故郷の島の同級生×日光アレルギーの起業家シリーズ完結!

日の当たらない場所(3)

hi no ataranai basho

日の当たらない場所(3)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神36
  • 萌×227
  • 萌14
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
13
得点
331
評価数
78
平均
4.3 / 5
神率
46.2%
著者
たつもとみお 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
シリーズ
日の当たらない場所
発売日
価格
¥668(税抜)  
ISBN
9784040694436

あらすじ

寛也と拓斗の密かな交際が始まり、島の振興事業も順調に進んでいるかに見えた。 しかし、寛也の会社の立ち上げメンバーが全員ゲイであるということが島民に知られ――。感動の最終巻!!

表題作日の当たらない場所(3)

磯崎拓斗・島の観光協職員
大島寛也・地域振興ベンチャー企業社員

その他の収録作品

  • 日の当たらない居場所
  • 日の当たらない図書室 2
  • カバーイラストラフ 2P
  • おまけマンガ 2P

レビュー投稿数13

二人とも頑張った^^

シリーズ完結巻です。
閉鎖的な島の復興の為に頑張っている主人公達。
当初は非協力的な島の人達の態度に腹立たしさを感じていたのですが、やっとまともに自分たちのことを考えるようになってくれて良かったです。
頑固で排他的な人達が多そうだったので、どうなることかと思いましたが…。
主人公の拓斗君と寛也君が島の事にも自分たちの事にも誠実に向き合っている姿に好感を持ちました。
島の人達も徐々に考えが変わっていく展開も良かったです。
ゲイに対しての反感が強そう場所なので、拓斗君と寛也君が甘い雰囲気になる度に見つかりませんようにとヒヤヒヤしました(笑)。

0

感動で涙が!

そう、この最終巻こそ感動の嵐でした。

ゲイであることに向き合い、自分のふるさと、親に向き合う寛也。
大切な人として、男性同士の愛に踏み出す拓斗。

千葉さんばりの動きがあまり感じられない絵が最初苦手だったのですが(ごめんなさい)、だんだんこの二人のキャラが大好きになりました。

島をよみがえらせたいと、アイデアを出しながら実現させていく若い力。地元の反対勢力、そしてそれを象徴するかのような父との和解は涙を誘いました。

二人の恋もですが、寛也の会社としてのお仕事もの、さびれた島を立て直そうという企画、地元との調整などが非常にしっかりと描かれていて読み応えがありました。しっかりしたストーリーの上に恋がのせられる、素晴らしいシリーズでした。

0

良い終わり方

やっと想いが通じ合い恋人らしくなるのかと思いきや、すんなりとすべてが上手くいくことはなく…
乗り越えるべき試練が次々とやってきた最終巻でした。

復興イベントに協力的ではない島民たちの嫌がらせがあったり
寛也達がゲイだと知った島民からの反発により島にいられなくなり、またふたりが離れ離れになったり…
胃が痛くなるような出来事が続きました。
そんな中でも事態は悪い方向に向かうのではなく少しずつ島もふたりも望んだカタチになっていき、最終的にはハピエンになってくれて本当に良かった!

島の復興イベントも成功し、寛也は父親とも和解。そして拓斗とともしっかり心を通わせて。
ここまでたくさんのツラい出来事をよく乗り越えたなとふたりを讃えたくなりました。

こちらの作品は3巻ともに私にはかなり重苦しい印象があり、読み返すことがなかなか難しかったです。 
それでも最後まで読むとスッキリと良いところに着地して、幸せな気持ちも味わえたなと思いました。

0

それぞれの居場所を大事にしながら

3巻はBLカプは一応成立状態で、復興関連が大変な展開でした。嫌~な感じのフラグを次々回収、胃が痛い。
島民の反発対応なんて依頼された側の仕事じゃなくない?と思うんですが、寛也はちゃんとお仕事続けるんですね。まあそうじゃないと話が終わってしまうか笑。気になってた2巻の学生が、こんな形で仕掛けてくるとは。頭の固いじいさま方もついに動いてムカムカ。
で、大ピンチで寛也の登場です。受けがこっちの役割って珍しいかも。いつの間にか寛也父が味方になってて、お?って感じでした。いろいろあったけど、復興事業は大成功で今後の希望も見える終わりで、寛也の家族との和解もあって綺麗な幕引きでした。
寛也と拓斗は遠恋になるのかな。お互いの誘いをきっぱり断る二人が素敵でした。それぞれが見つけた自分の居場所を大事にしながら付き合っていく選択が良いです。何気に積極的な寛也と実はヘタレな拓斗でぴったりのカップルでした。
たまに読み返したくなるタイプの作品です。

1

たしかにつないでいけるもの

ふう、読み返し終了しました。

SNSからゲイバレして、反対派の島民からの拒絶がさらに強まって、また疎外感を胸に島を出る寛也を見送るしかできない拓斗だったが…。

最終巻です。
1巻でからだは結ばれ、2巻でお互いがお互いのために離れようとしたけれど、こころの奥に触れ合って本当の意味で絆ができた2人。
イベント開催前に手を引かざるを得なくなっても、拓斗の頑張りで島民も一丸となってイベントを盛り上げようとする姿を遠くで見守るしかない寛也が切ない。
当日にトラブルが発生したときにひっそり来ていた寛也の機転で成功したときは、よんでいるこちらまで心底嬉しくなりました。

ずっと期待に応えられないことで拒絶されていると感じていた父親とも和解できて、読後感はすっきり晴れやかです。

島に残る拓斗と、島では生きられない寛也。
遠距離でもあそこまで強く想いあっていられるなら、きっと老後に本当にずっと一緒にいられるまで、ふたりの絆が切れることはないんだろうな、と思えるCPでした。
作画が綺麗なので、星空のシーンは圧巻です。

0

これからはお互いの居場所になる

『日の当たらない場所(2)』の続編です。
たつもとみお先生は絵が丁寧なので読みやすいです。

野師島観光協会職員の磯崎 拓斗とイベント企画共同経営者 大島 寛也のお話。

前作では、ボランティアのゲイから脅された寛也でしたが、拓斗と城下に助けられ事なきを得ました。
このことで、ようやく本音で話せた拓斗と寛也は、お互い「好き」だと告白できたのです。
今作は、その続きになります。
その後、東京に戻った寛也は島の振興事業のために、旅行代理店などを回ります。
島に渡った寛也は拓斗たちやボランティアなどと協力して観光イベントの準備を進めましたが…。

3巻では、一部の島民の嫌がらせ、寛也を脅したボランティアの報復、そして「同性愛者」の発覚…と、ハラハラする展開が続きます。
後半は、島の振興事業を通じて自分たちが抱えていた問題を一つひとつ解決していくのですが、その様子に何度も感極まって泣いてしまいました。
観光産業を通じて地域振興することは簡単ではありません。
離島はさらに難しいでしょう。
でも、寛也たちFC企画と拓斗たち島民が協力し合えば、その課題も乗り越えていけるだろうと思えます。
大切なのは、お互いを認め信頼すること。
「何度でもたぐりよせるよ」と言う拓斗の言葉に、2人の未来を感じました。
寛也の同僚である城下と信司もいい人たちなので良かったです。
きっと、寛也はこの2人に救われて「今」があるのでしょうね。

Hシーンは、2回あります。
どちらも2人の愛が溢れています。
とくに受けの寛也の顔がエロいです(笑)

描き下ろし『日の当たらない居場所』
拓斗が月1回の東京に来る日。
待ち合わせは、寛也と城下が初めて会った「ゲイバー」でした。

描き下ろし『日の当たらない図書室2』
地元TVのインタビューに答えている拓斗。
その横にいる寛也を画面越しに見ている拓斗の父親。

離島の振興事業と父親との確執、そして2人の恋の行方。
巻を増すごとに読み応えのある良作だと思います。
たつもとみお先生が最後まで綺麗にまとめているので、読後は前向きで幸せな気持ちになれました。
多くの方に読んでいただきたいおすすめの作品です。

5

控えめに言って最高です。

3冊まとめての感想です。
完結を待っての購入でした。
出来るだけ完結済みの本をまとめて読むのが好きです^m^
読み甲斐あるし、終わってる安心感あるし…。

とにかく、面白かった\(◎o◎)/!
3冊まったく飽きる事なく続きが気になりどんどん読めました。
でも、1巻で拓斗が寛也をいきなり襲うシーンがあってそこだけう~ん(+_+)ってなったんです。
脈絡もなくいきなりそういうシーンを作れば読者が喜ぶと思ってるパターンか!と。
私はもう枯れているのでタダいたしてるシーンには萌えないのよ!ちゃんと物語の筋が通ってないと、まぁ、まったくないのもつまらないけど…^^;笑…
でも、未遂で終わるし、中盤くらいで拓斗目線のストーリーに変わると襲ってしまった気持ちの経緯が描かれていて許容範囲内でした。

幼少期に傷つき苦しみ、島を逃げ出してしまった寛也と島を出る事が出来なかった拓斗。
立場は違えど2人は島の復興を通して、過去と向き合い必死で自分の居場所を見つけようと頑張ります。

島の住人たちや復興のプロジェクトなど本当に良く設定を作りこんでいて、他の方もレビュー内で云われてましたが、本当に映画であってもおかしくないお話の内容かと思います。
南の島と東京を舞台にしてシチュエーションも文句なし。

終わり方も、相手に頼る事なく、一人でしっかりと立って歩む2人。
一緒に暮らすことはないけれど互いに相手を想い合い、心でしっかりと結ばれている…と、とてもいいラストシーンが出来ると思います。

実写になったらこんな感じ…風景やシーンを想像できる、そんなふうにも楽しめる、ホントに素敵な作品だと思いますので是非、時間があるとき一気に読んでみて下さい。

4

一方通行じゃない、強い結びつき。

いよいよ、完結編。拓斗が、寛也たちが、一生懸命に心血を注いだ、復興イベントの直前に一部の島の人々の悪意とゲイに対する反感も重なり、寛也たちは島を引き揚げることになってしまいます。万が一イベントが失敗でもすれば、島の復興は叶わず、存亡の危機に直面してしまいます。引き揚げる前に寛也は島民に頭を下げて訴えます。「どうか、引き続き皆さんの力で成功させて下さい!」と。それまで反目していた寛也の父を始め、心を動かされた島民たちを中心にイベントは予定通り進められることに。そして…。

何でもそうかもしれませんが、やらされてやる事では無くて。自分たちの事は能動的に自分たちでやっていく事が大事で。そしてそれは、一方通行じゃない、強い結びつきがあっての事。復興もそうなんですが、この事を通して、寛也は家族との繋がりを新たに結ぶことになり、少年時代の島での疎ましい想い出とも折り合いをつけ、仕事でも成長していく。そして、大切な人との新たな関係を築くのです。一つの復興をテーマに3巻に及ぶ長編でしたが、それだけに丁寧に描かれていたと思います。そして、ラブ・ストーリーであると共に非常に学ぶことの多い作品でした。BLを超えていると思います。こういう作品こそ、実写化に向いているかとも思います。(エチシーンはそんなに盛り込まなくても成立しそうですし。朝チュンでも良し。)

5

するする読める

タイトルに惹かれて、あと絵が好きなので1巻を手に取り、するする3巻まで読んでしまいました。
たつもと先生の「365/1の恋人」を読んだときも思ったんですが、読みやすさと絵のきれいさに惹かれます。後味さっぱり、安定のおいしさというところ。その分、印象が淡泊になる感もあるんですが、このサラサラした作風は癒される気がします。幼馴染→再会、それぞれの抱える過去と現在の設定も無理なく、わりといい配分で現実感がありますし、過疎化する島の観光活性化、性的マイノリティの社会的立場等わりと深い問題を重くなくさらりと描いていて面白かったです。

8

いい形で終わったかなと思う

ついに完結。
復興の企画も終盤というところにきてまたひと悶着。
はてさてどうなるかというところからのスタートな今作。
イベント当日のトラブルに、
実は「ゲイ」という事実の露見。
企画立案者である受も島を離れることに。。。

そんな中でのお父さんの行動が意外。
と、思っていたんですが
実は受が忘れていた幼いころの記憶と
協力してくれる姿と。
思わず涙腺が緩んだ( ノД`)
満天の星空綺麗でした。

そして何より最後。
都会ですぞ、ここでイチャコラせんでどこでする
受の甘えたな部分がなんともかわいかった。
普段そんなじゃないのに、どうどうと甘える姿にキュンv
なんだかんだ遠距離な感じではありますが
微笑ましくて好き

1

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