンドを迎えるとは、、!
エッチなシーンも色っぽくて良いです。痛いエッチもあるけど、最終的に幸せになるので良き
良い本に出逢えました
淫乱であるというレッテルを否定するのではなく、それを盾にして虚勢を張って生きている眞白。
浮気をしている発言をし、訪ねて来た眞白の弟の秋人にまで手を出す最低な彼氏と付き合っています。
こんな彼氏、洋一でも好きだから、いつかは自分だけに夢中になってくれないかと淡い期待を持って付き合っているのかな。自宅を飛び出しクラブで大地と出会います。
この大地は笑顔でもあまり目が笑っていません。受けのためには一線超えることもためらわない、隠れた危なさを感じました。
自分だけを優しく愛して大切にしてくれる大地によってビッチの皮が剥がれ、本当の素直で健気な眞白が見えてきます。今まで知らなかった感情を経験しごちゃごちゃ覆われていた物が無くなり、ピュアな眞白がすごく可愛いです!
秋人が純粋そうに見えてかなり歪んでいましたね。初回は私も騙されました。
最低な元カレ洋一と同様にクズな性格の魅力でストーリーを大いに盛り上げてくれました。
不幸な受けを攻めが救済するシンデレラ的展開と大きなコマ割りで魅せる迫力あるエッチなシーンをたくさん楽しめました。
ラストシーンでタイトルの意味が分かり、眞白という名前に込められた奥田先生の思いが分かり更に感動しました。
私も緒川先生が大好きなので、別名義議論なども気になるのですが、作品のレビューだけさせてもらいます。
絵柄はとても綺麗で、エロも濃厚です。
ただ、お話の内容は定番だったように思います。
孤独で誰かに愛されたいと虚勢を張っている受けが、愛情深い攻めに出会って身も心もトロトロにされて愛することを知るという展開です。
攻めが実は悪人だったという展開かとドキドキしていましたが、大丈夫でした。
弟のくだりは、取って付けた感が否めませんでした。
受けの孤独な心が救われて良かったとは思いますが、個人的にもう少し一捻り欲しかったなと思いました。
弟こっわ…
純粋な悪魔みたいな感じで、すごいな…。
兄のことが好きすぎて、兄のものを全部奪っていく弟。親も好きな人も。
受けの眞白はビッチかと思ったら、本当はセックスもあまり好きじゃないという。
好きな人のために演じていたという純粋な子でした。弟にいろんなものをとられて疲れ切ってる様子でかわいそう。
洋一は見た目が好みでした。あのあとどうなったのかな。
洋一に無理矢理やられて、自覚して泣いてる眞白がかわいそうで最高。
大地はスパダリだけど、好きになる過程がどっちも唐突で都合の良い存在みたいでした。もっと大地に掘り下げがあったら良かったです。
でも話も面白かったし、エロかった。
最後はハッピーエンドだったので良かったです。
弟がどうなったかだけ後日談として見たかったかもしれない。あの弟にもカウンセリングが必要だと思いました。
奥田先生の作品はこれで一通り読んだはず!
「恋する僕らは胃腸が弱い」と並んでこの作品が好きです。お話のタイプ全然違うけど。
最初は眞白(受け 表紙)が爬虫類みたいなんだけど、読み進めていくうちに大地が蛇だなと気づく。このストーリーを大地目線で描いたお話が読みたいです。大地の人となりがもっと知りたい。それには神をつけてしまいそうな気がする。
最初、大地の恋愛感情が唐突だな〜と思いましたが、よくよく考えてみれば恋なんてそんなもんだよね。
弟が結構あっさりフェードアウトしたのは驚きだった。