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shouai no souvenir
ミオさん作品で一番人気の「ビッチな猫は好奇心に勝てない」と「25時の×××(キスマーク)」も読みましたが、やっぱり本作が断トツで一番好きです。
「ワケあり黒髪スーツ欧米人x警備員のバイト日本人」。
受けの見た目も性格も非常に男らしいのがすごくいい。
特に性格!友達想いでブレが全くなく、腕っぷしも強い。
サブキャラで王子様みたいなイケメンも出てきます。
あと英語は間違ってますが、日本語は「そんな言い方があるのか~」といろいろためになりました。
相変わらず、BLって勉強になるわぁ・・・
1点だけ、攻めが髪をおろしたシーンが受けとほぼ見分けがつかないのが難点かなぁ。
でも個人的にミオさんの描く顔が好きです。
表紙もほんっとーーにキレイ!美しい・・・
約7年前の作品ですが、溺愛スパダリ攻め好きな人にはすごく読んでほしい。
たっぷり260ページもありますし、ブッ飛んだセレブ設定が受け入れられる方ならおすすめですよ。
天王寺ミオさんの作品を読むのは二度目です。
原作の崎谷さんの作品はコミカライズされたものしか読んだ事はありませんでした。
普段の小説と比較する事はできませんが、多少駆け足というか一冊にまとめるために描けなかった部分があるんだろうなという感じはありますが、主役二人の心情は丁寧に描かれていたので、そんなに物足りなさは感じませんでした。
ガードマンをしている一斗がラナルドを助けるところから物語は始まります。
ラナルドは初めは一斗に目的があり近付くのですが、早い段階で一斗に惹かれているのがバレバレなため一斗を利用している感じはなく、終始甘々な雰囲気でした。
受けの一斗もすごく男らしくて、本当に男前なのでBLならではの男前なのにエッチでは可愛い!を味わえて大満足です。
スパダリなラナルドも一斗の前では、ただの恋してる男なんだなぁという感じも楽しくてとても良かったです。
鍾愛というのは、深く愛する事だそうです。と言う事で、スーヴェニールは一斗(受け)を比喩的に指しているんじゃないかと…。
こちらの作品、社長で貴族の末裔というスパダリ攻め×強気な男前受けです。
一族に代々伝わる、カメオの行方を追う外国人・ラナルド(攻め)と、友人のトラブルに巻き込まれているフリーターの一斗(受け)。ひょんな事から二人は知り合いますが、実はラナルドにはとある目的があり…という内容です。
原作を書かれているのが崎谷はるひ先生なので当たり前なのですが、ものすごく崎谷色が強いです。読み出すとすぐに、「あ~、崎谷先生の作品だ」という感じで。
崎谷先生の書かれる攻めって、受けにメロメロになってとにかく溺愛しているイメージが強いのですが、今回の攻めも同じタイプです。
とある目的があって一斗に近づき…と最初はちょっと冷めた感じで彼を見ているのに、一緒に過ごす事でどんどん一斗に惹かれていくのですね。そして、「おいおい!」とツッコミたくなる程、一斗の事に関しては取り乱し、冷静さを欠いてしまう…という残念攻め状態に。あくまで一斗に関しては!…で、普段の彼は冷静沈着、余裕のあるスパダリなんですが。
そして受けは、ちょっとやんちゃで強気な包容力があるタイプ。ラナルドが助ける前に、自分の力で相手をのしちゃうような腕っぷしの強さも魅力です。
精神的な力関係で言えば、受け>攻めという感じでしょうか。受けを好きすぎてちょっと情けない事になっている攻めと、そんな攻めを許して受け入れている受け…と言う事で。
個人的にすごく気になるのがサブキャラのレイとクリストファー。レイがDVを受けている美人で、クリストファーがラナルドの親戚の王子様キャラ。この二人のスピンオフを読みたくて仕方ない…! 面白い予感しかしません!
これは本当に私の勝手な意見なんですが、この作品は小説版も読みたかった…。もちろん漫画も面白かったのですが、崎谷先生の話は繊細な心理描写が一番の魅力だと思うのです。漫画でも、もちろん表情等で表現されていますが、文章で事細かに心理描写を…というわけにはいかないので、その辺が個人的には物足りないです。受けにメロメロになっている状態の攻めの気持ちなんかを、崎谷先生の文章で読みたいのです。
あと、ネチっこい感じのエロも文章で。
どうしてもそちらを期待してしまうので、決して漫画が面白くないわけでは無いのですが、物足りなさを感じちゃうのですね…。ただ単に、崎谷先生の小説を読みたいよー!という心の叫びなので、スルーして下さい。
最後にオマケの書き下ろしで、SSがついてます。2段組の3ページですが、内容は、本編終了後のいちゃついている二人。とても楽しく読めました!
崎谷さんの原作という事で手に取ってみました。内容はすでに書いてくださっているので感想を。
一言でいうと崎谷さんらしいお話でした。
包容力のある攻めに、一本筋の通っている男前な性格の受けさん。
はじめはとある理由があって一斗(受け)に近づくラナルド(攻め)ですが、一緒に行動しているうちに徐々に一斗に惹かれていって…。
大企業の社長で貴族の末裔でもあるという、これでもかというくらいのスパダリさんのラナルドと、フリーターをしている一斗という、接点のなさそうな二人を繋ぐ「カメオ」の存在を軸に、ストーリーは展開していきます。
設定はとてもツボですし、天王寺さんの描かれる絵はすごくきれい。
なんだけれど、話が上滑りしてる感も否めなかった。
そもそも崎谷さんは人物描写や登場人物たちのバックボーンや人間関係を、長文でしっかりした文章で読ませる作家さんなので、これだけの話をコミック1冊にまとめてしまったためにあっさり話が進行してしまう。
一斗と、一斗の友達のレイとの関係。
レイの最低なDV元カレ。
ラナルドとラナルドの従兄弟のクリストファー。
魅力的な登場人物たちばかりなのに、彼らの目に見えない感情や関係が細やかに描かれることなくするんと進んでしまって、正直崎谷さんの魅力が半減してしまった感が。
もう少し巻数を増やして描いてくれたらなあ、と。
レイとクリストファーも何やら思うところがあるようですし、続編を描いてほしいなと思います。
私は小説は読まないので、他のレビュアーさんのように原作者のかたの作風などは存じ上げていなくて、初めて読ませていただいたのですが。そう言う私からすると、とても満足でした。確かに一巻で完結なので、サブキャラたちの心情などが物足りない気もしますが、メインの二人は一巻でくっつけた割にはとても細かくひかれていく様子が描かれていたと思います。
絵の方は定評のある天王寺ミオさんなのでスーパーダーリンに相応しいわ!!と愛でられました。ただ一つだけ、恥ずかしながら気になったのは、二人のTKB。横長で点々で描かれているのがちょっと私の好みではありませんでした。こればかりは、好みの問題なので各々確認していただきたいです。
「鍾愛」という言葉、初めて知りました。
寵愛の上なんですね。
カズトとラナルドは良いのですが、レイの行動やリアクションがすべて茶番劇すぎて…。あのキャラクターのせいでわたしの中ではすべてが台無しになってしまいました。
自分の失態の尻拭いもできず、へらへら。挙句クリスに抱き上げられてちょっとときめいた顔をしているノリが…。何でしょうか、成人しているとは思えないキャラ過ぎて…。どさくさに紛れてわたしも一発殴ってもいいかな?と思うほどダメ人間でした。
そして細かいことですが。
英語を使えることが特別技能ではなくなってしまった昨今でも、依然として英語チェックが甘いのは編集者の責任なのでしょうか。sh✳︎tがsit、give it back(返せ)というべきところがback to me(俺の元へ戻ってきて)になっているのが気になって…。英語だけでなく「庶子」の使い方も間違っているような…。日本語もところどころぎこちないので一瞬、韓国BLだったかな?と思ってしまいました。
厳しいことばかりですみません。