Life 線上の僕ら

life senjo no bokura

Life 線上の僕ら
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神465
  • 萌×2100
  • 萌65
  • 中立41
  • しゅみじゃない42

--

レビュー数
99
得点
2961
評価数
713
平均
4.3 / 5
神率
65.2%
著者
常倉三矢 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
シリーズ
Life 線上の僕ら
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784832290105

あらすじ

下校途中の一人遊び「白線ゲーム」で偶然出会った
生真面目な伊東と無邪気な西。

恋に落ち、「白線の上だけの逢瀬」にもどかしさを覚えた伊東は
咄嗟に西へキスしてしまって……

高校生から大学生、そして大人へ―――
変わらない想いと、変わりゆく現実の狭間で
愛に翻弄された二人の男の人生を描いた感動の話題作。

描き下ろし10ページあり

表題作Life 線上の僕ら

高校生→大学生→リーマン
高校生→大学生→リーマン→脚本家

その他の収録作品

  • JOY

レビュー投稿数99

No Title

泣いてしまった・・・長い長い2人の出会いと人生の終わりまで。若い2人の恋の煌めきと葛藤し始める20代後半・・そして30代のあのシーンでグッときてしまった・・。晃と夕希2人の心の動きが丁寧に描かれていてとてもとても良かった。大体出会った時の2人のシチュエーションがかわいすぎでしょ!こうやって歳を重ねていく2人の話はあまりないのでしみじみよかった・・。

0

こういうのが読みたかった

生真面目な伊東と無邪気な西、この二人の高校生から老後までの一生が描かれています。

学校帰りの一人遊び、白線ゲームで偶然出会った二人。そこから少しずつ距離を縮めていきます。

若い頃は相手を好きな気持ちと勢いで過ごしていたけれど、大人になるに従い広がる人間関係、気になる周りの目、そして少しずつすれ違っていく心。

伊東が西を振り回すので勝手だな…と思っちゃうんですが、不安を抱えて迷って間違って後悔するのも人間なんですよね…むしろ間違わない人なんていないだろうし。

一生を一冊で表現しているのでテンポが早く、この年齢はもう少し深く読みたかったな…と思う部分はありますが、でも出会いから看取りまでとても綺麗にまとまってると思います。

線上と西の笑顔がとても効果的な場面で使われていて印象的。いろんな作品にありますが、作品のキーとなるものをラストにもまた持ってくる構成、大好き!

3

泣かせられた。

宝くじでも思いましたが、構成力がずば抜けていると感じます。
こんな重圧な話をよく1冊に纏めましたね。
白線遊びから出会った2人の人生の物語。
一生の話なので場面がポンポン飛びます。
幸せな学生時代からのドン底はキツかった…。
やはり伊東君が世間体には耐えられなかった。
西くんが健気でいたたまれなくて。
別れは何が有っても途切れなかった白線が、ここで途切れてしまうんです。あ、もう本当に終わりなんだと。瞬間にページ閉じました。
でもね、私涙を耐えましたよ。
ただ最後の方、これは作者の意図で泣かそうとしてる!ってページが有るんですが、急に来るんです。

見た瞬間にバンっ!って涙腺崩壊。先生ずるいよ~。反則逮捕って位泣きました。
多分一番幸せだった時期に戻ったのかな。
伊東君が天国のパンフレットを持ってるのがニクい。
これはネタバレ無しで読んでほしい。

花音2020年6月号で映像化記念として2人の隙間を書いている話が有るのですが、最初の同棲初日のドキドキと引っ越しの忙しさ(笑)。オーロラ騒動後の同棲話で西くんの幸せが読めて嬉しい。

2

ファンタジックな意欲作

高校→大学→社会人との間に関係性が変化していくカップルの話です
普段BLを読んでいて結ばれた二人はこの後どのような人生を過ごしていくんだろう…?と先が気になることもあるかと思いますが、そうしたテーマに真っ向から向き合った作品だなと思いました。

やっぱり印象深いのが一度攻めと受けが別れてしまうところですね。どちらかというと現実主義な攻めには思うところがあり、この先も一緒にいられるのかという不安から別れを切り出します。だけど結局受けがいないまま生きる日々に耐えられず妻とは離婚…散々慰謝料やら何やらふんだくられたみたいですがそこは仕方がないですね笑

その後旅行先で再会して〜という流れはちょっとファンタスティックすぎてついていけない部分もあったのですが、晩年の二人の様子は可愛らしくてクスリと笑えました。受けの持つ感性もあってか、全体的にリリカルで優しい話でした。“ずっと一緒に”の実際的な困難さにはもう少しビターな展開が欲しかったところですが、ふわっと幸せに終わるのが作品のカラーには合っていました。

1

1冊で素晴らしい

頭の中が赤毛のアンの妄想男子と普通が1番の逃げ癖男子の高校生から人生の終わりまでが1冊にまとまっています。

なので、2人の要所のみの構成になっていますがダラダラと余計なすれ違いや当て馬等が描かれるより好感が持てます。

普通が好きな伊東くんが線上遊びしているのは…まぁ、2人の出会いがそこなので致し方ないですね。

心情の移り変わりは数コマ数ページで充分表現されていると思いました。

西くんが亡くなった後の扉を開けた時のアップが…天寿を全うして、さぁ、これで伊東くんに会えるぞ。ワクワクするなぁ〜という顔で…そこで号泣。
その表情がしばらく頭から離れませんでしたし、思い出すと涙が出ます。

号泣しながら書き下ろし読み始め…あぁ、産まれる前からめっちゃ喜んでる。とホッコリ。

そして、中年世代の2人のシーソーに爆笑しました。
あ〜良いモノ読んだ。

2

心の距離感がリアルで苦しい

初めて作品にレビューをさせていただくのですが、この作品には本当に感動しました。
なんて言うんですかね2人の心の距離感がとてもリアルで、読んでいてすごく苦しくなりました。
すごく涙が出てきちゃいましたね、笑

あとは、2人の出会い方がとっても素敵です!
出会いに使われていた描写も場面によってそれぞれ違う意味をもっていて、切なく感じられるような時もありました。
作者さんの表現の仕方に見事に良い意味でやらましたね。

ぜひ、読んでみてください。

3

「中立」から「神」へ格上げ

とにかく評価が高かったので、BLの世界にハマりだしてすぐに読みましたが、その時はBL初心者でもあり、評価の良さからきっと無意識にハードルを上げ過ぎていたため、思ったよりそんなに響かず。。。

それから1度も読み返すことなく1年半ぐらいの間、いろいろなジャンルの他の作品をバカほど読んでちょっと落ち着いた先日、ふと再読してみたら、なんとまぁ感動!!!

高校生の頃から晃の身勝手な行動(夕希を置いて逃げる)には何度読んでも腹が立ちましたが、もしかすると晃の思考が圧倒的に多数派なのかもしれないなぁと思ったり。。。
読者としては途中で失われた夕希の笑顔が戻っただけでも感動と安心で泣けます。

そしてBLに限らず、恋愛もので人生を描き切ることってなかなか無い中で、最後の再会まで描いてくれていることがとてもよかったです。

どなたかも言っていましたが、駆け足感は否めませんが、それでも2人の人生の山あり谷ありをうまく描かれていると思います。

1度読んでイマイチ響かない方も、ぜひ時間をおいて再読してみてほしいです。印象が変わると思います。

4

ぜったいに読むべき傑作

ああ、すごいな。やっぱりすごい。

評判通りにすごかった。
いや、正直、ここまですごい作品だとはサンプルを読んだ感じではなかったので、評判以上のすごさだったと言える。

この漫画を読んで泣かないなんてありえないと思う程。傑作。

出会いから死までだけじゃなくて、描きおろしには誕生前からの話まで、じっくり丁寧にふたりの人生が描かれている。よく1冊にまとめられたなぁと感動!

数年前の作品だから、今さら何を紹介するんだろうとは思う。
でも、もしもわたしのように最近BLにハマった人ならば、ぜったいに読むべき!

そして、ぜひともネタバレせずに読んでほしい。

3

涙無しには読めません

実写ドラマ化をするというニュースを見てこちらの作品を知りました。
ちるちるさんでレビューをみると評価が凄く良かったので読んでみたのですが
皆様がレビューに書いている通り涙なしでは読めません。


晃が勝手すぎて奥さんも可哀想だったし
夕希もひたすら可哀想でした。
結局自分が大事すぎて二人の人間を傷つけたわけですが
そこがなんだか人間味があり、
人間ってこんなもんだよな。と思いました。
二人を傷つけたからこそ隠し切れない自分の気持ちにも気づいたし
なんだかんだ夕希もずっと晃が好きだった訳で…。


生涯のお話を描いていらっしゃる作家さんに
今まであまり出会ったことがなかったのですが
1冊丸々表題作で、1冊の中に彼らの人生が詰まっています。
1冊にこうも二人のお話をぎゅっと濃縮出来るのがすごいなぁと思いました。
映画のような1冊でした。


それぞれの葛藤が沢山描かれています。
読むか悩んでいるのであれば読んだ方が良いと私は思いました。

1

人生のスペシャリスト

踊り出したくなるようなわくわくする出会いから
現実を突き付けられる大学時代、恋人としての幸せな日々…
そして胸が締め付けられるような葛藤、切ない別れ。
年齢毎のエピソードがテンポよく描かれているのが読みやすいです。

晃の心の内は、夕希を大切に思い、愛するほどに複雑になっていって
そうしていつしか歯車が噛み合わなくなるのが本当に切なくて苦しくて…
でもそれを乗り越えた先のふたりの日々が
これまで以上に幸せそうでキラキラしていて、見ていてすごく心が満たされるのです。

人生の終わりまでが描かれていて、終えたその先でまた再会するシーンは何度読んでも色褪せない感動があるんですよね〜
夕希の笑顔を見るために天国でデートスポットの勉強をしている晃の姿、いつも涙で霞んでしまう(笑)

お気に入りすぎて上手くまとめられないのが悔しいのですが
ふたりの行く末も結末も知っているのに読むたびに毎回泣いて、感動して、ほわんとじんわり温かい気持ちになれる。
こんな感動作にはそうそう出会えないなと思うほど素晴らしい作品です。

2

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