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甥っ子→叔父の、近くて遠い恋 待望の第2巻!!
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
待ちに待っていた『STAY GOLD』の2巻。ブラックの背景に、渋い表情を浮かべる優士。そして帯の「あんま大人を舐めんなよ」の文句。普段は穏やかで優しい優士ですが、もしかしたら2巻は優士のイメージは変わるのかなあなんて思いつつ読み始めました。
内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。
あまりに悲惨な結果の駿人のテストを見つけた優士。
「高校受験はどうすんだ!」とお怒りの優士に、「高校にはいかない」という爆弾発言をする駿人で。
高校に行くための費用。
菊花の面倒や、彼女の生活費による優士への負担。
そして何より、自立して優士と肩を並べる一人前の男として見てほしい。
という理由である模様。
けれど、大人としては高校くらいは卒業してほしいと思い悩んだ優士は塾等も進めますが、金銭的に負担をかけることになるからと首を縦に振らない駿人で。
無料で、家まで来て、駿人に勉強を教えてくれる人を探している、というコウのセリフに食いついたのは、コウに片想いしているコウの友達の日高くん。これをきっかけに、コウの家に行ったりさらに親しくなりたいと願う、日高くんの下心から出た提案。
序盤は日高くん→コウへの片想いの話がメインで進みますが、途中からやっぱり駿人メインのお話へ。
日高くんから「押してダメなら引いてみろ」というアドバイスを受けた駿人は、今までの押せ押せムードから一変、あっさりした態度を優士に取るようになって…。
「家族」であることに執着し、ゆえにお姉ちゃんへの恋心を封印した優士。
そして、そんな「形」よりも「自分の気持ち」を優先し優士に恋心を伝える駿人。
「家族」であることを捨てられない優士の出した答えは…。
同じ家に住み、物理的には一番近しい位置にいる二人でありながら、心情的には遠くかけ離れたところにいる彼らの「これから」が、一体どうなるのか。
ストーリーとしてはシリアスな部類に入ると思うのだけれど、秀さんらしいギャグが所々に入り、またコウや菊花という能天気な(と言ったら失礼か?)なキャラたちの存在にも支えられ、シリアスすぎず、けれどコミカルすぎもしない展開になっているのはさすが秀さんといったところか。
2巻では日高くんの存在感が半端なかった。
秀さんらしい「ちょいキモ」なキャラで、コウに対する長年の恋心が非常に重く、それでいて応援したくなる魅力的な男の子でした。
1から再読させていただきました。
今回もまた面白い!!
叔父と甥。
好きになったものはしかたない。
グイグイな甥っ子を応援してしまう私ではありますが
あーーーな・・・な部分もあり。
自らも血のつながらない家族に伝えられない想いを抱いてた。
こじらせたままの気持ちを良いものと思えないでいたのに、大事に育ててきた甥っ子がまた自分と同じ道をたどっている。
これがどう転ぶのかというのが面白いです。
「押してダメなら引いてみろ」
これが意外と効力を発揮しているのがおもしろかった。
チョロいのかそうでもないのかww
弟君に恋する親友くんを追いかけるのも
思いの外楽しくて良い。
次回はもっと早く続きが読めたら嬉しいです。
2巻では、中学3年生の駿人の進路も絡んできて、成長や未来について考えさせられる巻になっています。
もうこれね、ホームドラマと恋愛ドラマの曖昧な境界線に、すっごくドキドキくるんです!
駿人は成長期なので、昨日より今日、今日より明日…という速度で成長を見せます。
よく食べて体力も腕力もぐんぐん成長していく駿人。
普通なら親代わりの優士は単純に子供の成長を喜ぶ場面のはずなんだけど、どこか「ぽーっ…」と眩しい目で見るような、曖昧な雰囲気が見え隠れするんです。
成長の眩しさ、子供から男になっていくのを見る怖さ…そんないろいろな思いが詰まった優士の表情がいいんだなぁ。
〔ほのかに恋心を抱いていた血の繋がらない姉が産んだ、血の繋がらない甥に告白された〕という種が蒔かれたことで、すっごく絶妙なバランスで萌えが芽吹き始めている感じ。
この一家、若者だけで成り立ってる家族なので、全体的に緩くふんわりとこの曖昧さを受け入れていて、私はその空気感がとても好きです。
ちょくちょく挟まれるコウに恋する日高くんのエピソード。
これもすっごく胸にくる…
「親友に密かに想いを寄せる」というのはすごくよくあるエピソードなはずなのに、何故かたった数ページの静かなモノローグに、やられてしまう。
秀先生のセンスが詰め込まれているのを感じます。
これはもう単純に「肌に合う」んだろうな。
3巻もただただ楽しみです。
駿人、中学生。優士に気持ちを伝えるも、家族として、保護対象として見られない自分にイライラしている。でも、常にまっすぐ。そんな駿人にほんろうされる優士。
そんな中、関係を動かしてくれるのが、兄コウの友人、日高。
優士は駿人に高校進学してほしくて、あまりの成績の悪さに家庭教師を雇おうとする。
一方、早く優士から自立するために、高校に行かずに家を出たい、かつ優士にお金を使わせたくないという駿人は家庭教師をこばむ。対立する二人。
そんなとき、日高が、たまにご飯食べさせてくれるなら無料でいいよと家庭教師を申し出る。実は日高はコウのことが好きで、この家に来たいという下心あり。
駿人は、家庭教師のふりをしようという日高の提案にのり、たまに日高に来てもらい、勉強はしないが恋愛相談をするように、というのが流れ。
日高のアドバイス、押してダメなら引いてみな、を実践したら、優士が心配してきて、うまくいきすぎて一人でジタジタする駿人がかわいいです。
駿人の成長が気になって、身体測定の結果をこっそり見直す優士。それを見つけた駿人と争って、結局キスしてしまう駿人。
でも、どうやら優士は血のつながらない姉(失踪中。駿人たちの親)に恋心があったことを、家族だからと振り捨ててきた過去があるらしい。その息子が、家族のしがらみを一切超えてまっすぐに自分に向かってくることに、これまでの人生を否定されるようで、もうこれ以上は無理だと、泣いてしまう優士。
そして次巻へ。
優士の庇護下にいるのはイヤだから高校行かず働くと言う駿人。だいぶ年下でも自立して対等になりたい辺りはやっぱ駿人攻めやな!と思いました。これで受けだったらどーしよ……
年下でも庇護下にいても好きな人は守りたいと思うのが攻めだよね!うんうん。
でも中学生だからまだ世の中ナメてるとこはある。優士と早く対等になりたいという気持ちが暴走してて。大人は世の中そんなに世の中甘くないぞと言いたい。私も思った。
押してだめなら引くという日高のアドバイスを受け実践すると予想以上に効果あり!優士チョロいな笑
風呂上がり優士の駿人ビジョンが面白い。
困ってる素振りだったくせにいざ駿人が離れてくと寂しくなる優士。5巻でも一緒じゃん。もう好きじゃん。
あと駿人重い荷物持ってあげるとこもやっぱ攻めっぽいな。
最後の辺りって優士は駿人がすでに自分より力強くなってるのにちょっとビビってるのかな?で、無理くりヘッタクソなキスする駿人。駿人押しが強いメゲない。
優士は義理の姉さんの事一生懸命家族と思おうとして自分の恋心は押し込めてきて、でも駿人はそんな事せず直球で恋心をぶつけてるわけだよね。自分が恋心は打ち消して家族を作ってきたのに駿人はそれを壊そうとしてくるからやめてくれよって拒絶してしまうのな、駿人に恋心いだき始めていても。それを駿人も察すると…。
ってどこまでが2巻でした。解釈あってるかわかんないけど。
5巻と比べると優士の容姿が幼いような。
はぁ…STAYGOLD大好き。早く優士と駿人くっついてイチャイチャしてるとこが見たい!でも終わってほしくない!10巻20巻続いてほしい!という気持ちで葛藤してる。最終巻読んだ日には寂しさで号泣してると思う笑
私の人生No.1BLです!
この2巻の見どころは、1巻に引き続き優士と駿人の恋の展開がどうなるかはもちろんですが、日高くんがちゃっかり中山家に馴染んできつつあるとこも注目ポイントだと思います!!
なかなかディープな家族構成ですが、あっけらかんとしたキャラが多いので重くなりすぎずに読めます。駿人の中学生ならではのまっすぐさには、かわいい!と感じつつ、真っ直ぐすぎるが故に危うさを感じたりも。
駿人が優士にアプローチをかけまくっていて、意識させることには成功してるはず!がんばれ!!
駿人が高校には行かないと言い出し、日高が形だけですが家庭教師をすることになった所から始まる第2巻。
あっさり自分は優士が好きだと日高にも伝えて、恋愛成就のために教えを乞うたりする。
押してだめなら引いてみる
を実践し、まんまと優士の気を引くことに成功する。
避けられて反対に近づこうとする優士可愛かったなぁ(´∀`)
それでも家族ということにこだわりを持っている優士にはなかなか受け入れてはもらえないのですが…。
家族だと割り切った義姉のことや、多分自分だけが血のつながりが無い(コウとは半分ある)事もあってかあらずか、家族に対する思いが人一倍強い優士ですので、一筋縄ではいきません。
一歩進んで二歩下がったように見える展開でしたが、駿人の成長を意識し始めた、そこに大きな進展のあった巻だったと思います。
大切に育ててきた中学生の甥っ子から叔父に伝えられた想い。
ただ応援したくなる恋じゃないから余計でしょうか、非常におもしろい展開になってきました。このふたりだけではなく、登場人物それぞれの事情がチラリと見えはじめています。自分が思った見どころはほぼあらすじに書いてある気がしますので以下は主に好きポイントを。
2巻は日高の登場が増えましたね、彼を見ているとひな人形を思い出します。この人は多くのシーンで無表情に見えるけど、まれに「あ、変わった!」となるのがツボでした。セリフなしでも気持ちがわかっちゃうし、ちょいちょい笑わせてもらって楽しかった。それから駿人くんです。日高のアドバイスどおり「おしてダメなら引いてみる...とか?」の作戦をすぐさま実行する駿人が可愛いくて、じたじたしまくっているこの子を見てはこちらもバタバタしておりました。大人と比べるとやっぱり駿人はまだ手が小さくて、それでもがしっと両頬をホールドしてのキスシーン!…そこへの流れにドキドキでした。どうしたらいいかわからないことばかりな優士。胸がきゅーっとなったところでto be continued...です(涙)。
はぁ、どうかゆっくり進んでいってほしいなぁと思います。
作者メッセージ入りのイラストカードが入っていました。たぶん2巻に入っていたと思うのですが、1~2巻を読むときに外に出してしまったためわからなくなってしまった。『甥っ子→叔父の年の差ラブ(予定)』と、そちらにありました。予定、なんですねぇ。逆転するかもしれない?個人的にはしてもうれしい...かも。
一巻の「13歳」が自分では引っかかって長年読まなかったのですが、一巻新装版の宇田川町〜の番外編読みたさに買って読んでみたら、正直14歳の甥っ子・駿人と叔父の優士の恋は全力応援できないけど(駿人が高校生になればOK)やっぱ面白い、続きが知りたいということで入手した2巻でしたが、まだ続くのね…。
というか、萌えの範囲外にある設定なのに続きが読みたくなってしまうなんてさすが秀良子さん。3巻も出たら買わせていただきます。
まだまだ子供だと思っていた駿人の変化を感じた優士の焦燥感っていうのかなぁ、今はまだまだ身長差があるけれどもどんどん成長してそのうち背も追い越してしまうのではないか、力でもそのうち完全に負けて組み伏せられたら抵抗できないんじゃないか…みたいなのを感じさせるところがドキドキしました。
近い将来、駿人が確実に体格だけは大人同然となるけど中身はどうなるのかなぁ、そのアンバランスはまだまだ続くんだろうなぁ。
菊花ちゃんの積み木のお家が壊れるシーンが印象的でした。
血の繋がっていない姉への思いを「家族だから」と封印してきた優士。そしてその姉の息子である駿人は「家族とか血のつながりとかどうでもいい」と否定し、思いをぶつけてくる…。なんて皮肉な巡り合わせなんだろう。
私は優士の弟に恋する日高くんを応援しているので2巻は彼の登場が多くて嬉しかった。
2巻は大人と子供という図式があちこちに。
1巻最後で14才になった駿人。
進路相談で「進学しない」と言い出して…。
早く自立して、優士に対等に見てほしい。
その考え方が「子供」なんだよなあ、と大人になって久しいわたしは思う。
でもその潔さ、若さゆえのAll or Nothingな思考が眩しかったりもします。
そんな駿人に手を焼くのが優士と担任教師。
個人面談で担任の言う言葉はどれも大人になったら分かることで、一般論。
でも駿人の鋭い目はちゃんと見えてるんですよね。
駿人のことを思って、というより、「クラスから中卒を出さない」ためだって。
そこを突かれた先生の反応が、ずるい大人でした。
駿人の言葉は容赦なくいちいち大人の痛いところを突くけど、同時に世間を知らない子供の言うこと。
先生の言葉は駿人のことを思っているようで、駿人個人をちゃんと見て言っている言葉じゃない。
ここの会話、すごく巧いなあと思いました。
お次は優士との対決。
「家族」という言葉が姉への想いの防御壁だった優士。
「家族なんてどうでもいい」と言い切る駿人。
血はつながらなくても「家族」だから抑えてきた感情を、その我慢と理性を、すべて否定されたような。相当ショック。
自分のしてきたことを否定された優士怒りと、どうやっても分かってもらえない駿人の怒りがぶつかり合うこのシーン必見です。
2巻では日高も大活躍します。
家庭教師として中山家に潜入することに成功。
反抗する駿人を口説き落とすことにも成功。
休日のお出かけにも参加している様子に、「もう家族じゃん!」って思いました。
ただ10年も片思いを続けると、ひとはナチュラルにストーカーになるのかとも思いました。
はっきりと拒絶する言葉を優士に告げられた駿人。
3巻に急がねば。