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●●●●の為に作られたサイボーグ
sabi no yume
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
凄く斬新な作品でした。二巻まで読むともう涙涙で、忘れがたいお話だと思いました。
サイボーグと人間の恋だと思って読み始めましたが、思った以上に設定がダークでした。生身の人間を使って作ったセクサロイド。
お話のほとんどは研究所員の進藤と、聡夫くんだったサイボーグのやり取りだったのですが、この二人以外の人間はクズな人しか居ないんですよね。だから、進藤が他の人と話している場面は少ないけどとても陰湿で嫌な気分になって、特に進藤に仕事をもってくる同僚?が私は嫌でした。研究所の上の人間は悪い事分かっててやってる感じですが、あの同僚は自分は悪くないけど、仕事だから。って、しかも面白半分に進藤に同意を求めたりして。なんか不快でした。
そして、一体何の格好なの、この顔のベルト?と思ったら馬のコスプレ?!だったんですね。この辺りの表現も不快感を煽って来ます。顔の表情がとっても可愛いのに逐一ベルトが目に入って来るのがサイボーグなんだ、という事を読者に忘れさせない表現だと思いました。
なんだか文句ばっかり言ってますが、
それでも聡夫くんに対して進藤は性の玩具扱いはしないで社会性も必要だと言葉をだんだんと覚えさせるあたりが、とても丁寧です。上手く出来た時の聡夫くんの表情がとても可愛くて癒しです。う…あ…しか最初は言えなかった聡夫くんが最初は哀れでしたが、「しんどう」は、直ぐにちゃんと言える様になったのが可愛くて。そしてラストでは、寒がりの進藤にストーブをつけてあげようとしてて、心が成長してるんです。
でも、心を成長させてもなお本来の目的のセクサロイドとしての仕事をやらせるのか?進藤の苦しみ分かりすぎます。聡夫くんはまだ少ない言葉しか話せないのに「……」「?」だけの吹き出しで、それでも頭で何を考えているのかとてもよく表現されていて久間先生凄いです。その二人のやり取りがほんわかしていて好きですし、この作品の魅力の核を成していると思います。
それと夢の中の表現がとっても可愛くて、もしかしてこんな事を心の中でという場面を聡夫くん、進藤両方のゆめの形で読ませてくれたのは、とても救いになりました。
もう人間には戻らないと言われている聡夫くんのゆめ。下巻も必見です。
久間先生作品初読みです。
聡夫のデザインが絶妙ですね。
かわいらしく、顔の線、後頭部の器具?、左腕、ケモ耳などが不気味で、エロさもある。
サイボーグで脳内をいじられたので、知能が低くなっているが学習能力はある。
感情、性欲、性感もある。
進藤の叔父とジジイの罪、研究所の闇がつくった存在としての聡夫がグロい。かわいらしくて無垢だけにグロさが際立つ。
そんな悪趣味な欲の対象としてつくられた聡夫だけど、進藤の倫理観がちゃんとしているので見ていられる。
背景に魚が飛んだり、夢に動物が出てきたりメルヘンチックなのが、悪趣味な世界の中の2人の無垢さを表しているのか、ミスマッチさが不気味さを増すのか…複雑な気持ちになります。
きっと2人の純粋さの表現ですよね。こんな境遇でも救いがあるように思える。
悪趣味な世界の中での、聡夫、進藤のキャラデザイン、2人のやりとりが、人間とは?尊厳とは?と考えさせられる作りになっているのがいいですね。
聡夫は人間じゃないとされていても感情があるのでそうは思えない。進藤に共感して読めるようになっている。
感情があるのに人間じゃないとモノ扱いするなんてこの研究所は非人道的極まりないですが、拡大解釈すれば現実世界でも人間を人間扱いしないことはざらにあるなと思ってしまいました。
進藤の違和感がこの先どうなるのか。
聡夫から手を引けと言われてどうするのか。
下巻が楽しみです。
時代設定がいつ頃なのか気になりました。
サイボーグ化する技術はあるのにペーパーレスではないんだな〜とか。そんなに未来ではない世界観なのでしょうか。
追記:下巻を途中まで読んで萌2から神へ変更しにきました。
進藤の叔父は極悪非道でマッドな殺人者と言えるほどで、聡夫は何の罪もない被害者で、その背景は闇でしかないんだけど。闇を描きたい作品ではないと思ったんです(たとえ先生の性癖だとしても)闇がメインの作品は苦手です。
そんな世界の中で進藤の(愛情より先にくる)良識、責任感があって、聡夫をあくまでも1人の人間として尊重する、情操を育てる手助けをする、そこから純粋な愛情を交わしていく←ここを描きたいための胸クソ設定だと私は感じました。
その下巻がとてもよかったので、そちらをメインに評価させて頂きました。
表紙にすごく惹かれて、帯を読んで購入しました。
研究員進藤と、サイボーグの聡夫のお話です。
サイボーグと言っても元々は聡夫は人間なんです。
なんだろう…この作品の感想を文章にするのはすごく難しいんですけど
絵のタッチが重くない感じに見えるんですけど
結構ガッツリ悲しいです。
聡夫の人生を考えると、すごく悲しくて涙が出てきます。
彼の人生は一体何なんだろうと。
進藤以外みんなクズに見えるんですよね。
でも聡夫はそれをわかっていなくて
それがまた悲しくて仕方ないです。
人間だった聡夫。
妹の為を思ってした選択なんですけど
その選択がとてつもなく悲しい。
他に彼らが救われる道がなかったのか、
これから聡夫がどうなるのか
下巻を早く読みたいと思います。
ずっと表紙が気になってました。
やっと読んでみましたが、とても好きな作品でした。
妹を助ける為とはいえ、悪い大人に騙されて性処理専用サイボーグに改造されてしまう少年。
少年の微調整担当にあてがわれた進藤。
淡々とお話は進みます。
少年は嘆くでも悲観するでもなく現実を受け入れて毎日オモチャにされてますが、とても清らか。
にこーって笑う笑顔がたまりません。
だって、赤ちゃんみたいな生まれたての知能だから。
最初進藤の元に現れた時は言葉も発さない状態だったのを、進藤が教えていく事で拙いながらもコミュニケーションが取れるように。
正確に話せないところがまた可愛いんだー♡
初めて優しくしてくれた進藤にとっても懐いちゃうのも可愛いし、妄想がどんどん広がって脳内から溢れてる描写も面白可愛い。
些細な出来事にも感動するのも可愛くて、とても痛々しいんだけど可愛いという何とも不思議な作品です。
シーモアで購入。
完全白抜き
素晴らしい作品でした、ショタ好きのキモイオバサンにお勧めです。
文化や道徳がそれなりの水準にあるのにこういうサイボーグを容認するのってどういう世界線なんでしょうね。
そもそも脳を繊細に弄って外装を取り換える技術があるのなら、初めからアンドロイドを作ればいいのでは。
そういうのは考えてはいけないのでしょうね。
一応としおくんは攻めに引き取られハピエンなのでしょうが、退化した知能は戻らないし身体も一生ロボットのまま。
でも美少年大好きで、ショタのケツを追いかけてるオバサンにお勧めです。
涎垂らして貪ってください、どうぞ。
どういうメンタルで読むのが正解なのかわからない…!!!!
BL?といえばBLです。トシオくんからはどうやらラブがあるし。トシオくん。可哀想なトシオくん。妹のしあわせ(本当に幸せになっているのか?)と引き換えに、人権やら何やらを失ったトシオくん。
言語を奪うというのは、人間を沈黙させるためのとても有効な手段。言語を持たないうえに、頭のなかもなんだかスッキリしちゃったトシオくんは、周りの男たちがYESと言って欲しいときにYESという、スーパーイエスマンだ。
そんなトシオくんを、「仕方のないこと」という目線で見る人たち、欲望のこもった目で見る人たち、そして、何とかしてや履帯と思わずにはいられない、しんどお。
表紙が好みでなかったのでずっとスルーしていたんですが、確かにこれはすごい。歴史に残りそうなBL。下巻も楽しみです。
この作品は無表情な真面目リーマンとサ、イボーグにされた少年の切なく、優しい話です。ちるちるのホームページで目にしてから少し気になっていましたが、近くの書店で購入させていただきました。
主な登場人物はセックスのためだけにサイボーグにされた聡夫、聡夫をサイボーグにした会社の研究員である孝則の2人です。
孝則の勤めている会社ではとあるものが開発されています。セックスのためだけに作られたアンドロイド、「セクサロイド」。孝則はある日、セクサロイドの試作品の世話を任されます。試作品。それは、生身の人間、ましてや幼い少年を改造したサイボーグでした。
その試作品、聡夫ははじめのうちは言葉すら話せない状態でした。ある日、仕事の一環で、聡夫に淫語を教えることになった孝則でしたが、母音だけでしか話せずに悪戦苦闘します。聡夫は孝則を指差し「おいんいん?」と尋ね、孝則はさらりと「俺は進藤」といい流そうとします。しかし、聡夫は拙い喋り方で進藤、と言おうと頑張ります。
このあとの展開が本当に可愛いので見てください…!
本作品の特徴はやっぱり背景でしょうか。背景に突然魚が漂ったり、花が咲いたりと、不思議で可愛らしい雰囲気です。一見かわいい描写というだけに見えるかもしれませんが、私は聡夫から見えている世界がそんな世界なんだと感じます。有りもしないところに太陽があって、いるはずの無いうさぎが目の前で飛んでいる。そんな世界。絵柄も背景も可愛いのにどこか寂しさや悲しさがあります。
なかなか含みのある終わり方をするので、下巻が読みたくて仕方ありません。残念ながら私が行った書店には下巻が置いておらず、右と左だけ購入させていただきました。購入するのなら上巻と下巻を同時に購入していただくことをおすすめします。
この作品は設定的には読む人を選ぶような作品ですが、ストーリーはあまりキツくなく、孝則と聡夫の間の名前のない優しい関係に癒やされます。是非沢山の人に見ていただきたい作品です。
セックスアンドロイドといういかにもな設定からドエロ展開を予想していたが、全くの逆で知能がまだ未熟で言葉を覚えたり、倫理観やそういう人間的な教育を進藤に教えてられ、なつく姿はCLAMPの「ちょびっツ」に通ずるものがある。ちょびっツと違って本物の人間を改造しているのがさらにきついところではあるが。
本物の人間をいじってセックス専用のおもちゃにする設定は相田裕の「GUNSLINGER GIRL」と同じだなと思いました。
そういう悪く言えば、そこまで珍しくない設定を基にエロ方向ではなく人間的にあったかさを描いているのがオリジナリティを増していると思いました。
エロ描写についてはほぼほぼなく、今作の上が一番多いくらいだがそれでもこのアンドロイドはどういうものかという説明やえぐさを表現するために使われているだけで、いわゆる萌えに特化したエロ描写は皆無と言っていいだろう。
可愛い男の子改造してセックスアンドロイドにする施設ってかなり気色悪い会社?だしそこに主人公の進藤が務めてる(親族のあれだとしても)のがちょっときがかりというかひっかかる。ご都合主義感は否めないかな。
うざい同僚もかなりうざい。
それでも絵も可愛いし、何より一歩間違えれば安いAVみたいになりそうなところをあったか、ほのぼの、でもその背景はなんだか切ないといった複雑な感情にさせてくれる面白い作品だと思いました。
進藤が良い人でまだ救われた。
肉便器しかもそのために生きてる人間の男の子をサイボーグにして。ごめんなさい!無理です。
なんなのこの会社?とんでもない人ばっかり。そしてどうして進藤しかいないと押し付けられるの?
追々分かってくるのでしょうか?
聡夫が何にも分からなくて、目的の為だけに体の仕組みまで特化されて、ひたすら捌け口にされて。
しかも淫語を覚えさせようとか、どうしたらもっと男が喜ぶか会議したり、この世界観がどうしても虫唾が走って。
進藤だけは最初は事務的にだんだん子供に対するように色々教えていって。
聡夫をなんとかしようと…。
聡夫はきっと進藤を好きになっちゃったんですね…。
聡夫の夢の中が平和なだけに現実がキツイです。
進藤のおじさんはクソですね。
下巻に救いがあるのかなあ?