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紳士で暴力的で、誰よりもやさしいヤクザ――
yasashii anata
帯が強すぎですよね、
こんなん気になるに決まってる。
[BL史上に残る、ヤクザ×ヤクザ最高の結末]
読んだ感想としては、
良かったとも悪かったともどっちともいえませんでした。
よかったところ
案外2人共素直なところ。敵対した関係だと分かってからも建前で生きずに気持ちを大事にしてる。
意地張って拗れる関係は見ててイライラするから、ヤクザなのに2人の時は可愛くなっちゃうとか何なんだよーって思いながらもよかった。
タチ同士だからどうすんのかと思ったら、好きだから抱かれてもいいとネコにまわっちゃうところ。実際問題、いざそうなった時ポジションどっちなん?ってムズイ問題だなと思うんだー。SEXありきで出会うならポジション知った上だろけどさ。
確認無しで付き合ったらネコ同士、タチ同士もあるはず。だから、ニュートラルにリバれたりどっちにもなれるといいなと思う。好きなら[抱きたい]も分かるけど、[受け入れたい]の気持ち持ってるの良い。
悪かったところ
キスされそうになって突き飛ばして逃げるところ。本人も言うてたけど、中学生以下かよ!と。
何純情ぶってんだか?!
バーで生バンドの演奏で歌うのが[モナ・リザ]すみません。教養がなくて知らなくて調べました。
アメリカの歌手ナット・キング・コールの1950年のヒット曲なんですって。この曲のフレーズがずっと2人を繋いでます。
なんでこの曲だったんだ。エピソードが欲しかったな。だって、主人公10代グレててロクな青春時代おくってなさそうだし。
家に乗り込んで、敵対する関係と分かって部下がいる手前乱暴なパフォーマンスとしてレコードプレーヤーとレコードを壊すところ。
私、人の物壊す人嫌いです。今、レコードもプレーヤーも貴重じゃない?もう手に入んないかもしれんのに。
ともあれ、最後は2人とも罪を償ってプラトニックラブをあんなところで楽しんでるのは面白かったです。いい年してときめいとるおじさん。
他には無い作品ですが、一読で好きー!とはならなかったです。時間を置いてから読むと感じ方が違う作品かもしれない。
シーモアで購入
白抜き修正
レビュー数があり、高評価だったので割引の機会に購入していた作品。好みじゃなさ過ぎて何度かチャレンジしましたが最後まで読めませんでした。ちゃんと読んでもいないのに評価するのは申し訳ないですが、最後まで読み切る事が今後もなさそうなのでレビューに踏み切りました。(ただし評価は読了していないので中間の萌評価にしました)
電子派なので配信サイトのあらすじレビュー確認済です。
あらすじで中学生のような…と書かれていたり、レビューでも純愛など評価されていましたが、読んでみたらヤクザ設定で驚きました。
地雷という程ではないのですがヤクザ設定は好きになれない事が多いので避けています。何故あらすじに表記がないの…。ちるちるさんに評価に来たらヤクザ表記があったので、読む前にここを確認していたら良かったなぁと思いました。
ヤクザ…他人には酷いことをしておいて恋愛だの幸せだの言われても話が頭に入って来なくなっちゃうんです。ヤクザだって恋愛はするでしょうが、感情移入したり応援したいとは余り思えず、それよりもヤクザに虐げられてるモブが可哀想、辛いという方に感情が引っ張られてしまいます。ヤクザ系が苦手であればオススメではないような気がします。
ここまでは好みと表記がなかった事による不幸かな、と思いますが、言動が日本人設定にはキザ過ぎることや絵柄も含めて好みとは違ったので読了していても評価は余り高くならなかったかと思います。
神です。
うわなにこれやられた!
ヤクザ版ロミジュリじゃないか〜!
そして本当に煽りのまんまの
「BL史上に残る最高の結末」でした。
ヤクザモノ好きな方は絶対読むべし。
本当に西田先生お上手です。。
ワンナイ繰り返してる様な男の
映画を一緒に見るだけの中学生みたいな恋
この方の描く大人の男ってほんと最高
やさしいあなた、、、
やさしいヤクザ
ジェントルなあなた
もう絶対バドエンもしくは死エンドもあり?
だと思ってたからまあ帯がネタバレしとるやないか
でもあるのですが
こんなラストってあるの?ってびっくりしました。
よすぎです。
敵だと知らずに恋に落ちる2人ですが
三話くらいで決定的にばれるんですが
その時の慟哭がもうね。
せつなすぎ。。
不穏なラストにはらはらですが
水田の選んだ道
まさかの再会、、
独房の中でも春本はかわいく水田さんは
やはりジェントルでした。
これだからBLやめられんなって思いました。
最高BLです。
やさしいあなた…か…
西田作品の読後のやるせなさは堪らないです。世の中、善が常に心地よい訳でもなく。悪人と割り切って突き放しきれない、彼らの人間味が愛しい。
互いの素性を知らずに出会って、それを知った後の展開はいくつか作れるとおもいますが、目を逸らさないでかつ愛し合う2人…初恋のようでした。ムショの中で禁欲生活のまま、それでも恋愛を続ける様はまるで中学生。
そんな彼らは今までの人生、人を傷つけて生きてきたんでしょうから、手放しに心を寄せるわけにもいかないってのがまたヤクザ作品の良さ。
トイレに配慮してくれる水田…本当に彼はやさしい。
OPERAコラボカフェ開催記念本「in the cafe」に出所後、恋愛を続けている彼らが載っています。
西田先生作品でツイッターのTLでいちばん見かけたのが本作で、帯の煽り(BL史上に残る最高の結末!!)もあり、期待を高めて読みましたらば…最後、特大の 思ってたんと違ううう〜〜〜っっ!!!
ま、私が勝手にこんなんかなぁと想像していたんですが、まさかまさかこんな終わり方をするとは!!
あまりの驚きにそれまでのお話どんなんやったっけ!?とぶっ飛ぶくらいw
いい感じに出会い惹かれあってくっついて「ちょっと宇宙が見えた……」なんてセリフいいなぁと思っていたんですよ。
ちゅうする時、メガネをおでこにかける水田さん萌えとか…思っていたんですよ。
でも最後全部持っていかれた。
もしかしてこのオチのためのギャグ漫画なの!?と思ったりw
私のカチコチな感性ではおしはかれないのかもしれない。
なので普段あまり見ないけど、他の方のレビューを見たら…みなさん真面目に書かれていたやっぱ私がこの世界観についていけてないのかな
あとがきの楽しみ方も(あとがきはいつも通りカオスと書かれていて笑ったw
お互い素性を隠したまま、後ろめたい気持ちで逢瀬を重ねる2人…。
しかし隠していた秘密は、最悪の形でバレてしまう。
お互いを知ってもなお好きな気持ちに変わりはなく、むしろ強く止められなくなっていく。
最終的に刑務所まで追いかけ、たった数秒見かけるだけで感じる幸せ。
そしてシャバでの再開を果たし、2人で生きていく…。
いやもうすごくない?
2人とも映画好きだから、ロマンチストなんだろうね。2人の世界よ完全に。
世界の主役は間違いなくあの2人だよ。
特に水田さん、やさしい通り越してちょっとアホじゃない?
そういうの大好きだよ。
この2人ならたとえ地獄でも幸せに生きていけそう…笑
読んでてほっこり幸せを感じました。
たぶん30代半ばの年齢の大人の男2人。巻頭カラーの埠頭でのタイタニックごっこにまず心臓を射抜かれます。西田さんのこういうセンスが大好き。読み終わって改めて見ると映画が大好きな2人はいかにも恥ずかしげもなくこれをやりそうなキャラクターなんです。
恐らく今回のテーマは映画。ヤクザなのにロマンチック映画が大好きな春本と医者くずれのインテリヤクザ水田。水田もちょっとスカしてるけど心の中では本当の恋人を求めてるロマンチスト。相性が最高な2人はある物件をめぐって敵対関係になっていて、プライベートで親しくしていたのに、その現場で衝撃の再会をしてしまうというスリリングなストーリーです。でも結ばれるのは本当のお互いの姿を知ってからという…この辺の展開もすごいなと思います。
やはり西田さんのヤクザ受けは最高やー!と強く強く思います。私の中で西田作品のヤクザ受け第1位は「天国も地獄も」の姫野、2位は「願い叶えたまえ」の深見、この春本さんは3位ですが。「やさしいあなた」のカップル2人は前者の2作品に比べて恋愛脳すぎますがそこがこのカップルの魅力でもあります。
音痴な水田のピアノ伴奏と春本の素敵な歌声のモナ・リザはいつか必ず実現することでしょう。人に聴かせる訳じゃなく完全に2人の世界なんだろうなあ…このラブラブバカップルめ(笑)
ヤクザだってこんな風にお洒落でロマンティックな映画の登場人物みたいな恋をしたっていいじゃない、と新たな世界を見せてくれた作品でした。ヤクザものでこんなに穏やかで温かい雰囲気の作品は、今までほとんど読んだことがなかったと思います。攻めの水田が小説好き、受けの春本が映画好きというキャラなので、度々創作の中の恋愛になぞらえて進んでいく2人の関係がとても魅力的でした。だからと言って気障過ぎるとか、わざとらし過ぎると感じさせることもなく、あくまで心地の良いなぞらえ方だったと思います。
水田は組織に属してはおらずバックに組織が付いているだけですし、春本も仕事熱心ではなく職場にプライベートを持ち込むような人物ですから、ヤクザものらしい殺伐としたシーンはそんなに多くありません。いい歳した2人が仕事中も相手のことを思い出しながら、懸命に考えたメールを送り合っているのが微笑ましくて。もちろん仕事優先になって、相手と敵対したり距離を置かねばならない時もあるのだけれど、肩書きを脱いだ2人はしっかり想い合っていることが分かるので最後まで安心して読み進められました。春本を追って刑務所に入り、その中でさえも紳士的な水田がかっこ良過ぎて惚れました。
ただ、「一体どんな結末が?」と思いながら読んでしまいそうな帯のキャッチがあまり良くないですね。この作品の魅力は結末に集中しているわけではないので。一歩間違えれば作品の魅力を損ねてしまう帯で何を伝えるかは、もっと慎重に考えて欲しいと思います。
運命の人ですね。
いつものバーで偶然出会ってひかれあう二人。
もうお互いのことで頭がいっぱいです。
二人が仕事での自分と、相手のことを想像して彼の前での理想の自分とギャップがあって。
デートにわくわくしたりキスされそうになって逃げ出したり、中学生のようで紳士な二人のお付き合い。そう、お互い相手は紳士だと思ってるところがポイントですね。
ずっと関わりがあったのですがお互いが当人だと知らずとうとう顔を会わせます。
それでも二人でどこか南の島に行こうとしてたのに春本が行けなくなって刑務所に入る覚悟を。
そして水田も逃げられたのに自分から追いかけるように。
刑務所の中の二人も言葉は交わせないけど良かったです。出所後二人は会えるのでしょうか。
二人がお互いの素性を知らず、お互いを想い二人でいるときは素の自分でいられるのが良かったです。
深いお話だと思うのですが一読ではまだまだ到達できてません。いつかまた読み返して深く理解したいです。
中学もろくに行かなかったヤクザと、ヤクザ絡みで転落した医者崩れ。
そう聞いてイメージする荒々しくて激しい恋愛ものとは全く違う世界でした。
表紙の雰囲気そのままの紳士同士の切ない恋。
行きつけのゲイバーもサロンといった雰囲気で、バンドの生演奏に飛び込みでボーカルが入ったりするハイソサエティな空気の中、アクシデントで出会う2人の紳士。
ひとりは谷口会所属のヤクザ。もうひとりは対立する茜新会と繋がりのある元医者。
ロミオとジュリエットです。
素性を隠したまま惹かれていくふたりの姿が映画を観ているかのような美しさで描かれています。
仕事をしているときの自分と2人でいるときの自分、お互いがそれぞれを無理に演じているわけではないけれど、正直に言いたくない男のプライドや見栄、このひとには汚い部分を見られて失望されたくないという恋心、すべてが絡まって読んでいる側のやるせない気持ちがどんどん募っていくのです。切ない。全部を知っている人間としては、両方ともがより素の相手に惹かれているからこそつらい。
募りまくったやるせなさが大きければ大きいほど暴露の瞬間の衝撃も大きくなっています。泣いた。ふたりがひどい言葉を吐くほどに泣けました。
そこで終わらないほどの強い気持ちも本当に胸に迫るようで、しあわせな未来なんて見えないのに夢を見るふたりはフランス映画さながらです。
こんなに泣いた作品も久しぶりでした。こころがぐったり疲れましたが、いやな疲れではないのです。
感動のうちに終わった本編。
ふうと息をついて開いたあとがきのページにすべて持っていかれました。
西田さんのまんがは本編とあとがきのギャップが素敵すぎる。
大好きです。
やっと西田先生作品が正当評価された\(^o^)/という思いで嬉しい限りです!過去作品ってレビュー少ないんだもの!
って、今も最後の25Pと10Pの書き下ろし
を読んで泣いてるんですがね。そしていつもの西田先生あとがきで笑わせてもらって読後感は最高!
しかし最後の書き下ろしは痺れたー。良かったー。
「やさしいあなた」というタイトルの意味が本当にわかります。
本当に西田作品のオヤジに喜ばされたり、泣かせられたり。
オヤジスキーは歓喜です!!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
本作は雑誌で全話既読ですが、タイトルの優しい響きや毎回扉絵に引用される小説のフレーズや格言(コミックには未収録)と、作中で画かれる血生臭い現実とのギャップにいつもギュッと切ない気持ちになっていたものでした。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
((((;゚Д゚)))))))アワワワ!
そういうのめっちゃ大事よ!
引用元の小説の著作権とかの問題?
雑誌などの短期期間なら良いとか、西田先生ご本人が、よく考えるといらないなーと思われたのかしら?
西田先生の事だし、このレビュアーさんがギュッとされたんだから本当にふさわしい言葉が選ばれてたとおもうんですよねー。( ;´Д`)どうしてだ?誰かオトナの人教えて〜。
下記のレビュアーさんが雑誌に書き下ろしあったとおっしゃってたんで。
コミックになって販売促進のためにつけてるのかなーと思ってました。
出版事情では当たり前の事なのかな?
さて、本作品はかなり大々的に宣伝していたし「BL史上の最高の結末」と黒の大きな帯がついていたのでみなさんが注目されたみたいで嬉しいです。
が!過去作品は西田東名義なんですよ。検索する時にご注意下さい!
西田ヒガシだと最近の3作品しか出てこないんです。良作だらけなのに!( ;´Д`)
絶対にこの検索によって過去の良作を探すのを阻まれてしまってるに違いない!
しかし、西田先生、読み間違えられる事たくさんあって改名されたのかしら?
西田作品(西田東名義)がお好きなら「ディヴィジョン」「天国も地獄も」「願いかなえたまえ」などがオススメです。
これらの作品も本当に映画のようです。一般映画でも十分、いや十二分に通用する作品です。
あとは西田さんレビューには必ず書くのですが、今回の表紙はとてもステキでその心配はないと思いますが、過去作品などは特に初見の方はやっぱりとっつきにくい絵だし、表紙もなんだーこの髪型のおじさんがたくさん出てるんですよ。
で、皆さん「内容もちょっと古臭いの?」とご心配になる方もいると思うんです。2007〜2010年あたりの作品も多いし。
私もそうだったんですが、読んでいくうちにこのストーリーにはこの絵なんです!
どうぞ怖がらずにお手に取ってみてくださいd(^_^o)
評価が高く、泣ける作品ということで手にしました。
表紙イラストもめちゃくちゃ好み。
そう!私は物語性のあるイラストが大好物なのです!
タイトルを挟んでの2つのイラスト。
コントラストが絶妙で気に入りました。
上段にメインCPの二人が、オデコとオデコをくっつけて満足気に俯いているイラスト。
そして下段にはその二人の大胆なキスシーン。
背景には二人の行きつけのバーが描かれています。
派手さはないものの、眺めているだけで幸せを実感でき、上手い!と思いました。
何時間でも想像の世界に浸っていられそうな気がします。
次に扉イラストが、遊び心満載で素晴らしい!と思いました。
映画「タイタニック」で有名な、「両手を広げて風を受けるシーン」と同じポーズをしている二人がマジ可愛い!
またそんな二人を、手前にいる後ろ向きの白い猫が見ている図もひょうきんで愉快!
ユーモアのセンスが光る素敵な作家先生だな、と思いました。
「西」と「ヒガシ」を田んぼの田で結んだペンネームもお茶目で個性的。
何と言っても絵が私の好みにぴったりで、大ファンになりました。
ヤクザ×ヤクザのCPということですが、二人とも実に紳士的で良かったです。
バーで出会ったモダンでカッコイイ男二人の心模様なども楽しく拝見しました。
お互い相手に一目ぼれという感じの出会いがロマンチックで萌えました。
二人ともにゲイ。
とそこは良かったのですが、二人ともタチ専です。
いったいどんな展開が待っているの、とページを捲る手が止まりませんでした。
が、扉イラストの通りの位置関係に収まりましたね。
すこぶる嬉しいです。
なぜって悲恋ものの映画を観て涙する、そんな春本の性格が可愛くて、可愛くて…。
可愛い春本には、是非「受け」であってほしいと思いました。
ヤクザなのに、大人の恋なのに、すごくピュアで優しくて新鮮な作品。
絶品です。
最初、部下同士が揉めているときに放った春本の言葉を聞いたときは、
「あれ?春本って部下に罪をなすりつけようとする嫌な奴?」と心配になりました。
でも、春本はそんなちっぽけな人柄じゃありません。
それどころか部下の為に自分の幸せを投げ打つ覚悟のある人。
大好きです。
作中、水田が褒め称える春本の歌う「モナ・リザ」。
どんな曲なのか知らなかったので早速ググってみました。
ナット・キング・コールのヒット曲で、バラード曲なんですね。
YouTubeで拝聴しました。
なんて素晴らしい歌声なんでしょう!
この歌を聴きながら、本書を読むとより心地よい臨場感で胸がいっぱいになります。
にしても…春本はこの英語の歌を歌うのかー。
スゴイなー、カッコイイなーって思ってしまいました。
お互いに相手の素性を知らず、やみくもに惹かれ合う二人。
本当は、二人はともに敵対する暴力団員。
春本は水田のことを医者だと思い、水田は春本を会社経営者だと思っています。
素性を隠して会っているうちに、二人の気持ちはどんどん高まっていきます。
そして、ついにお互いの正体がバレる時が来ます。
水田は地上げ物件に住人として居座り、そこに春田らが立ち退きをさせようと乗り込みました。
ここで初めて二人はお互いの素性を知ることになります。
一通り暴力団らしい修羅場が繰り広げられました。
あちゃー、もうダメ (。・ˇ_ˇ・。)
今後の二人は冷戦状態が続くだろうな。
あのいい雰囲気に戻ることは当分ないだろうな。
とこの時はそう思いました。
でもお終いまで二人が冷戦状態になることはありませんでした。
一度も。
どこまでも自分の気持ちに素直で、お互いを慈しみ愛することの出来る二人。
とても素敵で感動しました。
甘いけどほろ苦い恋愛映画を観ているような気分になりました。
例の物件から帰る自動車の中で、失った愛を嘆き、春本が泣きじゃくるシーンは圧巻でした。
私の目からも涙がポロリ。
大人でヤクザな男の涙、めちゃくちゃ愛しかったです!!
物語はまだまだ続きますが、小説と違いコミックスは割と早くに読めてしまいます。
あまり内容を詳しく語り過ぎても興ざめしてしまうと思いましたので、ここら辺で止めておきます。
もしもまだ読まれていらっしゃらない方がいらっしゃったら、是非読んでみることをお勧めいたします。
ラストでは二人とも社会的な制裁を受けますが、ストーリーに合ったとても素敵なハッピーエンドでした。
安心して読んで欲しいです ლ( ❛ ◡ ❛ ლ)
とあるバーで出会った二人。
お互い紳士然とした振る舞いをしているけど、実はきな臭いヤクザもの同士で素性を隠したまま惹かれあっていきます。
攻めの水田は医師免許剥奪されてヤクザに成り果てた男。受けの春本は中学も碌に通っていないヤクザ。
どちらも一筋縄ではいかないタイプなのに、恋した男たちはどこまでも可愛らしくなってしまう。
メールの文面であれこれ考える水田。お誘いメールが届いてウキウキしちゃう春本。即レスは引かれるな…、OK!いや、まだだ。さっきから三分しか経ってない、とか可愛らしすぎる。
自分が理想とする男を演じ続け、相手にも自分がこうありたいと思う理想を見出して惹かれていく。
そんな二人が現場で出会ってしまい、お互いの正体を知ってしまった時。
今まで二人は「経営者」「先生業」と素性を偽って紳士として演技していたけど、お互いを想い合う言葉は真実だった。
だけど、お互いヤクザだとバレて本当の姿を晒す事になって、現場で対峙してワザと相手を傷つけるような事を言い合う二人の言葉が何と偽りに満ちていることか。
でもやり通すんです。
そしてその後、車内での泣きじゃくる春本の姿、わざとBGMのボリュームを上げる弟分にはこみ上げてくるものがあります。
お互いの素性を知ったあとはもう隠すものもなく(春本のネクタイがド派手になってる)ますます惹かれて結びつきを強固にしていった二人の結末。
こーきたかぁ!!と唸りました。
てっきり高飛びするんだとばかり思ってた。
私の大好きなシチュエーション「二人だけ」「二人しかいない」がまさかここで。
こんなところで二人きりで過ごしたカップル、他作品のどこにも存在しないんじゃないでしょうか。
どんな厳しい場所、厳しい条件であっても、二人一緒にさえいれば言葉を交わせなくとも、そこは二人にとって地上の楽天のような甘美な世界になる。そこが堪らなく良かった。
そして相手のことを想えば拘束服さえ厭わない。
二人で足を洗う日は来るんでしょうかねぇ。
いつか足を洗って欲しいです。
私がトピ立てした「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#IndexNews
で教えていただいたのが、こちらの作品。
言葉が幾つあっても語り足りず、ヤクザものが嫌いじゃなければまぁとにかく読んでください、読めば解ります!と言いたくなってしまうような作品でした。
教えてくださり本当にありがとうございました。
今はモナ・リザを聞きながらレビュー書いています
西田先生の作品は初めてじゃないですが、これまで読み終えたの一冊だけで、
人間ドラマのようなストーリーは私の大好きな今先生となんとなく似ていて
でも絵柄?がなんとなく苦手のように感じていて、作品を見かける度にこれ読むぞ!と決心したものの
なかなか実行できませんでした...
そこである日、某通販サイトをぼんやり眺めてたら、この本の表紙が目に映ったのです
やさしいあなた...
西田先生のよく描く、二人の男が横に並ぶ表紙ではなく、映画のワンシーンをフィルムで見る静かで優しそうな雰囲気
こういうフィルム風?の表紙も良く見かけますが、そこはやはり先生の絵柄のリアル感がものを言いますね
すごくリアルに、エレガントに、そして優しそうに見えます
表紙を見ただけで、この話はきっと甘い恋の話なんだろうなあと思い、気づいたら何度もタイトルを呟いてた(笑)
というわけで、いつもと違う表紙とタイトルに見事に魅了されて、今度こそちゃんと読みたいと思いました
そしてさっき読了して、今はただ甘いモナ・リザのメロディがいつまでも繰り返してます
なるほど、この歌をキーワードに選んだことをすごく納得できます
表紙のふたりもきっとこのレコードを聴きながら、ダンスでも踊って、ふと唇を重ねたですね
「やさしいあなた」、それは水田のことでありながら、春本のことでもあると思います
不器用な彼が5分経つまでメールの返信を躊躇する時、愛しい人からのメールをフフとにやける時、
かっこいい表情で恋人に別れを告ぐ時、彼の優しさに私は心打たれました
やさしいあなた=愛しい人、つまり二人にとってお互いは優しい恋人ということ、と私が勝手にこう解釈しました
はじめての西田作品でした。
なんでしょう?この空気感。ワールドにイッキに引き込まれてしまいました。その後、立て続けに6冊ほど読みまくりました。それくらい掴まれましたよ!
以前に電子書籍のサンプルをチラ見したときは、男性向けコミックにありそうなやや劇画調の絵が苦手で読むに至らなかったのですが、バカでした。もっと早く読んでおけばよかった〜。
このお話の醍醐味は、大人の男のかわいさにつきると思います。
大人の男男した攻め受けが、プラトニックなデートでうきうきしてる様はなんとも萌えます。他の西田作品もそういう感じのかわいいオヤジが出て来ますが、この作品は2人ともヤクザという設定なので暴力的なシーンとのギャップにやられました。
特に受けの春本がいちいちかわいい〜のです。
最後のお話で刑務所の独房に2人で入れられたシーン。大好きな攻めの前で大きい方をもよおしちゃった春本が、恥ずかしさと苦しさで涙目になってる顔がかわいすぎて、悶え転がりました。
あの劇画調のオヤジからは想像もつかないかわいさを繰り出してくる西田ワールド。やられました。そして目覚めました。
過去の作品もばんばん読むつもりです。
「結末を見よ」ではない気がしたんです。目を閉じて思い出されるのはラストシーン以外の部分でした。作者の作品などは特に、読む前から結末など気にしたくなかった。だけど本を開く前の時点で、これは帯があまりにも目立つんですよね。意識しないつもりでも結末ばかり気になって、面白さが半減してしまったことはとても残念でした。そんなわけで、評価は迷って中間にしています。
個人的にここだと思ったクライマックスは、泣き顔が忘れられないあのシーン。体はホットで頭はクールなつもりが、そうではいられない、オトナ年齢の恋。嘘で本当、本当で嘘。演技であって演技でないようなところを、こんなふうに見せてくれるなんて、やっぱり西田作品はいいなぁ、ステキだなぁと思いました。最初の出会いで即座に靴を見るあたり、ああ、すごくいいですね。脳内でモナ・リザを流しながら本を閉じました。不思議なぐらい穏やかです。
気になる作品は多々あるものの、初めての西田ヒガシさん作品でした。
大の大人の中学生のような恋愛。
相手に夢見て、自分を装い、本当の自分の姿をひた隠しにする。ワイルドなご職業のふたりにしては、どこまでもプラトニック過ぎるおつきあい…。
そう言えばいろいろな作品を読んでいるとき『どうやってタチとネコの役割分担が決まるんだろう?』と不思議だったことがあるのですが、いきなりキスしてきた水田を突き飛ばして走り去った春本が、後日「猫の経験がないもので」と告白するシーンがありちょっと目からウロコでした!
できるだろうか
隠しとおせるだろうか
それとも足を洗えるか
恋のために
愛する人のために
と思い悩む春本は、水田との最悪な再会でお互いの本性を知ることとなります。
お互いの本当の姿を知ってからも思う気持ちは冷めることなく、やっと結ばれたふたり。
ラストはふたりで逃避行とはならずに、帯にある通りの“BL史上に残る最高の結末!!”を迎えますが、この終わり方が確かにふたりにとっての大団円だったと思います。
独房での春本の泣きそうな顔…それに気づいた後のやっぱり紳士な水田!!
こんな素敵な映画のような本編でのあとがきが何故あれ??と大爆笑〜してしまいましたが、他の方のレビューで「安定のカオス」なんだそうですね。
他の作品のあとがきもとても気になります。
甘い「モナ・リザ」の曲が耳の奥に響く。
目に映るのは見ている方が気恥ずかしくなるような、恋をしている二人。
二人はヤクザで、でもそこまで血腥くもなく、片や振り込め詐欺、片や競売転がし。ゲイバーで偶然出会い、ある物件絡みでお互いが敵?のヤクザと知る…
それと知ってもこの二人。恋を諦めないのです。
西田先生の筆も冴え渡る!絵柄はいつもの登場人物なんだけど、なんか色気が増してませんか?恥ずかしそうに交わす目線、寄せる唇、からめ合う指先…線で、絵で、二人の感じている恋心、高揚感、欲望、官能、快楽、その全てがズンっと伝わってくる。
実に素晴らしい!
西田さん独特の空気感たっぷりのお話でした。
いや、実に面白かった!
帯の「最高の結末!」どんな結末がwwと楽しみに読ませていただきました。
言葉に表すのがひどく難しいのですが
私が思っていたものとは違っている。
でも、ひとつの物語の締めくくりにはふさわしい言葉だったのかなと思うのです。
ゲイバーで偶然出会った二人。
その場ではただのすれ違い。
偶然の出会いからの必然の出会い。
お互いに惹かれていき、ついに運命の再会!
・・とはいえない皮肉な場面での遭遇。
ヤクザという肩書があり、ヤクザとしての仕事を全うしつつも
思い描く夢は至極かわいらしくドラマチック。
最終メルヘンとはいがたいところで~な部分はあるものの
これから先の幸せを願って冒頭「帯」の言葉を贈りたい。
一遍の映画のようなお話でした。
西田先生の中年のリーマンものが大好きです。改名されてからの初コミックスはヤクザでした。ヤクザ同士とは想像できない表紙とタイトルの、映画のようにロマンティックなお話でした。
お互いに素性を隠したまま、少しずつ近づく大人の二人が素敵です!先生の描く大人の男はカッコいいな。出会い、モナリザ、再会、デート。二人だけのシーンが美しい映画のように展開して、そこにヤクザである彼らの日常が、現実的に挿入されるから、そのギャップに萌えました。
狡猾なヤクザであるはずの春本がとにかくもう可愛いったらないんです(≧∇≦)映画デートではしゃいだり、大きな口をあけて笑ったり。水田は「笑顔や視線を自分だけのものにしたいと思ったことはないか?」と春本に聞くのですが、これってまんま春本のことじゃないですか!全然気付かない春本が、また可愛いんだ~。
本当に好きだから素性を隠したままでは中々前に進めない。とっても美しいキス未遂のシーンにドキドキして、びっくりする春本の反応に萌え転がりました!!こんなに可愛いヤクザは見たことがありません!!
どちらもヤクザと言っても、春本には上も舎弟もいて責任のある立場で、水田とは立場がまったく違います。だから敵対関係だと知った時に、春本が見せた狂気な姿に、恋を諦めてしまうのかと心配したけれど、逃げ出さず舎弟を見捨てることもしなかった春本が本当に格好良かった。
まさに映画のように恋に落ちた二人。そんなヤクザ同士の恋の、最高の結末はとてもヤクザらしいものでした。
眼鏡が似合う水田の理知的な雰囲気や丁寧な話し方が、そんな恋にぴったりで、塀の中でのスキンヘッドや奇跡的な二人部屋でのちょっとコミカルで紳士的な振る舞いはとてもリアルで、夢のようだった恋が、現実的になっていくのかな?と、これからの二人の関係が暗示されているようでほっとしました。
欲を言えば塀の外に出てからの二人を見たかった。足を洗う春本が見たかった。水田のピアノでモナリザを歌う春本が見たかったです。
ハッピーエンド?アンハッピーエンド?バッドエンドではないだろうけど‥口絵はタイタニックもどきなんでしょうね。足元の虫が何気に面白い!
攻めの水田は公私ともに温厚かな、受けの春本は仕事の時は、いかにも893って感じで無理難題出したり乱暴を働いたり‥‥でも、水田の事を考えている時や逢ったりしているときは純情で(する事はするんですが)、可愛く見えてしまう。
お互いの素性を知らずにデートしている時は幸せなんだろうけど、こころの片隅にやるせない気持ちがあるんだろうか何となく浮かない表情をしてる気がする。
本編のラストでは、これはこれで幸せなんだろうなぁと何となく分かるけど、おまけのラストは続きはどうなるの?って気になります。
西田東さんが西田ヒガシに改名されて初の新刊コミック。
改名されても男臭くドラマティックな作風は健在です。
本作は雑誌で全話既読ですが、タイトルの優しい響きや毎回扉絵に引用される小説のフレーズや格言(コミックには未収録)と、作中で画かれる血生臭い現実とのギャップにいつもギュッと切ない気持ちになっていたものでした。
ヤクザの春本(表紙右)と、背中に刺青のある元医者・水田(表紙左)。
バーで出会い、互いの素性を知らぬまま惹かれ合っていく二人。
アングラな世界に生きる悪党同士が、相手の前では猫を被り、映画にカラオケに…と何とも可愛らしいデートを繰り返す。
バリタチ同士が今まで付き合ったことのないタイプに惚れ、ぎこちなく親交を深めていく姿には萌えずにはおれません。
春本は水田を「紳士」、水田は春本を「モナ・リザ」と崇め、自分とは違う世界の存在として強く惹かれ合っていきます。
健全なお付き合いから少しずつ距離を縮めていく二人ですが、やがて競売物件絡みで互いの正体を知ってしまい……
ついに互いへの幻想を捨てぶっちゃけ合うのかと思いきや、そうはならないのが本書の面白いところ。
今までの生き方がどうであれ、春本と水田にとっては二人きりで過ごす時間だけが真実であり、互いの目に映る「やさしいあなた」は愛しくて大事にしたい存在でしかないのです。
互いの正体を知った瞬間は咄嗟に牽制し合う二人ですが、二人きりになった瞬間いつもの敬語に逆戻り。
今まで以上に互いを思いやり愛を深めていきます。
ラストについて詳しく語ることはやめておきますが、ノワールとラブロマンスの同居した本作に非常に相応しいと感じる結末。
運命の相手に出会えたからと言って、二人の今までの生き方が帳消しになるわけでもなければ、かと言って悲恋に終わるわけでもない。
決して大団円ではありませんが、不思議と温かな気持ちに包まれるラストです。
10ページもある描き下ろしは、本編後の後日談。
雑誌で既読の方も余韻に浸れること間違いなしの大変素敵な内容です。
西田さんがこんなにたっぷり描き下ろしを描いて下さることは珍しく、そういう意味でもレア感がありました。
さらに恒例のあとがき漫画も1ページあり、こちらは安定のカオスw
改名されてますます絶好調な西田さんの今後の活躍に期待が持てる一冊です。