おまえは俺の弟だろ。

双極

soukyoku

双極
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神66
  • 萌×266
  • 萌40
  • 中立21
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
28
得点
735
評価数
198
平均
3.8 / 5
神率
33.3%
著者
芽玖いろは 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
¥670(税抜)  
ISBN
9784829685778

あらすじ

双子の兄・郁朗は成績トップの優等生で、落ちこぼれの弟・朱也に対して優越感を抱いていた。
けれど常に纏わり付く朱也の視線に、以前に言われた「触ってもいい?」という欲を孕んだお願いを思い出す。
怯えと苛立ちを感じながら、その視線に追い詰められていく郁朗。
ついに朱也を詰るが、彼は生活態度を改める代わりにと、ご褒美の“約束”をねだってきて……。

歪んでしまった双子の“約束”の行方は──。
待望の2ndコミックス!

表題作双極

和泉朱也/双子弟/高校3年生
和泉郁朗/双子兄/高校3年生

その他の収録作品

  • わずらい(描き下ろし)
  • あとがき漫画①
  • あとがき漫画②

レビュー投稿数28

ときめきが足りない

ときめきが足りなかった…。

恋愛に軸を置いてるってより、双子感のコンプレックス(兄が弟に対して)から成る特殊な関係性を見せたあと、シンプルに愛へと流れ着くという…ストーリーでした。
わたしは、イチャイチャラブラブとか「誰と付き合っても兄貴以上の人はいない」とかデロデロ甘々なやつが好きなので「しゅみじゃない」に…。

弟は、兄に対して、重くてドロドロで執着のような肉欲を伴う愛情を抱いているって感じです。

BLなんだけど、私的には兄弟愛、家族愛の延長にある執着にしか見えなかったのが、しゅみじゃないにした原因のひとつでもあります。
もともと、愛を持った共同体の中にあって、そこに肉欲を付け足すのに理由づけがもう少し欲しいように思いました。
特に、双子なら尚更。
双子って結構、2人だけの世界、閉じた世界、彼らにしか分からないって世間的な共通認識なものがあるから、弟が兄貴に懸想して、執着して、2人だけの世界から出さないように兄貴の理想の自分になろうとしているのに何ら違和感もない気がしました。

兄の方も、兄の言いつけを守っている風に見せて、築き上げたテリトリーから出ようとしない弟に対して「自分の好きにしろよ」とは言えないのは、ただただ認めたくないとか素直じゃないわねってところがあるな、と。
これから!ってとこで切れてるのも「え!?これで終わり!?」って感じでモヤモヤが残ったまま終わってしまったのも残念極まりない…。

0

続きが読みたい

ガチ双子、執着ときいて、そんなの性癖すぎると思って購入。
よくあるガチ兄弟のとはまた違う作品
結末は…捉え方でハッピー?なのか
弟が兄に執着し体の関係まで求めますが、兄はそれを憎悪からと勘違いしこじれる
が、ふと弟の行動を思い出していきそれが、憎悪ではなく家族愛でもなく特別なものだと気づいてしまいます。
そんな弟の気持ちに気づかず縛り付けていた兄は、解放してあげようと考えるがなかなかできない
からのラストスパートを迎える
個人的にはここから始まるストーリーな気がした


弟の気持ちに気づいたときの兄の描写がリアルでした
ガチ兄弟ですからまずそんな風に思われてるなんて思いませんもんね
弟もとってもいい味だしてました〜兄に執着しててこんな執着もあるんだなぁと。
あとがきにチラッと20代になった二人を描いてくれていたのですが、20代編みたいですね
どうなったのかすごく気になります

0

嫌悪感のないガチ兄弟

ガチ親子、ガチ兄弟、地雷な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
かく言うわたしも「ガチ」は生臭く感じてしまって、設定の時点でガードが上がります。
あとがきに「最初は異母兄弟の予定だった」とありましたが、この作品はガチ兄弟、それも双子だったからこそ良かったのではないかなと思えました。

成績優秀な双子の兄・郁朗と、補習常連で生活態度も悪めな弟・朱也。
ある出来事から口も利かなくなって5年。
声をかけてくることはないのに、いつも張り付くような視線だけが…。

壮絶な話でした。
努力に努力を重ねて首位を保つ兄に対して、たったひとこと「お願いを聞いて」という約束だけで圏外から一気に1位を取れる弟。
弟目線、兄目線、両方の見方で進行していくストーリーに、いつのまにか釘付けになって、ガチ兄弟とか、ガチ双子とか、そんなことは瑣末な問題にすらならないと感じるようになっていました。

生まれる前からずっと一緒で、生まれてからも「血」は断つことができない。
そんな存在が、自分より当たり前に優れていて、自分がどんなに努力を積み重ねても届かないところに行けるとしたら。
それが自分の「弟」だとしたら。
兄としてのプライドや、「お兄ちゃんだから」と我慢させられてきた鬱憤も混じって、疎ましく思えてしまうのは仕方ないことだと思うのです。
同じ顔、同じ遺伝子、同じ環境。なのに持って生まれた才能だけが違う。
劣等感を常に感じさせられるのは自分なのに、親は「お兄ちゃんだから」と言う。
さらにそんな弟がいつも自分の真似をしてついてくる、逃げ場のない閉塞感。

弟はただ兄を慕い、兄と同じであろうとして、それが兄を傷つけていることに気が付いて…、と、こちらも切ない。
自分ができることを捨てて、兄のためにだめでいる。
だめでいれば、兄を傷つけることはない。

そんな弟が作り上げたバランスを自ら崩しにいった気持ちを思うと、何とも言葉が出ません。
いつでもひっくり返せることを思い出させて、それでもひっくり返さないでおいて「あげる」という罪悪感で兄を縛ってでも、兄を欲しがる気持ち。
そこまでの執着の根底にあるものに気付いた兄の選択も、相当の覚悟です。

最後、思いがけない形で終わりますが、あとがきを読んで10年後の2人を激しく読んでみたくなりました。
ガチに抵抗のある方、ぜひ試してみてください。
ガチじゃないとだめだという意味が分かると思います。

1

愛の裏は憎しみで、憎しみの裏には愛がある。

愛憎に絡めとられた双子のお話です。

優等生の兄・郁朗と落ちこぼれの弟・朱也は血のつながった双子の兄弟。
小さい頃から兄にベッタリの朱也とそんな弟を甘やかしてきた郁郎。
郁郎は兄としてのプレッシャーを感じつつも、
それでも決して兄弟仲は悪くはなかった。
だけど、ある日欲情した朱也が「触ってもいい?」と
伸ばした手を振り払い、拒絶してしまう。

以来5年間、2人は会話も、目を合わせることもなく過ごしてきた。
ただ、時折感じる弟からの視線。
ものも言わず、何を考えているかもわからず、
ただただ注がれる朱也からの熱い視線に郁郎は戸惑う。

そんな状態に耐え切れずに詰め寄った郁郎に対して、
朱也はある提案をしてくる。
それは真面目になる代わりに〝ご褒美〟が欲しいというものだった。
学年1位の兄の成績を抜くこと。
落ちこぼれの朱也にそんなことできるはずがないと
高をくくった郁郎はその条件をのんでしまう。

その日から朱也は変わってゆく。
髪を黒く染め、真面目に勉強し…
ここでは見た目も中身も正反対だと思っていたけれど、
髪を染めて切るだけでそっくりで、やっぱり双子なんだなぁ…と思った。

そして、迎えた成績発表ではまさかの兄を抜いてしまう朱也。
実は落ちこぼれであることすらフリだったのだ。
理由は以前兄に「俺よりずっとバカでいろ」と言われたから。
それとは逆に真面目にやれと言われれば、
兄を抜かしてしまうことだってできてしまうのだ。
朱也にとっては郁郎の言葉が全て。

郁郎に言われれば、自らの人生を放り投げてでもやる、という無茶苦茶さ。
もうすごいを通り越して、ヤバい。
これは従順を通り越して、執着だ。
それまでうっすらと感じていた朱也の気味の悪さが
ここではっきりしたものに変わる。

そして、ご褒美として遂に郁郎の体を手に入れた朱也。
明るく人当たりがよさそうに見える朱也の内面は昏く、狡猾だ。
ただ、それも兄への純粋な愛情ゆえで、
すべては郁郎から愛されいがための行動だ。
その無垢なまでの愛が重たい。

対する郁郎はそんな弟の行動が理解できず、怯え、苛立つばかり。
抱かれるごとに開かれてゆく身体とは裏腹に
心は朱也を拒絶しつつも、かき乱されてゆく。

しかし、ある郁也の一言で、弟が自分に向けていたものが
憎しみではなく、愛情であることに気が付く。
そして、自分自身が弟を縛り付けてきたことにも。
その時点から郁郎の朱也に向ける感情が変わり始めてゆき…。

愛と憎しみは表裏一体で、反転してしまえばこうも
見える景色が変わってしまうのかと感じた。
郁郎の朱也への感情の動きを見ていると、
憎んでるってことは実は愛してるってことでも
あるのだなあと思えてしまった。

結末にはええぇ!!?と驚いたけれど、あとがきの
「この双子の恋愛関係は10年後くらいからが本番だと思っています。」
との著者のお話で納得。
なるほど、今はまだこの若い2人にはこのもて余したまくった
感情を整理することも受け容れることも難しいのだろうな、と。

一度離れて、閉鎖的だった2人の関係性が新たに再構築されることで、
そこからまた始まるものもあるんだろうなと私は希望的にとらえました。
朱也が言うように、一生の別れじゃあるまいし。
双子の縁は切っても切れはしない。
であれば、今はまだ。
未来の2人を思い浮かべ、この昂った気持ちを静めることとします。

2

赤と黒

ガチ兄弟モノです。
もともとのタイトル「赤と黒」も好き。

苦手なのについ買ってしまう兄弟。今回は芽玖いろは先生の作家買いです。
苦手なんですけど、漫画としてはテンポよくて面白かったです。ありがちなストーリではあるものの、芽玖先生が好きなのもあり"ありがち"だけの感想では終わらなかった。無理に甘々にくっつけなかったところも良い。お兄ちゃんは女性と恋愛して欲しい気はする。

あとがきを読んで、10年後が大変気になりました。ガチ兄弟モノとしては珍しい評価の高さなので、続編の話が出ても良い気が…ひょっとしてもう出てる?

2

双子なのにね

双子なのに、似てるような似てないような、独特の雰囲気にもっていかれました
近親相姦なのに‥なんて重々しい感じは私は特に感じられず、ストーリーが展開されていきます

他の方も書かれてますが、これからが読みたいと思わせる2人です
作者様も10年後くらいにやっと甘さが出てくるみたいなことを書かれてましたが、まさにその通りだと思います

これから、どんな風に気持ちを育てていくのか作者様の絵で続きが見たいと強く思わせてくれる作品で、だからこそこれからなのにと少し残念な気持ちにもなる作品でした

3

弟の真意は?

うーん、複雑ですね。

兄の為に、兄の言葉に従ってずっと兄より劣ってきた弟。兄は自分の言った事もすっかり忘れて出来の悪い弟だと思ってて。

弟の動機は?兄を追い抜きご褒美に兄を犯す日々。兄に堕ちろと念じてますが。どこへ?自分へ?
ただの憎しみでは無さそうな。兄の考えがたどり着いたように弟は恋愛感情なのかな?

子供の頃から双子なのにお兄さんだからと何でも我慢させられてきた兄。弟はきっとそれが可哀想で何でも兄と一緒に。追い抜いちゃったらわざと負けて。

だけどある日触ってもいい?と兄の局部を…。
拒んだらそこから弟は兄を避けるように。でもいつも見てくる。

兄の覚醒までは弟が不気味というか何を考えてるのか怖かったです。
でももし恋愛感情だとするならいじらしくて大きな犠牲を払って何ともすごいです。

最後は兄も素直になって。
結局別々の大学に別れましたね。どうなるんでしょうか。
あとがきにあるように恋愛関係は10年後ぐらいからが本番ってそれまでどんなふうに過ごすの?

絵がとてもきれいでした。

3

どストライク

双子というよりは兄弟としての描写が多いです。
兄も相当優秀なのですが、いかんせん弟がチート設定過ぎる 笑
画力が高いのが良いです。なんというかベタの入り方とか線の走り方が気持ち良いです。
発端となる弟の想いの根源とか、最終的な兄の気持ちとか、大事な部分がはっきりと描かれていないのですが、いかんせんこの設定と高い画力、好みの絵柄がどストライクすぎて、微妙ながらも私は最後まで美味しく読めてしまいました。こればっかりはしょうがない!
カバー下の作者さんの言葉にもあるように、この兄弟の10年後が読みたい…!

5

ドロドロください…

チートな双子の弟×学年首位の双子の兄。
出来ないのはフリで、本気を出せば軽々と兄の成績を抜いてしまう弟、
兄は策略にハマってカラダを好きにされ、日々、学校でもセックスする二人。
二卵性なのかな?そこまでソックリじゃないけど、同じ顔をした二人の絡みには生々しい背徳感があります!
芽玖先生の色気ある絵だと、ほんとうに生々しい!

ただ、ガチ兄弟にありがちなダークな執着はあまり感じられず…
弟は、兄の性格を熟知していて、騒がない方が合理的だろと言って大人しくさせたり、兄の学年首位返り咲きをチラつかせて「入れてください」とお願いさせたり、カラダから落そうとしてるけど、好きな兄を抱けてる嬉しさがあるのか、追い詰め方が甘い!
兄は、弟が恋情から自分を立て能力を出してこなかったことに気付き、大学入試を勧める。弟の気持ちやカラダに引きずられているようにも見えつつ、家族愛・兄弟愛ともとれて、兄から恋愛感情はイマイチ感じられない。

そして兄は第一志望の入試に失敗し、二人は別の大学へ、離れて暮らすことに。
あれ?二人の関係って執着ダークサイドに堕ちるでもなく、別れてまっとうになろうでもなく、オチなし???

描き下ろしは夏休みで兄が帰省、寝込んでる弟を看病し、リクエストに応えておでこにチュー。でも二人の関係は曖昧なままなんだよなぁ…

カバー下に「双子の恋愛関係は10年後くらいが本番(きっとワンチャンあるよ、がんばれ弟)」とあり…
弟は兄への気持ちを断ち切れず、兄は意思表示をハッキリしない曖昧なままってこと?
10年後の本番とやらが見たかったです!
芽玖先生の色気ある絵でドロドロが見たいです!

4

双子の執着愛は自己愛にも見える

「双極」って分かるようで分からない言葉。
日常でこの単語に出会うとしたら双極性障害(躁うつ病)ぐらいじゃなかろうか。
なので、芽玖いろはさんがこの作品のタイトルを「双極」にされたのはなんでかな?って考えながら読んだんですけど、繰り返し読んでるうちに「あぁ、“裏返し”なんだな」って。
二人の間にある色んな感情が全部裏返しになってるんだなって。
たとえば、出来の悪い弟に対するお兄ちゃんの優越感は本当は自分より優れている弟に抱いていた劣等感の裏返しだし、弟のお兄ちゃんに対するねじれた執着はすごくピュアな自己愛にも見えるなぁとか。
最初読んだ時は、双子じゃなくて普通の兄弟でもいいんじゃないかなぁって思ったんですけど、このお話はやっぱり「双子」だからいいんだと思いました。

少し残念に思うのは、心情描写が少々足りていない気がするところ。
読み取れないから想像する(=自分の経験則で読む)しかなくって、自分の都合のいい解釈になっている気が無きにしも非ずなので。
兄の方はいいけど、弟の方が私にはちょっと分かんないな。

皆さん書かれているように、「そこで終わるの?!」ってところで終わります。
近親BLにありがちな共依存エンドにならなかったのが個人的にはとても良かったと思いますけど、腐女子の煩悩が二人のラブラブなエロ見せろー!って訴えてます。笑

10年後の二人、是非描いてほしいなぁ。

5

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う