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bokura no shokutaku
心がじんわりと温かくなる素敵な作品です。派手さは無いのですが、ほっこりして、しんみりして、読み終えた後は、優しい気持ちになれるような。心が洗われるとでも言うのでしょうか…。うん、これは出会えて良かったという作品です。
表紙がまた、とても優しくて素敵な雰囲気ですが、この表紙を見て心にビビッと来た方は、間違いなく楽しめると思います!! 日々の疲れでギスギスしがちな私も、とても癒されました(*´Д`*)
なんでこの作家さん、今までノーチェックだったんだろう…と、ただ今後悔中。
内容は、人と食事をするのが苦手な会社員の豊が、大学休学中の穣と、その幼い弟と出会い、関わりあって行くうちに自分の居場所を見つけて…といった感じです。ハートフルなごはんものBL。ちみっこものとしても楽しめます。
エロは無しで、受け攻め不明。どちらも似たような体格で、年齢も同じ23才と判断が付きにくい…。個人的には、豊(眼鏡の方)が受けだろう!…と読んでいましたが、作者さんは「意外と穣が…」とあとがきで呟いておられました。
まず、出て来るごはんがすごく美味しそうなのです。ほんと、基本といった感じの「おにぎり」だったり「カレー」だったりとシンプルなのですが、丁寧に作るとこんな素敵な料理だったのね…といった感じで。読んでいておにぎりが食べたくなりました。
そして、その料理を皆で囲む大切さ。食べ物を一緒に食べるシーンが多いのですが、一緒にごはんを食べる事って、心を近付けるんだなぁ…と今更ながら気付いたりして。過去のトラウマから、人と食事をするのが苦手だった豊が、穣兄弟と一緒に食事する事で、どんどん雰囲気が変わって行くのですね。明るく、幸せそうに。
主役の二人とも、心に傷を負っています。ほのぼのとした日常の中で、この二人の心の傷が優しく描かれていて、ちょこちょこしんみりします。特に豊の方なのですが、自分の過去を穣に話すシーンが、なんとも切なくて、でもじんわりと来るのです。心の傷を、こんなに優しく描く事が出来る作者さんに脱帽なんですね。
忘れていけないのが、穣の弟・種。この子が本当にかわいいのです。そしていい意味で天真爛漫さを持った兄弟の父親。
種は、母親を覚えていないというかわいそうな境遇ではあるのですが、明るく無邪気。そして子どもらしいワガママぶりも発揮しています。この子の食べる姿が、可愛すぎる…! そして子どもらしい強引さで、人と関わる事に及び腰だった豊を、ぐいぐいとテリトリーに引っ張りこんでくれるのです。いい仕事をしてくれる…。
過去の傷から、兄弟達と過ごす今の幸せを失う事を恐れて、足踏み状態の豊。そんな豊に兄弟の父親がかけるセリフがとても素敵です。ネタバレは無しで行きますが、妻を亡くした彼だからこそ、言える言葉なんですね。感動で涙が出ます…。゚(゚´ω`゚)゚。
読み終えた後、裏表紙の手を繋いで歩く3人の背中のイラストを見ると、また素敵でなんとも温かい気持ちになります。
私は普段、エロが無いと…! というタイプなのですが、これはエロ無しでも全然良かった。
すっっごくお薦めです!!
とても良かったです!
以前三田織先生の別の作品を読んで、お話全体に流れる空気感がとても好きだったので、今回もきっと…と思い手に取りました。
前知識なしに表紙を見て、子持ちのお父さんのお話かなと思ったのですが年の離れたご兄弟でした。それもまた良い!!
タイトル通り、ごはんや食卓、家族と言ったワードがよく似合うお話で、温かい気持ちになれます。
レシピが載っていたり、珍しいお料理が並ぶということではなく、あくまでも日常の食事というか、誰かと囲む食卓の心地よさのようなものが伝わってきます。
受、攻もわからないままだし、そういった行為もキスまでですが、満足感はたっぷり。甘さも幸せも詰まっていて、何よりふたりの関係が『食卓』を通して、自然に近付いていくのが素敵だなぁと思いました。
穣(兄弟のお兄さん)も豊も過去に傷を抱えていて、豊の方がその闇は少し深いように思いましたが、その傷をお互いに埋めていくような、意図せずともじんわりと沁み渡っていくような、そんな優しさのあるお話です!
穣のお父さまと豊がお話をするシーンもあるのですが、そのシーンが個人的にお気に入りで思わず泣いてしまいました。
未来まで幸せが保証されるって読んでいて嬉しいですね。。
とは言え!構える必要はなく!とても明るく元気で笑顔いっぱいの作品でした!弟の種くんも、お父さんもふにゃっと無邪気でかわいい!気になったらぜひ読んでいただきたいです!
引き込まれてぐいぐい、途中は涙、
清々しくて 本当に本当に買ってよかったです。
発売日から今まで、こちらを覗いては
買うかどうか悩みつつ…この悩みは無駄でした。
おにぎりも、カレーも、お鍋も いい。
種くんの存在がピカピカしていて、
私の中では間違いなく、ナンバーワンの子供。
あとがきで成長してたのも、すごく嬉しかった。
ココアも飲みたくなりました。
物語も、絵も、やさしくて
貪るようにエロを求めていた最近の自分が
この作品を読んで涙したことが嬉しかったです。
何気にイケメンな二人も、大好き。
会社員の豊は、ある日公園で見知らぬ子供に懐かれ、その年の離れた兄とも親しくなる。これまで親しい人や、一緒にごはんを食べる相手もいなかったので、戸惑いながらも嬉しい気持ちでいっぱいに。その兄弟、穣(みのる)と種(たね)と過ごすうち、かつてのトラウマや悲しかったことが癒されていき…。
悲しい過去を背負った2人が出会い、癒されていく再生物語です。
深夜に読んでいたらご飯テロでした。今おにぎりが食べたくて仕方がない…。
小さい頃のトラウマから、他人とごはんを食べられなかった豊。その前に突然、種という名の4歳児が現れ、豊が作ったおにぎりを食べます。
それが美味しかったらしく、豊は種の兄・穣に「おにぎりの作り方を教えてくれ」と頼まれます。
穣は、母を亡くし、父と種との3人で暮らしています。怖そうな見た目に反し、弟思いのいいお兄ちゃん。そんな穣と種とおにぎりを作るうちに、人との食事が怖かった豊も徐々に打ち解け、癒されていきます。
この話は、とにかくちみっこの可愛さにつきます。
「種」という名前、「おにぎり」が「おぎにり」になったり「ゆたか」が「ゆかた」になったりする口調、豊に懐いてぴったりくっついている姿やいじらしさ、そして三田先生の描く種のビジュアルが、もう変な声が出そうになるくらい可愛い。
作中の可愛さもさることながら、欄外カットで明太子やおにぎりのかぶりものをしている姿なんかもう、切り抜いてしおりにしたいレベルでした。
ちみっこだけでなく、豊と穣のたどたどしい恋愛もかわゆかった。丸眼鏡の似顔絵を顔に当て、子供時代の話を語る豊には思わず涙が出ました。キス止まりでエロはなく、作者さんご自身もどちらが受けとか攻めとかは決めておられないそうです。描き下ろしで10年ほどが過ぎた短編が入っていましたが、大きくなってもまだ豊が大好きな種くんがメインでした。
大事なことは、何を食べるかではなく誰と食べるか。そんなことをつらつら考えたりしました。
BLのちみっこがお好きな方は必見の、優しく、穏やかな作品です。
弟の種くんが可愛のなんのって。子供は最強ですね。
譲お兄ちゃんとの2人暮らしなのかと思いましたがお父さんがいます。
仲良い家族です。
一方の豊くんの不遇過去に涙。家族はいれど。
結局お兄さんとの和解話や実家との疎遠解消がなかったのが残念。いや、きっと少しずつ溝は狭まっていますよね?
何回も泣きました。
泣けるけれど心温まるほっこり出来る一冊でした。オススメです。
大切な本になること間違いなし!
描き下ろし見ると、やはり豊くんは右側だなーと。ウフフ(๑・̑◡・̑๑)
続編読みたいですね。
そして是非ともCD化して頂きたい〜〜!
自分の過去から来る食卓へのコンプレックスを乗り越える豊と穣。
切なすぎて、幸せすぎて、涙が止まりませんでした。
とても暖かな気持ちで本をとじられました。
静かで、暖かな心地よさです。
食卓を通じて、お互いの抱えたトラウマや傷を癒して乗り越えていくお話です。
一緒にご飯を食べる行為ってこんなに暖かいものなんだなぁと再認識しました。
豊(メガネのほう)は見るからにいい人、という感じで最後までイメージのままでしたが
最初にちょっと怖そうな人、というイメージで登場した穣がどんどん穏やかな表情になったのがいいです。
途中、穣が豊を見つめるときのせつない表情や幸せを噛み締めているときの表情が絶品。
かけがえのない幸せを得たからこそ、もし別れてしまったら・・・失ってしまったら・・・
と考えると怖くなった豊は、穫のお父さんに質問します。
奥さんを早くに亡くしてしまった「痛み」。
それをどうやって乗り越えたのか。
お父さんの回答、そして「この痛みを味わえて幸せだ」というところが泣けて仕方なかったです。
この考え方を知る事が出来ただけでも、この漫画を読んで良かったと思いました。
そして種くん。
癒される!可愛い!の声ばかりですが、
リアル種世代に振り回され&格闘中の私は、日常生活のバタバタがリアルで再現されているかのようで悲しいかな癒されませんでした・・・(涙)
そーそー、こうやって勝手にチョロチョロするのよね・・・とか
そーそーこうやって抱っこ抱っこ抱っこぉぉぉと泣くのよね・・・など。
漫画読んで現実逃避したいのに、現実が描かれていた・・・みたいな感じ。
期待通りのすごくハートフルな作品でした。
ストーリーとふんわりした絵のタッチがとてもあっていて、特に種くんの可愛さはどのカットも小瓶につめて飾っておきたいくらい。
穣と豊の二人の境遇は切ないものがありますが、誰を恨むと言うことではなく、穏やかに過ごしていて、それでもお互いが探していたもの一番ほしかったものがそこにあると言う毎日になって、本当に良かったなあと思いました。
二人の恋のキューピッドである種くんが穣よりも先にクリスマスパーティに誘ったり、プロポーズのような豊からの言葉に「はーい!」と返事をしたり、お泊まりの時に豊の隣を確保したりと言う、ちょこちょこ挟まれた天然お邪魔虫エピソードにほっこりさせられました。
10年後の番外編では種が成長して今度は確信犯的に穣を邪魔者扱いしてるのがまた笑えました。
本当に久しぶりに出会うほのぼのした癒される作品でした!
ただ穏やかなだけでもなく、
ストーリーもしっかしりていて、
何より作家さんの変わった演出や場面移りが本当に自然で、話に吸引力がありました。
絵もきれいで、
何より弟(子供)の種がもう可愛すぎて!!!!!!
動きと一言一句がもう全部やばい!!!!!
そんな中でも主人公二人の恋の話もしっかりあって、
しっかりドキドキしていました(笑)
エロエロはありませんが・・・いつか見てみたいな。
コミック一位になっていて読んでみたんですが、
納得!
エロなしで一位ってすごいと思いますがううん納得!(笑)
ドキドキワクワクと、
叫びながら読みました。
続きがあれば読みたいなー!
この方の描かれるお話はなんでこんなに優しいんだろう。
三田織さんを知ったキッカケの「山田と少年」は年の差モノ良さがぎゅーっと詰まった作品でしたが、こちらは同い年の良さが活きている素敵なお話でした。
やっぱりこれもまた、豊と穣が出逢えて本当に良かった!としみじみじんわり。
たくさんの幸せな笑顔に癒されます。
タイトルと表紙だけ見ると子育てモノかと思っちゃうのですが、真ん中の小さい子は左の金髪くんの年の離れた弟くんです。
種くん4さい。めちゃかわ☆(๑>◡<๑)
草食男子カプな豊と穣が無事くっ付けたのは種くんのおかげですね^ ^
最後の描き下ろしのちょっぴり切ない種くんまで引っくるめて、このかわい子ちゃんにたくさんほっこりさせてもらいました♪
(コミコミさんのリーフレットもかわいかった〜)
「同じ食卓を囲む」ということは「一緒に生きる」ということなのだなぁと、そんな当たり前のことにあらためて気付かされるお話。
私はボッチ飯を特に寂しいとも思わず基本独りで食べていますが、こんな幸せそうな食卓マンガを読むとやっぱりいいなぁと憧れますね。
ラストシーンが本当に素敵です。
約250ページと少し分厚めの本作ですが、一緒に暮らし始めてからの3人のお話や、大きくなった種くんのお話など、もっともっと読みたい気持ちでいっぱいです。
またどこかで描いてくださるといいな。