群青のすべて

gunjo no subete

群青のすべて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神109
  • 萌×266
  • 萌30
  • 中立9
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
28
得点
908
評価数
220
平均
4.2 / 5
神率
49.5%
著者
古矢渚 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784758074926

あらすじ

中1から高2までずっと同じクラスだった牧原快(まきはらかい)と水代漣(みずしろれん)。
でも高校生活最後の1年で別々のクラスへ。
変わりなく流れていく日常に、小さな波紋が生まれて…それはいつしか
隠していた気持ちを芽吹かせる。

言いたくて、言えなくて。
心のずっとずっと深いところにいた気持ちが出した答えは…

男子高校生の声にならない恋と青春の軌跡。

表題作群青のすべて

レビュー投稿数28

エロなしなのに

この二人、かわいい!かわいすぎる!

高校生の恋愛って感じですよね。
BLごっこしちゃうところが面白くて、そのごっこが実はリアルになっていくって骨子がなんとも言えず青春な感じにまとまった良い作品だと思います。
そして、周りに友人達が良い仕事してますね。

離れて見て、やっと大事なモノに気がついて。
女の子からの告白で付き合ってみてわかる、相手の大事さ。
彼女に言われた
「一緒にいたいと思う?」
この言葉って大切かもしれない。大人になった恋愛でも重要なことですよね。

彼らのその後を知りたいなぁ。妄想してねってことなんだろうけど(うふふ)
やっぱりレンが受けかなぁ。でも攻めでもアリかも。いや、もうどっちでも良いから幸せに過ごして欲しい!

0

あのモノローグは衝撃でした

ゆるきゅんな男子高校生BL。わちゃわちゃ感と仲良しグループそれぞれのキャラ立ち具合がほどよくて、日常系アニメを見ているようで楽しかったです。
ニブニブな漣と漣に片思いする快のお話。漣は自分の気持ちにもニブニブだったってオチになるのかな。どっちもちょっとずつ不器用なところに萌えました。
衝撃を受けたのは些細なシーンで放たれた漣のモノローグ。快が漣のいつもとの違いや睡眠不足に気付いて何か言ってくることを、漣は当たり前のことと捉えてたのが分かるんです。それってめちゃくちゃすごくないか…?と。一歩間違えばすごい女王様!笑。
そんな漣の告白は、宣言通りしぬほど恥ずかしかったです。無表情キャラの心の叫びは本当に破壊力バツグン!
爽やかで読後感の良い作品でした。

0

1番近くて遠い人

隣にいるのが当たり前で、一緒にいるのも当たり前。だからこそ離れてしまった時に当たり前だったことが特別なことだったと気付く。それは恋なのか友情か?
高く青い空が所々に出てきますが、存在だけでキラキラと輝く男子高校生には青空と太陽がよく似合いますね。
快からの告白は夕暮れ時、すごく切なくて苦しくて、胸が締め付けられる思いでとても感動しました。けど、紆余曲折はあるけれどレンからの愛ある告白の答えにはもっと感動的です。

『俺の群青はおまえがすべて』

わー良いセリフ。まぶしい!青春真っ只中の高校生にしか例えられない言葉ですよね。

0

青春!!!!!

友人のノリで牧原快と水代漣(レン)はBLネタをよく繰り広げます。
が…快はとっくにレンのことを“友人”としては見れなくなっています。でも。出した答えは「関係を壊したくない」。気持ちはこっそり隠します。

しかし。五年間ずっと同じクラスで一緒にいることが当たり前だったのに、高校生活最後の1年でクラスが離れ、変わっていく日常に焦りを覚えます。
(学校って、クラスが違うだけでなんであんなに距離ができてしまうんでしょうね…)
しかも、ただでさえ高校卒業が見えて来る状況で、加えて、レンに彼女ができます。

もう…快の目線で読んでいるので、本当にしんどい……「関係を壊したくない」って本当に難しいですよね。大好きなのに、笑って応援なんて…できるわけない…苦しみながら読んだ末のラスト…素晴らしかったです。心が暖かい…

2

同級生の良さを詰め込んでる♡

青春もの〜!
学生の特権である、青春感を余すとこなく表現した作品だと思います。

漣くんが、恋心に気づいていくシーンは胸きゅん必至でした!

古矢先生の他の作品が大好きなので、こちらも読ませてもらいました♥
ひとつ挙げるとすると、快くんのお顔がイケメンとはちょっと違うかな…?と思いました。イケメンとも可愛いとも違う…薄目なお顔だったので、、顔で言ったら「君は夏のなか」の方が断然良かったと思います♪

でもストーリーはとても素敵でした♥

0

爽やかな風が吹き抜けた

アオハルgateauの試し読みが良いところで終わっており、漣がどういう反応を返すのかどうしても知りたくて購入しました。

始まって早々なので「俺も好きだよ♡」にはならないだろうとは分かってたんですが、漣の反応クール過ぎた。
なのにあえて思い出の道から帰ろうと誘ってきたり、肩にもたれてきたりするんだもんなー。
快の「好き」が加速しちゃっても仕方がない。
伝えるつもりのなかった「好き」が溢れ出してしまいました。

漣がクールで言葉数少なく、顔にも出ないタイプなのでイマイチ何を考えているか分からないのですが、4話から漣目線となり、快のわずかな変化に少し気づいてたことや、無自覚に快だけには自分をさらけ出していたりしたことに気づくんですね。

お前は俺の青春 だなんて、なんて情熱的な告白なんだろう。今までポーカーフェイスを崩さなかった漣が恥ずかしい言葉で想いを伝える姿にキュンとしました。

描き下ろしの漣からのキスも良かったです。
キスだけで真っ赤になってる快に萌えでした♡
爽やかな青春のおすそ分けありがとうございました。

0

ひさびさ読んでも刺さるんです

古矢渚先生の二冊目のコミックスのこちら。
今日は、秋の空を見ていたら、不意に群青色って思い浮かびました。
お、古矢渚先生のそういう作品有ったよね!
と思い出しました。
早速読み返した次第です。

いや~ひさびさに読んでも、ずきゅんと刺さる…
高校生の仲良しの快と漣の2人が中高通して、初めてクラスが離れた高校三年の春からの出来事。

クラスが離れて、初めて会うのも、一緒に帰るのも約束しなきゃならないんですよ!
違和感しか無いわけです。
だって、2人は気づけばずっと一緒にいたから。

とっくに、漣への気持ちを自覚している快。快へは、気を許して甘えたりしていた漣。

2人を取り巻く友人たちも、特に悪い子もエロい子も出てこない。ほんとに一般的な高校生たちが、登場しています。
そう、古矢渚先生の魅力はそこなんだと思います。
普通の子たちが、気がついた相手に対する感情に、戸惑うところ。自分じゃ処理出来ない感情に悩むところ!
男同士じゃだめなんだ。自分の気持ちは、隠し通す。でも、側にいる瞬間に気持ちが溢れてしまう…

んあ~たまりませんでした。大切に思うからこそ、懸命に漣に彼女が出来たら祝福しちゃう。からかったりもする。だって、快にとって漣を好きな気持ちは何よりも漣本人に気付かれてはいけないのですから。

漣が寝ていた時に思わず掛けた快の本心の告白は、時を追う度に、聞いてしまった漣の気持ちも揺り動かして行きます。

他の誰でもない、現在もこれからの未来も一緒にいたいのは快だったと自覚した漣。
夕暮れの土手が、とても2人の気持ちを表す場面として効果的なんです!
気持ちが通じあった快と漣は、その後はどんな風に過ごすんだろう。どんな成長をしていくんだろう。

この2人のその後が読みたい。
エロは一切ないこちら。エロなくても良いと、読み手に納得させる説得力の有る強い萌えが素晴らしいと思います。

ひさびさに読んでも瑞々しい快と漣の恋になる話。とても良かったです。

0

高校生尊い!!

爽やかで甘酸っぱい、高校生たちの青春ストーリーです。
健気な二人が可愛くてでもイケメンでカッコよくて…とっても目と心の保養になりました。ずっと見ていたい!!
何と言ってもこの二人の距離感が見ていて最高に心地よく、お互いがお互いを必要としている感じがひしひしと伝わってくるので、終始胸キュンしました。
そして、主人公たち二人の側にいる友人達とのある"ネタ"が最高でした。読んだらすぐに分かります。その"ネタ"を入れ込む発想に感服、そして癒しとトキメキをありがとう!と言いたいです。
心が浄化されていくような青春胸キュン作品なので、皆さんにも一度ぜひ読んでみてほしいです!

1

新鮮味があまり…。

自分の萌えアンテナが壊れたのかな。そこまで萌えなかった。

いや快とレンがお互いにいかにかけがえのない存在で隣にいるのが当たり前でずっと一緒にいたくて。
先に気が付いてずっと隠してた快が切なくて。

彼女を作ってみて自分の気持ちを再確認して。レンじゃなきゃダメ、レンといる時間の方が大切って。

だけどクラスが別れてお互いに違う人間関係が出来て。

レンも同じように彼女を作ってみたけど一緒にいたいか聞かれると…。

レンもやっと自分の気持ちを自覚して。

最後の短編ではキスしてましたね!

レンは天然さんなのかな?
何でも言えて人の輪に自然と入れてくれて付き合ってくれて甘えられるの快だけだったんだよね。

しかし、なんというか新鮮味がなくて。
友達二人やBLネタが面白かったです。

0

私の世界観を変えた素晴らしい作品

最近BLを読むようになり、自分にとっての神作品だと思った3作品中の1作品です。
(ちなみに、3作品中2作品は古矢渚先生です!)
『群青のすべて』はBL初心者の方はもちろん、BLに興味がない方にもおすすめします!

古矢先生の綺麗な絵と丁寧な描写に、初めて読んだときには驚きました。
ぜひ、たくさんの方に読んでいただきたいです。
古矢先生の世界観に魅せられます。
欲を言えば、綺麗なアニメーションで観たい!実写は絶対にだめです。

快くんと漣くんの青春のすべて
中学1年生からずっと同じクラスで親友の漣くんと高校3年生で初めて離れてしまう快くん。
快くんはとっくに漣くんへの気持ちを自覚しているけれど、男同士だからと想いを自分の中へ閉じ込めています。
ある事をきっかけに快くんと漣くんの関係が変化します。
年齢や性別を問わず、ちょっとしたすれ違いや誤解で相手と距離を置いたり、ぎこちなくなってしまったり、最悪の場合疎遠になってしまった経験は誰でもあるはずです。
その心理描写が丁寧に表現されていて、自分の経験を重ねてしまいます。
どんどん快くんに感情移入して苦しくなりました。
漣くんから彼女が出来たと報告を受けたときの快くんに胸が締め付けられました。
ついにその時が来てしまったのだと…。

ごめんな
全然 笑えねえ

笑えるわけありません。
私なら次の日学校を休みます…。

一方、自分に違和感を感じ始めた漣くんも自分の気持ちに向き合います。

一緒にいたいと思う?
快ぽんいなくて平気なの?

当たり前で気が付かなかったけど当たり前じゃない

本当の自分の気持ちに気が付いた漣くんの河原での告白はまさに「青春」です。
恥ずかしさを通り超えて心が震えました。

世の中、男同士だから とか 友情と愛情のはき違えかも とか で悩んだり葛藤する人は多くいると思いますが、唯一無二の相手には考えるよりもまず気持ちを優先してしまうのだと思います。
だって、唯一無二だから。

漣くんにとって、快くんは唯一無二の存在なのでしょう。

「お前は お前は 俺の青春なんだよ」

漣くん 手遅れになる前に自分の気持ちに気が付いて良かったね。
快くん ずっと辛かったけど、本当に本当に良かったね。
快くんの「レン」から「漣」呼びにも感動しました。
この告白シーンは胸がいっぱいになり、何度読んでも涙が溢れます。

個人的なお気に入りのセリフは漣くんの
「でもこれでちゃんと お前のものになれたから」

お前のものですよ?俺はお前のものですよ!
なんて素晴らしいのでしょう♡

2人ともお互いが「群青」なのですね。

ちなみに、最後の書下ろしはその後のお話です。
漣くん大好きすぎる快くんに天然な漣くんが唐突にキスするのですが、真っ赤になる快くんがかわいい!
漣くんから「もう1回(キス)していい?」と聞かれる快くんに、この先ずっと漣くんに悶絶するのであろう未来が想像できます(笑)
このまま同じ大学の同じ学部に進学して、永遠に幸せになってください。
2人をずっと見守りたいです。

同人誌の『群青深度』も読みたいです。
正規ルートでは手に入らないのが残念(泣)

1

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