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1/365 no koibito
"一年に一回だけ、好きな人と会える"
隆史目線で見ればとても胸熱なのだけど。
ややあっさりめな展開だし、颯はがっつりノンケなのでモヤる発言が多いです。
「〜してあげる」という言葉はおこがましい感じがするので個人的には苦手な表現なのですが
最初から颯はそんな感じなので、隆史が納得しているとはいえ
対等になれないその関係を10年も続けていることがツラかったな、と。
10年経って気持ちに踏ん切りを付けるため、隆史は颯に嘘をついて
そして颯は自分の気持ちに気付いていくわけですが。
その10年の間にふたりには何もなかったのだろうか?と気になりました。
少しずつでも積み重ねてきた颯なりの気持ちがあればいいのだけど…
好きな人が出来たと知って、急に惜しくなったように見える展開に戸惑いました。
でもその結果は隆史にとって良いモノなのだから、応援したい気持ちにもなりました。
彼はきちんと嫌なことは嫌と言える人だから、きっと幸せになってくれると信じています。
ゲイの隆史は同級生の颯に片想いをしていた。
もう会えなくなる(高校の)卒業式のタイミングで、
ノンケの颯に告白するも結果は呆気なく玉砕。
失恋に悲しむ隆史を同情する颯は
「俺より好きな相手ができるまで年に一回
お前の誕生日にデートしてやるよ」と申し出る。
それから10年律儀に年一回のデートを重ねてくれる
颯にますます想いが募るばかりの隆史。
片想い人生の終止符をつける為、隆史は
「好きなヤツができた」と嘘をつき、別れを告げる。
颯は祝福をするも、お酒が回るにつれ
颯の隆史に対する独占欲が露わになっていく。
長年の片想いが実り、晴れて恋人同士になるが
ノンケである颯の言葉を隆史は信用出来ずにいる。
隆史は自分が男である引け目を感じる反面、
颯に男である自分自身を認めてほしいと藻掻く。
**********************
ゲイである隆史くんの繊細な悩みや葛藤が
切なくてとても共感できます。
一途で美人で心から応援したくなる魅力的な存在。
ノンケの颯くんが隆史くんを好きになる
心情の変化まで丁寧に描かれてますが、
(個人的に)ノンケの颯くんを最後まで
好きになれなかったのが少し残念です。
自分に好意あると分かったうえで相手の反応を
確かめるようにボディタッチしてる所とか
相手を手のひらで転がして優越感に浸っている人
にしか思えなくて正直、好きになれませんでした。
自分の気持ちを確かめて、
相手の気持ちに向き合うならまだしも
餌だけ与えて10年もキープは
不誠実で隆史くんが少し不憫だなと感じました。
相手が離れるとわかった途端、
「好きだから離れないで」は
ノンケって理由で許せるものなのかな?
それでも、2人が恋人になってからの
互いの不安や悩みをその都度
素直に言える関係はとても素敵だなと思いました。
モヤモヤしたまま我慢するのではなく
きちんと向き合う所は2人の絆と信頼が伝わりました。
その後の元同僚に隆史くんを平然と恋人として
紹介する颯くんのデリカシーの無さにこれまた呆然。
10年も関係を友人として引き伸ばしにしていた人が、
何故そこは強気なの?と言いたい。
さらに颯くんに会えると楽しみにしていた隆史くんに
追い討ちをかけるように待ち構えている
高校の同級生。
そもそも同級生に「会うの考えといて」と聞いたけど
隆史くんは「会いたい」と返事をしたのかな?
行く先知らせず一方的に連れて行った気が………。
居心地悪そうな気まずい表情を浮かべる
隆史くんに対して、颯は早くも付き合っていると
堂々と同級生にカミングアウト。
無鉄砲な発言に隆史は怒るも颯は一切動じない。
同級生に祝福され、涙を溜めながら
ビールを口にする隆史くんの姿は
幸せそうってよりも場の空気を悪くしないように
怒りの感情を流し込んだように見えてしまった。
きっと嬉し涙だよね?
長年の片想いが実り、気まずくなってしまった
10年ぶりの同級生と打ち解けあって大好きな彼に
恋人として紹介された嬉しい喜びのシーンかな?
私の勝手な解釈でどうしても2人が
お似合いとは思えなくて読者失格です。
ホントすみません。
なんだろ………。
正直、片想いの方が幸せだったのでは?と
思ってしまうほどの温度差を感じてしまう。
何より隆史くんの幸せそうな笑顔よりも
泣き顔の方ほうが強く印象深い。
幸せとは何かを改めて考えさせました。
隆史くんはほんとにいい子で大好きなので
ぐちぐち言いましたが、
颯くんと一緒にいて幸せならそれでいい。
末永くお幸せに。
高校の卒業式。
好きな相手に告白して、あっさりフラれた後にこんなことを言われたらどうします?
「お前に俺より好きな相手ができるまで、年に一回誕生日にお前の誕生日にデートしてやるよ」
お、こ、と、わ、り、だ!
と断ってしまったらだめなのです。
その日を楽しみに、指折り数えて過ごさないといけません。
「オレ、女好きだし、ムリ」と言ったくせに、「ちょいちょい会ってはやらないけど、1年に1回くらいは会ってやるよ」でございますよ、奥さま。
そんな約束を受け入れてしまったら忘れることも、次に進むことも難しくなってしまうではないですか。
冷静に考えるとひどいやつなのですが、本作の主人公・隆史はそんな約束に10年も縋ってしまうほどの一途です。
隆史の想い人・颯(はやて)と1年に1回、多くの人にとって大事なはずの「誕生日」指定で会うわけですが、ふつうに彼女の話とかもしちゃう、友人スタンスで会いにくるわけで。つらい。もうつらい。
それが10年目に「好きな人ができた」って言った途端に独占欲を出してくる。自分のものと思っていたひとが離れていこうとしたら引き留める。ずるい。ずるいなあ。
と、いろいろ言いましたが、冷静に考えないで読むと、作画は綺麗だし、胸きゅんもあり、切なさもありで楽しめます。
表現が結構良くて、「友人から恋人。たくさんの女の列に俺を加えた」のシーンは、いつまでも続いていく友情と違って、自分の後にも誰かが列に加わる可能性のあるカテゴリーに自分が移った戸惑いが如実に表現されていて、特に良いシーンでした。
気付くのに10年かかった方と、10年思い続けた方。
ノンケとゲイの感覚の違いなんかも的確に表現されてました。
ただなあ。1年に1回しか会わない。部活の仲間の集まりにも呼ばれない。
これって友達?
2015年作品
今更ながら読ませていただいたんですが…
えええコレ切ない
切ないけどエモい
高校卒業して以来10年間
一年に一度だけ自身の誕生日に
会いに来てくれる高校時代の友人
10年もの間、盛大な片思い
10年もの間、無自覚に育っていく思い
「そりゃあそうだよね。好きじゃなきゃ10年も続けられないよね」
というツッコミを入れつつ(笑)
10年を機に嘘をついて相手を開放しようとする受と
「好きな人がいる」と告白されて、ようやく10年来の気持ちに気が付いた攻と…じれったい!けど尊い
こんな二人なので、想いが通じてからも色々悩みは尽きない訳です
純情一途な片思いが成就していく様が素敵✨
年に一度、隆史の誕生日を祝うという名目で、会う約束をする颯。
突然の男からの告白にビックリした颯の、けれど大切な友人である隆史への精一杯の友情。
振ってしまったことへの譲歩。
颯の10年の間にも、この1/365日が、とても大切な日になって行ったこと。
その時々で、付き合っている彼女よりも大切にしている日になっていたこと。
小さなエピソードですが、挟み込まれたその描写にグッと来ます。
隆史は、律儀に約束を守ってくれている颯への申し訳なさと募るばかりの想いに見切りをつけたい。
まさか、その小さな嘘が二人の背中を押してくれる…。
もしかして、そんな嘘など吐かなくても。二人の気持ちは醸成されていたのかもしれません。
隆史が、付き合った途端、女扱いする颯に露骨に嫌な感情を持ちますが、そういうところにも
男同士の難しさを感じられました。他のBLでもこれはよく見られるシーンです。
颯の「テンプレで悪かったな、こっちも必死なんだよ。」というセリフに萌えます。
そういうことをちゃんと言ってあげる。相手の気持ちが分からないからこそ、分かろうとする。
ノンケだからとか、ゲイだとか。そういう線引きの上じゃ無いところに颯の方は、もう居る。
そういうことが分かって、すごく安心しました。
10年の重さに比して、凄く短い間でまとまってしまうので、物足りないんですが、
周りの人たちも温かくて良いです。相談にのってあげているゲイ友。佐々木さん。
隆史を思って「ノンケだから、気を付けなさい」と一旦は忠告するものの、隆史を思いやって
「かける言葉を間違えたわ。必死にしがみついてやんなさい。」と言い直す。
隆史の職場の人たちも、勿論そんな事は知らないが、真面目に働く隆史のたまの有休の為に協力するとか。部活の仲間たちに颯がカムアウトして、驚かされる隆史だが、大切な仲間たちは温かく見守ってくれている事など。出来過ぎかもしれないけれど、それは二人のこれまでの人間性に依るものだとも思う。ここに家族、とか入ってくるとまた大変なのかもしれないし。それはまた別の話になってしまうんだろうけど。
1/365日のロマンティックな結末としては、上出来だと思うのだ。
綺麗な隆史の流す、その美しい涙に触れるまで。
恋に性別は関係なくなっちゃったな、っていうことを受け入れるまでの。
10年の歳月を経た、颯の物語でもあるのだと思いました。
なんか設定と話や絵柄に既視感があると思ったら数年前に試し読みしてました。
切ない片想いからの。
10年長いですね。自分より好きな人ができるまで毎年誕生日に会ってくれるなんて言われたら他に誰かを好きになんてなれませんよね。
隆史の一世一代の嘘に颯が予想外の反応をして。
そこからはどこかあやうい空気で緊張感がありハラハラドキドキしながら読みました。
いつ颯が態度を変えるか、やっぱり無理だと言い出すんじゃないかと。
でも颯も実は隆史に会うのに毎年頑張ったり隆史好みのスーツ姿で行ったり。
誰かに隆史を渡したくなかったんですね。
高校時代の回想でも隆史の気持ちを知っていての過剰なスキンシップで緊張する隆史に気持ちを確認したりして。姑息ととるか独占欲ととるか。隆史の気持ちには答えられないけどまだ自分を好きか確認したかったのかな。
北海道で初めて会った時に颯に女扱いされて落ち込む隆史の気持ちが切なかったです。
でも颯もどうしていいかわからなかったんですね。
腹を決めたら颯は堂々として。隆史良かったね!
ノンケ相手ですからまだ不安ですが10年諦めなくて良かった。粘り勝ちですかね。
絵がキレイで隆史が儚げでお話に合ってました。
神評価と迷いました。
ただ恋人になってからも、惚れた受の方が弱い感こびりついていて萌2にしました。
まず高校時代。告白される前から颯は隆史の想いに気付いています。
分かっていて、やたら触れたりしてたんです。
しかし告白に応えるつもりはなし。でも年に一回は絶対に会ってくれる。
これも毎年まだ自分のことが好きか確かめてたりするんです。
それでも良いんです。ただそこから!付き合ってから!もっともっと攻→→→で愛してほしい。
そんなの夢物語だって分かってるんです…これがリアルなんですけど。
こうなると隆史は「好きな人ができた」の嘘をもう少し引っ張っても良かったのにと思ってしまいます。
颯なりに頑張ってくれて、誠意もバッチリです。
でも同窓会での言い方とか、やっぱり終始攻が優位な感じが残りました。
隆史がすごく健気で愛おしいキャラだからこそ、もっともっと幸せな姿が見たいです。
絵・キャラ・設定・言葉の表現どれもすごく美しいです。
隆史に感情移入しすぎなければ、神。
「日の当たらない…」を3冊一気購読しましてとても感動しました。
で、私的には以前読んだこちらの作品もとても好きで再読してやっぱりお薦めしたいなあ、思ったのです。
綺麗な絵柄で、とても丁寧に描かれているので読みやすいです。
10年も攻めを思い続ける切ない隆史君の想いや、ノンケの颯君が隆史くんへの想いを恋愛感情だと気が付いてお互いを信じるまでに至るさまを相手の言葉や行動ひとつで揺れ動き一喜一憂する複雑な心情を良く表現されていると思います。
既読後の受け取り方はそれぞれあるかと思いますが、両想いになるまでに10年をかけたこのエピソードはとてもリアルに感じました。
私の好きな別の漫画で、ノーマルの兄がゲイの弟にいうセリフがあって…兄が明らかにゲイの相手を好きになってるのになかなかはっきり出来ない状態を弟がいさめるのですが兄は弟に「おまえは明日から女を愛せと言われて出来るのか、セクシャリティーを超えるのは難しい事だ、時間がかかっても当然じゃないか」っと。
まさにその通りで、同性に対してノーマルの人が恋愛感情を自覚するには長い時間がかかって当然ではないかと。
また、10年も好きで諦めかけていた隆史君が、颯君にいきなり好きと云われても信じられない…喜びと不安で手放しで喜べない、颯くんの行動が何か腑に落ちない気持ちも当然だとおもいます。
それでも両想いになり隆史くんを安心させようと先走りつつも一生懸命な颯くんを素直に応援したいし、こういうハッピーエンドは本当に私は好きです。
2人の姿をみて良かったね、と優しい気持ちになれる作品だと思いますのでもし、よかったら是非読んでみて下さい。
タイトルの365/1ってそういう意た味だったですね。
年に1回。しかも誕生日の日に。た
ロマンチックだと思います。たたいうあ
普通ならこんな約束ごと思いちてああち浮かばあうおあういないたです。あ
(どう打ったのか自分でもわかりませんが、上記に暗号が混じってるようです とりあえず、そのまま載せます)
職場の女の子めっち良い子。
まあ、戸惑いと不安はあるよね。
10年片思いで何もなかったんだし。
でもね、一度は断ったのにとか思ってしまう。
好きに変わったきっかけはなんだったんでしょうね。
あの昔にした約束はロマンチックかなとも思うけど、一度は断ってるんだし見方を変えれば隆史の気持ちを弄んでるようで残酷にも思えます。
颯の好きって気持ちが薄い気がします。
そのうち女の子と浮気しそうなだなって思いました。
片思いの話が好きなので、読んでみました。
みなさんの言った通り、作者の絵がすごくきれいで、特に表紙の絵は気に入っています。色気があり、儚い感じで、男(攻めさん)を後ろから抱き付きながらも、流し目でこちらを見てくるのです。一目ぼれしました。w
内容も悪くありません。主人公が健気で、片思いから、付き合って、セックスをする。その過程がすごく繊細で、よくあらわされていました。
攻めに対しては少し不満ですね。最後で同窓会の時に、付き合ってるということをみんなに報告するのですが、もし受け入れなかったらどうするんですか~みたいな気持ちです。でも、結果的に良かったです。
意外とさっぱりと読めて、一応萌はしましたが、なんとなくもう少し内容が欲しいような感じがします。色々言って、すみませんゴメンなさい・・・(´_`illi)