君へおとどけ

kimi e otodoke

君へおとどけ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神40
  • 萌×240
  • 萌24
  • 中立6
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
19
得点
438
評価数
112
平均
4 / 5
神率
35.7%
著者
厘てく 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
価格
¥629(税抜)  
ISBN
9784199607141

あらすじ

深谷泉、27歳独身!趣味はネトゲとフィギュア集め、買い物は99%通販生活のインドア派。そんな深谷の今一番の楽しみは――イケメン配達員・二十八(つちや)さん!!逞しく男らしい身体に、爽やかスマイルが今日も眩しい★彼との玄関先の逢瀬のために、毎日のようにオタグッズを通販する日々だ。これは断じて恋ではない…ヒーローやかっこいいものに憧れる少年心なのだ!自分に言い聞かせていたけれど…!?

表題作君へおとどけ

イケメン配達員、27歳
コミュ障オタクのフリーター、27歳

同時収録作品俺たちがモテないホントの理由

大学生・19才
大学生・18才

その他の収録作品

  • 番外編:二十八の悩み
  • あとがき
  • カバー下:キャラクター紹介

レビュー投稿数19

どっちも可愛かった!

読んでいて楽しい気分になれる一冊でした。

表題作の「君へおとどけ」は、イケメン配達員(考えるより動く派)×コミュ障オタク(ぐるぐる考えすぎ)なんですが、攻め・受け二人とも可愛かったです。
目がぱっちりとした容姿もですが、攻めが時々ウサギ耳つきにデフォルメされるのが、なんともカワイイ!ランニングの助言でお礼を言われた後で「気分いいな」と返す対応もイイ!
格好良くなろうとランニングをする受けの手軽さも好感が持てました。いきなり就職活動とか始めるんじゃないのがむしろ良かったです。それにしても…カバー下を読んで、受けは高校時代の剣道部にはちょっと驚きました。だからいきなり走りだしたのかな。

同時収録の「俺たちがモテないホントの理由」は、最後のページの五十嵐の表情がなんとも印象的でした。

10

胸板に♡

お気に入りの一冊になりました。
二十八くん(攻めくん)がほんとにイケメてます。
まず表紙の胸板に本気でときめきました!

物語は分かりやすく進展しますし、
オチ(?)も なかなかなるほど。
何にせよ、さわやかな二十八くんにやられっぱなしでした。

自分は厘てく先生が描く猫目が大好きなのですが
今回もキラキラした猫目に大満足でした。
文句ない一冊、という感じです。



9

イケメン配達員にトキメキます!

表題作+短編1作です。
2作ともコミカルながら、恋する切なさ等もしっかり堪能出来るラブコメディです。
そして絵が素敵すぎます! イケメン配達員の、引き締まった細マッチョな肉体が目の保養になりました~♡

「君へおとどけ」
趣味はネトゲとフィギュア集めのインドアなオタク・深谷の楽しみは、イケメン配達員・二十八(つちや)に荷物を届けてもらうこと。彼に会いたいばかりに毎日のようにオタグッズを通販する日々ですが、イケメンを鑑賞したいだけで、これはラブでは無いはず!…というあらすじです。

コミュ障オタクの受けが、自分とは正反対の攻めに(無自覚に)恋をして、ちょっとでも自分に自信をつけて格好良くなりたい…とジタバタと頑張るお話です。

受けはコミュ障オタクとなっていますが、今時の普通の男子にしか見えません…。もうちょいオタクっぽい外見のが説得力がある気はします。
そしてある意味すごく、今時の等身大の青年です。恋愛に不慣れで、自分の惨めな実態は知られたくない。ちょっとでも格好良くなりたいというのも、攻めに好かれたいというより好きになる権利が欲しいという、なんともいじらしい動機です。

攻めは爽やかイケメン。配達員の制服が似合いすぎていてニマニマしてまいます…。受けは完璧だと思っていますが、実は天然で勉強の出来ない筋肉バカなんですね。

この攻めのキャラクターがとても素敵で、最初は攻めの勝手な理想の姿を作り上げ、その理想像に憧れていた受けですが、実際の純粋で真っ直ぐ(ちょっとバカ)な本当の姿を知るにつれ、本来の彼を好きになり…といった所。

個人的に萌えたのが、二人で雨宿りするシーン。攻めが受けをのぞき込む表情が可愛すぎてキュンキュン来ます。あざとい…! 
そして、ここでのいちゃつきが最高です。カップルのいちゃつきというより、仲の良い男の子同士のじゃれ合いといった感じなのですが、またこんなのも萌えるんですよね。(//∇//)

その後は受けが本来の自分をさらけ出し…といった展開。ここでも純粋で天然な攻めの反応が素敵です。ホント、爽やか…。
絡みは1回。身体のラインがとてもキレイです。ここでは攻めが、やや肉食な部分を見せてくれます。そして初々しい受けの反応と表情に萌えました(//∇//)

最後にちょっとしたネタバレがあり、攻めが受けを好きになった理由に説得力がでます。ラストの甘い二人に悶えました!

「俺たちがモテないホントの理由」
大学の新入生二人。彼女を作る為に、二人で協力しあおう!…と頑張りますが、二人とも全然相手にされず…。

グルグルやっている二人に、キュンキュンしたりジレジレしたりといった話です。
最後に女子トークで、何故二人が女性に相手にされないか…というネタバレです。エロはなし。

2作とも楽しく読めました!

8

配達員×コミュ障オタク

オタクでコミュ障な受けは、趣味のグッズや日常品をほぼ通販で購入している半引きこもり。そんな受けの元に荷物を配達してくれる配達員攻めがイケメンすぎて、受けはかっこよさに見惚れるやら、自分と比べて情けなさに落ち込むやら。せめて体力をつけようとマラソンをしていたところ、偶然攻めと出くわして…。


とっても可愛らしいお話でした。
受けはコミュ障オタクで、近所のおばあちゃんがやってるクリーニング店でバイトをしています。
その受けの自宅に配達に来るのが攻め。作者さんの絵柄ではしゅっとした細身のキャラですが、体格ガッチリの肉体派という設定です。
天然ボケ気味の攻めとコミュ障受けなので、かなりのページまで恋愛が始まるような気配がなく、これちゃんとBLになるのかな、と心配してしまいました。まあちゃんと恋の花が咲いて一安心。きゅんきゅんするような可愛い恋愛でした。

気になった点もいくつか。受けの仕事が個人経営のクリーニング店の手伝いで、なのにフィギュアを大量に所有し、27インチテレビやルンバなんかを買いまくってるのが謎でした。そんなに収入があるようには思えないんですが。
あと、作中に出てきた良一郎お兄さん。彼になぜ攻めが制服を託したのかがいまいちよく分からなかったです。ただ単に制服をクリーニングに出したかったのか、それとも何か思惑があったのか。受けの様子を見に行って欲しかったのだと仮定するには、攻めも良一郎さんに何も聞いていないし、こちらもすごく謎でした。


同時収録作が1点。こちらは彼女が欲しい大学新入生2人のお話でした。
受けの、女の子のことしか考えていないような脳みそや、その女の子に対する馴れ馴れしい言動が生理的に受け付けず、好きになれませんでした。攻めは硬派っぽくて好感が持てたけれど、こちらはこちらで何を考えているのか、結局彼女が欲しかったのかそうでないのかも分からなくて、全体的にハマれませんでした。
評価としては、表題作が萌×2、同時収録作が中立と萌のあいだくらいです。

6

疲れた頭にすーっと

厘てく先生の描く細マッチョ、美しいです!

考えすぎちゃう受けと直感タイプの攻め、いいですね。

攻め側の心理描写が物足りない、というのは確かあります。
あと割と最初から思ったのは、
フリーターってこんなお金持ってるの⁉︎。って言う…


しかし。
玄関先でしゃがみこむ攻めの制服うしろ姿で


全部良し\(^o^)/


ってなりました。

だってイケメってるから!
攻めも可愛い。

同時収録の大学生のお話も、
ありふれた設定なのにキラリと光る物語の運び方が好きですね。

疲れてどろーんとしてる時に読む一冊として
ピッタリの作品だと思います。

6

ツボが散りばめられた表題作

とても好きなタイプの絵でした。
最近気付いたのですが、1ページ目で絵に一目惚れするとその時点で作品の評価が8割増しくらいに跳ね上がるのですね。
同じような設定で同じような展開でも絵が好きだとそれだけで神、苦手なタイプの絵だと粗探しまでしてしまうダメ人間ですが、この作品は絵だけではないです。
もちろん絵に一目惚れしましたが、ぐいぐいツボをついてくる作品でした。

【君へおとどけ】神
ふう、好きです。
宅配のお兄さんのイケメンっぷりを見ることが楽しみなフリーターの深谷。
自分とはほど遠い爽やかイケメンに憧れはするものの、「別次元の生物」を鑑賞する感覚。
憧れがいつしか…、という話でした。

以下の要素が好きな方は絶対好きです。
眼鏡からの眼鏡を外したらイケメン/美人、文句のつけようなくデッサンの狂いもない完璧なイケメン、間違った方向に努力を続ける主人公、当て馬不要の2人だけの世界、ツンデレのいない純粋さんだけがいる世界、猫目系の顔、変なTシャツ、細かいところに潜んだ笑い、実は最初から…的展開。
すべてのツボというツボをつかれまくってしまいました。最高。

【俺たちがモテないホントの理由】萌+怖
同じ高校出身だけど大学に入ってからの友達。ふたりを結ぶものは「彼女が欲しい!」という思い。
2人で飲み会に参加しまくるものの、五十嵐は距離なしのお調子者過ぎて、夏目は女子が苦手すぎて一向に彼女ができない…、という話でした。

これは…、最後のページの五十嵐の表情がそれまでの雰囲気を一変。精神的に怖い話を読んだときみたいにゾクっとしました。
彼女ができない理由は、自分たちが考えているような理由ではなかったんですね。ストーリーテリングの技巧の妙を楽しめる作品でした。

5

テンポのズレが可愛らしい( ´͈ ᐜ `͈ )

2つのお話が収録されています。

表題作が気に入りました。
なんだか攻めも受けも可愛らしいです。
ちょっぴりテンポがズレてるのに思わずフフっとなりました(﹡´◡`﹡ )

同時収録の方は展開がよくわからなかった…。

表題作:萌え×2・同時収録:中立で間をとって評価は萌えあたりかなぁ?と思ったのですが
全体的な印象と後引く読後感が気に入ったので萌え×2で上げます♪


◆君へおとどけ

宅配員×コミュ障フリーターのお話。

受けのオタクっぽい動きや思考に笑いました!
すぐ自分の世界に入り込んで悶々と考えを巡らせていたり、
考えすぎて人と接するときに変にチグハグな動きになってしまったり。
思ってることがすべて表情に出てしまう愛いヤツです( ´͈ ᐜ `͈ )かわいい。

攻めは体格もお顔もカッコよく笑顔が爽やか!
裏表なくて性格も良さげで、受けが"はわわ〜♡"となる気持ちがわかる。

外見や雰囲気を見る限り完璧そうなのですが、
蓋を開けてみればタダの体力バカで物事を深く考えない性格というギャップにキュンキュン。
自分がいかにバカなのかを淡々と語るシーンが印象的でした。
お勉強は出来なくても、したいことだけ全力でやる・働く姿がカッコいいいです!

で、接触シーンがニヤニヤしちゃう( ´艸`)
攻めはパーソナルスペース狭いのか?
フッと腰に手を回したり、顔の距離が近かったり。
それらを無意識でするからぐるぐるテンパる受けが可愛いv
恋が始まってないのにイチャイチャしてるようにしか見えない姿が萌える(^//^)

衝動的にしてしまったファーストキスも良かったですが、
セカンドキスもキュンキュンしましたねぇ…(∩´///`∩)
頭なでなでしてからのチュー。
斜め後ろからのアングルで描かれてる構図で覗き見気分でしたw

ちょっと引っかかったのは攻めのお父さん。
意味ありげに登場したので何かあるのかと思ったら、何もなかった。
なんだったんだ…???
あと、カバー下の設定見ると攻め受け同い年でビックリ。
てっきり年下攻めだと思って読んでたよ…(;∀;)

同い年でしたが互いに敬語が崩れないままなのは可愛くて良かったです!

◆俺たちがモテないホントの理由

彼女が欲しい大学生がコンパで協力しあってる内に…なお話。

うーん(-ω-;)??
これって両方とも本気で彼女ほしがってましたよねぇ?
付き合う流れが唐突すぎて意味がわからなかった…。残念。

3

細マッチョドライバーの人懐っこさにやられた

2017年刊。
コミック一冊分に短編2本が収録されている。

表題作のほうは奇をてらったキャラクターじゃないのに、宅配便ドライバー×フリーターの通販オタクくんの可愛さに引き込まれた。
二十八(つちや)ってば細マッチョで人懐っこいだけでなく眩しいし、深谷も好青年だと思う。

さて、インドア生活の支えとはいえ、ネット通販を頻繁に利用しまくっている深谷くん、他の複数の姐さんに指摘されているけれど、こんなにも買いまくって支払いは大丈夫だろうか?(-_-)
とは言いつつも、フリーターながらクリーニング屋のバイトは頑張っているし密かに惚れている二十八を意識して軟弱改善にジョギングに励もうとする前向きさからグータラ度は低い。

特に拗れもなくお互いに好意を寄せていたのは結構な事だ。
フリーターだろうが体力資本のドライバーだろうが職業なんて関係ない、取り繕う事のない相手が好きって流れに好感を覚えた。

もう一編の『オレ達がモテないホントの理由』については一読しただけではピンとこなかった。
結構チャラ目な大学生・五十嵐が掴み切れず、夏目(*背の高くガタイのいいほう)の世話を焼こうとする様子になんか空回りしているな~という印象しかなくて…

五十嵐が夏目に対して「黒髪で健康的で純粋な子~」と好みのタイプを語っていたシーンは、何度か読むうちにようやく合点がいった次第だ。
確かに夏目は今時いない清楚系だわ。
(いや男性の場合はさっぱり系と言うのだろうけどさ)
彼らに彼女が出来なかったのは、仲の良すぎる二人の空気に察するところがあったのかもという…女性陣の勘の鋭さは侮れませんぜ。

ちなみにこちらはキスシーンも無く、どちらが攻め受けになるかは今のところ不明だ…どっちが攻めになるかは想像が付くのかな?

1

ジュワ~っと

登場人物の感情がとっても素直でここ地良い読みやすさ。
読んでいて負の感情が一切湧きませんでした。
伏線の張り方と回収もお見事。

キャラの行動に疑問を持たないので、感情移入がしやすいのです。
受けの深谷はオタクでコミュ障ですが、性格は明るすぎず暗すぎず、攻めの二十八に好意がダダ漏れで可愛い。
時にはかっこつけたりするけれど、絶妙に伝わらず落ち込んだりするのもまた良いです。
自分を見つめ直して、少しでも二十八に近づこうとランニングを始めたり、行動力があるのも好感度アップ。

二十八はとっても明るい。
周りから見たらかっこよくて、爽やかで運動もできて完璧に見えてしまう人。
でも実は、大学進学は無理だぞと担任から言われるくらい勉強が人一倍できない。
本人はそれについて深く悩んでおらず、じゃあ好きなことできることを仕事にと選んでいるのがまたポジティブさを表しています。
ちょっと悩んで欲しくなるくらいです。
なんだかいろんな意味で心配になってしまう危うさがあります。

両想いになった後の流れはスピーディー。
おせっせ中に二十八が肘をついてるのですが、それすらもかっこよいのと、最中に肘をつくのが新鮮でドキッとしました。

お互いをリスペクトし合う素敵なカップルでした。

同時収録「俺たちがモテないホントの理由」
彼女を作ろうと奮闘している大学生ズのお話し。
ラストにちょっとゾワっとしましたが、多分怖い話ではないはず。

1

かわいいイケメン

オタクなフリーターと爽やかイケメン肉体労働男子という正反対の組み合わせ。
しかし違いに最初から恋愛でなくとも好意があるため、反発心や抵抗感もなく、わりと可愛らしいお話だったかと。
絵も綺麗で読みやすかったです。

こんな組み合わせだと、どうしてもオタクなフリーターの方が劣等感を感じてしまいそうですが、攻めの二十八がとてもいい子で、そのコンプレックスも上手く散らしてくれる感じでした。
大人の優しさというより、物事を深く考えないワンコ系の攻め。
それがギャップがあってよかったと思います。

ちょっと勿体無いのが、ノンケの二人に恋愛感情が芽生えた流れが分かりにくかった事。好意は90%くらいは人間としての好意に思えたので、男女や、ゲイなら不自然ない恋のメバエを上手く描かないといけないのがノンケ同士の難しいところですね…。
最近ノンケとゲイという組み合わせの漫画を多く読んでいたせいか、ノンケ同士というのがかくも難しいものなのか、と思いました。
特に二十八の恋愛感情の芽生えが全くよくわからなかったです。

しかし、前作から大好きな作家さんなので、次も期待したいです。

3

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