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yukidoke no koi
紙書籍での発売待ってました!嬉しいです!
ありがたやありがたや゚+.((人д<o))゚+.
表紙が内容にマッチしててとても良いです。
紆余曲折あるものの、2人の間に流れてる時間はこんな雰囲気。
あらすじと表紙が好みドンピシャな方は是非是非〜(﹡´◡`﹡ )
ちなみに表題作以外に2作品収録されていました。
本は厚めで読み応えあります。
◆雪解けの恋
高校教師(受け)と教え子(攻め) 2人の出会いから徐々に変わっていく関係を季節を通じて描れているのがとても良いです。
互いの存在を認識し出会った春。
親しい話をするようになった夏。
心の距離がどんどん深くなる秋。
それぞれの想いがすれ違って凍てつく冬。
そして季節が巡って、雪解けの春。
読み終えてから表紙を眺めてタイトルを見ると胸がじんわり。
攻めはとっても真っ直ぐなワンコ高校生。マイノリティであると世間から侮蔑される恐怖も知らず、キラキラ輝いてます。先生に一生懸命尻尾振って、懐いて、めいっぱい愛情オーラを放つワンコっぷりには癒されます。ちょっとアホっ子な一面はあるけど、前向きでひたむきな姿はとっても頼もしく男前です。
受けには高校時代に友達に恋をして、触れ合って、なのに「普通じゃないから」という理由で拒絶された過去があり、今でも引きずっています。
悲しい経験がある先生には、壊れる瞬間や「普通の幸せ」を奪うコトに怯えていて、攻めから真っ直ぐ向けられる好意に向き合うコトが出来ず…。
そうなる原因である過去の回想と、片思い相手から言われたとどめの一言がとても痛い。それを1人で受け止めて耐える受けが切ないです。
そんな受けが本音を零した雪の中のシーンが最ッッッ高に良い!!
シンシンと降り積もる雪の中で途切れ途切れにしか聞こえないセリフが、印刷をところどころ薄くしていて、読者も読みづらい(聞こえずらい)という表現になってます。
そして一番重要なセリフが完全にかき消されてるー!
でも読めなさそうで読めるニクい演出が非常に良いです。
そんでそんで!すごく寒そうな雪の中、交わす舌の熱が伝わる…。
このキスシーンはとても印象的でした+゚。*(*´∀`*)*。゚+
そんなこんなで1年経った雪解けの春。
ボロっボロに泣く先生の涙にもらい泣きです(´•̥ ω •̥` )
真っ赤になって俯く攻めと受けにはキュンキュンするー!!!
描き下ろしは8Pのラブラブ後日談です。初回限定には封入ペーパーも挟まれてますので、電子で既読済みの方も楽しめる仕様になってました♪
楽しいばかりじゃないけれど、流れる時間があったかいです。
買ってよかったと思える1冊でした。
◆ルアーノート
「発情BL」に収録されていた作品です。
大学生の攻めがバイト先の社員さんと…というお話。
個人的には、受けが黒髪・メガネ・友達に片思いと3コンボ揃って表題作の先生と被っていた部分が残念かな。でも片思いの相手の名を呼びながら泣きじゃくる姿には萌えました///
ページ数的に短めで、これからどうなるんだろう!?と気になるところで終わっているのが悲しいです(´×ω×`)続き欲しいよー!
◆ファイナルチャプター
「背徳BL」に収録されていた作品です。
高校時代、お互い恋心を持ちつつも、怖くて一線を超えることが出来なかった2人。大人になって再開して、再び距離が近付くーーーと思いきや、片方は新婚・片方は同棲中の彼女持ち。
戻りたいけど戻れない
一線を越えたいけど越えられない
臆病な2人の切ないお話でした。
メリバなラストは苦手だけど、このお話は一線を越えられなかった2人のもどかさしさが伝わって良かったです。あと泣き顔にグッと惹かれました。
「苦しいほど人を好きになったことがありますか?」
美しい表紙、帯に惹かれて購入しました。
【雪解けの恋】
先生と生徒の禁断の恋。王道中の王道ですが、切なさが少し残る作品でした。
高田澄人(高校三年生)×染谷美幸(国語教師)
純粋で一途な澄人と過去にとらわれている先生。
染谷は高校時代に、付き合っていた人(男)とキスをしている写真を写真部に撮られ、その写真をクラスメイトに見られてしまった事がありました。その場は誤魔化すことが出来たのですが、怖気付いた彼氏に「普通の友達に戻ろう」と言われてしまいます。
本気で彼の事が好きだった染谷は、大きなショックを受けると共に、「男である自分を好きなことで、相手や、その周りの人が傷つく事になるかもしれない」と、相手に向けられる世間の目を気にし、恋愛に臆病になります。
でもどこまでも真っ直ぐで、純粋な愛を伝え続ける澄人のお陰で、先生の凍った心は少しずつ溶かされていく...そんな不器用で甘い、そんな2人のお話です。
他の方も仰っていますが告白のシーンや、「雪の中2人で閉じ込められたよう...」といったシーンが何処までもに美しく、そして切なく一度読んだら忘れられません。作中に何度か出てくる染谷先生の泣き顔、赤く染った顔がとても好きでした...!
澄人が東京の大学に進学することで、遠距離恋愛になってしまいますが、その距離さえも2人には関係無いのでは...と思います。
【ルアーノート】
この作品は表題作の雪解けの恋とはまた違った切なさでした。飲み会で酔ってしまった先輩(瀬戸)を、家が近いアルバイト(山下)の家で休ませる。
これもよくある設定ですが、瀬戸が山下の付けてる香水の匂いを嗅いで「メグミ」と誰かの名前を読び、泣き出してしまいます。そのままキス&フェラ...しかし途中で寝落ちてしまい、酔っていたので次の日には何も覚えていない瀬戸。
この後「メグミ」というのは同じ会社で働いている、瀬戸の高校の同級生で、瀬戸がずっと片思いしていたのだと分かります。その思いを伝えることはなくメグミは結婚してしまい、もう一生自分とメグミが結ばれることは無い...。そんな悲しさを埋めようとして、あの日は飲みすぎてしまったのです。
山下は瀬戸の事を気になり始めているが、瀬戸はメグミの事を十何年も思っている。2人の結末は描かれませんが、切なさが残るお話でした。
【ファイナルチャプター】
高校時代仲、の良かった夕と朝哉。
互いに自分の事を好きなのでは?と思ってはいるけれど、関係を壊すのが怖くて言い出すことが出来ない、そんな2人が東京で再会するお話です。
夕には彼女がいて、朝哉は結婚している...これで良かった筈なのに互いの事を忘れることが出来ない。
「こんなに何も生まれない自分勝手な欲望で一体誰が幸せになれるというのか」
何が正解だったのか分からない、どうすれば良かったのか...そこで終わる、余韻が残るお話です。
まさか自分がここまで長々と感想を書くとは思いませんでした。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
私はBLで泣くことはあまりなかったですが、結構泣かされました。苦しくなったし、2人のこれからの事を考えた発言などが多く、色々思わされることがありました。
甘くて苦くてという感じで、キャラもとても好きになります。また、絵がとても綺麗だなと思いました。一つ一つの線が細かくて、どことなく冬を感じさせられました。
本編以外にも2つ短編が入っているのですが、そちらもそちらでなんというかむず痒い、やるせないような作品で、短いのに面白かったです。
「感動BL」「泣ける」と言われる作品を読んでみても泣けないドライ野郎が、この作品では気づいたら泣いてました。
1巻完結の作品は登場人物の心情に寄り添う間もなく話が展開してしまうことがありがちですが、この作品はそういった不満が全くなく、物語に集中して読めました。
ストーリー重視で、2巻以上の作品でないと読まない、といった方(私がそうです...)にもぜひ読んで頂きたい作品です。
個人的にはあまり癖のない作品だと思いますし、少女漫画に近い感覚で読めると思います。
単話で購入していたのですが
今更ながら紙で購入しました。
表題作だけかと思っていたのですが
表題作以外に2つお話が入っています。
表題作は生徒×教師のお話で
こちらが単話で読んでいてすごく好きだったので購入しました。
エッチなシーンはほぼほぼないのですが
絵が繊細で独特の空気感のあるお話です。
優しくて切なくて胸がぎゅっとなりました。
【ファイナルキャプター】というお話もこちらに入っているのですが
このお話がとても切なくてハピエンが好きな私には辛かったです。
メリバになるのかなー?
お互い彼女と奥さんがいる中で
当時に気持ちが引き戻されて、でもどうにもならないんです。
悲しい。
どうしようもなく悲しい気持ちになったあとに
表題作の描き下ろしは心が癒やされました。
先生が甘えてるのがたまらなかったです。
桜が咲いているのに季節はずれの雪が降っていて…
そこで涙を流している染谷の姿がとても印象的でした。
涙を流す染谷がとても綺麗に見えて、その姿を見てハッとなった澄人の気持ちがよくわかりました。
染谷に恋をした澄人はいろいろアピールするもなかなか響かず…
でもそんな日々すら楽しんでいるように見える澄人がすごく眩しかったです。
ふたりは早い段階で両想いだったと思いますが、染谷は教師と生徒だからという理由だけでなく
実らなかった恋をしていた時代の自分と澄人の姿を重ねていて
大切に想っているからこそ傷ついてほしくなくて好意を受け取らない、その選択が切なかったです。
でも最後にはしっかり幸せになってくれるので
そうなってから振り返るとそれまでの切なさもなんとなく温かみを感じられるところが素敵だなと思いました。
澄人に染谷のことを打ち明けられた時、おーちゃんとコバが受け入れ難い気持ちがあっても澄人自身を否定しないでいてくれたおかげで
きっとふたりは前に進むことが出来たんだろうな。3人の友情も素敵でした。
何度読み返しても新鮮に萌えることができて、本当に大好きな作品だなと改めて思いました。
そして同時収録の「ファイナルチャプター」が最高に好きです…!
感情のいち部分だけしか読み取れないですが、短編の限られているページのなかで朝哉と夕の複雑な気持ちが痛いほど伝わってくるのです。
ふたりはこの先、どうするのかな…。
きっと続きを知れることはないでしょうが、叶うならふたりのもっと長いお話を読んでみたいです。
表紙の美しさとタイトルが好みだったので購入!
本編も表紙同様、繊細なタッチで、「雪解けの恋」というタイトルに相応しい切なさと温かさを感じました。
エロほぼ無しのストーリー重視が好きなので個人的にそこも良かった!
すれ違いもあるけど最終的に超ハッピーエンドでめちゃくちゃ好みの作品でした!
一緒に掲載されている「ファイナルチャプター」という作品は、雪解けの恋のようなあたたかさはないけれど、なんとも言えない切なさで好きでした。
切ない、、、キュン……!!
男子高校生×先生の好きになったらいけない存在、先生は過去に友達に裏切られて傷ついたトラウマ過去持ち。
生徒の澄人がめちゃくちゃまっすぐで振られても振られても何度もしょげないで気持ちを伝えてくれるのが見ていて気持ちが良いです。最後卒業する時まで先生への気持ちを変えなかった澄人の一途さに拍手をおくりたいです。
自分と同じ思いさせたくない先生の気持ちも痛いほど伝わりました。
澄人が友達にカミングアウトする瞬間、自分と重ねるのに澄人は違っていて友達にも支えられててほんと良かったし、そう言える澄人が強いと感じたんだろうな。
作中、澄人が先生に自分の気持ちを真っ直ぐに伝えるシーンはセリフにも描写にも感動します。
最初のページは桜が咲いてるのに雪が降る、途中大雪の中でのキスシーン、最後桜はないけど雪はとけてるこの流れとタイトル回収が最高に良かったです。
セリフにモヤかけたり、セリフの裏に気持ち隠したりの表現が今迄にない感じでみせるのが上手いな、と思いました。
性描写はほとんどありません。
絵に透明感があってきれいです。
スピンオフ作品を読み返したら、スピン元のこちらも読み返したくなり、久しぶりに再読。スピンオフの主人公・おーちゃんの高校生姿がなんだか新鮮でした。
itz先生の作品の世界観と、キャラの表情が本当に好き。。
こちらは高3ワンコ系男子 × 真面目で線の細い印象の美人系教師のお話。
しっとり黒髪美人の儚げな先生が美しい…
ノンケの攻めのことを考えて距離を取ろうとするんだけど、粘る攻め君、グッジョブ。
表題作以外の2作は、一応カプとしてはくっ付くけれど、どちらもかなり不穏な空気を醸し出して終わる、ダークめな雰囲気のものです。
特に「ファイナルチャプター」は”背徳BL”って言葉がピッタリの不倫&浮気もの。
個人的には”香り”がテーマの「ルアーノート」が好みでした。身代わりの恋の行く末が気になる。できれば続きが読みたい…!
表題作もそれ以外の収録作も、しっとりした魅力&読み応えたっぷりで、大満足の一冊です。
高校生の澄人(攻め)は、ある日公園で泣いている国語教師の染谷(受け)を目撃する。以来染谷のことがなんとなく気になって、本を貸し借りしたり、休み時間にまとわりつくようになった澄人だったが、いつしかそれが恋だということを自覚する。染谷もまた、自分に懐いてくる澄人を可愛く思っていたが、澄人の想いに応えられない過去のトラウマがあり…。
じっくり丁寧に描かれた、高校生×高校教師の年下攻めものです。
教師受けは、かつて付き合っていた男の保身のために捨てられたゲイ。その元彼の結婚式の後に泣いていたところを攻めに知らず目撃されていた、という始まりです。
そして攻めにまとわりつかれるようになり、知らずしらずのうちに惹かれ合うようになります。でも受けは、元彼に「女と付き合って結婚するのが普通」と振られたトラウマで、どうせ攻めもいつかは自分から離れていくのだと思っています。
ワンコな攻めは、男を好きになってしまったという葛藤はあるのですが、基本は一直線。好きになったのが男だっただけで、性別は恋を諦めるための枷にはなりません。ぶんぶん尻尾を振りながら猛アピール。
そんな若さあふれるワンコパワーが、凍りついた傷心ゲイの心を開かせられるか、という話です。
押せ押せ×ウジウジカプではありますが、どちらもなかなか純情奥手なキャラで、とても可愛かったです。「どうせお前も俺から離れていくに決まってる」という先生に、攻めが「それ、先生から離れていくという選択肢はないの?」と聞き、秘めた自分の想いがバレてしまった先生がカカカーと赤面するとこなんかすごく可愛くて微笑ましかった。
エロは、卒業式が終わってからほんの少しだけ。ちょっぴりだけなので、BLにエロエロ必須、という方には向きません。
同時収録短編が2本、アンソロジーの『発情BL』と『背徳BL』に収録されていたものだそうです。
表題作、同時収録作、どれも受けの片想い相手が女と結婚しちゃう話でした。そこから別の攻めが現れるルートと、結婚している相手と再燃しちゃうルートに分かれはするんですが、やっぱり3つそれが続くと…。もっと違う雰囲気の話を収録されたらよかったのにな、とは思いました。