パブリックスクール-群れを出た小鳥-

パブリックスクール-群れを出た小鳥-
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神460
  • 萌×262
  • 萌22
  • 中立12
  • しゅみじゃない24

72

レビュー数
51
得点
2626
評価数
580
平均
4.6 / 5
神率
79.3%
著者
樋口美沙緒 

作家さんの新作発表
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イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
パブリックスクール-檻の中の王-
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784199008221

あらすじ

ハーフタームの休暇中、無人の校内で昼夜を問わずエドに抱かれる礼。これは言い付けを破った罰だ──。わかっていても、エドを独占できる喜びと快楽に溺れる日々…。ところが、休暇が明けると、たおやかな美貌の編入生・ジョナスが復学!! エドの恋人らしいとの噂に、礼は不安と嫉妬に駆られ!?閉鎖された檻の中──一瞬の煌めきが彩る少年時代に、生涯ただひとつの恋に堕ちる、奇跡の純愛!!

表題作パブリックスクール-群れを出た小鳥-

エドワード・グラームズ 英国貴族、監督生
中原礼 日英混血、学生

レビュー投稿数51

No Title

エ、エドーーーーッ 叫びたくなるぐらい今作はエドが良かった。彼の苦しい気持ち、口には出せない想いが色々と伝わってきて切なかった…。 あの人やあの人のおかげで礼は自分の世界を広げて、まわりの反応も変わっていく…。別れの時は辛かったけれど…。 今作を読むと礼があまりにも鈍感でしっかりして!!!と前作とはまた印象が変わって面白かったですそしてあれから◯年…もうラストまで胸がいっぱいでした…。ギルが良かったなぁ。前作の後半から印象が変わってきたけれど…

0

神でした!!
社会人になって再会するシーンにドキドキしました!

0

再読

定期的に読みたくなるシリーズ
何度読んでも最高でした…

レイは相変わらず自分に自信がなくて健気すぎるなぁ…
エドにはレイしかいないからもう少し自信持って…
って初見の時は思ってましたが、
当然なんですけどこれは物語だから二人にスポットライト当てて描かれてて読者はエドにはレイしかいないのわかるけど、
レイからしたらまさか誰にとっても王様であるエドが自分なんかを選んでくれるわけがないって思うの、めちゃくちゃ普通のことのような気がしました。
だからこそラストのエドからアプローチするシーンはご褒美に思えました。
この作品を読んでパブリックスクールとか、寮もの大好きになってしまったんですよね…
また樋口先生にはパブリックスクールの新作書いてほしいです。あの閉鎖的な空間で少年達が葛藤しつつ恋をするというのがたまりません。
  
また数年後にきっと読み返します。
BLが好きでいる限り何度も何度も繰り返し読みたくなる作品です。

0

すっっっごくよかった…!

『パブリックスクール-檻の中の王-』の続編です。

『パブリックスクール-檻の中の王-』ですごく気になるところで終わったのですが
今回こちらを読んで二人の気持ちが結ばれるのが
とても長い月日がかかっていてびっくりしました。

礼が悪い言い方をするとすごく鈍感で
きっと礼とエドを見守っていた周りの人間は
すごく歯がゆくてもどかしかっただろうな。
そんな時にナイスギルです。
彼のこと最初はすごく嫌いだったのですが
今回はほんとに良い働きをしてくれた…ありがとう…!!!!

そして、何といってもこちらでエドが
今まで抱えていた気持ちを礼に伝えるところで涙が止まりませんでした。
そんな風に礼のことを思って大切に守ってたんだなぁって。
礼を守る為にエドはエドなりに必死だったんだなぁって。
エドのとてつもない大きな愛に触れることが出来て良かったです。

読んだ後も余韻がすごくて、この作品を読んでよかったなぁと心から思いました。
生涯何回も読み返すだろうなと思うぐらい素晴らしい作品でした。

0

12年越しの両思い

礼が母親を亡くしイギリスに渡って出会い、恋に落ちたエドと両思いになるまで12年…長かった〜。

先が気になりすぎてどんどん読み進めた檻の中の王とこの群れを出た小鳥。でもしっかり浸らないともったいない気がして、続きを読む前に再読しました。

初めて読んだときには何となくしか読めなかったエドの気持ちも、再読ではあぁ、ここはこうするしかなかったんだな…と納得しながら読めたので結果、続きを読む前に再読できて良かったなと思いました。

オーランドがエドしか見えていない礼の世界をこじ開け、ジョナスが俯瞰して見ることを教え、ギルが当て馬になってくれて、やっと、やっとここまでこれたなぁとしみじみ。それにしてもオーランドもジョナスもホントに10代か?と思うくらい冷静にエドと礼を見ていて、的確にアドバイスできるのがホントにスゴいなと思いました。それだけ、3年生の時のエドとジョナスの事件が大きかったということなんだろうな…と心が痛くなりました。

そして、エド。貴族であることに嫌悪感を抱きながらもその責任の大きさに苦しみ、ジョナスと同じことを礼にするわけにはいかないとひたすら自分の気持ちを押し殺し続けてきたエド。ジョナスにはまだ守ってくれる家族がいたけど、礼には誰もいない。そのことを誰よりも理解していたエド。ホントにエドの愛の深さには頭が下がります。

樋口美沙緒先生の作品の中でも人気シリーズなのがうなずけます。ホントに1人1人のキャラクターの肉付けが素晴らしいです。

2

切ないからこそ、最高な作品

これにて、一旦パブリックスクール編終了です。

いやぁ、涙が止まらなかった。
途中、前作よりエドの心が透けて見えて、あの行動の意図や想いを想像するに至り、胸が痛い痛い…。
なるほど、これが切ないという気持ちかと、ティッシュがベチャベチャになりました。

レイの世界が広がっていく一冊であるのと同時に、この後の大人になった2人編、そして前巻のエドしかいないレイとの対比をうまくこの巻で分けてます。
例えるなら、分水嶺です、この巻は。

どんな物語も主人公の成長を見守るのが読者にとっての楽しみとなりますが、恋愛ものって恋愛模様に左右されて、2人がもだもだしながらも困難を乗り越えて付き合う。その過程で、成長していく主人公たちの心に人は感動すると思います。
このパブリックスクールでは、レイの心は最初からエドに傾きすぎていて、これ以上の成長はエドに求めるしかないところ、レイの「エドしかいない世界」が広がっていき人間性が整うという少年からの成長という点においても成長していて、そういうところが神なんですよ、もう。
そして、エドに背負わされた十字架。これがまたすごかったです。

このエドに背負わされた十字架は、次巻「八年後の王と小鳥」でしっかりと世界観広げてます。
2人は結ばれて、幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたしじゃなくて、あの時の心情やエドとしての苦しさが永遠に語られてました。
これだけで終わりにしたらもったいないですよ!さあ、次巻を書店のレジなり、電子のカートなりにぶっこむのです!

ここまで、世界観と感情と恋愛がうまく融合してる、何も足りないところがない描写力はほんと神だと思います。

2

エドの愛に泣かされる

ちょっと、たまにですが、レイの鈍感というか他人の機微に対する無神経さに「????」みたいなツッコミが入っちゃう作品ではあります。
でもそれがないと話進まないからね〜とちょっと流し気味でそこは読みました。
おおらかさ、穏やかさと無神経、鈍感さは違いますからね。

さて以下全体的な感想。

この作品を通してずっと愛ってなんだろう、って登場人物たちは悩んで考えて感じてそうやって生きてる気がするんですよね。

オーランドも、ジョナスも、ギルもレイもなんですけど、それぞれがそれぞれの人間性の中で形は違えど愛を持ってお互いに接してるのが、すごく伝わってきます。

そしてなんて言ったって、エドですよ!!!!!!
もうね、レイもほんとに愛情深い子なんだけど、エドなんですよ!!!
私の中ではエドの一人勝ちと言ってもいいくらいで、エドがエドでなければこんなにも心にはグッと来なかったと思います。
この作品はレイの愛情の深さ、粘り勝ち、に一見見えるけど、エドの愛の話でもあると思うんです。
エドの愛の形がほんとに痛々しくて切なくて悲しくて真っ直ぐで大きくて、言葉にできやしない!!!

一人の人間に見合わない孤独の大きさとか、重圧とか、色んなものを抱えてると思うんですけど、それを支えたのはやっぱりレイへの愛だった訳で……

だから不意に見せる感情の一端が、いちいち胸を抉ってくるんですよね。

作中で、「お前は、きっと俺以外を、愛せると知っていたから」って言うシーン、もう胸に刺さりすぎて苦しかったです。

最後はほんとにやっっっとお互い報われたんですけど、心の底からよかったねえと泣いちゃいました。

主人公が10代から20代へ成長する過程での考え方や感じ方の変化もすごく自然で、出来なかったことが出来るようになったり、けれど変わらずに心に孤独を抱えていたり…
ああ、10代のころ、こういうこと思ってたよな、とか、確かに大人になってこういう風に感じるようになったな、とかいちいち共感して切ないんです。

すんなり時の変化を感じられるのと同時に、それもまた胸を締め付けられる要因でもあり、お互いが欠けたままの年月が長い分、今後ほんとの意味で報われてほしいし愛を交わしあってほしいと願わずにはいられませんでした。

そして忘れてはいけないのがギルです。
「さよなら、レイ……十六の思い出」
その一言でもうずきゅーーーん!ですよ。
態度が変わった当初は、いやいや、あなたレイのこといじめてたやんって思ってたんですけど。
まんまとギルの成長に心を奪われました。
親やそれ付近が自分の全てだった10代前半から、ギルの世界も著しく急激に大きく広がったんでしょう。
良くも悪くも人は変化して成長していくんですよね。
ギルのスピンオフ…是非とも読みたい。

とにもかくにも、話は戻って、エドですが…
上巻のレビューでも書いた通り、これはエドの救済物語だったと思いますし、最後にはちゃんと救われました。

愛に泣かされるなんて、なんて素敵な経験なんでしょう。
ほんとに読んでよかったです。

あと最後に。
時折折り込まれる、エドの「くそったれ!」には笑うところじゃないんですけど、くすっとしました。
愛がダダ漏れなんだもの。

3

"飴と鞭"の飴展開でした。ジーザス、、

『檻の中の王』の続編、実質パブリックスクール2巻の『群れを出た小鳥』。今巻は前回、礼が苦しんでいた孤独や自身への嫌悪感、なんといってもエドが礼を閉じ込めていた檻からレイの意思でエドの束縛から抜け出し、羽ばたく巻になっていたなぁと思います。

濡れ場から始まるこの巻、、たまらん。。笑
檻の中の〜 のエドは礼に対して辛くあたってましたが、礼が自分から離れると宣言され動揺したり、甲斐甲斐しくなったり、王のような傲慢さから一転、恐怖に震える少年のようになっていて、グッと来た読者も多いだろうなと思いました。何はともあれ、礼が自分を出して友達ができたり交友関係に賑わいができて、なんだかんだエドもそれを肯定するようになって、良かったなぁと思います。ギルやジョナスと礼の絡みも良かったですね。ほのぼのしました(*´꒳`*)

この巻の途中ではパブリックスクールを卒業したエドや日本に帰国した礼のその後になっており、時間として8年の歳月がたってからに舞台は変わります。

8年ぶりにエドと再開した礼、ここの下りも大人になって変わったものもあれば、変わらないものもある。そんな2人の各々の心情が切なくて、でも甘くてニヤニヤ。

礼は更に慈悲深い、本当にマリア様のようだと思える美少年になっていて、成る程これはエドも心配だよなあと思ったり..

最後のエドと礼が紆余曲折の障害を越えて交わるシーンはとても感動的だったと思います。

おめでとう!!!

2

死ぬほどよかった

前作と続けて一気に読みました。学生時代は、中々礼の思っていることとエドの思っていることが伝わらず、歯痒く思う場面もありました。でも8年経って、ようやく2人が通じ合えたときは感動しました。個人的には、ギルとキス以上のことが何かしらあったらよかったです笑。(ギル結構好きなので笑)
これ以上の作品は無いと思います。挿絵も素晴らしいです。とても綺麗で、イメージしやすかったです。
続きの作品はエド視点で書かれているようで、気になるので買ってみようと思います。

2

( ゚Д゚)エエエ??!!

そういう内容だったの?、と吃驚。
高評価なので、シリーズ6冊セット買いして、1巻を読んで驚きました。
2巻目、ガンバッテ読んで‥ついに力が尽きました。もうダメ。
礼君のキャラ設定が哀しすぎる。

・・・( ;∀;) これは合わない、
1と2巻のテーマは、「愛さないことが 愛する事」
一貫して、礼君の思慮不足で騒動が発生、一見冷酷なエドやギルが後から対応して、礼君はそれにかなり後に気づく・・の繰り返し。
※スピンオフの方が、生きる力が強い主人公。(ガンバッテ読了)


1巻を読んでから、シリーズ買いしないといけませんね。
反省。

8

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