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hotarukun kimi wa
短編です。
皆の前で好きな子について揶揄われてバレそうになり焦った日吉は、とっさに隣にいた松尾のことが好きなんだと嘘をつきます。やだーホモなの?!と皆にはウケてその場を凌げたのですが、松尾は実はゲイで、「俺、つきあってもいいよ。日吉の気持ち嬉しかったから。ありがとう。」と本気にしてしまい…というとっさについた嘘のせいで、男の同級生と付き合うことになった高校生のお話です。
好きな女子がいて、これっぽちも男には興味がない日吉。
早く冗談だと告げて謝らないと…と焦るのだけど、自分と付き合えることになり嬉しそうにする松尾を見て切り出せずにずるずると…。
フツーの同級生だと思っていた松尾。だけどゲイだと自覚してる彼が隠していた悩みとか聞くと、ますます言い出せなくて…。
可愛らしい高校生で恋愛のスタート地点にまだちょっと到達していない二人のお話なんだけど、これからどうなるのかなぁ。
日吉がほだされて松尾と本当に付き合うようになるのかなぁ…。
でも、そのうち日吉は普通に女の子を好きになってしまいそうな気もする…。
などなど色々妄想してしまうのだけど、松尾はとてもいい子なので彼を将来傷つけるようなことはしてほしくないなと願ってしまいます。
ボーイズLOVEの「L」くらいのまでのピュアっピュアなお話。
三田織先生の世界観全開なショートストーリー。
ノンケの日吉君、気になる女の子への好意を隠すため思わず「松尾が好き」と噓をついちゃって、でも松尾は実はゲイでお付き合いすることになり…。
松尾がねホント良い子で。いじらしくて切なくて。だから日吉も本当のことが言えずにいるんだけど、実は松尾は本当は日吉が自分のことを好きじゃないってわかってるんですよ。もうここが泣ける!
ラストはこれからどうなっていくのかな…を妄想させる終わり方。幸せであってくれるといいな。