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悲しい時には気持ちいい事をするんだよ。
mi wa nannimoshiranai
好き好きが分かれる作品集かなー
短編から超短編までの作品集。
「わたしのうつくしいひと」の表紙の絵をみてから読みたくて
しょうがなかったんですよねww
コミカライズでこっちの表紙を想像してなかったので
「ここかっ!」と思ったのが一番の感想だったりします。
◇みぃくんの話。
つぶらすぎる瞳がとりあえず底なしに見えて怖いです。
表紙のカラー絵も、底なしからあふれ出る涙がなんともww
お話しはといいますと、純粋ピュアっぴゅあな受、みぃくんと
幼馴染くんのお話し。
「あのこ、みぃくんの事が好きらしいよ」純粋なみぃくんの
耳に嘘をつく。
純粋なみぃくんはそれを素直に信じて
その相手の子に求愛行動を。
しかしそれはあくまでもウソなので・・・
幼馴染くんに遊ばれているのかと思いきや、
本当の幼馴染君にちょっぴり狂気を感じました。
人であるみぃくんの代わりに、同じ名前をつけて飼っていた犬。
犬が死んで悲みにくれ、本物のみぃくんを手に入れたら・・・
犬小屋プレイにちょっと萌。
ハッピーエンドでいいのかどうなのか。
正直もう少し先まで見たい。
◇わたしのうつくしい人
これがまた衝撃でした。
「ブサイクBL」なんて特集も最近は多いですが
正直そんなブサイクちゃうやん。と思って読んでた。
可愛げとかなんとか通り抜けてな表現はさすが。
挙句、恋人が他の男に犯されていることに興奮する性格と称して
自らは恋人に触れることをしないとか。
恋人は若く美しい。
まだ誰も触れていない真っ白だった美しい人を
他の男に抱かせるとか・・・ある意味狂気の沙汰。
好きな人のために、ハジメテをささげる受がなんともいじらしく美しい。
ノダさんの描く肉体の柔らかさ。
肉をはむ股のエロさも堪能させていただきました。
まさかの2輪挿まで・・・・・
いつか二人が本当に結ばれる日がくるのか。
しかし、”美しい”という定義をどこに持つかというところが
今回のテーマでしたね。
他人の手でどんどん開発されていく受も合わせておいしい1作。
他短編いくつか。
どれもラストに「そっちかい!」と思わず
ツッコミをいれてしまいました。
ぐぅっと唸る作品集。
決してハッピーなラストとは言えず、好みはわかれるかなと思う。
すんなり納得のラストが見当たらない。
だが、それがいい!面白かったです。
今までのノダさん作品の中で一番好きな単行本になりました
アブノーマルをここまで詰め込んで読み手に訴えかけるストーリー
ノダ節炸裂ですよ!
キャラクターのバリエーションも
ショタ、筋肉、ブサイクと振り幅がすごくて!
読みごたえありました
石膏の話が一番好き
メリーバッドエンド好きなのでこれは本当に個人的神作品です(ハッピーエンドもあります
なかなか感想が書けなくて、時間が経っても何を書いたらいいかなぁと迷ったまま...そんな一冊です。それから「苦手要素になる人が多そうだな」と感じるものがどの収録作品にもあって、私の場合、評価をするのに神か中立かと迷うような一冊でもありました。
ふゅーじょんからは作者初のコミックスとのことで、テーマアンソロからの短編が多く収録されています。ピンポイントなテーマにもかかわらず、作者が描きたいものを描いているような印象を受けたところは "ノダ作品" だなと思いました。以下は収録作品と初出。
■『みぃはなんにも知らない。』初出:ストーカー男子
■『さくちゃんは病気。』:BABY vol.11r 閉所H特集(みぃは~の続き)
■『マスタベ』:ボコられ受
■『友達になりたい』:ヤンキー受
■『でちゃうんです。』:BABY vol.8r 特殊プレイ特集「おもらし」
■『マッシブ・キャンディ』:ボコり愛男子
■『わたしのうつくしいひと 第1~3話』:BABY vol.5-6r
■『Today’s candies』:「マッシブ・キャンディ」の描き下ろし
後半に収録されている『わたしのうつくしいひと(第1~3話)』(88頁)について。
こちらは一冊読んだような感覚が残ります。すごい発想だと思いました。何にインスパイアされてこの話が生まれたのか、とても気になるのです。冒頭にあるコンプレックスのくだり。ふたりは年代も見た目も違うけれど、それぞれを形成しているであろう「ある部分」(=コンプレックスのもとというのか...)が共通している。理解しようとしなくていい、ただ「好き」と言ってくれ。ずっとずっと胸の奥のほうが痛いのですがラストは・・・なんともいえない後味なのがよいですね。この作品についてものすごく語りたいところですが、ぜひ読んでほしいという願いを込めてここまでにしておきます。他に好きだったのは、ヤンキー受けが◎の『友達になりたい』(8頁だけど)。両キャラ&ビジュアル、セリフ、コマに萌え、おそらく今までに数十回リピ中です。
甘いのや「きゅん」を求めるとき、軽く本を読みたいときには向きません。でも、なんでも読むという方、初出をご覧になってテーマが大丈夫そうな方には、ぜひ一度手に取ってみてほしいと思います。
ちるちるさんの記事で発売されることを知り、発売日に買いました。何と言ってもショタ...ショタ受けですよ...しかもピュアで純粋すぎる天使設定とか...これは...買うしかないでしょう。私は割と初めての作者様でも迷わず手に取るので初買いに関しては特に問題なく...。で、肝心の内容なのですが、いくつかのお話が掲載されている短編集でした。表題作は2本、短編が2.3本、3話完結のお話が1本位の割合でした。私としてはもう少し表題作が読みたかった...(;><)だってみぃちゃん可愛すぎるんだもの。さくちゃん病みすぎてて可愛すぎるんだもの。ヤンデレ嘘つき攻め、純粋天使受け、という言葉に反応された方は是非手に取ってみてください...!!とにかくみぃちゃん可愛すぎます。さくちゃんと一緒に攻めたくなります。おすすめです。後、地味に3話完結のお話も好きでした。ぶさいく攻め×イケメン受けなのですが、いじめを題材にしたお話で、しかも攻めが特殊な性癖を持っていまして、地雷な方には地雷だとは思うのですが、私は普通にいけました...!!この作品は好き嫌いが分かれそうです。よくよく皆さんのレビューやあらすじを確認していただいてからの購入をおすすめします。特殊です。特殊BLです。でもおいしかったです。みぃちゃん可愛いです。拙いレビューですみません...
メリバ好きならたまらない作品集ではないでしょうか。
それぞれのタイトルのつけかたに
作品を読み終えた後、再び「う~ん」と唸らせられました。
「みぃはなんにも知らない」ことは何を表しているのか?
彫像を愛す「マスタベ」の彼が本当に愛しているのは?
「わたしのうつくしいひと」はメリバでありつつ
より強く“救済”を感じました。
事後、シーツから顔をだし攻めを抱きしめるシーンは
さながらミケランジェロのピエタのようでした。
一瞬を切り取る短い言葉のなかに作家さんのセンスが光っていました。
短いお話を集めた一冊となっていますが、終盤に収録されている「わたしのうつくしいひと」に全部持っていかれました。
どのお話もエロがメイン。凌辱あり、3Pあり、フェティシズムあり、上から下からのおもらしあり、人前あり、バラエティーに富んでいて、飽きさせません。性癖カタログみたいょ….。
先生の画力ゆえに、どのお話で描かれるエロも生々しく素晴らしいんですが、わたしが松本作品に惹かれてやまないのは、セックスに駆られる人物の動機づけが必ずしも理想的な愛情に基づいていなくても、それを否定しないところです。愛情が歪んでしまった執着や憎悪だったり、コンプレックスのはけ口だったり、あるいは本当にただの欲だったり。それでも、刹那に求め合う性を男同士でやってくれるっていうところに、わたしがBLに求めている何かが潜んでいるのかもしれないと感じます。
「わたしのうつくしいひと」は、容貌の美醜をテーマにしたお話。
奔放な母親から捨てられ、親戚のもとに引き取られた高校生の中村。母親が「外国人とばかりヤッていた」時にできた彼は、ハーフの美しい少年だった。
他方、醜い母親に似て子供の頃から顔がコンプレックスだった高校教師の佐伯。授業中、佐伯が生徒から円形脱毛を揶揄われた際、中村が止めに入ったことがきっかけで、二人は親密になっていく。
中村は淫乱な母親に直結する自分の顔を嫌悪している。佐伯は醜い自分が恋愛の対象になれないと思い込んできたため、セックスができない。その二人が愛し合うには、第三者が必要だった…。
見た目によって不用意に人を傷つけるのは簡単だけれど、その人の心の美しさを伝えることはなんて難しいんだろう。自分の愛したいように相手を愛することができないなんて、なんて苦しいんだろう。だけど、相手が望むように愛してあげることができたら、もしかしたらそれが本当の愛情なのかもしれません。
親から譲り受けたものに呪縛されながらも愛し合う二人の未来は、必ずしも明るいとはいえない。不穏さが残る終わり方だけれど、男女間でもありうる一つの愛の形が提示されていることに変わりはありません。
重く、ダークな作品の割合が多い中、「でちゃうんです。」のおろろカプと「マッシブ・キャンディ」のオネエカプのお話がコミカルテイストでクスリと笑えました。後者の方の、幕間みたいに挟まれるケンジと太郎ちゃんのカプが一番のお気に入りかな。
松本ノダ先生の初読み作品です。
第一印象は『すごい表紙…』で読み終わっても『すごい絵柄…』と思います。
男の子の瞳がほぼ黒目で、挑戦的な絵柄ですよね。
賛否あると思いますが、私はとてもしっくりきていると感じました。
お話しは短編集で、どれも仄暗い感じ。
表題の『みぃはなんにも知らない』のみぃ君は、かなり頭が幼くて、そんなみぃ君をとても可愛がるさくちゃんは普通に病んでる。
可愛がり方が美しく歪んでいます。みぃ君の無知加減もいっそ歪み気味。でも可愛い!綺麗!
ドロドロしてるはずなのに綺麗、というのはノダ先生の絵柄の力が大きいなと。
絵柄が一貫してあの目という訳では無く、みぃ君の可愛らしさをやりすぎ黒目、ウサギのような黒目で表現していて、なんというか…
敢えて普通に可愛くしない。
人間にウサギの目を付けたらおかしいじゃないですか(^-^;
でもみぃ君にはあの目ですね…
上手く表現できないんですが、絵柄と密接にマッチするストーリーが良いなぁと!(偉そうにすみません…)
もし、絵柄で購入を躊躇われている方がいらっしゃったら逆に買って欲しい作品です。
偏執愛お好きな方にも激しくオススメします。
普通じゃないBL、美しい世界です。
純粋白痴受け執着ヤンデレ攻めが好きなので表題作がドンピシャでした。
攻めの見た目や親からの扱いからいってDK設定だと思うのですがみぃくんはショタです。毛の生えたショタ。マジ天使。
かわいそかわいい。かわいそえろい。
悲しい時は気持ち良い事すれば忘れられる、とか言っちゃう攻めに流されて始まるセックスシーンの興奮した羞恥顔がエロくて最高。
ラストはハピエンでは無くバッドなのかなぁ??……という続きが気になる終わり方なのでまたどこかで描いてほしい。
ふゅーじょんぷろだくとのレーベルカラーも受けてか、他の松本ノダ作品とはだいぶん趣きの異なる本作。
読んだ者の心に何かしらの爪痕を残しそうな1冊です。
表題作もさることながら、後半に収録されている「わたしのうつくしいひと」の強烈な存在感は一読の価値あり。
コンプレックスをテーマにしたお話なのですが、これノダさんはどんなことを思って描かれたのかなぁ?
もしかしたら曲解しているかもしれませんが、私が読んで感じたままに書くなら、これはどちらの視点で読んでも偏っていて正しくはないでしょう。
ニュートラルな視点を探すなら〔田中〕の視点から俯瞰して読むのが良さそうです。
〔佐伯〕も、〔獅子〕も、自分のコンプレックスゆえに相手がうつくしく見え過ぎているのです。
コンプレックスがもたらすその闇深さを、かなしく苦々しく感じながら読みました。
人間のコンプレックスの多くは親に直結していて、それゆえに解放されることが難しいのかもしれません。
彼らの母親もまたコンプレックスを抱えていて自分の子供をきちんと愛せなかった弱い母親たちで、この負の連鎖感もかなしい。
BLを読んでいることも忘れて、コンプレックスについて色々と考えさせられてしまった作品でした。
全体的に痛々しい本作品集。「マッシブ・キャンディ」カプのコミカルさがナイスな中和剤でありがたかったです。
すごくバラエティに富んだ短編集でした。
バッドエンド〜メリバっぽいのが多めでしょうか。
印象に残ったものをいくつか。
表題作『みぃはなんにも知らない』。
幼なじみのさくちゃん(攻め)の言うことなら何でも信じてしまうみぃちゃん(受け)の話です。純粋で無垢、というよりはちょっと知的障害があるようなレベルかもしれません。そして攻めはヤンデレ。
すごく心に残る話でした。小さい頃の、それほど罪のない嘘から始まって、高校生となった現在は「クラスの○○さんがみぃちゃんのこと好きなんだって」という嘘が攻めのブーム。そしてその嘘を信じ、○○さんにストーカーのようにつきまとってこっぴどく嫌われ、傷ついた受けを、「嫌なことは気持ちいいことしたら忘れるよ」と犯す。そしてまた「××さんがみぃちゃんのこと好きなんだって」。受けはそれも信じて赤面して喜ぶ。
同じカプの話がもう1本入っていて、そちらはまたカラーの違う話でした。愛犬が死んで精神的に壊れてしまった攻めが受けを愛犬の代わりにする話。
攻めは受けに対して愛があるんだろうか、と、根本的なところが気になりました。病んだ攻めと、その攻めに囚われた受けが、このあとどうなるのかすごく気になるところです。
『マスタベ』
美術部の受けに対し、先輩と同級生2人が攻めという3Pものです。
受けはとある人物に叶わぬ想いを抱いているのですが、先輩から告白されたときにあっさりOKします。でも先輩は、好きな子を殴って痛い目に遭わせて性的快楽を得る人でした。地味で大したことはできなさそうなキャラなのに、闇が深すぎる…。
先輩攻めに殴らせている受けを目撃し、脅しがてら自分も受けを殴るようになったのが同級生攻め。受けを殴るし、罵るけど、この話でいちばんまともなのは彼かと思います。
2人がかりで縛られ目隠しされ殴られる受け。それだけでもセンセーショナルなのに、受けが想いを寄せている対象が判明し、もう一段階センセーショナルな展開が待ち受けています。
メリバや痛い話がお好きな人にはオススメですが、痛い話がそう好きではない私が読んでも印象に残る話でした。この本の中でいちばん好きな話です。
『わたしのうつくしいひと』
この本の中で唯一の中編。
これもメリバで、なかなか衝撃的でした。ブサイク攻め要素、3P要素、モブ姦にネトラレ要素まで入っています。
ブサイク攻めが個人的には好きになれませんでした。タイトルの「うつくしいひと」はこのブサイク攻めのことを表しているのだけど、私にはこの攻めの心が美しいとはとても思えなかった。もうちょっと受けを素直に愛してあげてほしかったな。
受けにとっては幸せな終わり方だけど、近い将来に破滅が待ち構えていそうな気がする。