きみの寝顔も、洗濯物もゴミさえも愛おしい―― 俺の脳内は淫らなきみでいっぱい

妄想怖男子

mousou fudanshi

妄想怖男子
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神19
  • 萌×234
  • 萌18
  • 中立4
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
17
得点
289
評価数
77
平均
3.8 / 5
神率
24.7%
著者
碗島子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784861349102

あらすじ

俺は知っている。課長ときみの秘密を――
資料室で腕を縛られ犯されるきみ。
玩具を挿れたまま仕事をさせられるきみ。
トイレで教育されるきみ…。
そんな妄想を繰り返す浅田は、同期の山内を一途に想い続け(ストーカーし)ている。
寮の隣の部屋に住み、山内のためにゴミ出し(中身詮索)から洗濯物の取り込み(&使用)までする浅田に山内は――!?
山内の兄・一と幼なじみの里の話も収録!

<収録内容タイトル>
・妄想男子
・怖男子
・ともに帰る
・ちわ喧嘩
・おにのこ
・ふる里
・デート
・あいつの知らないこと
・顔(描き下ろし)

表題作妄想怖男子

妄想癖、ストーカー、会社員
会社員、浅田の同僚

同時収録作品妄想怖男子

浅田の妄想の中のみ
浅田の妄想の中のみ

同時収録作品おにのこ

村長
十の兄、役所勤め

その他の収録作品

  • 顔(表題作描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • カバー下おまけ漫画

レビュー投稿数17

タイトル通り

妄想怖男子…そのままでした。
「どこかで笑って下さっていたら」とあとがきにありましたが、すみません私は笑えなかったです。
怖い。

私はギャグやコメディは好きだけど、上級者ではないのでナンセンスなだけなのはおもしろく感じられないんですよね。わからない。怖い。

シュールだとしても、もう少し笑いどころがある方が好きです。

萌えにしても、執着攻めに萌える人多いみたいですが、私はそれは愛ある表現あってこそなんですよね。

根底に愛はあるのだろうけど、表面上怖いだけ、受けは怖がっている(実はうれしいのかもだけどそこまで読み取れない)のは残念ながら萌えない。
本作もまさにそうでした。

浅田がストーカーで変態なのはまあいいです。
ただ、度を過ぎていて怖い。

山内がほぼ表情が固いので萌えない。
内心は浅田のことが好きなんだろうけど。

もう1本にいたっては無理矢理ですもんね。
変態はまだいいけど(程度にもよりますが)レイプは苦手です。
結果受けが受け入れて両思いだとしても嫌です。

こちらのお話も怖かったです。

1

クセのあるエロ

ASADA!!!!

怖い、というか気持ち悪いよ、アサダくん、、ヤマウチくんがいなかっぺの心広いマンで本当に良かったよね〜そうじゃなかったらタイホされているレベルのストーカーっぷり。でもアサダくんの妄想は大好きだよ、もっとやれ。

里(まさか村長だったとは、、若い)とオニーチャン、こっちはこっちで激萌えます。鬼に扮した?幼馴染に抱かれて「友達いなくなった」と泣く姿がなんともいじらしくてTAMARANAI

気持ち悪いけど前向きなクズ攻好きな方にはおすすめです。メンヘラはいません(メンヘラ苦手!)。

ムラのしきたりガー、とか、エロい神事ガー、とか、そういうものが好きな方はもれなくムラムラすると思います。もっと続きが欲しいです。どっちのCPも良いけど、個人的には兄ズ推し。

2

キモエロ眼鏡万歳

表紙買いです。エロ眼鏡大好き。
碗さんは知っていたのですが、他の作品の試し読みでエロが好みのタイプじゃないなと感じて今まで手を出さなかった作家さんなのです。
でもエロ眼鏡が私を呼ぶんです。
性癖には抗えず購入しました。

このエロ眼鏡くんこと浅田。同期で隣の席の山内が好きで、山内をストーカーしたり妄想したりしている。
ネタバレしますが、もう最初っから1話まるまる妄想なんですよね、まさかの。
自分と山内じゃなくて課長と山内の妄想なのが怖男子ですよねー。変態ー!
この変態を受け入れる山内もたいがいですが。理由はちゃんとあるんだけどね。

山内は地図にも載らない村の出身ということで、二人で田舎に帰ります。
そこでまさかの別カプ登場。
山内の兄とその友人なのですが、このカプを匂わせておいて、また浅田と山内の話に戻るあたり、作者さんのテクニックを感じました。
肩透かし感や焦ららせてる感あります。

兄、一と里の話は閉鎖的な村で行われている仄暗い風習をモチーフにしており、こういうストーリーをこの怖男子の話に絡めてくるあたりが作者さんの味なのでしょうか。
怖男子の話とは別ベクトルで不気味で隠微な感じが性癖をくすぐる。たぶん何回も読み返す作品になると思います。

他の作品も俄然読みたくなりました。

3

振り切れまくった妄想男子

妄想のレベルが桁違いでした。

対象に対してあからさまだし、顔が常に興奮状態だし、妄想だけじゃなく犯罪レベルのストーカー状態だし、こんなひと、ふつうの社会生活送れるんだろうか?と不安になるくらいなのに、押しの強さで仕事みできてるし、何でしょうか、この生き物は。
気持ち悪いんです。
なのに面白い。
こんな狂った浅田を受け入れてしまう山内は、どれだけ懐が広いのでしょうか。
心配と不安しかないけど、なんだかんだで楽しくやっていくのかな。
山内の地元に帰るたびに、祭りで浅田が豆餅みたいなのを食べてるのがツボでした。

サイドストーリー的に山内兄と友人・里の話があるのですが、こっちはちょっと悲壮感が漂っていて、村の繁栄云々の話は正直怖すぎました。
とはいえ、最後のページに必ずオチがくるのでちょっとは救われるのですが、浅田×山内の話のお供としては、わたしにはちょっと怖すぎました。

変態すぎる変態は無理という方には厳しいレベルの気持ち悪さ。
このキャラを描き切ったことが単純にすごいです。

2

クセになる

読み途中の心境→ふざけてる(笑)
読み終えての心境→すごいわ!
こんな印象です。
笑いからダーク、キュンまで味わえるジェットコースターみたいな一冊なんです。

課長と山内のイケナイ関係で、それを覗き見する浅田。課長がドSで、それを泣きながらも受け入れる山内にワクワクしていたら、全て妄想かい!!とツッコミを入れたくなる展開。
そうなんです!浅田の妄想がヒドい(笑)いや逆に最高なんです!
妄想だけでなく、ストーカーまがいな事もしており、でも山内はそれをさらっと見過ごすクールさ。

そして、山内の実家では、兄の一の話が。
こちらは、急にダークな展開になり、またまた妄想?と思いきや、そのまま突っ走るから驚きました。

碗先生の作品は、いくつか読んでいますが、掴みどころのない、新しい感覚の作品で、苦てさもあるのですが、なぜかクセになり、最読したくなります。
今作も同じ感じがして、クセになりました。

2

どんなに変態だって受け入れる

本作も、碗島子先生節炸裂しています(笑)
独特の雰囲気、キャラ、ストーリー、どれを取っても
唯一無二だと思います。

妄想癖のある変態・浅田は、
クールな同僚・山内を妄想の対象とし、ストーカーしています。
名もない村で育った山内は都会に就職し、
都会人の他人への関心のなさに寂しさを感じています。
そんなとき出会ったのが隣人で同僚の浅田であり、
粗品をプレゼントと勘違いした浅田は、
山内に関心を向けるようになり、
その言動はエスカレートしていくのです。

この浅田がかなり危ないやつなのですが、
根底には浅田への愛情があるので、
何となく許せてしまうから不思議です(笑)

山内も浅田のストーキングも好意も妄想も全て分かっていて、
関心を持たれていることに喜びを感じ、
受け入れている感があります。

同人誌で発表された作品ということもあり、
ストーリーはぶっ飛んでいて、
碗先生が楽しんで描いているだろうことは想像できます。
なので、読者としては頭空っぽにして、
この独特な世界に浸れば良いのだと思います。

4

妄想が暴走しすぎ!

いつもかわいい絵にほんわか(騙され?)しますが、実はかなりエッチがエロエロでハードでバリエーションも豊富ですよね。

最後に上のあらすじを読むまで課長との事が浅田の妄想だとわからずモヤモヤしてました。良かった!実際にはあんなこと課長にされてなかったんだ。

山内が浅田に何をされても悟りをひらいたみたいに動じず怒らずな所が面白かったです。
むしろ便利みたいな。課長が良いツッコミ役でしたね。

でも田舎から都会に来て誰も無関心な中浅田だけが自分にここまで執着してきて、いつのまにか浅田に好意を持つように。

浅田が自分にだけ粗品をくれた、何をしても嫌がらない山内に妄想を暴走させストーカーして、かといって本人に愛情を告げたり抱き締めたりも最後までせず。本当に山内のことが好きなのかな?依存症でたまたま山内が受け入れてくれたからのめり込んでいるだけなのかな?
エッチも強引で乱暴だし山内がなんかそれで本当にいいの?と聞きたくなりました。

気持ち悪いのに実はイケメンで仕事ができる浅田なのかな?コミカルに噛み合ってく二人でした。

山内兄と里のお話。
里は山内兄の唯一の友達。
でも村は変わってて子孫を残さず同性で愛し合い自治区として国の干渉を受けず地図にも載らず。不思議な設定ですね。

祭りの後の行灯をしまうのが遅れた兄を夜這いに来た鬼に犯され。その後も散々犯され。
なのに飄々としていて。

この作者さんの過激なエッチやエロエロなのに受けがダメージを受けず飄々としているところが個人的に萌えに繋がらず。面白いんだけど、攻めのやったもん勝ちみたいな、ひたすら攻められる受けが可哀想に見えちゃって。
当人同士はそれで幸せなんでしょうが。

3

変態に振り切った攻めと、すべてを受け流す受けの掛け合いの絶妙さ

 どう考えてもギャグのはずなのに、なぜか真面目さも感じさせる、この碗先生独特の不思議なテンションが大好きです。ぶはっと思わず噴き出しそうになるシーンから、「あれ? これはもしやシリアスなシーンなのでは?」と急に冷静になって考えさせられるシーンまで、本当に幅が広い。攻めの浅田の妄想癖に関しては間違いなく笑うところだと思いますが、受けの山内の故郷の不気味さについては果たして笑って良いのだろうか?と、考え込んでしまうのです。もちろん、その薄暗い雰囲気の中に、背徳的ないやらしさが盛り込んであって、萌えは増すのですが。

 山内の兄の一は、弟よりかなり強引に責められる展開になっていて、閉鎖的な村からも逃れられず、攻めの里にいいようにされているところが不憫で萌えました。理不尽極まりない里に、なぜか抗えない一。今までの2人の関係性が詳しく掘り下げられているわけではないのですが、こういう絶対的支配を見せてくれる攻めって意外と少なかったりするので、個人的にはとてもお気に入りのCPです。思い返してみると、碗先生の描く攻めって、たとえ普段の言動が優しくても、情事になるとぐいぐい受けに迫って有無を言わせないようなキャラが多いような気がします。私はそういうキャラが割と好みなのかもしれません。

6

過ぎる妄想と現実との混濁。

浅田の妄想が過ぎて、私も冒頭の課長と山内の絡みはよもや現実かと思ってしまいました!
これは作者の思うツボなんですが。夢オチならぬ、妄想オチ。
とにかく浅田の妄想がぶっ飛び過ぎていて。
多分、山内を前にしている時は、その内容を声に出しちゃってるよね。
そんな気持ちの悪い浅田に、どこまでも泰然として接する山内。
何故⁈…というのは、物語が進むにつれて、明かされていきます。
地図にも無い田舎の村落で育った山内にとって、浅田の過ぎた執着は存外心地よいものだったのか。
『都会の人は皆、他人に関心が無いのだと 思っていた。』
しつこいほどの執着をみせる浅田に絆されていく。
受け入れちゃうんだ⁈ 慌てず、騒がず。たまに酷すぎるので怒ったりするけれども。

この村というのが、また不気味で閉鎖的なところで。
これは別の作品「雨雫」に登場する村と世界観がとても似ている。
浅田がその名を「定有希」というので、よもや「サダオ」の縁者なのかと思ったほどに。
けど、浅田が「サダオ」なら、泣かされる方の筈なので…、これは無関係ですね。
などと、別の作品世界との共通項を探さずにはいられなくなってしまう。
山内の兄、一と幼馴染の里との少し時代がかったエピソードは、この村の閉塞感と共に、
ちょっとだけ耽美的な仄暗さを感じさせる。
村は閉ざされて死んで行くのを待つばかりなのか。

浅田の興奮した顔も気持ち悪いし、ブフッって笑えるとこばっかりなんだけど、
根底に流れる仄暗さを感じさせるのは、さすが碗島子先生!
この作品世界は唯一無二だと思います。

ところで、課長はノンケの妻子持ちなので、妄想に色々使われるのはいい迷惑なんですが、
カッコいいので、もっと見たかったな♡

3

好き♡

相変わらず「ぶふ」と、今回の攻めのように笑ってしまう碗作品。

山内(受け、神経太い)と浅田(攻め、ド変態)は同期で同僚、プラスして社宅の部屋も隣。
浅田はつねに山内に対する妄想を繰り広げ、彼のゴミを漁ったり部屋へ勝手に入ったりともう怪しさ大爆発なのですが、その対象とされている山内があまりに豪胆なので破れ鍋に綴じ蓋的なカプになっておりました。
読み進めていくと山内も変な人なのでは?疑惑も…
そして1話ではあんなでしたが、実は課長良い人!そして笑えて好きキャラ!
個人的には浅田は好みではないもので、攻めは課長が良かったなあ…と思ってしまいました(苦笑
4コマ漫画もいちいちツボでゲラゲラ笑えます。

4

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