デンタルダーリン

dental darlin'

デンタルダーリン
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神65
  • 萌×242
  • 萌20
  • 中立8
  • しゅみじゃない8

--

レビュー数
20
得点
561
評価数
143
平均
4 / 5
神率
45.5%
著者
未散ソノオ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784403665066

あらすじ

腕はいいのに今にも潰れそうなデンタルクリニックの院長・羽仁センセイ。
大学時代の恩師に、無愛想なイケメン医師・森澤を押し付けられ……!?

表題作デンタルダーリン

27歳,研修に来た歯科医の卵,コミュ障
経営が厳しいデンタルクリニックの院長

その他の収録作品

  • そんであれはどうなった?(描き下ろし)
  • カバー下:漫画

レビュー投稿数20

新書館版と完全版

新書館版とコンパスコミックから再配信されてる完全版と両方読みました。コンパス版には4種類の漫画(1~3P)、カウントダウンイラスト、上質な男とHの1P増えてます!!その後のエピソードもハニ先生の地を貫く変わらぬ可愛さ、森澤の振り回されっぷり、そして、2人で歩んでくんだなってのが感じられて短い中にキュンが詰まってました!!上質な~も大好きなので、キキちゃんの塩に満足。

コンパス版はシーモア購入なんですが、修正が残念すぎ…新書館Rentaでは自然な色合いで溶け込んでたブツが悪目立ちして、ちょっと残念。

お話の方はハニ先生も森澤もコミュ障でズレて噛み合ってないようで噛み合ってて良いコンビ!!会話がとっても楽しい。ハニ先生は言うこと堅実的でプロポーズじゃないけどプロポーズみたいなこと言っちゃうのめちゃくちゃカッコイイ!!!できることをできる範囲で着実にこなして、一緒に進んでくって良いなって前向きな気持ちにもなれる可愛くユーモアたっぷりなところが心地良いです!

0

夫婦漫才フォーエバー

評価だけ初読時に入れてました。
数年前のことなので、当然確定されてました。
ショックだ…。今なら確実に「神」にしたのに…。

テンポのいい会話。コミュ障ゆえの毒舌か悪口か区別がつかないスレスレのやりとり。真面目なのかふざけてるのか絶妙なラインを行ったり来たりする雰囲気。
どれも大好きなんです。
そこに未散さんの描く純朴・朴訥風小動物系ハニ院長先生と、ハーフっぽいイケメン・森澤が添えられた日には…。
もう好きにならないわけがないというか、好きになる以外の選択肢あった?というくらいの一択なわけで。

好きだ、この2人。
いや、むしろ歯科衛生士のロシア風イケメン・西條さんまで含めてハニ歯科クリニックが大好きだ!

面白いところを挙げたらキリがありません。そのくらい会話の全部が面白い。
飄々としたハニ先生、人見知りなのに、ハニ先生には慇懃無礼なとこを見せたりする森澤くん。そこにはんなりリア充のコミュ力を持った西條がいいアクセントに。

森澤の庇護欲や胸きゅんが分かるーーー!というくらい、ハニ先生はちっちゃくてがんばる子なんですよ。可愛いんですよ。そんな見た目で毒を吐くのがまた良いし、現実的なわりに突拍子のない発想をするところとか、森澤のために熱くなっちゃうとことか、かなり男前な性格とか、全部ひっくるめて愛せます。

森澤も長身イケメン、中学から株でコンスタントに儲けてるのに、27才にしてDTという筋金入りの人見知りなところが萌えます。大きな図体で、ハニ先生にきゅんきゅんドキドキしてぐねぐねなってるのもいい。こっちもすべて愛せるキャラです。

もう嫌いな要素を見つけようとしても見つかりません。
どうして数年前のわたしは「萌2」なんて中途半端な評価を入れたのか…。
あの頃は「号泣するほど心を動かされないと神はつけられんな!」なんて思っていたのかもしれません…。
悔やんでも悔やみ切れぬ。

萌2見えるかもしれませんが、「神」と読みます。
ちるちるの確定期間、せめて5年くらいにしてほしい。
強くそう願うくらいに素晴らしい作品です。

1

森澤がかっこかわいい!!

おもしろい!さすが未散先生!
何度も笑ったし萌えた〜

歯科医院長の羽仁が変人で、研修医の森澤がコミュ障。
羽仁が森澤を押し付けられ、しばらく2人のやりとりが続くんだけどそれが絶妙に噛み合わなくて笑えるw

次第にうちとけ森澤が羽仁に好意を抱き始めた所へ新キャラ西條が登場。
当て馬?と思いきや逆のアシスト君だった!
こういうのいい

羽仁が意外に男前だったりたまにデレるのにギュインとなる森澤かわいい。
普段口悪く態度デカいのにヘロヘロになるギャップ萌え。
両手で顔覆っちゃったり

羽仁にこっそりちゅうしたのを詰め寄られた時、口から般若心経が魂のように漏れ出たのに爆笑w
森澤は見た目と態度で怖そうだけどコミュ障なヘタレでやさしい。
スタイルいいし、髪下ろした時めちゃかっこいい!

で、くっつき方も先生ぽいというかキャラの個性が出ていてかつ想像の上をいくユーモアとひねりの効いた感じが好き。
お仕事BLとしてもおもしろい。

(羽仁のキャラ、見た目かわいいのに何を考えているかわからない、唐突に何かを言い出す男前な変人…なとこが、東◯心◯の受けさんに似ているなぁと思ったのは私だけでしょうかw)

0

羽仁先生、男前

 コミカルさと萌えと、皆大人なのにちょっと抜けている可愛らしさ、それらがこれでもかと詰まっているのがやはり未散先生の魅力だなぁと、改めて感じる作品でした。最初は問題児な森澤を押し付けられて、彼の圧の強さにも負けていたし、羽仁はもっと気弱なタイプかと思ったんです。でも、段々彼の男気というか、芯が強くてちょっとのことでは動じない淡々とした態度が見えてきて。そのギャップに思わずかっこいい!と惚れてしまいます。

 一方で、最初ゴーイングマイウェイにしか見えなかった森澤は、羽仁への好意を自覚すると共に、少しずつヘタレさが垣間見えるようになってきます。自分に歩み寄ろうとすらしない人には取り繕わないけれど、波長の合う人、受け入れてくれる人には嫌われたくない、という並の感覚を持っているような気がしました。なんだかんだ、一番常識人っぽかったです。そんな彼が一世一代の勇気を振り絞って、ホテルで羽仁にキスするシーンはとっても可愛くて萌えました。台詞がほとんどない初エッチも良かった。2人に茶々を入れる西條も、明るくて気持ちのいい男性で、こんなクリニックがあったら通いたい、と思いました。

0

歯科医院BL

未散先生の作品は本当に外れがない。お仕事BLとしての面白さがどれもしっかりあって大好きです。
こちらも大変楽しく読めました!ただラブ的な甘さは正直少ないです。ずっと掛け合い漫才を見ている感じ。

森澤(コミュ障)が教授の紹介で羽仁(表紙右)のジリ貧歯科医院で働き始めるお話。コミュ障はちょっとコミュニケーションがうまく行くとすぐに人に惚れてしまうんだよ、と森澤が羽仁に惚れたのは違和感ありませんでした。
死んだ魚の目をしている羽仁、実際読んでて怖いぐらい目が死んでる時もありますが、森澤が惚れてるので可愛く見えてくる。

セリフのないエッチシーンがムードあってなかなか良きものでした。

2

イケメンを活かせ森澤!

面白かったです。登場人物もみんな魅力的でそれぞれの関係の変化など読んでいて楽しかったです。

ハニ先生が歯に衣着せぬ言い方で面白いですね。
自分に正直というか自分の中で筋が通っていて。
問題児の森澤もなぜかハニ先生相手だとコミュ障が発動されなくて。
歯科衛生士の西條も二人の応援して京都弁だし好人物です。

潰れそうなところから3人で知恵を絞って黒字にしていくところや、森澤がハニ先生をどんどん好きになっていくところや、ハニ先生が感情表現豊かになっていくところは読み応えがありました。

ホテルで二人きり。致したのかな?まさかイケメン森澤が童貞だったとは!でもコミュ障だしね。
そして致しても森澤がしてみたかっただけなんだろって、自分への好意を考えてもいないハニ先生。

大好きです!と言われて赤くなって可愛かったなあ。
教授から森澤を悪く言われて怒って森澤にずっとうちにいろ!と言ったところで、ハニ先生も森澤が大切な研修医以上の存在でしたよね。

森澤の生き方も割りきり方もすごいなと思いました。

0

巨乳で京都弁

最近集中的に追っている未散ソノオさんのコミックス。
この作品も、ちょっとした笑いのツボとかがすごくはまる感じで面白かった。
いまいちやる気のない院長に、イケメンでハイスペックなのにコミュ障で残念な研修中の歯科医の卵、そしてさらにイケメンな上に巨乳なポジティブでリア充な衛生士さん。
キャラクターの設定もだけれど、この三人の掛け合いの、ノリやテンポのずれ具合の居心地悪さが、なんだか実にツボにはまる感じ。
特に「巨乳で採用された歯科衛生士」さんが好き、京都弁使いなのもポイント高印象。
ストーリーが楽しいし、未散先生の絵だったらエロなしでもかまわないです。

3

可愛い歯医者さん二人

別のマンガ目的で買ったディアプラスの雑誌に、未散さんの作品が載っていて、どうにもこうにも気になって仕方なかった為衝動買いしました。

未散さんの既刊の作品は全て買い揃えて読み終えました。そして、この作品がとくに気に入ったのでレビューします。
未散さんのマンガに登場するキャラクターは、とても個性的で見ていて飽きないです。何考えているか分からない所とかね。
表紙の印象と実際の二人が、まぁ見事に違いました。
向かって左、背の高い方が攻めである森澤で。右が受けの羽仁です。チャラ男×健気かと思いきや、まさかのコミュ障(童貞)×コミュ障でした。
コミュ障同士だから、結構もどかしいです。
しかもただコミュ障なだけじゃなく、恐らく恋愛経験もないであろう一見器用そうな森澤と、つぶ(れそうな)クリ(ニック)院長羽仁がすごくピュアで、なかなか前に進まない。
ストーリーはどちらかといえば穏やかに進む感じで、特別ドラマティックだったりはしないのに、退屈することなく二人の世界に引き込まれます。
惜しい、と感じたのはHの最中のシーンがなかったことですかね。これほぼ朝チュンですよね。

2

「ありがたくいただきました」@攻めのセリフより

表紙の二人の表情に惹かれて購入しました。
絵が雑という意見がありますが、攻めの顔がカッコ良くて好みだったので気にならず。
それと表情はしっかり豊かに描きわけられているので全く気になりませんでした。
コミュ障×コミュ障×スーパーリア充(ノンケ 雄っぱい持ち)とのやり取り、一瞬を捉えた表情を楽しむ漫画なので背景は必要としないというか・・・。


お話の最初は羽仁(受け/黒髪)は無表情&死んだ魚のような目をしてるし、
森澤(攻め/長身)はイケメンだけど傲岸で俺様!って感じ。

それが最後には、表紙のような穏やか&ニコーッとしたところまでいきつくんです。
手を絡ませて(見えないけど)なんて可愛い二人でしょう。
羽仁(受け)の笑顔がたまらんです。

コミュ障同士ですが、お互い独特のテンポで話が進んでいきます。そのやりとりが笑える。
二人ともコミュ障なのに、会話が出来て・・というのは運命の人同士だからですね。

途中からスーパーリア充(ノンケ)&雄っぱい持ちの京都弁の衛生士さんも出てきて、
三人でワチャワチャしているところも楽しいです。

読んでいるだけで癒されます。

未散ソノオ 先生初めて読みましたが、今後追いかけようと思います。

7

表紙の二人の笑顔につられ

この作品を読んでみました。

表紙の印象と、
中身の印象が違いましたが、
お話は面白くて楽しめました。

羽仁(受け)と森澤(攻め)の
やりとりが笑えます。
(二人ともタイプの違う?コミュ障)

ゆるめの画風が、
この作者様の持ち味なのでしょうが、
読んでいくうちに雑っぽさを感じてしまいました。
(ギャグ絵もかわいいし、味はあるのですが…。)

雄っぱいキャラの歯科衛生士、
西條さんのバイーンバイーン加減も
擬音語だけじゃなく、絵からもっと感じたかったです。

自分のように画風が気にならなければ、
魅力的な作品ですので、もっともっと楽しめると思いました。

0

疲れた平日の夜にちょうどいい

いい感じの温度感とテンポ感に癒されました。
頑張り過ぎてないコミカルさが良いです◎

人間関係の煩わしさから逃れるために若くして開業した流行らない歯科クリニックの院長〔羽仁〕(表紙右)と、恩師の厄介払いでやって来た人間関係と歯科治療以外はオールマイティなイケメン研修医〔森澤〕(表紙左)のお話。
両方コミュ障だからすっごい低温トーンで進みます。
でも二人の会話は低温ながらもテンポが良くって面白い!
疲れた平日の夜に読むならこんなのがいいのかもしれない。

主人公(羽仁先生)のあまりの目ヂカラのなさに笑っちゃいます。
BLの受けがこんな目でいいの?wって言いたくなるんだけど、でもそれがお話が進むにつれて少しずつ表情が出るようになって、終盤はきゅんとさせられるようなとびきりの笑顔をこぼれさすまでに!
こちらまでつられて口元がゆるんじゃいました(*^^*)
読み終わってもう一度最初に戻るとその差に笑っちゃいますよ。

3

絵が...

絵があまりにも癖が強くて萌えきれませんでした。もう少し、背景とかも気をつけて書いて欲しいです。話はギャグとして読めば面白いです!
歯科関係の仕事をしているので、プローブがスケーラーのような形状で書かれていたり、チェア書き込みが悪かったのが気になりました...
漫画の内容には関係ないです笑
ほのぼのとした雰囲気の話で面白いですが、萌えとはまた違うかな?個人的に思いました。

1

キャラ濃ゆすぎ

 死んだ魚の目をした歯科医院経営者・羽仁。コミュ障で患者と1対1でまともに向き合うこともできないが、優待生活で優雅に暮らす見習い医師・森澤。巨乳とハーフ顔と京都弁がウリの歯科衛生士・西條(雄っぱいだけど)・・・そんなクセのありすぎる男ばかり三人寄り集まって「つぶクリ=つぶれそうなクリニック」を「ウハクリ=ウハウハのクリニック」に変えるべく奮闘するお話です。まったくもう、どうやったらそんな破天荒なキャラばっか次々思いつくんだ・・・デビュー作の「KOH-BOKU」も相当インパクトあったけど、やっぱ只者じゃないわ、この作家さん。

 一応BLのはずなんだけど、何しろ出だしの「つぶクリ」時点では、主役の一人羽仁はまともにご飯も食べられてない、低血糖のほとんど飢餓状態にあるので、脳も体も恋愛モードには程遠い。森澤と交わす会話もぎすぎすしてて即物的で、ぶっちゃけ身もふたもない。そんな羽仁をコンビニおにぎりや牛丼の優待券で篭絡してゆくうち、食べ物を前にした時の無心な笑顔になぜかときめいてしまう森澤。果たして羽仁の性欲が食欲を凌駕する日は訪れるのか?

 いくらときめいたところで所詮コミュ障(しかもDT)の森澤では、そうやすやすとその先へ事は運ばない。うろたえ、もたつく彼に救いの天使(?)が現れる。リア充の恐るべき嗅覚で森澤の秘めた恋心を一発で嗅ぎ当てる西條。面白がってるだけなのか、案外親身なのかいまいち判然としないけど、ともあれ西條のナイスアシストで二人は初のホテルお泊りにこぎつける。

 エッチシーンはラスト1回だけ、その分丹念に描かれてました。絵の上手下手はこの際置いといて、二人の息遣いとか、体温とか、心音とかあれやこれや伝わってくるようでした。翌朝、ベッドの上で平伏した森澤の開口一番「ありがたくいただきました」には笑った。とても彼らしくて。行為の間は終始オトコマエに、余裕をもって受けてたような羽仁も、「好きだ」と告白されたとたんに憤死しそうに恥じ入って、吐くわ涙目になるわでもう大騒ぎ。やっぱ二人ともかなりヘン。ヘンだけどたまらなくいとおしい。たぶん描いてる作家さんのまなざしが、読み手にも伝染するのだと思う。次作でもまた違った変な人たちの、不器用で不格好な交わりを、この上なく魅力的にみせてくれるのだろう。
 

4

楽しい歯科医!!

未散さん、個性溢れる絵柄とストーリー、
やっぱり面白いです!!
あらすじ等省かせていただきますが、
羽仁先生が頼まれたら断れない気弱さと
死んだ魚の目ってよく言われるにしても
芯がしっかりとおった人でとても好感が持てました!
経営に攻めの姿勢を見せたり(受けだけど)
諦めないところとか清々しかった…。

森澤は最初本当にクセモノっぽかったですが
わりと普通の感覚してたりで逆に安心出来ました。
羽仁先生に惹かれていく過程も共感しましたし。
ただ、コミュ障というわりには患者さん以外大丈夫って
コミュ障とは言わないのでは…?とツッコミたくなりつつ
イケメンはやっぱり得ですね!←
(「なんでそんなイケメンに全幅の信頼を…」はウケましたww)

ハーフ顔なのにバリバリの京都弁な西條さん、好き!!
雄っぱい…直で(裸ので)見たかった…ww
ノンケなのが勿体ないくらいの逸材だったと私は思うんです!!
森澤を応援してくれてナイスフォローでしたけど
もし西條さんがゲイだったら当て馬で
羽仁先生と森澤を引っ掻き回してくれても楽しそうだなぁー…。
そうなったら1冊で終われないかもしれないか、
2冊くらいでたっぷり読みたい気持ちもあります。

読後感もとてもすっきりで楽しませていただいたんですが
やっぱり……背景などが気になってしまいました…。
もう少し丁寧な線で、描き込んでいただきたくて……。
生意気言って大変申し訳ございません;;
でもここも未散さんの味なのかもしれませんね。

限りなく萌×2に近い萌です☆

4

コミュ障同士の恋愛ハウツー

お客が来なくて今にもつぶれそうな歯科クリニックを経営している羽仁(受け)。ただでさえ時給480円なのに、大学の恩師から、目つきと態度が悪いせいで行き場のない歯科医の卵・森澤(攻め)を雇ってやってくれと押し付けられる。イケメンなのにコミュ障な森澤は、付き合ってみればなかなか可愛い健気な男で、ふたり二人三脚で患者数アップのために頑張ることになるが…。


すんごく可愛いお話でした。
切実に経営難な歯科クリニックを1人で切り盛りしている受けと、そこに研修にきた歯科医の卵の攻め。どちらもコミュ障で、人付き合いダメダメなふたりだけど、なぜか最初からぽんぽん言い合ってウマが合う様子。どちらも口は悪いけど裏表がない、というのが大きかったんじゃないかな、と同じくコミュ障な自分としては思ってみたり。

受けは貧乏だけど男前です。実は金持ちな攻めが「給料要らないから置いてくれ」と言っても、「これは仕事なの、仕事手伝ってくれた人にお金払うのは当たり前でしょ」と、身銭を切ってでも給料を払う人です。
施しは受けないし、いったん引き受けた攻めを放り出したりもしない。金券はもらえないけど、「タダでもらえるオマケ」の株主優待券は受け入れる。攻めが高校のときに買った株の優待券をもらったときの「昔の森澤くんにもありがとって言っておいて」にはキュンとしました。いやこれは惚れるよ、攻めでなくても惚れる。
攻めも、コミュ障でややヘタレだけど、イケメンワンコで可愛かったです。いい人に拾ってもらえてよかったね、と思いました。

途中からクリニックに加わる歯科衛生士、 西條さんもすごくいいキャラでした。こんないい感じの受け攻めのあいだに入るなんて、普通はウザい役回りになっちゃいそうなのに、全然嫌味がなかったです。雄っぱい萌える。(笑)
ノーマルなのが大変もったいないキャラでした。

12

二人の気持ちを、じっくり コトコト煮込みました。

これ コミックのカバー、下まで見えないけど 手、繋いでますよね。
すごく可愛いなぁ・・・

森澤くん(攻め)は、人との距離の詰め方も わからないコミュ障の はずなのに、割と最初から羽仁先生(受け)には ガンガンいってます。
二人の掛け合い、面白い。
羽仁先生は「死んだ魚の目」をした、かわいい系ですが プライドをしっかり持って仕事をしているんだな、というのが ひしひしと伝わってきました。

序盤は、自分の時給(480円!!)を死守する為、森澤くんを辞めさせたい先生と、あちこちで嫌われてしまって 他に行くとこがないので、どうしても残りたい森澤くんの攻防が見所です。

先生は(森澤くん曰く)経営コンサルタントにダマされていたりして 経営カン0(ゼロ)だけど、お金と真摯に向きあっている姿が とてもかっこ良い。そんな先生に、次第に惹かれていく森澤くん。

さて、そんな つぶ(れそう)クリ(ニック)を、なんとか立て直そうと 羽仁先生が思いついた策は「巨乳の歯科衛生士さんを雇う」こと!
人を選ぶとか絶対無理。という先生に 面接を任された森澤くん。
一番「胸囲がでかかった」という理由で、雄っぱい要員の 西條さん(男)を採用します。

羽仁先生が、巨乳好きなのか・・・と勘繰って ヤキモチを焼いちゃったんですねぇ。

ところが 雄っぱい・・もとい、西條さんは非常にコミュ力(りょく)が高く、クリニックにも すぐ馴染んで、先生とも親しげ。
二人の会話に なかなか入れず ポカーン、アワアワしている森澤くんに、頑張れ、頑張れー!!と 思わず声を掛けたくなるのです。

そして クリニックの経営が軌道にのった矢先、今度は先生の家が漏水して家財道具全滅という悲劇が!!
この事を きっかけに、先生は森澤くん宅で居候する事になり 二人の距離は縮まっていくのですが・・・。

物語は 西條さんの登場によって、先生と森澤くんに人間味が より加わり(嫉妬したり、応援されたり、頼ったり、頼られたり)一人で出来る事を きちんと努力する事も大切だけど、他人と協力して得られる喜びも とても良いものだなぁ・・と、思わせてくれます。
あと 不思議なのは、森澤くんはコミュ障なので、気の利いた言葉や 上手い口説き文句など一つも出てこないのに、羽仁先生の事が大好き!なのが 本当に伝わってくるところ。

読み終わった後、明日は苦手な あの人に話しかけてみようかな、と そんな勇気をもらえる様な心温まるお話でした。

12

表情が妙に可愛くて堪らない!

未散ソノオさんの2冊目、楽しみにしていました~~

公僕の次は、つぶれそうな歯科クリニックのお話とは、
目の付けどころが相変わらず素敵です☆
とりあえず主人公を歯医者にしてみました~じゃなくて、
歯科医院経営ならではの内状や、専門用語や業界用語?が色々と知れて、
とても興味かったな~~♪
つぶれそうなクリニック=つぶクリ
儲かってうはうはのクリニック=うはクリ、って使いたくなるw

絵は「KOH-BOKU」よりも見やすく、少し丁寧になった印象。
内容は日常系のゆる~い感じで、
ストーリーに大きな波があるわけじゃないのですが、
こまごまとしたエピソードや、キャラの表情がすごくよかったです☆
特に、受けのチビキャラのような簡易な顔が!!
なんで簡単描きなのに、あんなに心情がよく表れているんだろう!?
気分がノらない時も、ほわほわしてる時も、怒ってる時も、満面の笑みも…
とにかくどれも可愛すぎでした~ (*´艸`*)

最初は、
態度のデカい俺様研修医 × 無気力・ヘタレ医院長 なのかと思いきや、
攻めはイケメンなのにコミュ障で、仕事でも恋でもヘタレだし、
受けは時々すごく頼れる男前言動をするし…で、
話が進むにつれてどんどん色んな面が見えてきて、
なんだか掴みどころがない!?
だけど、そのふわふわした感じが妙に面白い☆
気付けば、ガッツリ心掴まれちゃってました~~

キャラだけじゃなく展開も、
巨乳の歯科衛生士を雇おう…って、
あて馬の登場かと思いきや、すごい胸囲の濃いイケメンが来て、
ふたりの邪魔どころかアシスト役で、
あれ?そうくるの??って感じなんだけど、
その意外性とほのぼのさがまた、妙にツボをついてくるという……

歯医者は苦手なんですが、
死んだ目をしてるけど実は腕のいい、笑顔の可愛い医院長、
その医院長を好きな、イケメンだけどコミュ障でヘタレな研修医、
胸囲がすごくて濃い顔なのに、ハンナリ京都弁のイケメン歯科衛生士、
そんな面々がいるクリニックなら、喜んで行きたいな♪

13

なぜか読めなかった

なぜかすごく読むのに時間がかかりました。何日かにわけて読み終わりました。なんだろう。リズムが合わないのかな。前作も読んだはずなんですが。

なぜこんなに読みにくいと感じたのか、誰か分析して欲しいです。全然参考にならないレビューでごめんなさい。

絵柄は嫌いというわけでもないのですが。

2

イケメン力が半端ない!

表紙の満面の笑みが彼らの全てです
もう 可愛い 可愛い 大人可愛いを描かせたら
右に出るものが居ないんじゃないか?と思うくらいに
胸がキューンの連続でした

イケメンで成績は抜群なのにコミ障で何処の歯科医院でも
嫌われた森澤を押し付けられた羽仁医院長
しかし、羽仁デンタルクリニックはつぶクリだったのです...
つぶクリとは潰れかけのクリニックの略だそうで

そんなんだから、追いだそうと躍起になりますが
微動だにしない森澤
だって、現場にいたいから、俺副収入あるから
給料いらないっすと
押し切られ、取り敢えず居座る森澤に医院長とメンツとして
時給200円は出すと告げる羽仁

えっ!!!最低賃金を大きく下回ってる....
と驚愕の森澤

そりゃそうだ、だって俺の時給は480円だ
その中から200円も出すんだよ!!

まじっすか....と呆然の森澤
だから出て行ってと羽仁
いや、それは無理ですと森澤

そんなこんなでつぶクリをうはクリにしようと
奮闘する二人
ちなみにうはクリは儲かってうはうはなクリニックの略だそう

ここまでがもう面白いwww
未散さんのセンスあるセリフとやりとり間がたまんないです

そうこうしながら、時給280円の羽仁の面倒を
甲斐甲斐しくみるようになる森澤
所々でキュンとなる胸に疑問と不安を抱えながら
家飲みに羽仁を誘います
お酒飲んでいい気分で寝ちゃった羽仁の
ほっぺに思わずちゅうしちゃいます

うわぁぁと自分の行動に動揺しまくる森澤
これは恋なのかと徐々に認識しだします
この辺りが死ぬほど可愛い...
もう一回死んだかもしれません...

そんな折、つぶクリ脱却の策として
巨乳歯科衛生士を雇うと明言した羽仁
そんな羽仁に巨乳好きなのか...としょんもりな森澤
人選を任された森澤はヤキモチの余りに
胸囲120cm元水球部のハーフイケメンの
雄っぱいを入れるのでした,,,,

もう、可愛すぎるしオモろすぎるし大爆笑www

しかし、思いの外ハーフイケメンが社交性高く
羽仁と仲良くしてるのを見て、変なヤキモチ焼かなかったら
よかった....と後悔する森澤でした
すっごくイケメンなのに気持ちがヘタレなのが可愛いんです
口悪いのに実は優しいしイケメンなのに不器用で
こういうの描かせると未散さんの右に出る人居ないんじゃないからと
思うくらい胸キュンキュンします

そして3人の努力の甲斐もあり、つぶクリからの脱却です!!
ここまでの紆余曲折も面白くて見応え抜群です

ようやく羽仁に想いが通じたかと思った森澤に
「童貞を捨てたかっただけかと思ってた」と告げる羽仁
「貴方が幸せそうに笑うのが嬉しい、好きです」と真摯な
森澤の告白に
「えぇ!!!うえ~ 吐くぅぅ」と動揺の余りに
取り乱しまくる羽仁が死ぬほど可愛かったです
「もう一度言って」とデれた羽仁に二回目の死亡でした...

現代社会でお疲れの皆様に是非とも読んで欲しい一冊です
可愛いと形容される生き物が生息してます
そして大人のブラックジョークのやりとりの妙や、間が素晴らしい
ただ甘いだけではない完成度の高い作品です
未散さんのセンスの良さに脱帽です
二回も死ねて幸せでした




18

毎日おもろい脱力系クリニックにようこそ。

作風が独特で、読むひとを選びます。
シリアス、せつない、甘々がお好きな方は、ご遠慮くださいませ。
むしろ、キュンキュンがあると恥ずかしさに、思わず「わーッ」って叫びながら逃げ出したくなるような "こじらせ系な貴方”、本屋へGO!
例えるならば、脱力系の笑いのある深夜ドラマのような…ハマるひとはハマる。

なによりテンポが独特なんです。
細い線でゆるく描かれた人物、書き込みの少ない白い背景。
コマも大きかったり刻んだり、視点となる角度もよく動き、ズームアップしたり、外したり。
ツッコんだり、ボケたり、間があいたりと、主要人物3名の会話のかけあい中心でストーリー展開していきます。

舞台は開業して間もないハニ歯科クリニック。
院長の羽仁しかいないつぶれそうなクリニックに、歯科医師のタマゴである森澤がやってきて、ドラマはスタート。
イケメンだけどコミュ障ヘタレ攻めの森澤に、"死んだ魚の目"をした、おとぼけだけど潔い羽仁先生(ちなみにピンクのポロシャツが院長の羽仁先生です)。
ふたり(プラス1名)の滑稽で、馬鹿馬鹿しく、ときにマジで、たまーにキュンとくるような掛け合いがいいんです。
で、キュンとしたあとに、恥ずかしさにのたうちまわりたくなるような悶絶があって、また笑いがある。

その笑いというのはきっと、表紙を飾る羽仁先生の「ニィィ」って歯を見せる笑い方なんです。
読んでいる私も「ニィィ」てニンマリ笑顔になってしまった作品。
裏表紙の某フォーメーションの3名様も、馬鹿かわゆくてお気に入りです。

11

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