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「あんたを満たすのはオレの役目だろ?」 「あんたを満たすのは、オレの役目だろ?」
koikamoshirenai
とても好きな作品なので一冊ずつレビューしていこうかな、と思います。
まず1巻。
いつも思うんですけど、波真田先生って、ものすごく導入が上手な作家様です。
つかみというか、とにかく1話の面白さが群を抜いていると感じます。
旅先である南の島のねっとりとした甘く重たい空気まで感じさせる描写といい、熱に浮かされるように重なり合う(体ではなく)二人の関係といい、これからどんな風にストーリーが動くのか、大きな期待に包まれてしまいます。
現実世界(というか、東京編)になってからが本当のストーリーの始まりですが、旅先で印象的に出会った二人ですが、本当のふたりの性格や暮らしがぶつかり合って話が進んでいきます。
踊場さんの生真面目な性格や自分の性癖との向き合い方、弥生君の年相応らしい幼さと若さゆえの怖い物知らずな可愛らしさ。キャラクターの持ち味にがっちり心を掴まれてしまいました。
踊場さんの大人のエロさといじらしさはたまりませんよね。弥生君が惹かれてしまうのも自然に納得させられてしまいました。
波真田先生の絵柄って、ちょっと幼いというか可愛らしさが魅力だと思うんですが、こちらの作品ではその可愛らしさに大人の色気がかなり上乗せされていて、キャラデザとしては本作品がずば抜けて好みです。
エロシーンは少な目なんでしょうけど、なんというかあちこちでフェロモンがダダ漏れな感じで、私的にはずっとエロエロしい雰囲気を感じてしまいます。
エロシーンは2巻の方が多いですけど、1巻の方が色っぽさでは勝ってる気がします。
「俺の人生にもう恋はいらない」
そんな踊場さんの台詞から始まる、二人のラブストーリー。
もう恋はしない、ではなく、いらない───踊場さんのそんな人生観、恋愛観がどう変わっていくのかがこの物語のキーワードになっていきます。
踊場さんの「校正者」というお仕事。
人気ドラマで同じ職業がピックアップされたこともあり、今はわりと認識されているかも知れませんが、彼の仕事の様子もとても面白いです。
大学生である弥生君の建築という勉強もなかなか興味深く描かれています。こういうサブ的要素がきっちり描かれていると、物語に深みが出ますね。
波真田かもめさんの新シリーズ。
恋人にフラれ、発作的に沖縄の島に来たゲイの校正者、踊場。
そこで出会った青年に、恥の旅は書き捨てとばかりに心情を吐露してみたら
なんと、東京で再会。
職場近くの大学で建築を学ぶ学生だった。
本が好きで好きで、校正の仕事を選んだ踊場と
チャラく見える大学生の弥生。
弥生もまた自分のめざす道に葛藤があり……
馴染みのある神保町の風景をバックに、
仕事に対する思いが丁寧に描かれているのが、好感が持てる。
思いの外早くエッチに突入するんだけれど、
垢抜けない外見の踊場が経験値高くてエロいのも、
モテ系男子の弥生が実は初めてなのも、なかなかときめく。
恋、なのか、と距離を縮めながら測りながらの二人。
すごく目新しさはないのだけれど、相変わらず読みやすい綺麗な絵、
キャラも可愛く、やりとりも楽しく、次巻が楽しみ。
一つ難を言うと、主人公の顔の表情が前作と区別がつきにくいところ。
全然違うキャラなのに、あれ?っと思うところが散見。
でも、それを差し引いても魅力的で今後が楽しみな作品でした。
ノンケのリア充大学生×ゲイの校正者。
「恋かもしれない」のタイトル通り、恋が始まる前が描かれています。
受けの校正というお仕事の内容にも触れていて、
本を読む者にとっては身近なのに未知の世界なのでワクワク。
攻めの弥生が興味を持ってグイグイいく気持ちが少し分かるw
新シリーズも面白かったです(﹡´◡`﹡ )
旅先で出会った人とまさかの東京で再会。
2度と会わない人だろうとぶっちゃけた事に気まずさを感じつつ逃げたい踊場(受け)ですが、弥生(攻め)はやたら興味を持って積極的に接触を図ってきます。弥生の存在に落ち着かない踊場はイラっとした勢いで「その体で俺の事満足させられんのかよ」と言い、カッとなった弥生は「オレが満たしてやるよ‼︎」と言い返し…。売り言葉に買い言葉をキッカケに体先行でありながらも、じわじわとお互いの理解を深めていくお話です。
受けの踊場さん。
地味な外見に反して、いざという時の色っぽさはなんでしょーねw
ギャップが良い( ´艸`) ♪
本が大好きで仕事でも本と真剣に向き合って。
見た目はスーツでリュック背負っちゃうモサさなのに、なんだか魅力的です。
攻めがグイグイいく気持ちが少し分かる。
攻めの弥生くん。
大学生って若いなーキラキラしてるなー。
年下ワンコっぽさがとっても可愛いです。
そんですごくモテそうなのにDT。
初ベッドのグダグダっぷりに笑いつつ、キュンときたw
んで時折見せる真剣な表情と強引さが良い。
図書館でのキスシーンはキラキラしてました。
踊場さんがほだされる気持ちが少し分かる。
沢山の会話を重ねながら徐々にお互いの理解を深めて、
少しずつ恋の芽が育っていく過程を楽しめました。
弥生くんの方は素直に始められそうだけど
踊場さんが…。
優しく触れられることに戸惑ってフェラで誤魔化す辺り、良く無い気配がする。
恋が始まるまでモダモダ続きそうだな。。。
弥生くんの夢や踊場さんの仕事に関わりつつ、大学生と社会人の恋がどうやって進んでいくのかを楽しみにして続刊を待ちたいと思います(﹡´◡`﹡ )
今回もまたよかった((ノェ`*)っ))タシタシ
とにかく恭一くんが無駄に美麗でそれだけで癒されてしまう。
見た目だけで懐柔されるワシって単純w
お話。
受は本を校閲する仕事をしている。
ふと「死にたい」という思いに駆られ南へ
そこで出会ったなんとも美しい青年。
フラフラ歩く先に必ずいるから、よもやストーカー?!
なんて思いつつ。
恥はかき捨て・・・だったはずなのに・。。
な再会ものです。
逃げよう逃げようとする受なのに
なぜか遭遇してしまう。
そしてなぜかズルズルと距離が近くなり、とうとう。。。
という流れ。
恋はもうしなくてもいいと思っていた受が
どう変わるかというお話です。
地味目な受が意外と性には積極的だなーとか
攻があーみえてハジメテで、必死な感じが好きだなとか。
雰囲気がすごく好きだなとか。
妙に癒される1冊でした。
二巻が楽しみ。
若いって素晴らしい☆
前作の「おはおや」とまた雰囲気が少し違います。開人と伊介が大好きだったので、なかなかその印象が抜けなかったけど、最近やっと踊場さん&弥生が脳内に根付いてきました୧( "̮ )୨✧︎
地味で真面目そうな踊場さんは、失恋したてで落ち込みモード。そんな時に島で出会った謎のイケメン弥生。
その後、まさかの東京で再会した2人。謎のイケメンは大学生の年下だった!しかも何故か行くところ行くところに現れて…。
ひょこひょこ現れる年下くんのふいに見せる表情に踊場さんもドキッとしちゃって。
最初はこの2人それぞれ謎で組合せも不思議だなーと思ったけど、じわじわきます!
踊場さんが地味で真面目そうな顔して実はエロかったり♡年下攻めの弥生も大人っぽいと思いきや可愛いくて、イケメンでスマートそうに見えて実は恋愛初心者だったり。ギャップにやられます(*´ `*)
あと踊場さんの校正のお仕事関係のことや、弥生の建築に対しての思いもちょこっと出てきます。
今のところまだ不確かな関係の2人ですが、踊場さんの内に秘めた熱っぽさと、弥生の抑えられない熱っぽさがじりじりきてます。
これは恋なのか?恋かもしれない!(*´°`*)
これからの展開が気になります♪
「おはおや」の波真田先生の新シリーズと言うことで、
今回、攻めの子の方が白髪になったのね。
物語冒頭からいきなり受け攻めはっきりするような絡みがある作品ではないので、白髪と黒髪のキャラの体格差が自分の脳内で定着するまで、弥生の顔が長年馴染んだ伊介に似てることもあって、私もこれはどっちで読んでいけばいいのかちょっと戸惑いました。
でも、お話がだんだん進むに従って、ちゃんとこの、弥生と踊場の話に没入できました。
恋愛やセックス自体未経験な若くてきれいな男の子が、それなりの経験のある年上のゲイの受けの色香に翻弄されるようにどんどん走り出していく素直さ。
それに対して年上の方は怯みがちで、でも、びびりつつもちゃんと性欲は性欲で満たそうとする。
その狡さとか臆病さとか、この二人の駆け引きが巧い。
波真田さんの絵はお顔がシュッとかわいい系なのに身体が結構細くても筋っぽくて、そのあたりが絶妙にエロいです
何度かレビューを書こうと試みては挫けています。
本当に好きすぎる作品ほど言葉が出てこない。
同じ大好きでも、逆にすらすらどこまでも書けそうな気がする作品もあるし、不思議なものです。
全3巻の始まり。
恋人と別れて自暴自棄になったときに仕事で担当した大好きな作家の作品。
「死ぬならいっそ、この美しい島で」
その一文につられるように竹富島にやってきた踊場。
見知らぬ男に助けられて、旅の恥はかき捨てとばかりに身の上話をしてすっきりするも、もう二度と会うことはないと思っていたその男に偶然会ってしまい…。
渋好みの踊場のタイプでもない、年下の大学生。偶然が重なるうちに、こういう相手ってすべてをさらけ出した気恥ずかしさもあるだろうけれど、気安さも同時に感じるものなんですよね。しかも弥生は絶妙にわんこっぽいし、神出鬼没なところなんてちょっとヒーローっぽかったりもする。
だけどやっぱり若いんですよね。27才と20才。このくらいの時期の7才って結構まだ差が大きい。社会人と学生という立場の違いもあるし、夢を追う途中と夢を叶えて安定してきた段階では人生のステージも全く違う。
そして一番大きいのはゲイとおそらくノンケ。それなりには経験がある方と童貞。違いが大きければ大きいほど惹かれるのか、違うと線を引くのか。
「恋はもうしない」「恋にはならない」と思う踊場と、「確認したい」という弥生。
2巻へ続きます。
安い定食屋のごはんて、なんであんなに美味しいんでしょうね。
今時オシャレイケメン大学生攻めと真面目無自覚リーマンメガネ年上受け。
失恋逃避行での南の島で出会った二度と会うこと無い若者に飲んだ勢いでぶっちゃけ話とキスをかまして朝には立ち去っちゃってさ。
いい思い出ーなんて、スッキリしながらまた日常を過ごしてたら、東京で再開。偶然が過ぎるけど何度も何度もたまたま会ってるうちに、2人の距離も接近して。。。
2人ともギャップがあるのが良きでした。
攻めの弥生は、余裕ある今時の器用な学生と思いきや、親の才能と自分の未来の事で悩み続けてる等身大の若者(案外、キスも未経験な童貞くん)
受けの踊場は、本の校正を生業として休日は古本屋巡りっていう真面目な感じかと思いきや、いざ性的な事になるとエロい顔になったり、好みのイケオジタイプを前にすると無自覚にデレてしまったり!!!好きー好きー。
卒童貞ほやほやくんに朝勃ち初フェラなんて、可愛い反応見てやろうっていやらしい気持ちありありでしょ〜。(スキ!)
しっかり夢を仕事に繋げている踊場に惹かれている弥生が精神的に成長したらどんな関係になっていくのかこの先気になります。
「おはおや」は大好きだけど、こちらは表紙の左側のやぼったい感じの受けが全然好みじゃなくて、買わないかなーと思っていたんですが、攻めの大学生・弥生がカッコよくてやっぱりポチっとしてしまいました。
失恋のショックで竹富島にやってきた踊場は「旅の恥はかき捨て」だったはずなのに、男が好きな事や失恋したことなどをぶっちゃけてしまった弥生と偶然東京で再会する。二度と会わないようにと考える踊場を余所に、島で思わぬ顔を見せた踊場に興味を惹かれていた弥生は、持ち前の明るさでどんどん近付いてくる。屈託ない弥生に仕事のことなども話してしまい「かっこいい」と褒められた踊場は満更でもなくて…。
「おはおや」もそうですが、波真田先生はいつも仕事をしっかりと描かれていて、キャラにリアルな命が吹き込まれていると思います。踊場の【校正】という仕事、弥生が目指す【建築家】という仕事、どちらもその仕事が好きで頑張っていることが伝わって来ます。
仕事の話を生き生きと語る踊場と、建築家の父に憧れて父の様になりたい弥生。行き詰っていたときに出会ったのが竹富島での踊場だったのです。エロかったり真面目だったり色んな顔を見せる踊場へ抱いた弥生の思いを、「複雑な気持ちなんだな」と踊場は言い当てますが、踊場の弥生への思いもまた「複雑」なのだと思います。
弥生みたいなコミュ力もありイケメンで、建築家を目指すような優秀な学生が童貞だと言う設定にはかなり「?」な気持ちですが(←女がほっとかんだろう!)、島で踊場を助けた時の大人びた様子や、「あんたの性欲満たすのはオレの役目だろ」と強引な時とのギャップが可愛かったので、この先、その辺の設定を裏付けるようなお話があるといいなと思います。
踊場も弥生に惹かれているのは間違いないので、躊躇する理由は先の失恋にあるのでしょう。これも描いてくれるといいな。
体先行で始まった「複雑な気持ち=恋かもしれない」。2巻が楽しみです。
受けの踊場が黒髪眼鏡という真面目そうな容姿なんですが、物語が進むにつれて色気の出てくるようなキャラでとても素敵でした。意外と口調が男っぽいところもいいですね。波真田先生の作品は『おはおや』シリーズしか読んだことがなかったので、こういう大人の余裕がある受けは初めてで、新たな魅力を知れた気分です。年下の攻め・弥生を無自覚に惹き付ける踊場、ゲイではないのについつい彼を目で追ってしまう弥生という関係性がたまらないですね。
1巻では体の関係は持つものの完全な恋人になったわけではないし、まだまだ序盤という感じでストーリーが深まるのは2巻以降からになりそうです。でも、この時点でお互い惹かれ合っていることは十分感じ取れたので満足でした。旅先での縁が繋いだ2人を、温かく見守りたいと思います。