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きみの寝顔も、洗濯物もゴミさえも愛おしい―― 俺の脳内は淫らなきみでいっぱい
mousou fudanshi
碗先生の描かれる、「変わった人×普通の人」の物語に、はまっています。
この漫画も、ストーカー浅田の変態ぶりだけでもかなり面白いのに、それに対する山内くんの、冷静な返しとの落差がまた、心地よい意外さで、ベテラン漫才師コンビの掛け合いのように、楽しめます。
さらに、それだけではないのが、この漫画の魅力です。
軽快なテンポで読み進めていると、なぜ山内くんのような常識的な人が、浅田を受け入れているのかが、山内くんの故郷の事情と絡めて描かれはじめ、彼らにギャグマンガの面白キャラというだけに止まらない、奥行きを感じられるようになります。
後半、舞台が都会から、閉鎖的な田舎に変わり、焦点が山内くんの兄とその幼馴染に移ると、物語はぐっと湿り気を帯びて、エロもより、淫靡に感じられてきます。
一冊の漫画が、最初から最後までひとつの物語でありながら、こうも読み味を変えて読者にみせてくる、さすが、碗先生が長年かけて生み出された作品だと感動しました。
気持ちの悪いストーカー攻め君と、それを見事にスルーする、淡々とした受け君は、とても良いカップルだと思います。
このシリーズ大好きなので、
コミックス発売をとても喜んだのですが、
中を開けたら6P分と表紙しか新しいところがなく、まるまる同人誌再録本の再録でした。
同人誌を少し再録して載せました。とかはよくあるでしょうが、最近出したばかりの同人誌再録本と全く同じものをまるまるコミックに再録して一冊にまとめるって、前代未聞かなと思います。
未読の方は是非どうぞ。とてもおもしろいです。
この変態妄想…なかなか飽きが来ませんね、不思議。
愛されすぎ、愛がクドい(表題作)です。でもそこがいいな。妄想癖のある都会育ちの変態くん×クールだけど田舎育ちで実は淋しがり屋。同期で同僚、会社の席は隣、住んでいる部屋も隣。誰にも見せられないようなこと、周りの目など気にせず一見平気でしたりされちゃったり・・・妄想の数々がサイコーなんです!どこまでいっても、いかにもラブラブ、ベタベタって感じにはならなさそうなのもいい...お似合いカップル。それぞれのキャラもですが、展開としても面白いのでぜひ読んでみてほしい一冊です。いやぁ~やっぱり大好き♡
もとは同人誌(2011~)として出ていた作品。
その同人誌から『妄想男子』・『怖男子』のみが電子配信→同人誌再録の『男子の再録』(2016.3)→そして今コミックス『妄想怖男子』が発売となりました。『男子の再録』の方で感想を長々と書いているので、こちらにはそれ以外のことを。※以下、主にあちらとの違いを書いています
『妄想男子』や『怖男子』の表紙があまりない感じでインパクト大だったので、それと比べると少し目立ちにくい印象もあると感じた表紙。今作では表・裏表紙ともに「受け」である山内兄弟の顔が見えません。収録内容の違いは、今作には描き下ろしがプラスされているのと、『男子の再録』の収録作品からは部分的に除かれているものがあることでしょうか。今作描き下ろし『顔』(7頁)が読めて私は満足でした、いつもクールを保っている山内くんが上に乗ってます。山内いいよぉ!カワイイよぉ!
再録にあった『チラ男子』(24頁)。今コミックスではその中の「デート」(3頁)のみ収録なので妄想回数が少なく感じます...淫らな "変態妄想 by 浅田" が大好物だった私にはここの部分が相当効いていたんだなぁと、今作を読んでから気づき自分のなかでちょっと笑えました。また、今作収録「あいつの知らないこと」(5頁)は再録集のほうではタイトルが記されていなかっただけで、お話自体はあちらにも収録済です。あちらでは一番ラストにありました。なお、局部の修正は黒線→今作では白線やぼかした小ドットになっていますが自然な修正?、気にならない修正だと思いましたよ。
作家買いしています。書店にて発見したとき、電子書籍で『妄想男子』という似たようなタイトルの碗さんの作品があったので、コミックス化したのか!とあらすじもあまり読まずに購入(笑)もともとは同人誌の作品だそうで。全体の4分の3程は表題作で、残りの4分の1は表題作カプの山内くん(受)の兄とその幼なじみカプのお話です。この2つのお話のリンクの仕方が自然で流れがあって好きですね。妄想男子カプ(浅田×山内弟)が山内くんの故郷へ帰省したところ、二人の与り知らぬところで山内くんの兄である一(いち)とその幼なじみ・里(さと)の微妙な関係が一場面としてちらりと描かれて。読者に「おや?(期待に満ちた声音)」と思わせた後、兄の話が始まる。この一と里の話のおかげで、この評価になっています。
浅田くん×山内くんの話は、いつもながらの碗さんらしい変態さと受の阿呆さとシュールな笑いがふんだんに詰め込まれてはいたのですが、珍しく萌えられなくて……。何故なのか、その理由は未だにわかりません。私が求めている変態さと少し違ったのでしょうか?(え)ごみ出しの場面とか面白かったのになぁ。居合わせた先輩同様、山内くんのおおらかさに対して思わずツッコミを入れました。「そのまま出しとくと、分別してくれるから便利」って(笑) 漁られていることは承知の上で気にしていないって、山内くんの精神力すげー。
里×一のお話は、彼らが住んでいる「村(ふるさと)」がキーワードになっています。何もない田舎で、発展や活性化とは程遠く、昔からの慣習なども健在。そんな村で育った幼なじみの一と里。里は一と友達以上の関係になりたがっているけれど、一はたった一人の友達である里を失いたくなくて拒む。冗談のように軽くアプローチしてくるから、一も拒みやすかったのだと思います。
そして、祭りの日。その村の祭りは、鬼をもてなして豊穣を乞う、というもの。祭り装束には目元まで隠れる頭巾もあり、祭り用の吊り燈篭を外そうと玄関に出た一に声を掛けてきたのは、その装束を纏った男だった。声から里だと判断して話し掛けるが、まるで知らない相手かのような答えばかりが返ってくる。酔っているのかと思うも酒の匂いはしない。────祭りが終わっても吊り燈篭を外さなければ床を求めて鬼が来る、鬼は子を孕ませる、村に鬼の子が産まれるよ────本当に里なのか不安を覚えた一に告げられた言葉。頭巾をずらして顔を確認すると、やはり里。けれど、その口許には牙が覗いていた……。
いや、もう、本当、一気に引き込まれました。碗さんの描き方が好きです!絵柄はもちろん、コマ割りとか構図とか題材とか。特に今回の『おにのこ』『ふる里』(どちらも里×一)は、既刊『雨雫』と同系統のお話で私の好みどんぴしゃでした。拒む一に痺れを切らした里が祭りの鬼の話に乗じて、無理矢理に二人の関係を進める。端的に言ってしまえば、こういうお話ですが、碗さんが描くことで深みが出ていると思います。情事後の二人の様子が微笑ましかったです。「友達がいなくなった」と泣く一と、そんな一の頭を撫でながら幸せそうに「悪い……」と謝る里。一は可愛いし、里には「良かったな、このやろう」と言ってあげたい。
『おにのこ』の続編である『ふる里』では、彼らの「村」について更に一歩踏み込んだ内容が描かれ、不思議な空気が漂っています。不思議な空気は漂っていますが、決してファンタジーではなく、現実世界のお話です。現実だからこそ漂う妖しさ、切なさ、やるせなさ。けれど、碗さんの作品は救いがあるので好きです。シュールな笑いという名の救い(え)今回も、「村の人々は村が消えることを、村の血が絶えることを望んでいる」という破滅思想のような要素もありながら、一は「ふるさと」を守ろうと提案をしていきます。そのことで里が誤解をして一にお仕置きをしてしまうのですが、最後のページで明かされた事実に脱力するやら、安心するやら。軽くツッコミを入れつつ、小さく笑っていました。
2組のカップルの話、それぞれの受けが兄弟です。
一冊通して世界観はつながってますが、テイストが全然ちっがう!
前に萌×2で評価していて変更できませんが、”神”にしたかったなぁ。
弟カップルの話は東京が舞台、妄想がぶっとびすぎてて吹き出すレベルで笑っちゃう話ですが、兄カップルの話は閉鎖的な田舎を舞台に仄暗さが漂っていて、この碗先生の”村BL”が私はめちゃくちゃ好きです!
(”村BL”については後ほど…)
●「妄想怖男子」
就業中、課長に資料室的なところに呼び出されて、ゼリーやオモチャを挿入されて耐えてる山内(弟)。
それを自分もしたいと思いながら、こっそり眺めてるのが同僚リーマンの浅田。
無理矢理感と変態度がすごすぎる!と思って読んでいたのに…そのオチ!
●「怖男子」
妄想男・浅田は毎晩ドアの前で山内を待つ完全なるストーカー!
でもストーカーされてる山内は、
玄関に置いたゴミは分別してくれるし (←漁られてるから…)
飛ばされた洗濯物(パンツ)は届けてくれるし (←使われてるから…)
と、心配している課長にヒョウヒョウと話し、それで良いの?大丈夫なの?って心配になってしまうw
でも山内は、あれだけ派手にストーカーしてる浅田の気持ちが知りたかったみたいで、それもある意味、両想い???
●「ともに帰る」
もうすっかり恋人気取りな浅田w
山内の実家に行きたがり…そんないきなりリクエストを嫌がらずに叶えてあげちゃう山内はやっぱり天然。
田舎で、エッチなことをして、ちょっとだけ恋人っぽくなれたかもしれません。
でもメインの二人より気になるのは、地図にも載ってない村の閉塞感と、山内(兄)に迫る幼馴染の里の存在!
●「ちわ喧嘩」
なんていうか、開き直った変態って最強!
嫉妬してる浅田は、山内をエロく責めるわ、ご奉仕させるわ、やりたい放題!
でも意外に乙女なことを言っちゃうかわいい奴なんです。
●「おにのこ」「ふる里」
村はお祭り、”吊り燈篭を外さなければ床を求めて鬼が来る、鬼は子供を孕ませる”と、里は祭装束のままやってきて山内(兄)を無理矢理…
西洋的思想が入ってきて廃れてしまったけど、一時代前までの日本は夜這い文化が根付いていて、初めてのレクチャーや夜這いお相手決めとか、村々で制度化されていたんですよね。
お祭りは”襲っていい”、”誰とでもエッチしてOK”な無礼講な一面があり、その一時代前の風習を再現してる淫靡さがとってもイイ!
そして村の閉塞感。その村の血筋は忌むべきものって暗黙な了解があって、村はゆっくりと終焉に向かっている雰囲気。そこにたまらなく惹きつけられます!
ただ、村のアレコレは掘り下げられてなくて、山内(弟)のように都会に出ることも可能で、閉塞感が中途半端なのが惜しい…
こうゆう設定と雰囲気で、ダークさと淫靡さのままなストーリーを碗先生に描いて欲しいです。
碗先生が「私のなかに村BLというジャンルがありまして」と切り出して担当編集さん達を困惑させたと仰ってましたが、担当編集なら碗先生の”村BL”がどんなものかピンときて欲しかった…
いち読者の私にだって、碗先生が指す”村BL”がどんなものかわかるのに!
碗先生のひたすら笑っちゃう話も、ほのぼのかわいい話も好きだけど、淫靡さいっぱいな”村BL”を私はもっとちゃんと読みたいです。
どう考えてもギャグのはずなのに、なぜか真面目さも感じさせる、この碗先生独特の不思議なテンションが大好きです。ぶはっと思わず噴き出しそうになるシーンから、「あれ? これはもしやシリアスなシーンなのでは?」と急に冷静になって考えさせられるシーンまで、本当に幅が広い。攻めの浅田の妄想癖に関しては間違いなく笑うところだと思いますが、受けの山内の故郷の不気味さについては果たして笑って良いのだろうか?と、考え込んでしまうのです。もちろん、その薄暗い雰囲気の中に、背徳的ないやらしさが盛り込んであって、萌えは増すのですが。
山内の兄の一は、弟よりかなり強引に責められる展開になっていて、閉鎖的な村からも逃れられず、攻めの里にいいようにされているところが不憫で萌えました。理不尽極まりない里に、なぜか抗えない一。今までの2人の関係性が詳しく掘り下げられているわけではないのですが、こういう絶対的支配を見せてくれる攻めって意外と少なかったりするので、個人的にはとてもお気に入りのCPです。思い返してみると、碗先生の描く攻めって、たとえ普段の言動が優しくても、情事になるとぐいぐい受けに迫って有無を言わせないようなキャラが多いような気がします。私はそういうキャラが割と好みなのかもしれません。
相変わらず「ぶふ」と、今回の攻めのように笑ってしまう碗作品。
山内(受け、神経太い)と浅田(攻め、ド変態)は同期で同僚、プラスして社宅の部屋も隣。
浅田はつねに山内に対する妄想を繰り広げ、彼のゴミを漁ったり部屋へ勝手に入ったりともう怪しさ大爆発なのですが、その対象とされている山内があまりに豪胆なので破れ鍋に綴じ蓋的なカプになっておりました。
読み進めていくと山内も変な人なのでは?疑惑も…
そして1話ではあんなでしたが、実は課長良い人!そして笑えて好きキャラ!
個人的には浅田は好みではないもので、攻めは課長が良かったなあ…と思ってしまいました(苦笑
4コマ漫画もいちいちツボでゲラゲラ笑えます。
本作も、碗島子先生節炸裂しています(笑)
独特の雰囲気、キャラ、ストーリー、どれを取っても
唯一無二だと思います。
妄想癖のある変態・浅田は、
クールな同僚・山内を妄想の対象とし、ストーカーしています。
名もない村で育った山内は都会に就職し、
都会人の他人への関心のなさに寂しさを感じています。
そんなとき出会ったのが隣人で同僚の浅田であり、
粗品をプレゼントと勘違いした浅田は、
山内に関心を向けるようになり、
その言動はエスカレートしていくのです。
この浅田がかなり危ないやつなのですが、
根底には浅田への愛情があるので、
何となく許せてしまうから不思議です(笑)
山内も浅田のストーキングも好意も妄想も全て分かっていて、
関心を持たれていることに喜びを感じ、
受け入れている感があります。
同人誌で発表された作品ということもあり、
ストーリーはぶっ飛んでいて、
碗先生が楽しんで描いているだろうことは想像できます。
なので、読者としては頭空っぽにして、
この独特な世界に浸れば良いのだと思います。
表紙買いです。エロ眼鏡大好き。
碗さんは知っていたのですが、他の作品の試し読みでエロが好みのタイプじゃないなと感じて今まで手を出さなかった作家さんなのです。
でもエロ眼鏡が私を呼ぶんです。
性癖には抗えず購入しました。
このエロ眼鏡くんこと浅田。同期で隣の席の山内が好きで、山内をストーカーしたり妄想したりしている。
ネタバレしますが、もう最初っから1話まるまる妄想なんですよね、まさかの。
自分と山内じゃなくて課長と山内の妄想なのが怖男子ですよねー。変態ー!
この変態を受け入れる山内もたいがいですが。理由はちゃんとあるんだけどね。
山内は地図にも載らない村の出身ということで、二人で田舎に帰ります。
そこでまさかの別カプ登場。
山内の兄とその友人なのですが、このカプを匂わせておいて、また浅田と山内の話に戻るあたり、作者さんのテクニックを感じました。
肩透かし感や焦ららせてる感あります。
兄、一と里の話は閉鎖的な村で行われている仄暗い風習をモチーフにしており、こういうストーリーをこの怖男子の話に絡めてくるあたりが作者さんの味なのでしょうか。
怖男子の話とは別ベクトルで不気味で隠微な感じが性癖をくすぐる。たぶん何回も読み返す作品になると思います。
他の作品も俄然読みたくなりました。
読み途中の心境→ふざけてる(笑)
読み終えての心境→すごいわ!
こんな印象です。
笑いからダーク、キュンまで味わえるジェットコースターみたいな一冊なんです。
課長と山内のイケナイ関係で、それを覗き見する浅田。課長がドSで、それを泣きながらも受け入れる山内にワクワクしていたら、全て妄想かい!!とツッコミを入れたくなる展開。
そうなんです!浅田の妄想がヒドい(笑)いや逆に最高なんです!
妄想だけでなく、ストーカーまがいな事もしており、でも山内はそれをさらっと見過ごすクールさ。
そして、山内の実家では、兄の一の話が。
こちらは、急にダークな展開になり、またまた妄想?と思いきや、そのまま突っ走るから驚きました。
碗先生の作品は、いくつか読んでいますが、掴みどころのない、新しい感覚の作品で、苦てさもあるのですが、なぜかクセになり、最読したくなります。
今作も同じ感じがして、クセになりました。