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あの時俺は、その圧倒的な美しさに――すべてを奪われた気がした
itsumo utsukushii anata to
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
トップモデルのCOUと
COUに心を奪われ続けているモデルの七海。
ふたりのモデルさんのお話でした。
七海のCOUに対する想い、めちゃくちゃ強かったですね~
はじめはモデルとしての彼に対する憧れだったのに、途中から恋に変わっていったという感じでしたが…
話は展開しているのにそこに辿り着くまでが描かれていないので
彼らの気持ちがわかりにくいかな、という印象でした。
一生懸命に憧れの人を追いかける七海のキラキラっぷりは良かったし、
モデルをやめても役者として頑張るCOUの姿も吹っ切れた感じで良かったんですが…
やっぱり少し物足りなさがあったのが残念だなと思いました。
芸能界物って何故か華やかで心惹かれてしまいます。
ストーリーとしてはよくある展開なので、もう一工夫オリジナリティが欲しかったです。
枕営業なんかしなくても本物なら実力だけで上にいけるんじゃないかなーとか、受けはそこまでして今の地位を守りたかったのに、あんなにアッサリ捨ててしまえるものなのかなーとか、キャラが突っ走ってしまい、少し置いてきぼり感がありました。
いまいち受けの魅力が伝わって来ず、もう少し色気のある絵柄というか印象的な魅せ方ができると良いのではないかと思いました。
あらすじ読んで購入。しかし、受け攻めが逆だと誤解してた。couが攻めで優太が受けだと思ってた。それに、今どき女性っぽい容姿のモデルなんて必要かなと疑問。男っぽい攻めモデルに、普通な感じの男性モデルの絡みなら面白い特集になるんじゃないのとか思った。ユニセックスのモデルなんかひと昔前だし。それからcouがショウで着てる服が変だった。まずそこで微妙だと思った。身体の動きも描き切れてない感じがした。せっかく綺麗なのに。
設定と表紙の時点では、期待が高まっていたのですが…。
結局「羨望も嫉妬も紙一重のこの世界」という表現を使いたかったんだろうな、という感想しか残りませんでした。
ツッコミポイントが満載です。
・COUがトップモデルなのに背が低い
優太と並んだとき、最小で5cm、最大で10cmくらいの身長差があります。
優太が専門学校の友人と並んでもずば抜けて大きいわけではないので、COUはまさかの170cm台?
いくら中性的な魅力が売りでも男性服を着る以上、185cmはないとトップモデルにはなれないと思うのですが…。
・撮影の休憩中にモデルを抱いちゃう編集長
・せっかくのチャンスにおろおろ赤面しているばかりの新人モデル・優太
COUの相手役に抜擢されるものの、いいところゼロです。
1回目の撮影は目を瞑るとしても、2回目は現場に入ったら顔つきが変わるくらいのオーラを放ってほしかった。おろおろ赤面に再オファーが来るほど甘い世界ではないと思うんだけどなあ…。
・理想ばかりを押し付けてくるファンに絆されるトップモデル
・事務所の稼ぎ頭を切って、これから売れるかもしれないし、売れないかもしれないモデルを守る選択を受け入れちゃう事務所
いろいろ「えー…」という展開はあったものの、特に気になったのが上記でした。
何もかもが浮世離れしていて、物語の外側から「おいおいー」とチャチャを入れる立ち位置をキープせざるを得なかったのが残念です。