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yasaotoko to sadistic
温柔男子与残酷本性
凄く独特の雰囲気のお話。
2年間もストーカーしてた、吉野の気持ちは筋金入りだね。しかし、吉野はとてもイケメン&クズ。
しかし、イケメンがストーカー設定とは〜ギャップ萌え。
平凡に生きている高瀬の日常に、どんどん侵食して行く吉野の様が良かった。
高瀬は高瀬で、最初は困惑していたが、吉野を手放せなくなっていて、最後は一緒に住んじゃいました。ってな、感じ。
高瀬は吉野にいじめられていた過去を忘れてなくて、吉野はいじめた高瀬を忘れられなくて・・・お互い囚われた者同士。
ひと通り読んでから、タイトルの優男はどっちなのか?サディスティックはどっち?
高瀬が、サディスティックなんだろうけど。
吉野が優男な所が、まだわからない。
これ読む度に、感想が変わるヤツだ。
腑に落ちるまで何回も、読んじゃおう・・・
この作品が刺さる人がたくさんいるのも理解はできる一方で、私にはあまり理解できないカップリングだったな、というのが正直なところです。タイトルでも匂わされ、実際SM要素のある濡れ場もあるのですが、個人的にはそれがメインではないと感じました。こういうSMに萌えるか萌えないか、ではなく、ストーリーをすんなり受け入れられるか否かでハマるかどうかが変わる気がします。
昔結構悪質ないじめをしていた人が、その被害者のことを忘れられなくて気付いたら同性だけど好きになっていた、そして、ストーカーになって再会したらもちろん引かれたし罵倒もされたけど、諦めずにアタックし続けていたら相手の方から寄ってきてくれた。加害者だった吉野の思考も被害者だった高瀬の思考も私にはよく分からないというか、よく分かりたくもないというのが正直な感想です。一旦は謝るものの、再会してからもずっと一方的な吉野。もっと攻撃したり完全無視したりしてもいいのに、なんだかんだ最初から吉野に絆される片鱗を見せる高瀬。なぜ?という気持ちでいっぱいでした。
私はいつも読中気づくと泣いています。彼らと一緒に気持ちが高ぶるからだと思います。その為、SMプレイとは思いませんでした。初読後に仲間探し気分で皆さんのレビューを読むと「そうか。あの様な行為はSMと考えられるのか。」と新たな知識が得られた気にもなりましたが、性癖やプレイでは無く相手を許せない・しかえししたい・殴りたい等の怒りの行動とそうした相手に対する愛情のない交ぜ感があのような結果になっているのかな・・という印象。つまり最後には互いの愛憎の強さとハッピーエンドの喜びに泣いてしまうのです。
ドアノブを回したら開く。
上部にあるセンサーに反応して、勝手に開く。
そんな扉はどこにでもある、ありきたりの「ただの扉」です。
呪文を唱えたり、合い言葉を言わないと開かない。そもそも扉のない壁にしか見えない。
何らかの条件を満たさないと開かない、中を見ることが叶わないのが「禁断の扉」なのです。
ひとりのリーマンをストーキングする男。
元は高校時代のいじめっ子といじめられっ子だった吉野と高瀬。
制服のズボンを脱がせるといういじめの最中に、高瀬に何かを感じてしまった吉野は、2年間にも高瀬を見守り続けて…。
という始まりです。
歪な関係はどこまで行っても歪なもので、「迷惑」「やめろ」と言われても待ち伏せをやめない吉野を、雨が降れば気にかけて、遅くなったら心配してしまう高瀬の悲しい「良い人」っぷりがツボにハマる。
悪びれずに高瀬一色の毎日を送る吉野もイイ。
ストーカーに不労所得を与えてはいけないというお手本のような男です。
そんな2人がジワジワと開ける禁断の扉。
その中に潜んでいたのは、SやらMやらなわけで。
元いじめられっ子で、社会人になっても無難な人間関係を築いてきた高瀬が、吉野にきつく当たることで今まで感じたことのない「何か」を感じる。
元いじめっ子で、放任主義の親に叱られた経験もない、欲しいものはすべて簡単に手に入る、まさに人生イージーモードだった吉野が、初めて手に入れられないものに出会って、拒絶されてもゾクゾク、きつく当たられてもゾクゾク。
この「ゾクゾク」に下半身が反応するという、初めての体験に「何か」を感じる。
「何か」の正体を知らなければ、それまで通り。
壁にいきなり扉も現れないし、変わらない生活が送れる。
だけどほんのり「何か」の気持ちよさを知ってしまったら…。
ひとは弱い生き物です。そして知りたがる生き物でもあります。
気になって、つい自分から扉を開けに行ってしまう。
吉野が現れたから、それまで壁だったところに扉が現れた。
高瀬に気付かれたから、壁にあった扉の鍵を手に入れた。
どちらかが開けようとしなければ開かなかったはずの扉を、2人が一緒に開けてしまったら…。
BLという禁断の扉を開けて、中の世界にハマったわたしたちが抜けられないように、彼らもそう簡単には抜け出せないでしょう。
禁断は蜜の味。
次第にハマっていく2人の心理描写にワクワクが止まりませんでした。
そうしてわたしたちも、さらなる蜜の味を求めて本屋を彷徨うのであります。
攻めの吉野はイケメンでお金持ちでヘラヘラしてるけど、高校生の頃にいじめていた受けを好きになり、再会してストーカー。
受けに近寄る女の子を秘密裏に対処したり、受けのストローだったりを収集したり…。
ストーカーの必要項目があったら全部クリア!
しまいには土下座して告白。
健気に駅前で帰りを待つ姿がまさに犬です。
受け(表紙右側)は見た目は平凡サラリーマンですが、好かれていることから優位なので女王様で飼い主。
攻めを突き放しますが、最後はとうとう折れます。
視点は攻めと受け混在。
一冊まるまる攻めの執着を楽しめます。
作家買いしている秀良子さんの作品です。
秀良子さんの作品は個人的に、引っかかるものがほぼ無くて、すーっと頭に入ってくるんです。わかりにくい部分が少ないと言いますか。
絵柄もエロの割と淡白なところもお気に入り。
あと、「へらっ」としたチャラ男とか軽薄そうな男を描くのが上手いと思う。
こちら高校時代にいじめを受けていた高瀬といじめグループの一人である吉野のお話。
吉野が高瀬をストーカーしている描写から始まります。
ストーカーしているのがバレてから好意を隠す事なくさらにストーカーしてきます。
高瀬も最初は猛烈に拒絶していたものの、徐々に徐々に…というストーリー。
ただのストーカーではなくひどくいじめられていた相手からの好意ですからねー、なかなか受け入れられないですよね。
この二人の関係性が面白いです。
片方が主導権を握っているようで、じつは反対で。
この辺のやりとり、攻防が楽しい作品です。
ストーカーをしていた吉野を拒絶しながらもうまくつけこまれ?受け入れていく高瀬。
足でするのエロい。
や、されて感じる吉野がエロいのか。
主従があるような対等のような逆のような…その時によって行ったり来たりするのおもしろい。
まさにシーソーゲーム。
殴るシーンは痛そうと思いながらも過去のイジメやストーカーの鬱憤発散で高瀬に感情移入してしまった
これまでの作品と絵柄変わってるのかな。ま、変わるのはよくあることだけど私がそこまで見分ける眼力がないというね
秀先生作品はどれもコマの構図や流れが読みやすくて心地いい。
〖DMM電子書籍〗
修正 : 水玉、擬音、神的アングル
カバー折り返し : なし
カバー下 : なし
帯 : なし
裏表紙 : なし
カバーデザイン : 不明
電子限定特典 : 描き下ろし漫画4P「犬のいる生活」
備考 :
ひと言 : こんな繋がり方もアリなのかもしれない。
〖紙媒体〗
未読
秀良子先生の作品が兎に角好きな人間の偏ってるかもしれないレビューです。
先生お得意の相対する2人のBL漫画ですが、他の作品より軽いノリが少な目で、マジっぽさというかエグさが強め。相変わらず作品全体に寂しさも漂う。
2人が大人ですしね。吉野は社会人ではないけれど。そこがまた吉野の歪さを際立たせている。秀良子先生はストーリーの途中で過不足無くキャラの素性を明かす作品が多くて、それがまた絶妙なリアリティのラインでして。
描き下ろしのエピローグも含めてお話が完成してると思う。本編だけだとメリーバッドエンドっぽい。
※電子書籍 修正薄め
描き下ろしおまけ漫画4枚
ギャグっぽいですが同棲生活後の八代の策略みたいなのが垣間見えて、作品がお好きな方には是非読んでほしい。
読後感が不思議な作品。
どちらが優男でどちらがサディスティックなんでしょうね?
秀さんの絵が絶妙に独特で、かつあまりキラキラしてないことにより、「イケメン」設定の吉野もそこまで「イケメン」に見えないし、高瀬は “メガネを外したら滴る色気が!” なんてこともなさそうな普通のリーマンだし……。表紙では、高瀬に「優男」の文字が、吉野に「サディスティック」の文字が重なってるし……。だけど、吉野のストーキング行為が発覚してからは高瀬の「サディスティック」属性が目覚めたりもしてるし……。読むたびに、自分の認識がぐるぐるいたします。
SMものということになるのでしょうが、いわゆるよくある(団鬼六的な)SMとは全く違い、精神的な要素が大きいし、SとMの関係性すら一定していないような不安定さです。その不安定さ加減が読みながら覚えるモヤッとした不安感みたいなものに繋がるのでしょうね。人間ってややこしいですね。
一度で読了というよりは、何度も繰り返し読むとより味わい深い一冊です。