条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
namida kareruna
受けの子が見世物やのおじさんにいじめられているのを見るのは辛かったけど、攻めの子が絵に描いたようにいい人で、もう、よかったねとしか感想が出てきません。
こういう健気系&ハッピーエンドは大好きなので、私のツボを突いた話だなと読み終わったあとの満足感がすごいです。
(個人的に攻め子のお父さんが良い人で嬉しかった)
絵もすごく綺麗だし、作者さんの他の作品も読みたいなと思いました。
「明治時代のオメガバース」って、珍しいと感じて選びました。
作者は、主人公をとても過酷な生き様に設定しています。
身寄りのない混血風の外観のマヤはとても綺麗な子だけど、異端扱いされて、見世物小屋で奴隷以下の暮らしを強いられていた。
理不尽な暴力、強要される性的奉仕。・・こういうのを 不憫受け というのですね。気の毒なことに、マヤはどれだけ苛められても、傷を負っても、瀕死の際迄いっても命を失いません。また復活して苛められます。完結するまで死ねない不死身なマヤ、不憫受けはまるで生き地獄です。
そんな気の毒な主人公が、ある日、貿易商の子息と出会います。
財閥の御曹司・渚 征爾(α)は、母がΩで、Ωに偏見を持っていない。気の毒なマヤを救いたくて、手を尽くす征爾。
そして、幾つもの試練を乗り越えて、マヤは征爾の嫁になる。
生まれてきて良かったと、やっとマヤが感じるようになる・・幸せになれて良かった。
・・・と、書くと何でもない不憫な受が幸せをつかむ物語ですけど、途中にある辛苦が、もう半端なく気の毒。読みながら、今度こそ死ぬんじゃないか、と 読んで居て痛くなってしまった。
変化に富む物語だったのと、絵がきれいだったので、神。
毛唐(恐らくハーフ)と呼ばれ見世物小屋で人間扱いされていない受けのマヤと、財閥の一人息子で顔良し、頭良し、おまけに優しい攻めの征爾の身分差ラブストーリーです。
マヤが見世物小屋の主人に手ひどい扱いを受けているシーンは心苦しかったです。
その中でも、些細な事で幸せを感じるマヤの笑顔がすごく可愛いです。
そして、何と言っても【瞳の表現】がとても綺麗です!
マヤの感情に合わせてキラキラ輝く瞳は、見ているこちらが吸い込まれそうなくらい美しいです。
マヤの瞳に映る人・景色は美しく、彼の純粋さをも表しているようで作者さんのこだわりを感じました。
二人を支える【脇キャラ】も光っていました!
見世物小屋で働く千代さん。
マヤに優しく、絶妙なタイミングの良さで二人の恋の手助けをしてくれます。
征爾の父 政市さん。
征爾と同じく懐の深い優しい方です。マヤの事も気に入っており、彼に色々なエロな知識を与えてくれます(笑)二人が番となった後の喜ぶ姿や孫の誕生が待ちきれない姿がすんごく可愛いです。
シリアスながらも最後はハッピーエンドです!安心して二人が幸せになる姿を見れます!!
【明治時代×オメガバース】
相性がいいという表現は悪いかもしれませんが、
階級制度や身分差別がハッキリしてる時代背景と合わさってキリキリしました。
「オメガ」の性が浸透しておらず、発情期のオメガを「さかり」と呼び、忌み嫌われる存在です。作中では抑制剤のことに触れていないので、もし薬がない世界だったとしたら…。街中で発情して性欲が抑えられないオメガが異常な者に見えてしまい、そう感じる自分にもショックでした。
オメガが下に見られるのは、薬のない時代が原因なのかな?とオメガの歴史を見た気がします。
こちらの作品は、アンソロに収録されたものと3話目以降の内容がかなり違うみたいです。
私はアンソロ未読なのでググって知ったのですが、アンソロ版はメリバで重い内容でした(;ω;)
一方、コミックス版は明るいハッピーエンドとなってます。
最初読んだ印象は後半は思ったより軽めだったなーと感じたのですが、アンソロ版のレビューを読んで驚きました。アンソロ版の内容を知ってしまうと、パピエン好きとしては「よ…良かった!!」としか言えなくなる(;ω;)最初はライトに感じた印象が変わりました。
さて、内容について。
見世物小屋で下働きをし人間として扱われることなく暮らす受けが、財閥の御曹司で心優しい青年と出会い、恋に落る、王道のシンデレラストーリーです。
受けは、捨てられ子の上、髪や目の色が違うせいで人としての扱いをされておらず。
痛々しくて読むのがキツイ。。。
健気で良い子なので、不憫な扱いを受けるたびに涙を誘います(;ω;)
攻めに優しくされたのが初めての経験でびっくりして、頭の中に『?』マークをいっぱいにしながらも、嬉しそうに俯く姿がすっごく可愛くてキュンキュンしました!
攻めは裏表なく、身分差別などせず、優しい人です。
見世物小屋内での受けの立場を理解し、自分のせいで余計な折檻を受けないよう気を使うのがすごく好きなシーンです。財閥の御曹司だけど偉そうぶったところがなく、好青年でした。
そんな2人出会って、恋に落ちる。
奇しくも恋に落ちたことにより、受けに初めての発情期が…。
「さかり」と呼ばれ忌み嫌われる世界。
当然のように見世物小屋の奥座敷に放り込まれ10日間。
描写は少ししかなくぼかされてましたが、性的な酷い目にあったのが見て取れます。
初めての恋、初めての花火、初めて抱きしめてもらえた幸せな日。
残酷な世界がとても悲しく凹みました。
そして「さかり」ならば客を取れと店に出されるように。
生気のない抜け殻のような受けが、生きてくことすら投げ出そうとした時ーー。
攻めと出会ったこと以外、不幸な描写の連続だったので後半は気持ちが救われます。
(あ、攻め以外にも見世物小屋の仲間に優しい女の子がいました。キューピッド役です♪)
前半が重かった反動で後半のあっけなさを少々感じましたが、上にも書いた通り、アンソロ版の内容を知ってしまうとハピエンラストが読めて良かった!!!感謝!!!となりました。
時代物特有の仄暗さのまま最後まで重かったら潰れてた…。
後半は暗い部分匂わす程度で表に出ません。
見世物小屋の店主が受け奪還?にくるものの、立ち話してアッサリ。
アンソロ版のことを知らないと拍子抜けする場面がちょこちょこありました。
でも、ビスケット缶を抱きしめて幸せそうに笑う受けにホッコリします。
幸せになれてほんと良かった!!!
初めて読んだ安堂ろめだ先生の作品です。
安堂先生は絵が丁寧で、スッキリしているので読みやすいです。
オメガバース設定です。
渚財閥の御曹司 渚 征爾(α)と見世物小屋の奴隷 マヤ(Ω)のお話。
舞台は、明治時代。
母親に捨てられ飢餓だった幼いマヤは見世物小屋 平田座の主に拾われました。
そして、平田座で奴隷同然の扱いを受け、暴力と性的奉仕を強制される日々。
そんなある日、道に迷った征爾さんと偶然出会ったマヤ。
そこからマヤの人生が大きく変わります。
この時代は、世間が発情期のΩを「サカリ」と呼び、忌み嫌う設定です。
また、身分による階級と差別による階級があり、Ωに生まれることは絶望にも等しいと思われます。
その時代に、髪の色が異質のため親から捨てられ、拾われた先では奴隷として扱われるマヤ。
人間として扱われず、日々暴力を振るわれる…マヤが本当に可哀想でした(泣)
でも、そんなマヤの心は少しも汚れていません。
それどころか、純粋で優しく、そして強い。
征爾さんに助けられたマヤが恋をする様子に、こちらまで胸が熱くなりました。
途中、読むのが辛くなるほど、いたたまれないエピソードがあります。
マヤと一緒にそれらを耐えれば、あとは号泣するしかありません。
平田座のじじいやその客たちは、本当にゲス野郎です(怒)許せない!
でも、他の脇キャラはみんないい人です。
見世物小屋で働く千代ちゃんに、征爾さんの親友で浮江さん、そして意外にも征爾さんのお父様。
一途に征爾さんを想い、どんなに辛くても耐えたマヤの健気さと、マヤが発情期に受けた性的暴行の痕を見ても引かなかった征爾さん。
もう「純愛」以外の言葉が見つからない(泣)
マヤの大きく澄んだ瞳からポロポロと落ちる涙。
この先、マヤの涙は、嬉しいときにだけ出るのだと願わずにはいられません。
もっと深くまで読みたいエピソードもありましたが、全体的にあっさりしていたのが残念です。
1巻完結ではなく、続編があったら良かったなと思いました。
でも、これ以上、マヤが辛い仕打ちを受けるのは耐えられないな…。
描き下ろし『捧げる』
ある日、マヤはお義父様から「番」という言葉を教えてもらいました。
お父様のキャラ大好きです(笑)
これからは、ビスケットの缶にたくさんの幸せを詰めて欲しいです。
マヤが征爾さんと幸せになってくれて、本当に本当に良かった(泣)
最後に…征爾さんが、外見も中身もめちゃくちゃカッコいい!
明治時代のシンデレラとも言える王道ラブストーリー。
読後は、幸せな気持ちになれます。
ぜひ、多くの方に読んでいただきたいおすすめの作品です。
初読みの作家さん。
これ、装丁が美しい…!絵柄が綺麗なのはもちろん、色遣いや文字がいかにも明治、っていう感じ。
紙質も良いし。
カバーを外したその下も素敵。
という事でレビューを。内容はすでに書いてくださっているので感想を。
外国の血が混ざった見た目をしているから、という理由で母親に捨てられ、見世物小屋で働くことになったマヤ。
もう、この受けちゃんの設定が切なすぎてこの時点で涙腺がヤバい。で、このマヤという子がめちゃんこ健気なんです。見世物小屋の親分(こいつが外道)に虐げられても逃げる場所すらなくひたすら耐えるしかない。
そんなマヤを見かけ、助けてくれるのが御曹司で、αである征爾。
彼がまたナイスガイ。
イケメンで、御曹司で、やさしくて、と非の打ちどころのないスパダリさん。
会うたびに距離を近づけていく二人。
けれどそんな二人に「身分差」と「αとΩ」と、そして見世物小屋の親分の壁が立ちふさがる。
こういう薄幸・健気受けって大好物なので大変おいしくいただいたのですが。
ただ、ちょっと設定を盛り込みすぎた感も。
時代が明治という事で、この時点ですでにΩは「さかり」と侮蔑の対象になっている。
財閥の御曹司と、見世物小屋で働く奴隷、という身分差がすでにあるので、ちょっと暑苦しい設定になっていた気がします。
終盤征爾の父親が出てきますが、この父ちゃんという人がナイスアシストしていて、孤独で過酷な幼少期を過ごしてきたマヤにとって救いの人物であることは間違いないんです。
ただ、せっかく財閥の御曹司×見世物小屋の奴隷、という設定だったのですから、征爾の父親然り、見世物小屋の親父然り、もっと二人の仲を裂く立場であっても良かったんじゃないのかな。
他の腐姐さまも書いてらっしゃいますが、この作品はアンソロ版とは終盤がまったく異なるようですね。アンソロ版は未読なのですが、個人的にはアンソロ版のほうがこの二人の設定を生かす展開だったんじゃないのかなと思ったりしました。
今回発売になった単行本バージョンのほうが大衆受けという事を考えると受けがいいような気がしますが、アンソロ版をまとめたアナザーバージョンを発売してほしいな、とちょっと思いました。
けれど、
Ωというだけで客を取らされ。
見た目から母親に捨てられ。
そんな薄幸受けさんがスパダリ攻めに愛され幸せになる。
まさにザ・王道!という心温まるストーリーでした。
時代もののオメガバース作品はこちらが初めてだったのですが、設定がとてもツボでした。
まだ抑制剤とか特効薬とかが何も開発されてない時代、街中で発情期になってしまった「さかり」(Ω)は警察に捕まってしまうようです。やはりこの世界でもΩは蔑まれているし、現代ものオメガバース世界よりも人権なんかなさそうです。
私は今にも消えてしまいそうな薄幸受けがとにかく大好きなので(笑)、受けのマヤは本当にツボでした。マヤはたぶんハーフで、これはこれで時代柄差別されて嫌われています。
お話はα×Ωの王道CPシンデレラストーリーでした。身分差もあります。マヤは本当に可哀想な目にあいまくるんですが良くも悪くも内容はかなりあっさりしていてすぐに読み終わっちゃいました。設定もマヤのことも大好きだったのでもう少し長く読みたかったなあ...。
攻めの征爾とマヤの2人、ふわふわしていて超可愛いです。純愛〜〜!!って感じがします。征爾にもらったビスケットを食べるマヤ、征爾に会いに行けることが嬉しいマヤ、征爾とあんずを一緒に食べたいマヤなどめちゃくちゃ健気で可愛くて守ってあげたいその笑顔...。そして一番最後、マヤの満面の笑みはこちらまで幸せな気持ちになりました。マヤ〜〜よかったなああ〜〜ほんとよかったなあ...って結婚式に参加してる親戚のオッサンみたいな感じになります。
そしてマヤは作中でよく涙を見せるのですが、涙と瞳の描写がとても綺麗でした。これからマヤが流す涙は嬉しい涙だけであってほしいなあ...征爾よ頼む...。。
ビスケットの箱を大事にしているマヤ、そりゃ征爾も更に愛おしくなっちゃいますよね〜〜私もなりました。
義父とも仲良しみたいだし、これから幸せに暮らすんだろうなあ。ほんと、もう少し先まで読みたかった2人でした。
BLを読み出した頃からずっと気になっていた美しい表紙。セールを機に購入しました。
絵とストーリーはクオリティが高いとは言えませんが、文明開花期のオメガバースという掛け合わせのアイデアと、作品の雰囲気が素晴らしいです。
オメガバース作品の中でもこの作品のオメガ(ヒートの様子から“サカリ”と呼ばれる)差別描写はショッキングです。世に知れ渡っていない身体のしくみはきっとこういう風に、ただ淫らなものとして見られるのでしょう。
花火のシーンはドラマティックでした。
マヤは征爾に髪が見たいと言われ、頭に巻いた布を解くと、征爾は周りの人から隠すように抱きしめます。肩越しに花火が上がる。マヤは小屋に帰ってもすぐに征爾に会いたくて仕方がない。会いたい、が、孕みたい、と身体が反応してどす黒い欲望に変わります。この変化に魅せられました…!
征爾は育ちの良いお坊ちゃんで、マヤと偏見なく接し、自分の目で見て美しいものを美しいと言える人です。マヤと生きる世界が違っていたからとは言え、またシンデレラストーリーとは言え、生きる世界が一つではないことを描かれると気持ちがスッとしました。
お父様がテンション高めで可愛かったです。
現代が舞台ではない作品は、歴史好きにはたまりません。
それがオメガバースとなれば、私にとってはどストライクでございます。
ラストがアンソロ版と違うそうですね。
私はコミックでまとめ読み派なのでアンソロの方は読んでおりませんのでざっとあらすじを調べてみましたが確かに明るいハピエンではないみたいですね。
中盤まで重い展開だったのでアンソロのラストの方がバランスが取れているのかも、コミックの方は意外にさくさくと問題が解決してしまい拍子抜け感があります。
でも、やっぱり明るいハピエンは読み終わった時 気分がいいので。
足して2で割ったくらいが丁度いいんだけどな、ちょっと惜しい!
この作品は 就寝前に読まれる事をお薦めしたい。
幕末 明治の時代に思いを馳せ、おとぎ話のようにめでたしめでたしで読み終われる。
ほっこり気持ち良く眠れるんじゃないでしょうか…
見世物小屋が夢に出てきそうですが…
いろんな格差が多い時代のオメガバース。
容姿が一般的でないという理由でひどい差別を受けるマヤ。
町でも見世物小屋でも、それはそれはひどい扱い。
しかもこの時代Ωは忌み嫌われる存在であるが、マヤもまたΩだったのです。
とにかく仕打ちが酷すぎて、マヤが不憫で胸が痛むし平田が憎いしで感情が乱れました。
征爾との出会いで生きることに希望を持てたこと、笑顔になれたことが本当に良かった。
虐げられ続けたせいで人と接することを恐れ、声を発することすらままならなかったマヤが幸せな涙を流す姿を見ることができて良かったです。
そして征爾の父親に言った台詞がもうかっこよすぎて惚れた…!
ハラハラしたところも多かったけど最後にはふたりが幸せになってくれて本当に安心したし感動しました。