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作家さんの新作発表
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首を長くして待ってました、『グランネリエ』の2巻。いやもう、どうしよう!っていう位面白いです。はい。
さて、内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。
1巻の終わりで、『種の保有者(種を飲み込み体内に種を持つ者)』を炙り出すために集められたリュカやアベルの近隣の村の若者たち。
十分警戒していたリュカたちですが、結局見つかりリュカは拘束されてしまうことに。そんなリュカを助けるためにアベルは…。
というお話でした。
さすが宝井さんというべきか、話の作り込みが非常にお上手で読んでいてあっという間にストーリーに引き込まれます。
ニコルを筆頭とした『グランネリエ』の正体。
『種の保有者』たちの持つ力は、そしてリュカの飲み込んだ種の力とは。
グランネリエを倒そうとする反グランネリエ勢力の『アンセクト』の存在。
1巻からの伏線を上手に回収しながらのストーリー展開に、いったいどうなってしまうのかとページを捲る手が止められませんでした。1巻では謎だらけだった点が、2巻で徐々に明らかに。
リュカやアベルといった主人公たちももちろんカッコいいのですが、グランネリエの一人であるニコル(表紙の金髪の彼)がこれまた超絶に素敵です。
飄々としていて天然な感じもありつつ、グランネリエとしては非常に優秀で、一見非情な人物に見えてその実優しいんじゃないかなと思える一面を持ち合わせていてとても気になるキャラでした。
2巻は表紙にも彼が描かれているように、ニコルの巻だったように思います。
少しずつ明らかになっていく謎。
緻密なストーリー展開。
相変わらず美しい絵柄。
どれをとっても素晴らしかった。
文句なく、神評価です。