条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
kozue no natsu
かつらぎさんの作品はほのぼのと、ひととひとの繋がりの大切さを大事にしている空気に溢れている気がします。
こちらもそんな雰囲気が漂う短編集でした。
6つの短編が収録されています。
【梢の夏】
木から生まれる子どもと種を飲むと授かる子ども、という不思議なテーマ。
最後にいきなり女の子と3人暮らしをしていてびっくり。オメガバースかと思ってしまいましたよ。
pixivやサイトで、はなちゃん(女の子)と夏生×治巳の日常的漫画が読めるそうです(あとがきより)。
【神さまのイタズラ】【本日も晴天ナリ】
隣に住む幼馴染のしんちゃんとトオルの話。
最初は赤い糸、ふたつめは高校入学直前の話でした。
【コトノハ】
BL要素のない、オカルトな話。
陰陽師みたいな三輪と大学の准教授が事件(?)を解決(?)
【よくいるふたりのよくあるハナシ】【おばかが好きなおばかちゃん】
親友同士のコータとマサキの話。
コータと彼女の別れ話が終わるまで近くで待っていてと頼まれたマサキ。
ひとつめで事の起こり、ふたつめは2年後になってます。
【神さまは気まぐれ】
しんちゃんとトオル。しんちゃん、大学進学で上京するの巻。
しんちゃんとトオル、コータとマサキ、それぞれで1冊ずつ読みたい!
2組ともかつらぎさんの「願いごとはひだまりで」みたいな年の重ね方をしてほしいと思える話でした。
何だか随分とお久しぶりのかつらぎ先生のコミックス。
どうやら、同人誌で出されていた作品をまとめた短編集のようです。
と、いうわけで、絵とか、お話の全体の雰囲気は結構好みなんだけど、全体にちょっと物足りない感があるのは否めない。
表題作も「宿り子」とか「生み直し」っていう、最初の設定を提示しただけで、最後にいきなり子供が登場して???
この先、この子供の説明とかが続くのかと思えば、ここで終わって別の作品に???
まあ、ほかの作品も、これはこれで短編なりに面白かったから、それはそれとして。
で、後書きにこのコミックスがまとまった経緯が記されていました。
ならばと、サイトへ行ってちらちらっと読んでみました。
表題作になっているはなちゃんのシリーズだけだと、日常系ほのぼの作品としてはかわいいけど、BL的には薄味だし、それよりは、短いなりにBL的に成立している作品をまとめたってことはよくわかりました。
webサイトやpixivを追っていたファンの方には、商業コミックにまとまって嬉しいかもだけど、やっぱりこのコミックス単体でいきなり読むとなると、わかりにくさや物足りなさが残るので、ちょっと厳しいけど萌はひとつで。