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nohara no hara no
遅ればせながら雁先生作品にハマりましてこれまで5冊読みました。
今回本作含め4冊読みます。うれしい。
まず冒頭で心わしづかまれました。
─きゅんとする
相手の顔3コマ、横顔、ちらっとこっち見る、笑顔
をハッと見つめる西戸崎の目線。
この1ページがもうすばらしい。
絵、モノローグ、マンガが上手い!(プロの方に失礼ですが)好き!と叫ばずにいられません。
この後も怒涛の心わしづかまれ
坊主頭の君がフリルの日傘を持って現れ
野球部の部室の扉を開けたら坊主頭同士が泣きながら抱き合ってて…思わず「え?!」と声に出てしまいましたw
そこから西戸崎のぐるぐるがおもしろくて。
私はたいていの悶々ぐるぐるは2周くらいならいいんですが3周以上になるとめんどいわ!となるんですが、本作は全くならず。
言葉、思考、ジェスチャー、擬音(手書き文字)全てがおもしろく、わかるーとか、ツッコミ入れて笑いながら夢中で読みました。
ぐるぐるして挙動不審になったりするんだけど、自分を冷静に見ている部分もありセルフツッコミしたりするのが好きです。
糸先輩のおまえ呼びに
─おまえ おまえ おまえ
と心の中でリピートしたり。
─どうやら 俺は
から、髪に触れられたり、目をみつめる瞳アップがあったり、4ページ使った後の
─恋 だ
─恋 です
もめちゃくちゃぎゅんとしました。
糸先輩が野球から離れて西戸崎といるのが心地いいというのもわかるし。
糸先輩と吉井、倉野のやりとりもめちゃくちゃいい。
吉井と倉野が西戸崎のことを話す内容もいい。
西戸崎が思わず糸先輩のことを好きと言った時、言えたことを嬉しいと思い
─もっと言いたいなー
─もっと
と思ってるのがめちゃくちゃかわいい。恋だわぁ。
糸先輩が西戸崎のことを思ってぐるぐる考えるんだけど、自分で「おわり」と声に出して終わらせるのもかわいい。切り替え。
で
─俺って何か他に考えることないのかな…
は今までいかに野球のことだけだったか、今は西戸崎のことが大きいというのがよくわかる。
倉野が西戸崎のことをキーホルダーにたとえたり、マジメにアドバイスするところもいい。
ムカつくというのもw
「簡単に考えろ あんまし考えすぎんな」
もアスリートぽいなと思うし。
この2人バッテリーだったんですもんね。絆を感じる(バッテリー大好き)
糸先輩に「つきあおうか」と言われてからの間
外の景色、校庭、野球部員、空を飛ぶ鳥
があっての西戸崎の「はい」
もたまらなかったです。
つきあうって…とデートのことを想像して、糸先輩とのキスに思い至った西戸崎が授業中なのに思わずガタンと立っちゃうところは笑いました。
─今日俺は野球のことを一度も考えなかったな(野球の話はしたのに)
この糸先輩のモノローグもいい。
どれだけ西戸崎のことを考えていたかってことですもんね。
野球への未練のようなものも感じなくなっているのが大きい。
「いっそ泊まりで来るか?」のセリフが西戸崎のふわはわ頭の上で言われ、次のコマが
カラスの顔、電柱にとまるカラス、飛び立つカラス
「じゃあ 土曜に」糸先輩
口元から下の西戸崎、電車の上の空
この間、西戸崎の顔を見せず、西戸崎のドキドキを表現する描写がめっちゃいい。
─その先も おいおい
について考える西戸崎が悶々として壁にもたれたり、バンザイしたり、いろいろ声に出てて
「……言えるかよ バーーカ‼︎」と大声でセルフツッコミに食い気味に冷静に
「農」
「母ちゃんが家入ってからやれって」「ベランダから見えて嫌だからって」
の兄?弟?に爆笑してしまいました。
「やめろ」じゃなく「家入ってからやれ」というお母さんもおもろいし、兄弟くんの呆れた顔もおもろいし、迎えに来てくれたのもやさしおもろいし。
キスしてる時の西戸崎の
─泣きそう
もグッときました。めっちゃ恋!!
─いやしかし泣いてる場合ではないぜ
とすぐさま冷静になってその次に進みたいことを思い出す西戸崎(雁先生)さすがすぎる。
エロいことをした後、糸先輩がすねて
─この人 俺のこと好きなんだ
も感動だし
西戸崎にリードされて悔しい糸先輩があっち向いて横になったまま
「貸せよ その本 俺も全部読む」
がめっちゃかわいい。
一目惚れから始まり、両思いで終わるのでなく、お付き合いする2人まで描いて下さって大満足です。
キャッチボールする姿も見られてうれしい。
糸先輩がキャッチャーなのもいいんですよね(捕手好き)
吉井のポジション(野球の)がどこか気になります。
友だち、クラスメイト、家族…周りが皆冷静で2人にツッコミ入れるような感じも大好きです。
一コマごとにキャラの心理が乗っかっているので想像して、セリフやモノローグ、前後の流れを感じながら読んだのですごく時間がかかりました。
どのコマもめちゃくちゃ味わい深く楽しくて読み切ってしまうのがもったいないくらいでした。
特に、目のアップがきれいで印象的。
糸先輩はまっすぐ見つめる目で。
西戸崎は糸先輩に恋する目、ぐるぐる考える目、ボーッとする目など感情豊かで楽しかったです。
思春期のぐるぐるぎゅんきゅんだけどただピュアやきれいなだけじゃない。
等身大な感じの悩みやユーモアが織り交ぜられているのがとても好きです。
著者近影にタイトルの理由が記載されていると見たんですが、電子では見つからず。そこだけが残念です。
このお互いに探り探りな感じ。一歩進んで立ち止まってぐるぐる考えて、やっともう一歩踏み出してみる、そして後悔したりもする。付き合うとは何なのかもよく分からない、タイプの異なる男子高校生2人の等身大なやりとりが、とてもリアルに、繊細な心情描写と共に描かれていました。
糸島が元野球部なので雄々しい野球部の面々も登場しますが、2人のことを悪く言う人もいなくて、最初は戸惑うメンバーもいるけれど最終的には皆自然と接してくれたのも2人の人柄のお陰かなぁと思いました。個人的には西戸崎が受けているところも見たかったですが、可愛い可愛いと言われてばかりだった彼も男であり、先輩である糸島を可愛いと思っているのだということがよく分かる、雁先生らしい攻め受けだったなとも思います。
今から18年前!に発売された雁須磨子先生のこちらのマンガ
もう最初っから最後まできゅんきゅん、ドキドキしっぱなしで自分の初恋まで思い出した始末です。照
その後の作品もほぼすべて読ませていただいていますが変わらず良いですね!
かわいいこの子たち、今も仲良くしてるといいな…まわりの男の子たちもみんな元気かな?なんて。
きっと何年なっても色褪せない素敵な作品だと思います♪
雁須磨子先生の作品は、今だ!ってときに読むと非常に良い。BL漫画らしいキラキラ感とかエロとかはちゃめちゃさではなく、一般漫画のじわっとほっこりに近いから。実際一般漫画で活躍されてますもんね。帯は羽海野チカ先生ですし。
そしてこちらの作品、大変好きなのだけれど2人共ノンケ(多分)なのが少々怖くて、ほんの少し先の未来ではもう別れてるのかなって気がしちゃうのです。色んな感情がリアルなだけに。そしてこちらが作品の中に没入してるだけに。
高校で付き合った人と添い遂げる人間なんてそう多くはないでしょうから、リアルに描かれる方の作品ほどそういう目でお話の先を見てしまい辛い。これは完全に自分の問題です、すみません。
男子高校生とレースの日傘を掛け合わせて、ここまであったかい雰囲気が出せる絵のタッチもいいですよね。BL的狙ってる感が薄くて、糸島(元野球部,高校2年)の母親は本当に女性モノの日傘を押し付けてくるし、糸島もなんだかんだ素直に持って出ちゃうんだよ。近所の人ぐらいの気持ちで糸島のことも西戸崎(後輩)のことも思ってしまう。
「のはらのはらの」ってタイトルはなんなんだと思ったら、著者近影に理由が書かれてました。なんとおおらかな笑
萌2〜神
〖DMM電子書籍〗
修正 : -
カバー折り返し : なし
カバー下 : なし
帯 : なし
裏表紙 : なし
電子限定特典 : なし
備考 :
ふた言 : ドラマチックな事が起こるわけではないんだけど、ゆるりゆるりとした流れに気づくと引き込まれてた。倉野くんがかっこいい。
〖紙媒体〗
未読
ひそかに雁須磨子さん祭りです。
昔読んだ時もわーってなりましたが
数年経つとまた良さが倍増するといいますか!
年を重ねて物の見方が変わったりして
素晴らしさを噛みしめさせていただきました。
ちょっとチャラい見た目の西戸崎は何気に虚弱体質で
バス停で日射病になっている時に運命の出会いを果たしますが…。
そりゃね、坊主頭のDKがフリルの日傘差してたら
インパクトどころの話じゃないですけども
初対面から可愛い糸島先輩!!!!!
糸先輩……キャッチャーだったんですが腰を痛めてしまって
もう野球が出来なくなってしまったんです。
仲間との関わりもしんどいとか
つい泣いてしまうとかリアルで苦しくなってしまいます。
西戸崎はノンケだったはずですが
考えても考えてもやっぱり恋愛の意味の“好き”で
苦悩してもんどりうって
いきつくところはやっぱり“好き”。
セリフとか心の声とか多目なのでサラッと読むのは勿体ないです!!
書き文字がジワったりするので…。
糸先輩は、決して流されたわけじゃないんだろうな。
悩んでも答えは出なくて「嫌いじゃないし、イヤじゃない」が精いっぱい。
だから付き合うのは安直かもしれませんが
西戸崎の気遣いとかが糸先輩の心を軽くしてくれて
そういうチリツモ(塵も積もれば…)が好きになったっていいよね。
決して西戸崎を傷付けるような言動はしないでくれそうな糸先輩、
穏やかで優しいんです。
でも、(元)チームメイトで同クラの吉井と
モテるピッチャー・倉野が相手だと
とたんに子どもっぽくなっちゃうのも可愛い!www
西戸崎に対して良い子ぶってるわけじゃないんだけど
気の置けない友人っていいですよね…。
そしてこの脇がまたいい味出しすぎ!!!
ふ…ふふ……そして今作の個人的萌えポイントは!
西戸崎×糸先輩なところです!!
背が低い西戸崎が攻め!!!
昔は「…逆じゃ…?」って思ったりもしましたが
ちげーだろ!最高だろ!!ですww
挿入云々の描写は無いんですけど
もしかしたらリバる事もあるのかな…??
糸先輩だって西戸崎が可愛いしなー…。
二人が幸せでいられたらどっちでもどっちもでもいいです!!
私がトピ立てした「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#IndexNews
で教えていただいたのが雁須磨子さんの作品数点。
「こめかみひょうひょう」に続いてこちらの「のはらのはらの」を読んでみました。
まず出だしの「なりふりかまわず 身も世もないほど」の「身も世もないほど」という表現にぐぐっと心掴まれました。
さすがもだもだと悩める高校生を描いているだけあって文字数が多いです。細かい心理描写が好きな方はきっと気に入ると思います。
胸がうずく、戸惑う、焦る、がっかりする、期待する、愕然とする、ズキズキしてくらくらする、浮かれてしまう、落ち込む
こんな感情を呼び起こすものの正体は何なのか、このきもちは何なのか、ぐるぐるぐるぐる考える高校生の西戸崎。
そして突然「恋だ 恋です」と自覚する。
だけど、またぐるぐるがエンドレス。
このぐるぐるもだもだしているんだけど、唐突に自覚したり、唐突に告白しちゃったりするところが、いかにも心の制御が効かないって感じで、まさに冒頭の「なりふりかまわず 身も世もないほど」の恋をしているんだなぁって。
さあ、ここでお泣きなさいといった山場はないのに、細かい心理描写を追っていくうちに何だか心がじわじわとしてくるんです。
二人が付き合っている様子を読んでいるだけで、泣きそうになってくるのは何故だろう。
「しあわせだ」という西戸崎にすっかり心が共鳴しちゃっているからか。
初回読み終えた時は「萌萌」だと思ったのですが、何度か読むうちに、神だな、これは神しかないなと思いました。
けっして派手ではないのに何度も読むうちにガッチリと心掴まれてしまう、そんな中毒性のある作家さんだと思いました。
そして「イタ電する奴のきもち超わかる」がツボでした。
ヘタしたら1時間バスが来ないような、ゆったりした田舎の空気と
野球の他に何もすることがないゆるーい高校生活。
初々しくも爽やかな男子高校生同士の初恋物語。
ちょっとかっこ良すぎて自分には釣り合わないスター的な先輩に
マジ惚れしちゃってヘタばかり打っちゃうなつかしい感覚を思い起こして
久々にキュンキュンしました。青いなぁ。青春っていいなぁ。
勢いで先輩が弱ってるとこにつけこんで告白しちゃって
何日間もあんな事言わなければよかったーって後悔で頭のなかがいっぱいになってる
西戸崎くんのかわいさよ。
対する糸崎先輩は野球一筋で真っ直ぐで
ガタイがいいけど目玉クリっとしてかわいい系のキャッチャー(怪我で引退)。
まっさきに青空エールの山田大介くんを思い出しました。
やっぱり糸崎先輩オマージュなんでしょうか?山田くんも大好物なんです。
それにしてもいつ糸崎先輩が
まるで高倉健さんな硬派なピッチャー倉野への恋心を自覚するのかと、
そしていつ西戸崎きゅんが振られちゃうのかと
途中からハラハラドキドキしっぱなしでしたよ。にくいぜ雁須磨子!
じんわり、じわじわ、
読み進めるごとに
キュッと胸をつかまれる感覚。
激しい事件は起きず、
それでも心情は変化したり
深まったり気付いたりしていくんだね。
後輩・西戸崎(さいとざき)と先輩・糸島が、
出会って、恋をして、付き合って、
セックスに行き着くまでがゆっくりゆっくり。
そして最後の終わり方が、私とても好きだった。
これ、西戸崎が恋を自覚した時と同じ場所なんだろうか、
とふと思ってそこを読み返したりもしたよ。
愛おしい日常ってこういう感じなんだろう。
いいマンガ読んだって思う、せつなく爽やかな読後感です。
とにかく西戸崎も糸島も、
色々と考えてはセルフツッコミを入れています。
だからかなり文字量多いページもあるのだけれど、
逆に、文字が少ないページも入る。
その文字量のメリハリが、
読者の心に余韻を与えてくれるような気がした。
作中の言葉遣いは変に難しく書いてなくて自然。
理解しやすくて、ストレートに胸に来る。
そして話し言葉ではない、どちらが発しているのか
はっきりしない感じのモノローグ。
これはなんだかものすごく感傷的でちょっと詩的でもあり。
似てるとは思わないんだけど、秀良子さんの
モノローグを読んだ時にもこういう風に
胸を締め付けられるような気持になったなと思った。
声に出して読みたくなるような感じ。
大泣きする感じではなかったけれど、
私、ところどころ涙がじわっと目に溜まりました。
脇キャラも理解があって魅力的。
その理解の仕方も自然でよかった。
読み返すごとにじわじわきてます。スルメ系っぽい。
衝撃的な作品というわけではないし、
事件らしいことも起こらない。
だけれど胸にはやわらかく残って、
秀作だな、と思わせてくれます。
細かい心理描写のある作品が好きな人なら
気に入りそうな気がします。オススメ。
適度に田舎で適度に街(都会っていうより「街」)な
感じもリアルでなんだか学生時代を思い出す。
私事ですが福岡出身なので、
西戸崎(さいとざき)も読めたし、
作中の言葉も自然できゅんとした。
方言ってウソ臭さがないことが大事だよね。
ドラマチックに描かれているわけじゃないのに恋や挫折の青春のいっぱいいっぱいな感じにきゅんきゅんする。
BLでありながら普遍的な部分があるというか、なんだか自分の思春期を思い出してしまうようなこの甘酸っぱい感(酸っぱいというかなんか「しょっぱいなー」って感じもw)というか独特のイタイ感じが秀逸。
もうなんだかいたたまれないくらい恥ずかしいのよ、すごく。
出身中学頼りに相手の地元に行っちゃったり、「イタ電するやつの気持ち超分かる」とかどつぼにはまっちゃたり、「あまり嬉しくなってもいけない いけないのだな」って自分に言い聞かせたりする西戸崎の恋にドキドキするし
故障で自分の好きなものが奪われて「わかられたくない」っていう糸島の切なさにじんわりする。
派手なエピソードはないのにものすごく絶妙な台詞と間に「うわああーーーッ!!」となってしまう。
西戸崎の「~っすか」系の敬語とか方言とかもなんかくすぐったいあたっかさとかわいらしさ。
あとやっぱモノローグがすごい上手いなー。
各章の初めの「なりふりかまわず 身も世もないほど」「それはあとから ゆっくり来るもの」とかのつかみにぎゅってなる。
脇も良くてお調子者の吉井くんが本当にいいキャラクターで大好き。
糸、吉井、倉野の距離感がすごく普通の男子って感じで面白いんだよなあ。
糸と倉野、糸と吉井だと同じ友達同士でも少し空気が違うのがリアルなんだよね。
つい高校野球が始まると再読したくなってしまう…
高校生二人が恋をする話です。
丁寧に丁寧に、1コマ1コマが大きな意味を持って描かれています。
全てのコマに意味があるなんて生きてるみたいですよね。
ドカーンとした派手な見せ場や、泣かせる場面があるわけじゃない。
でも、そこがいいんですよ!
些細なことが、何気ない会話・場面が、キラキラ光っているんです。
日常を切り取って漫画にしているみたいで、原寸大というか、飾らない言葉たちや出来事が彼らの恋を引き立てているんです。
間の取り方なんかも素敵。難しい言葉を使わずに気持ちが描かれているところも。
あと、高校生ならではの会話に胸がほっこりします。
ふわふわしたトーンがたくさんでほんわかした画面になっていると思います。
大切な漫画です。
ゆっくりゆっくり時間が流れていきます。一冊なのにすごく時間をかけて読んだような感じがしますね。
おおまかーに言うならば、中村明日美子さんの『同級生』~『卒業生』とモチーフが似ているかと。(←最近読んだので…)
が、雰囲気が大きく異なっています。
何か一つの原因でそうなっているわけではなくて、登場人物の性格付けや流れている空気全体が柔らかいというか…こっちは地方であっちは都会、みたいなことなんでしょうか。実際舞台はそうなんですが、それだけじゃないような。
んー、あっちは絵柄が雰囲気を作っているけどこっちは雰囲気が絵柄を作ってる、かな。なんだかこの作品は湿り気があるみたい。日本独自の湿り気を含んだ空気が余白にたっぷり含まれてるような。だから土の匂いを感じるのかも。イヤな意味でじゃないですよ。
…あ、エロ成分の量でも対比できる…(笑)
こっちはさすが地方なだけあって(?)純朴です。それがいい。それでいい。攻を譲り合うシーンが可愛いです。あと、どこで覚えてくんのかって先輩が尋ねるシーン。その奥ゆかしさ…!
エロとはちょっとずれる気がしますが(Hシーンなのになあw)、また別の魅力があります。ほほえましい。
作品のカラー的にいい対比になっている気がするので、このタイミングで読むことができて(単なる偶然だけど)より楽しく読めたんじゃないかと勝手に思っています。
ちょっと迷いましたが、他にあまり無さそうなカラーな気がするので神あげちゃう。
ミニシアター系の映画館でだらーっとのんびり観てた感じ。終わりが全然終わりっぽくないのもまたそんな雰囲気を漂わせています。
高1が高2に一目ぼれして、どうすれば好きになってくれるかな、とか悩む話です。
非常に丁寧な展開。
テンポのよい話が好きな私は、最初よんだとき退屈に感じました。だらだらしているように思えて楽しめなかったのです。
でも改めて読んでみると、ゆっくり、じわじわと萌えてきました。というか、萌えがあふれて苦しいくらい。こういう「手さぐりで恋愛してます」系統の話は、丁寧に丁寧を重ねるくらいの進度でちょうどいいのかもしれません。
「はぁ このきもちは何なんですかね」
まだ自分でも恋していることに気づかない…
「おまえ」って呼ばれてキュンとしたり、
「いい奴だな」って言われて赤面したり。
すっごくカワイイ。これが恋なんだ…!
「でんわしたい
しかし話すことないし
あーー イタ電とかする奴のきもち超わかる」
うんうん、とにかく触れあいたいんだよね。
それでいて踏みこみすぎて嫌われることを恐れて、
あんまり勇気がでなかったりして。
本ッ当にかわいい。読んでいる最中、何度もそう思いました(声にでてた)。
なんか知らんけど、恥ずかしくなって、こう、胸のあたりがキューっとなりました。何回も。
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロいくら床を転がってもおさまらない。
表紙がパステル調なのは、雰囲気ぴったり。
これなら萌え死ねる。心底、そう思います。
好きなサークルさんのオリジナル作品。須磨子さん独特の間も健在。
ノンケな男子高校生のドキドキとか葛藤とかがすごくおかしくて、
笑っちゃうんだけど、でも可愛らしくて、きゅんvとしちゃいます。
ものすごく、恋のときめきを感じられる1冊。
はじまりが夏って言うのもときめき要素のひとつかな?
なので、夏に読むとさらにいいかもです(笑)
ほのぼのとした絵も内容とマッチしてます。
やっと出会えたよ、『のはらのはらの』。
ともふみさん、むつこさんがオススメしておられたので買ってみました。
恋をしたら男も女も関係ないですね、
突然恋に落ちるところから始まって、どんどん糸先輩に惹かれていく様がとても丁寧に描かれていました。
男の子も…こういう恋するんだ…ってかんじでしたね。
まさに私たちが体感する恋心そのもの!
好きな人を追いかけて同じ部活に入ったり、
そして、セリフ回しが絶品。
特にモノローグ。
中でも、帯に羽海野チカさんが書かれてますが、「恋だ 恋です」が!!
この気持ちはなんだろうと、相手は男だと戸惑いながらも、恋だと気付く瞬間は突然やってきます。
一緒に買い物して、お茶を飲んでるときに気付くんですよ、しかもズズーって。
絶妙ですよね、ココ?!って思いました。
あーそうくるか~やられたなーって。
糸せんぱいのちょっとした言葉やしぐさに過敏になっている西戸崎。
ぐるぐるになったり真っ青になったり真っ赤になったり。
そうだよね、恋ってきっとこんなもの。
一人になったらひたすら「糸先輩…糸島先輩…」って一人で名前を反芻(笑)
それでも確実に二人はステップアップしてますね、ちょっと…ショックだったけど。
正直糸先輩は流されてるだけなんじゃないかと心配にもなったけど、
あんな辛いときにずっと一緒にいてくれて、支えてくれて、あんな可愛い顔されて
やっぱり先輩にとっても西戸崎は特別だったんだよね?
二人の恋も素敵だったけど、個人的には糸先輩の野球のエピソードが好き。
学生ならではのキラキラしたお話ですよね。
例えるならば、炭酸ソーダのような作品です。
ともふみさん、こんにちはー!
いたるところでオススメされているともふみさんのおかげで、ついに私も大人買いしちゃいましたよー
ぃや~甘酸っぱい甘酸っぱい!高校生はあれくらいピュアでいてほしいですよね!
オススメしてくださったお二人には感謝しております!
山田ユギ祭はひそかに続けているんですよ…(笑)
作品掲載依頼もしたところなんで(文庫版なんですが)それが上がりしだいザザーっとレビューしたいです!
はぁー萌えて燃えて死にそうです…!!
某スイート、買われたんですねww
あそこもコメ欄が大変なことになってましたもんね(笑)
是非レビューを待ってますよー!
おはようございますミドリさん、糸目の吉井びいきのともふみです。
コメント欄にのはら発見して朝からテンション上がりまくりました。
>ちょっと…ショックだったけど。
気持ち分かります~。えっ、しちゃったの!?と変に焦った覚えが。笑
チュ―だけでもよかったのにっていう漫画は初めて。
そして炭酸のぷちぷち弾ける感じが、
まんまこのザ・青春ていう内容にぴったりです。
とゆーか、ちょ、大人買いですか!?
何という英断、萌えの女王は凄い…凄すぎる。笑
何気にコメント欄って購買効果スゴイですよね~
ちなみに某スイート買っちゃいましたよ。全く予定になかったのに…笑
ユギ祭り第2弾の予感……!
わぁ、むつこさんありがとうございます。
雁須磨子さんと山田ユギさんをついにまとめて大人買いさせていただきました!
今日一日で20冊は読みました(笑)ちょっと疲れた…
「のはらのはらの」はお二人のオススメがあってずーっと前から読みたかったんですよー
念願叶ったりです。めっちゃキュンキュンしますね~
雁須磨子さんは「いちごが好きでもあかならとまれ。」が個人的に一番好きでした。
めっちゃくちゃ可愛いですよーぜひ読んでください!
山田ユギ作品はどれも最高で…!!また徐々にレビューしていかないと…!
今山田ユギが好きすぎてやばい、あぁ神だ、神が降臨なすった…!!
ミドリさんの行動力、まじですごいっす。あまりの素早さに感動しました。
いちばん感動したのは、雁須磨子さんの他の作品までがっつり大人買いされてるところ。どんだけオトコマエなんですかw
私も雁須磨子さんの他作品を買わなきゃ。
ちるちるにいると、買わなきゃって本が増えるばかりで、頭クルクルパーになりそうなんですけどw
★感想★
本当にとてもピュアです!!
甘酸っぱく、ときどき切く、初恋そのもの^^
『この気持ちは、一体なんだろう…?』
から始まっていきます。
自分は濃いのばかり読んでいたので、かなり新鮮でした^^
それと、ほのぼのしていて癒されました。
展開もちゃんとした過程で無理がなく、ゆっくりとゆっくりとピュアな恋がそのまま表現されています。
心理描写が素敵です!
絡みはワンシーンでないに等しいですが、話が良いので全然良かったです。
読み終えて暖かさを感じました^^
特にBL系初心者にお勧めですが、基本的にどなたにでもお勧めしたいくらいです!
高校生と高校生の、強烈なほどの胸キュンストーリーでした。
独特のフワフワした空気感のある漫画です。
こういう話を読むと、「エロなんて要らねぇぜ」って、つくづく思ってしまう。
ごく普通の男の子が、ごく普通に恋をして、ドキドキして、不安になって、またときめいて、触れたくなって。会いたくて。焼きもちをやいて…。
そういう、小さな誰にでもある身近な感情が、リアルにストレートに伝わってきました。モノローグが秀逸でした。
甘いてほろ苦くて切ない、青春の味。
キスだけで、口から胃が飛び出しそうになるほど萌えてしまいました。
あー、いいなァ…。
読み終えて、優しい気持ちになりました。
大きなドラマはないですが、オススメです。
昨日の夜、めちゃくちゃカブッてたみたいですね~。レビュー書いた直後にコメントにいったんですが、今気づきましたw
ともふみさんの自己紹介を読んで、本当に趣味が合うなァと思ってたので、この『のはらのはらの』を買っちゃったんですyo!ともふみさんのレビューを読んでなかったら、出会えなかった作品だったかもです、本当に感謝です。
私もこれを、絶対に売らない本のコーナーに収納してます。
このフザけたペンネームからは想像できない中身でしたwwカリスマ!
カリスマコさんの他の作品も読んでみたいですが、まだ出版点数は少ないみたいですねー。
お墓にもっていきたいくらい大好きなマンガなので、むつこさんの神評価めちゃめちゃ嬉しいです♪
わーい!
ちっちゃいけどそこそこ顔がよくてちょいぐーたら主人公西戸崎と、腰の故障で野球を諦めなきゃいけないニブチン純朴少年糸島先輩。
そんなふたりの初恋を、出会いから丁寧に丁寧に描いた脅威の胸きゅんマンガ。
胸きゅんなんだよー!
普段、縮毛へっちゃら修正なんてナンセンスじゃあ~のよごれきった私ですが、こんなにきゅんきゅんできるピュアさがあったのね、と合掌。
この独特の空気はクセになる。
ちともさっとした絵柄だとか、ぐるぐる回ってる西戸崎の思考とか、キランと光る言葉とか、力の抜けそうな脇キャラとか、ちょっとおかしなトーンの使い方とか(笑)、ふきだし以外の台詞とか、魅力がいっぱいホントいい出汁でまくりです。
素晴らしき哉須磨子ワールド。
糸島の何てことない仕種や一言にぷちパニックになったりと忙しい西戸崎に、そうそう恋って非常事態なんだなぁと見守り体勢から、気が付けば一緒になって身悶えしてる自分がおりました。
お涙ちょちょぎれる感動話じゃないの、手に汗握る展開もないの、胸が締め付けられるせつない話じゃないの、何てこたないただの恋の話。
ああ人を好きになるってこういうことだよねと、胸の中でぽっと火が灯ってじんわりくるそんな話。
ふたりと一緒に初恋追体験しましょうよ。
京山あつき氏とかツボな人、絶対好きだと思うんだけどな。
この本と一緒に某源五郎氏の「PRIDE」を購入し、自分を顧みて後でやりきれない気持ちになったのはここだけの秘密です。