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mamanaranaimonde
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
麻生さんの新刊。オリジナルのコミックは超お久しぶり、と言っていいのではなかろうか。麻生さんの描かれる、ちょっと大人で複雑なストーリーがとってもツボなので発売を心待ちにしていました。
ネタバレ含んでいます。ご注意を。
幼馴染の5人の男性、のお話。
土地持ちでアパートを経営しつつ、パティシエとして自身の店を構える侑士。
リーマン・雅。
研修医の周史(通称チカ)。
介護士の穂貴。
呉服店の家付き娘と結婚し、入り婿になっている将人。
唯一の既婚者である将人以外は侑士のアパートに住んでいるという、親しくもあり、濃い仲間関係でもある。
が、BLという展開に関わってくるのは、このうちの三人。
彼らの子ども時代、そして、やや複雑な家庭環境、そして現在、において、詳しい描写があるのもこの三人。
帯に
5人の幼なじみが成長したら三角関係が勃発
という文句が書かれていて、どの三人に「三角関係」が勃発するのかなと思いつつ読み始めました。
内容に大きくかかわるネタバレありです!!
上巻ではチカ×穂貴、が恋人に。
チカはマイペースであまり周囲のことを気に書けない性格。
対して穂貴は、自分のことよりも他人の事に気を配る性格。
初めはチカが、穂貴に「お互い好きな人ができるまで」という条件のもと付き合う事を迫り、その結果なんとなく付き合ってる…?という関係に。
でも、天真爛漫に見えるチカは、複雑な家庭環境を抱えてもいる。
わがままに見えるチカの、孤独とか寂しさに思わずウルっとし、おちゃらけているようにみえて本心は穂貴のことが好きだという気持ちも透けてみえてくるので彼を応援したくなる。
でも穂貴は…?
なんか、彼の気持ちがまったく分からなかった。
チカのことは嫌いではない。
でも恋人として付き合う恋愛感情があるわけでもない。
チカの押しに負けて付き合い始めるけれど、彼はいったいどうしたいのか見えてこない。
そして、自分を愛してほしいチカに、幼なじみの一人が穂貴に恋愛感情を抱いている様子も出てくる。
という所で下巻へ。
チカと穂貴、そしてもう一人。
彼らの恋の行方は…?
まだ読んだのは上巻だけです。下巻読む前に今の感想を。将人は後出しジャンケンぽくて嫌だな。好きな人とは無理だからと歳上の人と出来ちゃった婚して、これで幸せと思ってると自分納得させて、穂貴と周史が付き合い始めてからぐらつき始める。自分がフリーで付き合ってと言ったら考えた?とか聞くのってどうなの?さらに旅行先で椅子に縛られてエッチな事してた2人を見て、周史を退けて自分が穂貴を触ってイカせるってあり得なくない?自分が納得してなくたって2人は交際してるって知ってるんだし。普通は身体触らないよね。我慢して拘束を解いてあげるよね。
それから穂貴は幼馴染なら周史がなかなか本心言えないって知ってるよね。
おちゃらけてごまかす周史も悪いけど、期待しつつ欲しい言葉が貰えない周史がいじらしかった。上巻で下巻の展開が予想出来るので、読むのが怖いな。
「それなりに真剣なんです。」が好きな自分には萌ひとつです。
何かにつけて低体温な穂貴を巡る、ぬるい三角関係を描いたストーリー。
優しいのか、無関心なのか。およそ子供の頃から、本気を出すことの無かった穂貴は、付き合ってという周史を受け入れる。
それをただ見ている将人。将人は将人で、何となく結婚をして、不満は無いが、情熱も無い。
大学の先輩だった女性と子供が出来たからと言って、結婚し、入り婿として収まっている。
この二人が穂貴に執着しているのは、子供の頃に「守って貰ったから。」に過ぎない。
そして、優等生だったのか、低体温のなせる技なのか。少年だった穂貴は実に冷静に対処していたのだ。そして、この男は情熱が無いだけに人の好意に気付かない。
少年の頃からいつも一緒だった、男たち仲良し5人組で、いつも集いながら、それぞれの思惑を淡々と描いて行きます。穂貴は気づいて無いんだけど、周史は、結構切なそうなんですよね。
「どうせ直ぐ飽きるだろう。」と思い、されるがままになっているなんて、冷た過ぎる‼︎ と、周史に同情してしまう。そして、周史は多分、将人も穂貴に惹かれていることを気づいている。
他の方も触れてらっしゃる様に、誰がいい‼︎ とは言い難いグズグズ感。
完結編の次巻に進んでも、賛否分かれるかと思いました。
ただ、大人になって、「そんなに必死になれることってあるのか?」と、聞かれれば、それは無いかも。そういう意味では、ずっとリアルな物語なのかもしれません。
上下巻読了。
続き物なのでまとめて下巻にレビューしようと思ったのですが、平均して評価を付けるのがためらわれる、上下巻それぞれでかなり違う読了感の作品であったため、別々に付けることにしました。
誰と誰が付き合うことになるか、受け攻めはどうか、などのネタバレを一切知りたくない方はレビュー回避してくださいね。
さて、上下巻の上巻です。
作品としては、同じアパートの別々の部屋に住んでいる4人と、結婚して妻子と暮らす妻帯者1人、合計5人の幼なじみが出てくるお話です。
そのうちの2人はいわばモブで、恋愛に絡むのは3人。
まず、受けの穂貴。介護職員で、寡黙で愛想がないけれど真面目なキャラ。
この人が、三角関係の扇の要になるのですが、流されるばかりで、一体何をしたいんだ、というキャラでした。仕事で疲れているところに幼なじみの1人、研修医の周史(笑 攻め)に性的なちょっかいをかけてこられ、抵抗するものの「まあ嫌じゃないし…」って感じで受け入れる。
そして最後まで、この攻めのことをどう思っているか分からない。ほだされて流されて、何となく触らせて、相手が必死な表情をしたらヤらせる。もうちょっとちゃんと考えれば…? と思ってしまって、まるで感情移入できるキャラじゃなかったです。作中で一番頑張っていたのが、介護施設で気難しいおじいさんと将棋を指すこと。まあ仕事頑張ってて偉いんですが、BL本のキャラならもうちょっと恋愛のことも頑張って考えてほしい。
流され続けて、ほだされかかってる時点で上巻は終わり。攻めの周史が気の毒でした。でもこっちももっとはっきりしろよと思っちゃうウジウジしたキャラで、母親に見合いを勧められてもちゃんと断れない優柔不断さが受け付けませんでした。受けに2人の行く末を丸投げして、受けが好きだと言ってくれるの待ち、な態度も男らしくなかった。
幼なじみの中で、もう1人受けのことが好きなキャラがいて、そちらとの三角関係を匂わせながら上巻は終わり。評価がしづらいですが、受けのことも攻めのことも展開も好きになれなかったので評価は中立です。