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kodou yori tsuyoku kokyu yori fukaku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
最初にゴメンナサイ、絵があまり好きじゃないんですが、ついつい読んじゃうのが志々藤からりさん。
著作はいくつか読んできたんですが、本作はその中でも一番好きな作品です。
でもせつない!
神作でなく萌2にした理由はやはりそこにあります。
大どんでん返し。これはマジで意表を突かれた。
こんな作品も描かれる方だったんだなぁ・・・
個人的に「あとは読者さんのご想像におまかせします」なラストが好きなんです。
この後どうなるんだろう?といろいろ妄想できる余韻が好き。
だからこそこの作品が好きなのかもしれない。
著作の中でそこまで高得点でもなく、レビュー数が少ないのが意外でした。
2015年発売ですが、もっと多くの方に読んでほしいです。
◆鼓動よりつよく、呼吸よりふかく(表題作)
実際に死ぬ時の描写よりも、郁弥と葉月が2人で過ごす日常の描写の方が多いので、そこまで悲痛な印象は受けませんでしたが、ストーリーはどこまでも切なくて、結末も救いのないものでした。大切な人が死ぬよりも、自分が死んだ方がずっといい。生きながら、死んだ相手を思い出すことは辛い。誰しも考えることですね。美しい自己犠牲とも言えるし、究極のエゴだとも言えるでしょう。もし、お互いが同じことを考えていたら。そんな辛い選択に向き合う、郁弥と葉月。最後に葉月が選んだ結末は、果たしてベストだったのか。壊れたものを元に戻したい時、リスクは付き物なのかもしれません。もう一度あの蜜月を、と思わずにはいられない作品でした。
◆宙色パスート
表題作とは打って変わって、ラブコメ色の強い作品でした。ガリ勉で性的なことに疎く、室生のしてくれる気持ちいいことをどんどん吸収してしまう天然な能勢が可愛かったです。芯の強いところもあって、ただ流されているだけ、という印象はまったくありませんでした。
切なすぎると聞いていたので積み本にしていたけど……
ほんとに切なかった……。
好きな相手・郁弥に死なれてしまった葉月は、森に祀られた不気味な人形に郁弥を生き返らせる代わりに、10日後にお前の命をもらうと言われ……というスタート。
結末から言うと、郁弥と恋仲になったら葉月は死ぬという非情な条件付きで、二人ともこの世にとどまることができたので誰も死なないけれど、恋の成就は永久に叶わないのがひたすら悲しすぎます……
葉月は自分の命が惜しいわけではなく、自分が死んだら郁弥は平気で命を投げ出すということを知ってしまったので、自分の命を犠牲にすることもできない……。
愛のために恋を封印するという結末が……悲しいよぉぉぉぉ。
同時収録作の【宙色パスポート】は首席を争う二人のお話。
ガリ勉で天然な受けがかわいかった。
でも、EDだと学習効率落ちるんだぜ〜と持ちかけた攻めの冗談を真に受けちゃった受けに対して、引くに引けなくてとは言え、男のアソコを触れちゃう攻め凄いなと思った……。
んんん…評価に悩みましたが神評価にします!萌2よりは満足したので!
表題作なんですが…つらい。つらすぎる…。
想い人が死んでしまうところから物語スタートしたので、てっきり他に攻めキャラが現れるのかと思ったら…!?
互いに自分より相手が生きることを願って、果てにはお互い生きることの代償に、結ばれることを禁じられてしまいます。゜(´⊃ω⊂`)゜。
好き合ってるのに切なすぎるでしょ…。
読み終わった直後は、え、続き…と、思いました。救われなさすぎて。
でも、この物語はここが終着点ですよね…もうどうにも動けない…。
切なくて、一途で、不憫な受けが好きなので、高評価させて頂きました。
由良郁弥×古部葉月の高校生の幼なじみものです。
えー。志々藤先生の過去の発売されている作品は全て読んでいるのですが、こういう話はなかったので衝撃的でした。・・・というか、志々藤先生に限らず死ネタを読んだ事がなかったので、ツラァ・・・って思いました。
あやしい人形に事故で死んだ郁弥を生き返らせてもらったけど、そのことを知っていた郁弥が自分は死んでもいいから葉月を死なすなと人形に言い、結局自分は生き返らず、死んでしまいます。
葉月は自分の願いとは違うから無効だと人形に言い、人形が郁弥が死ぬ前の時間に戻してくれましたが、葉月に一つだけ縛りとして郁弥と恋仲になるなと言います。もし恋仲になったら葉月は死ぬと・・・そして郁弥が死ぬ前の時間に戻します。
この話は本当に切なかったですね。
葉月は自分が死んでもいいと思っていますが、そうすれば郁弥が葉月を生き返らせるのは実証済みなので絶対に告白なんか出来ないですし、郁弥から告白されても受け入れることが出来ないとか、マジで切な過ぎます。
個人的にはどこかで救済していただきたいですね。
【宙色パスート】
室生×能瀬の大学生ものです。
表題作は超シリアスだったのですが、この作品はサラーっと読めます。
学校では首席を争っていましたが、(能瀬が一方的にw)ある日、室生に「お前、EDなんだって?」と言われます。
どーでもいいと適当にあしらっていたのですが、EDは学習効率が落ちるとか言われ抜いてもらうことに・・・。でも、全然イケなくて室生にキレられますww
なんじゃーかんじゃーあり、能瀬が室生のことが好きなんだと自覚したら勃起して、まさかの能瀬から告白します。告白の仕方がオイwって感じでしたが。
どうにかこうにか、両想いにはなりましたが最後までしていないので、この作品は続きそうだなぁ~と思います。
両片思いの2人の話です。
まず、核心的なネタバレは避けるよう気をつけますが、この本を読もうかどうか決めていない人はともかく、読むのが確定している人はこのレビューは読まれない方がいいと思うので、お気をつけください。
一応作品紹介のあらすじに書いてあることがほとんどです。
高校生同士の幼なじみの2人。
受けは攻めが好きで、攻めも何だか受けを見るとムラムラする、というかんじで惹かれています。
そんなある日、攻めが海難事故で死んでしまいます。
絶望した受けが、代わりに自分が死ねばよかった、と慟哭していると、村はずれに祀られた祠から神様(?)が現れ、願いどおりおまえの命を差し出すならば攻めを生き返らせてやる、と申し出てきます。
受けはその申し出を飲み、攻めを生き返らせてもらい、自分は10日後死ぬという取引をかわします。
神の力により生き返った攻めと、最後の10日間を過ごす受け。想いを告げようか告げまいか悩んだあげく、攻めに押されるがままそういう関係になることも受け入れます。
そして10日後、事態は受けにとって思いもよらなかった方向へ進みます。
この作品がハッピーエンドであるかバッドエンドであるか、一概には言えません。
マンガとしてはハッピーエンド、BLとしてはアンハッピーエンドかなと個人的には思いましたが、これは読んだ人によるかと思います。ただひとつ言えるのは、私にとってはハッピーエンドではありませんでした。読後はいろいろな気持ちを得た、素晴らしい作品ではあると思いますが、やり切れなさが残りました。
なのでこの表題作については私の評価は「萌」です。萌えたという意味ではなく、5段階の真ん中という意味で。
同時収録作が萌えました。エリート大学生同士の、モテモテイケメン×EDのガリ勉くんの話です。
攻めは受けが勉強ばかりして自分にまったく興味を持たないのが気に入らず、ちょっかいをかけます。EDだという話だけど、抜いた方が成績が上がるぞ、と。それを鵜呑みにした受けが攻めによる手淫を受け入れる、という展開。
この2人のやり取りが可愛い。EDなので勃たなくて、逆ギレする攻め。受けは「なんでアイツ怒ってんだ?」というスタンス。この噛み合わなさがすごく面白かった。
こちらの作品は神寄りの萌々。
死んだ友人を自分の命と引き換えに生き返らせる
残された10日間で気付き合ったお互いの気持ち。
この作品バッドエンドでもない、ハッピーエンドでもないその中間です。
機会がありましたらぜひ読んでみて下さい!!!
2人が出した答えに、読後なんともいえない切ない気持ちになります。
展開とか今思い出しても泣けるのですが、ああ、切ないなこの2人・・・とは思っても実際は私泣けなかったというか。
実際泣けたら神判定にしていました・・・!これは個人の感覚なんですみません・・・
しかし良い作品でした。
後半のお話はいつものかわいいテンポのお話です。
しかしどうせならこういう雰囲気の漫画でしめてほしかったというか・・・というかこの作品丸々1冊使ってもよかったんじゃないですかね・・・やっぱ読み終えた後の余韻て大事です。
代表作だけなら萌×2です。
タイトルも表紙もすごくいいですね。作品のイメージ通り。
作者さまこんな作品も描かれるんですね・・・!
こういうテイストのお話もっと読んでみたいです。
おすすめします!
家族が亡くなって身寄りがない自分を引き受けてくれた田舎のおじいちゃん
そんな中郁(攻め表紙下の黒髪の方)と出会って恋をした葉月(受け表紙茶髪)
恋だと気づいたのに山育ちの郁はサーフィンに出かけ溺れ死んでしまう
自分は失う物もしたい事も何もない郁には家族がいるしたい事だっていっぱいある
何故自分ではなくて郁が死ななくちゃいけないんだ‼自分が代わりに死ねば良かったと人前では泣かなかった葉月が山に入って初めて声を荒げて泣き叫ぶ
そんな時 祠から『それは本心か?』と声がした
自分には家族もいなけりゃ夢や目標もない大事なものは郁だけでも郁は違うやりたい事行きたい場所家族がいる
だから郁を家族の元に返してあげてほしいと神様に願った
願いを叶える代わりにお前の命を貰う
そして生き返った郁は家族に会わずに葉月に会いに来た「好きだ」と伝える為に
猶予の10日間の間ずっと郁は葉月から一時も離れようとしなかった
この間に二人は想いを巡り会わせる
自分はもうすぐ消えてしまうけど郁がほしい
郁もまた葉月がほしいとお互いを求めあった
自分の命が尽きる日何故か郁がまた倒れて…今度は目の前で死んだ
話が違う!どうなっているんだ‼?と祠に行くと郁もまた葉月を命と引き換えに生き返らせてほしいと御願いしたと言う
でも郁は家族にまだ会っていない!俺の願いは聞き入れてもらってないと神様に願う
順繰り巡りになるので神様が何も起こらなかった時点に二人を戻すと言い『その代わり今まで起きた事はなかった事(恋仲になれた事は無効)にする。それを破れば今度こそお前の命を貰う』と告げ二人は生き返った
生き返ったのにまた郁は葉月の事を好きかも知れない‥これは恋かも知れない‥と言う
葉月は目に涙を浮かべて「バカじゃないの‥そんなの気のせいだよ」と言ったシーンヤバイ( ノД`)…
自分が郁の事を思って死を選ぶと郁もまた自分を思って死を選ぶ
だからこの恋は一生涯報われない
俺はお前と生けていけるなら俺はこの先何度でもこの恋を殺す
って‥切なすぎでしょ
読み返せば読み返す程胸が痛い
それでも幸せって‥何これ
はーぁ胸が痛い‥
もう1つのお話は天然おバカな勉強一筋の秀才に恋をしたこれまた勉強スポーツ万能何でもこいのイケメンの恋の話
この天然おバカな勉強一筋の秀才が天然すぎて攻めの苦労も露知らず(笑)
受けのコロコロ変わる顔がおもしろい
当て馬出てきて一悶着あって
EDだったのに攻めに壁ドンされて勃起するし「あまり近づかれると射精しそうだ」とか攻めに言っちゃうしw
そのまましごかれて射精
真顔で「おお!すごい出た」って自分で言うとこ笑った
んでめでたく交際スタートした訳ですが…
受けは勉強勉強一に勉強二に勉強‥三四がなくて五に勉強
そんな受けに半分呆れてる攻めが受けに模試で負けた
負けた事をそんな事より今はもっと大切な事があるからいいと言った時の受けの反応が「お前!勉強より大切なものがあるのか‼?」だよ(あるだろ!って突っ込んだよね笑)
表題作は切なくて胸が苦しくて痛くて涙腺崩壊する人はすると思う一冊ですね
もう1つのお話は笑えましたw
素晴らしいお話ありがとうございます!
コミカルも切ないお話も描けるってすごいなーと感心しました
からり先生のファンになりました‼コミック集めます♪
これからも頑張って下さい‼応援しています‼