Loved Circus

loved circus

Loved Circus
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神116
  • 萌×269
  • 萌31
  • 中立6
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
37
得点
955
評価数
226
平均
4.3 / 5
神率
51.3%
著者
朝田ねむい 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784829685686

あらすじ

地味で平凡なサラリーマン・ケイは、全てを投げ打って惚れた風俗嬢を借金から救おうとするも、投資に失敗。
人生に絶望したまま自殺を図るが死にきれず、次に目を覚ますと、そこはゲイ向け風俗店〈サーカス〉の店内で……!?
ワケあり男4人がサーカスで共に暮らし、働き、それぞれの愛や生き方を見つけていく――
「どこでだってよき人生は送れるんだよ、心次第さ」
注目の新鋭・朝田ねむいの最新作!

表題作Loved Circus

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:あとがき(描き下ろし)

レビュー投稿数37

甘ったるくないBL

私は基本、甘ったるくてらぶらぶで
ハッピーエンド大好き侍なのですが、
この作品はその中の一つしか
合ってなかったけれど、
面白かったです!

出てくるキャラクターのそれぞれが
(お客の一人一人まで)、
個性的で何かを背負ってる。
一筋縄では行かないというか、
ちょっとしたドラマか映画を
見ているような感覚になります。

あれだけのページで
じっくり書き込んであるので、
なかなか読み応えのあるお話に仕上がっています。

確かに、ジョーやリンの話とか、
もっともっと描いて欲しかった気もしますが、
そこまで行くと広げすぎなので、
あのくらいで良かったのかと。

途中、この話どう転がっていくの?と、
余計な心配してしまいましたが、
心配なんか全然要らない!
最後まで面白く読ませて頂きました!

朝田さんらしい読ませる作品です。
最後も上手く納まって、
私の好きな後味がじんわり残る逸品。

作品としては
神評価に値すると思うのだけれど、
BLとして評価するなら「萌✕2」!

0

Circusへようこそ

最近、朝田ねむい先生の作品を続けて読んでいます。「スリーピングデッド」「Dear, My GOD」に続き、これが三作品目です。

やはり設定が良いです。古い倉庫を改装したかのようなゲイ専門風俗店「サーカス」、店内はいくつかの部屋に分かれていて、従業員4名はそこでベッドを並べ共同生活を送っています。
従業員みなそれぞれが訳ありだったりでそれぞれの人生を送って来てここにいる、人間模様が描かれた作品です。
それだけで既に面白い。とにかくお話として面白い、それが朝田ねむい先生の作品の醍醐味であり何度も読みたいと思う所以です。

シロさんのキャラクターが最高です。黒のタートルネックも目の下のホクロも長い睫毛も流し目もすべてが良い。休みの日はいっぱい寝るところも良い。シロさんが顔色ひとつ変えず “僕に集中して” と言うコマでは死にそうになりました。センシュアル過ぎました。
「スリーピングデッド」の佐田もそうですが、朝田ねむい先生の描くパジャマを着た男性がなんとも言えず色気があって好きです。パジャマ買おうかなと考えています。

登場人物皆、人生色々なことがあってもシリアスになり過ぎず生きていける明るさが素敵です。
映像化や実写化されてもとても素晴らしくなりそうな作品だなと感じました。

1

いいヒューマンドラマだった


朝田ねむい先生の作品の中では不穏な空気が少なめ、BLも少なめ。
私が読んだ中ではこんな感じです。

BLが強い >「マイリトルインフェルノ」>「スリーピングデッド」>「
Loved Circus」>「兄の忠告」

今回は、受け攻めも挿入までしていないので明確ではありませんが、それでもやっぱり面白かった!

男性風俗店で働く人たちが中心となったお話で、主人個の周りの人たちにもドラマがありました。
そう、かなりドラマっぽいです。
一人一人のキャラが確立していて面白い!
映像化もしやすそうな読みやすさでした。

BLっぽさを求めている方には物足りないかもしれませんが、たまには気分転換したい!という方にはオススメです。

0

人生模様

作者様の立地点というかスタンスというか目の付け所というか。
そういうのが非常に独自ですよね。
本作も「BL」とはちょっと違う。
boyたちがラブラブでエロエロで、と思って読むなら、そこは盛大に肩透かし。
それどころか、彼らの境遇は非常に悲惨で、ラブのラの字も無いというか。
ワケアリで、そこにしか生活の糧が無い、転落の果てというような男性x男性の風俗店「Circus」。
そこで生きるそれぞれの男たち。
シロという美しい男がそこの「女神」かと思いきや。
彼が一番ゆがんでた。
シロの真実が明かされてからの「Circus」の真実が胸に迫る。

顧客たちの切実な欲求。
生きていくための拠り所。
受け皿。
そんな究極の人生観に触れた男たちが生きていくさまが胸アツ。
男の娘に扮していたリンは、好きな女性と結ばれ。
ギャンブル狂のジョーは、一途な男に絆されたのか人生を一変させた。
巻き込まれたていのケイは…?
シロに恩を感じ、今度は自分がシロを支えたい/支えなければと思ったのか?

ラストは、ケイとシロが旅行をしているという設定がありました。
でも私はケイとシロは肉体関係は無いのでは?と思った。
シロの体のこともあるけど、ケイは甲斐甲斐しく世話/介助をするけど抱いたり抱かれたりは無いような気がする。
でも心だけで恋人かも、とは思う。
そして「Circus」の皆は、そういう結びつきもアリだと知っていると思う。
エロを超えた愛、ならここにたくさんある、ような気がする。

0

ようこそ、サーカスへ!

んんんん〜!めちゃくちゃ、良かった。。。
私、ストーリー重視なもので〜朝田先生は外せない1人だわ。

「ようこそ、サーカスへ!」
朝田ねむい先生の描くコミックは、どれも1本の映画を観ているようだ。

無駄な絡みもなく、風俗店の従業員にスポットをあてたストーリー。
訳ありの4人。シロ、ジョー、りん、ケイ。
そして、団長&マリアさん。
それぞれが、全く違うタイプが織り成す日常。
出会いもあれば、別れもあり。
重すぎず、途中笑えるところもあり、最後は
シロと、ケイ〜収まる所に収まった感じだね。

0

タイトル通り不思議なサーカス

キャラクター設定や背景がまるでドキメンタリー。かなり濃くてそして刹那的なヒューマンドラマを観ることができます。

物語は『ケイ』の人生の周りからはじまる。風俗嬢にありったけのお金を注ぎ込み、しまいにはヤバいところから借金をして、死のうとしたところを男娼の『サーカス』に助けられて連れてこられる。

『サーカス』には、団長をはじめ、ジョーにリン、そしてシロ。
 みんな、それぞれ訳ありの人物達ばかりでクセモノ揃いで濃い!!濃過ぎる!!!!!!

 ジョーもリンもケイもそれなりにキャラの色が見えるのに、何故がシロだけは見えず、読んでいくと、人間が人間たるゆえんのアイデンティティや愛情などが欠落して何も無く空虚でわからないからなのかと。

 ケイがシロに共鳴したのか、シロの中にも、ケイの中にも『何か』が産まれる時を観ることがが出来る、とっても不思議な気持ちになるストーリー。

1

愛が一回り大きい

朝田先生にハマった気がします。某ゾンビのBLのイメージが強くて今まで読まないでいた自分のばか!という感じです。表紙の2人の恋愛を超えた愛が淡々と少ないセリフで描かれるのがすごく刺さりました。周りから見たら悲惨な状況でも自分を肯定して生きることの尊さみたいなのを感じました。特に風俗嬢に騙されて追い詰められた経緯があるのにケイ(右のスーツ男性)が後悔していないって言い切るのが胸に刺さりました。シロさん(左のコートの人)もケイとの出会いで変わっていく感じが美しかった。サブキャラの生き方もすごくいい。何度も読み返したい。読んで絶対損はない素晴らしい漫画だと思います。

1

なんか、いい!! 愛もある。

登場人物が魅力的。それぞれに抱えている問題があっても、しっかり仕事をしているのが好ましい。主人公が、他の登場人物のことを知っていく距離感と過程も自然。
絵は、ざっくりした雰囲気で、線は硬め。整理された線なので見やすいし、人物の見わけもつきやすいです。いざ!という時の目の表情は、カッコイイ!
ラストは、予想通りだけど、ひねりがきいていて驚かされました。
エロは少なめ。でも私は漂う雰囲気にセクシーさを感じました。

1

風俗店の舞台裏。

娼夫ものの一種ですが、お仕事そのものよりはお仕事の舞台裏がメインの作品です。

時々出てくるお客さん達がかなり濃い感じw めくるめく夜の世界というよりかは地道にお仕事をする系です。

メインカプはシロさんとケイらしいのですが、「なんか気に入ってる」×「尊敬する先輩」って感じで、そんなにBLっぽい感じはないです。むしろジョーとソムくんの方がBLしてました。

わいわい暮らしているCircusのみんなと団長夫妻、濃ゆいお客さん、ジョーの痴情の縺れ、たまに凸してくる恐い女子達とか、ヒューマンドラマが面白いです。

ラストは思いもよらない衝撃の展開。朝田ねむい先生の作品は想像もつかないどんでん返しがいいですね。

1

アングラサーカス

 表紙が素敵でとても気になっていた作品でした。朝田先生のタッチはこういう少しアングラな世界観がよく似合いますね。自殺しようとしたら知らない男達に拾われて、男娼として働かされることになったケイ。これだけ聞くと、一気に落ちこぼれた悲愴感溢れる物語かと想像してしまいますが、朝田先生は意外な方向にストーリーを運んでくれます。

 まず、働く仲間達が和気藹々とした雰囲気で、皆のやりとりが微笑ましいんです。自由奔放な悪党気質のジョー、なんだかんだ文句を言いつつ世話焼きなリン。紳士的なシロ。皆のパパのような団長。そして、やってくる客は、男娼に責められたい人の方が多い。新人の頃のケイが相手の姿に思わず萎えてしまうのには、気の毒ながらも笑ってしまいました。そんな日々の中で気付く、シロの抱える歪な欲望。彼の人となりはきちんと明かされ、最初から惹かれ合っていた彼とケイが再び一緒になれたところまで描かれてはいましたが、読者の想像に委ねる部分が大きい描き方でしたね。個人的にはシリーズでじっくり追いたかった気もしますが、各キャラクターが魅力的で満足度は高かったです。

1

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