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sekaiichi hatsukoi
一応付き合っていることを自覚してからはそれなりに恋人同士の気恥ずかしい会話も見られ、大人の恋模様にほくほくと期待してしまいます。
しかしながら足しげく通いつめる横澤に色めいた気配はなく。
桐嶋のゆるふわな思考とは反して、父親としてはちゃんとしている部分に感動してしまったり。
何より日和の存在が大きくて、変則的な家族団らんの様相にほっこり和んでしまい、恋愛のときめきが遠のいていきます。
気づいてはラブとエロを今か今かと待ちわびてしまうの繰り返し。
そうしてやってくる大人の時間でさえ、素直になれない暴れ熊の照れが強く、桐嶋だけが愛情を示しているようであと一歩踏み込んで欲しい歯がゆさを感じてしまいました。
しゃんと背筋を伸ばして生きてきた横澤らしいとは言えますが…。
桐嶋や日和との取り止めない日々や桐嶋の愛の囁きにほだされて変化していく姿をにやにやと見守りながら、甘い恋人同士の会話と、家族みたいな優しい時間、そして働く男の一面と文章を追うごとに様々な表情が見られ、飽きることなく読み進めることができました。
丸川書店の暴れ熊・横澤隆史は、同じ丸川のジャプン編集長・桐嶋禅に翻弄されまくってて、すっかりペースを崩されている様子。
でも、桐嶋の娘さん・ひよちゃんとも仲良しで、3人で過ごす時間に今まで知らなかった幸福感のようなものを感じているようですね。
しかし、桐嶋x横澤のラブ成分的にはほとんど進展してなくて、桐嶋はわざと横澤を怒らせるようにちょっかいを出し、無理やりに触れて一方的に感じさせて。
一方横澤はいつまでたっても羞恥心や周囲に隠す気持ちが強くて、いちいち突っ掛かり。
ずっとそんな感じ。
エピソードとしては、桐嶋+ひよ+横澤の3人で海に行く話、桐嶋がストーカー女に襲われる話、ひよにボーイフレンド?な話、横澤の誕生日パーティーの話、といったところでしょうか。
そこに桐嶋x横澤のエロシーンが挟まれる。
思うにこの2人、横澤が意地っ張りすぎるし、桐嶋だって自分が年上で主導権取らなきゃ、引っ張らなきゃって思いすぎてるんじゃないのかなぁ。そういう意味ではまだ恋人としてしっくりきてないと思う。だからまだ先に期待できる。
横澤はもっと素直に。
桐嶋はもっと自分も甘えて。弱さを見せて。
(コミックスサイズの3+4巻合本)