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sekai no mannaka
昨年11月に出た『イエスかノーか半分か』の続編。
こんなにまたすぐに、しかも同人誌やスピンオフでではなく
彼らに会えるとは!
嬉しくてワクワクしながら手にとった。
前作は、びっくりするほど新鮮な作品だったが
今回は国江田計くんの超裏表ぶりは周知(潮&読者)のことだし
そういう意味では前作ほどのインパクトはないけれど
コメディとして思わず吹き出しつつ、
仕事観や生き方といった真面目な部分は深く心に沁み、
そして、もちろん萌えもHもある、
そんな読み終わるのがもったいないような一冊だった。
彼らが出会って1年が経ち、二人のおつきあいも順調に進行中。
(同人誌によると、年末年始は潮が計の実家に滞在した模様です。)
彼ら流にではあるが、それなりに甘い日々だ。
そんな中、計の『ザ・ニュース』の裏に新しい報道番組が登場、
そこに抜擢された木崎は、実は計と曰くのある若手タレントで……。
木崎が潮の密着取材をしたことや、番組同士の視聴率競争もあり
意識するあまり計は調子が狂ってしまう。
その上慣れない仕事に追われる羽目になり、一杯一杯になった計は、
いつも以上に素直になれず溢れて爆発してしまい……。
その後彼らの仲直りの下り(温泉H付き♨︎)があって、
あれ?この先の分量は……?と思っていたら、もう一つ大事件発生。
遭遇した火事の現場中継というワクワクする仕事話の後に待っていたのは、
なんと、計の記憶喪失!
この記憶喪失の顛末自体は、
「こんな(ストーリー的に)都合のいい記憶喪失ねぇよっ!」
とツッコミたくもなるのだが
そこで登場した半分オンリーのホワイト計のなんと健気で可愛いこと!
そして、その顛末を通じて潮が、半分の計じゃなく
シュッときれいな表の彼も、悪態ついている裏の彼も、
両方あっての丸ごと計が大切なんだと思う下りは、やはりいいなぁ。
壁ドン!の決め台詞も、やっぱりキュンとしウルっとするし、
二人の時々くだらない色っぽくないやりとりをしながらのHも好き。
相変わらず仕事話はベラボウに面白く、脇役の存在感も健在。
一穂さんの作品を読むと、社会の中で小さな自分の役割を果たしながら
笑って泣いて、食べて眠っている、そんな全ての人々が愛おしくなる。
しかしなんと言っても、ちょっとどうかと思うような裏表計の
抱きしめたくなるような、ピュアで一生懸命な本質の可愛さ!
そして、互いが互いの生きていく芯(まんなか)になっている二人に
心からのエールを送りたくなる。
甘い……というのとは違うけれど、じわっと心が温かくなって
幸せな気分で読了。
ああ、もっと彼らを見ていたいよ!
ところで。
え?もしや、さらなるスピンオフは木崎くんですか?
え?え?お相手はまさか?!……と、最後にニヤッとしておしまい。
⇨仕事の早い一穂先生、早速ご自分のブログにSSが。
『ディレクター・A子さん(仮名)の体験談』
※プライバシー保護のため音声を加工してあります。
ええ、この件にちょっと関係ありますよ(笑)
是非読了後に読んでみてください。
**
評価は、最初「萌×2」にしようかなぁ?と思っていたところ
「この面白さがわからないのか、愚民!」と声が聞こえたような気が……w
というわけではないのですが、もう一度読み返したらジワジワ評価がup
うん、やっぱり「神」です。
「イエスかノーか半分か」の続編。
前回が計と潮の「なれそめ」と「嫉妬」がメインテーマなら、今回のテーマは「仕事」。
好きなこと・やりたいことを仕事にしている人と、仕事だからやっているという人。
潮は前者で計は後者。
そんな風に枠決めをしてしまって、苦しみ始める計。
発端は裏番組のMCに抜擢される木崎了。
計と同じ年に旭テレビのアナウンサー試験を受けて、落ちてしまったという経歴の持ち主。
アナウンス力もあり、MCとしても申し分ない活躍。
似た雰囲気で同じジャンルの人間である木崎を、猛烈に意識してしまいます。
「好きなことを頑張ってきた人間の咬ませ犬でしかない」
そう思い込み、絶対的な「やりたいこと」がないことへの劣等感で、計は調子を崩していきます。
視聴率は落ち、木崎の番組にも抜かれて、「やりたいこと」を仕事にしている潮に相談もできず、取材で木崎が潮の家にいることに、唯一の居場所を取られたような絶望感を感じ、正論で諭す潮を突っぱねて、どんどん負のループに落ちていくのです。
そんな状態で、慣れない現場の仕事に回され、精神的にも体力的にも疲弊していく。
それでも何も言わずに受け入れて、一切手を抜かずに仕事をこなしていく計の姿は痛々しくて…。
そんな計に、助け舟を出す人の多いこと!
後輩の育成や他人に無関心な麻生がランチに誘ったり。
木崎に気を取られていることに気づき「声が聞こえない」ときっちりと指摘する設楽P。
木崎との会話に絶妙なタイミングで割り込んだり、潮へナイスアシストな連絡をする竜起。
現場での計の仕事ぶりを認めて、体を気遣う錦戸カメラマン。(職人気質すぎて、現場の疲弊の原因ですが(笑))
休みをもらって、「ごめんな」と先に謝ってくれた器の大きな潮に弱音を吐くことで、ゆっくりと浮上していくのですが、「イエスかノーか」で潮が言っていた「ものを創る悔しさは、また別のものを創ることでしか晴らせない」という言葉が、この巻でも生かされていました。
「ものを創ること」が「仕事」に変換されて、それを実感し、救われていきます。
今作でも、計の毒舌は健在で、その炸裂っぷりは前作を上回るほど!
計じゃなくて、一穂さんの心の声じゃない?と思うくらい、ツボにはまるツッコミ。
しゃべるゴリラやコナン君ネタ、個人的には「どこの部族?」がドンピシャでした!
計が落ちて精神的にしんどい状態が続くのに、
読んでいてそれほどどんよりとこないところは、さすがの一言。
計の毒舌も、きちんと努力をし、追い詰められても弱音を吐かず頑張る姿があるので、全く気になりません。
つらくても悲劇のヒロイン的な感じは全くなく、どこまでもストイックな計は魅力たっぷりでした。
最後に出てくる「きれいな国江田さん」は、ちょっとしたサービスでしょうか。
きちんとした伏線であった壁ドンの、セリフのバリエーションは意味不明さが計っぽかった!
本番の壁ドンは2冊分の2人を表していて、ジーンときましたよ。
3回ほど出てくる、エッチシーンも愛があってよかったです。
最後は、番組も計もきちんと意趣返し的なまとまり方をして、スッキリ。
思っていたよりも全くイヤな奴ではなかった木崎に対して、
「俺に張り合おうなんて、3万年早いんだよ」
とぴしゃり!
仕留めましたよ、「エア・ケイ」で(笑)
「きれいな国江田さんと、小汚い計。あなたはどちらを選びますか?」
前作で、小汚い計もひっくるめておまえの全部が好きだと言って、めでたく人気アナウンサー国江田計と結ばれた都築。その彼に今回、究極の選択が突きつけられます。彼はどちらを選ぶのか、というか、そもそもどちらかを選ぶことができるものなのか? こう書いてるだけで、都築の焦りと葛藤が伝わってくるようです。
前作から1年、順調に交際をつづけてきたらしいふたりですが、計はまたもや、仕事で新たな火種を抱えています。強力なライバル番組の登場で計たちの「ザ・ニュース」の視聴率はじり貧に。テコ入れのためスタジオから外され現場取材に出されて、心身をすり減らす計。しかもライバル番組に抜擢されたタレント木崎は、かつて計のために旭テレビのアナウンサー試験に落ちた男だった。彼の存在は向かうところ敵なしに見える計のひそかな劣等感をあおってやまない。自分は好きでここに来たわけじゃない。それでもここにいるからには、つねに努力は惜しまなかったつもりだ。だけど結局最後には、「好き」で「これしかできない」人間にはかなわないんじゃないか。そしていくら最大の理解者とはいえ「好き」を仕事にしている都築に、そんな弱音は吐けなくて・・・
どんなに追い詰められてボロボロになっても、好きでやってるわけじゃないといいながらも、ひとたび仕事に出ればいっさいの手抜きを自分に許さない計が少し痛々しい。「できるやつってのは、できないって言えねえやつのことだ」ベテランカメラマン錦戸の指摘はさすがに鋭い。だからこそ無条件で安らげる都築という安全地帯が必要なのだ。「テレビの仕事なんかやめて、ずっとそばにいてくれれば俺も嬉しい」弱った心に、このうえなく甘い都築の誘惑。それに対する計の返事は・・・
「冗っ談じゃねー!!」社屋の隣りに国江田記念館が建つまでやめないと啖呵を切る。いま辞めたら負け犬じゃないかと。土壇場でのこのあざやかな反発力。これだからどんなに腹黒だろうが小汚かろうが嫌いになれないんだよ、この人のこと。
勢いに任せて旅先で遭遇した火事現場からの緊急生中継までも見事に仕切り終え、「やっぱこいつめちゃくちゃこの仕事好きなんじゃん」と都築に思わせた直後、山道で転倒して頭を強打した計。なぜか都築の記憶と「小汚い計」の部分だけがすっぽり欠落してしまう。そして都築は、冒頭の究極の選択に苦悩する羽目になる・・・
残った半分の「きれいな国江田さん」は、記憶のないままもう一度都築に恋をして、ピュアなまなざしで迫ってくる。「もっと近くに来てください。いまだけでいいんです」出会ったころの猫かぶってた計ともまた違ういじらしさ。なのにその顔とカラダはよく見知ったいとしい恋人そのままで。
都築の自制心は風前のともしび・・・
すんでのところで邪魔が入り、未遂で終わると同時に計の記憶も戻るのですが、記憶喪失してた間の記憶はちゃんとあるらしく、開口一番都築をなじります。「てめー、俺を振ろうとしたな?」「ていうか浮気だ!」双方向で糾弾されまくる都築が気の毒。それでも計を「おかえり」と抱き締める彼は心底うれしそうで。
ギリギリだろうが踏みとどまってほんとに良かったよ。もし一線越えてたら、計のことだから果てしなく落ち込むに違いない。「やっぱりお前も殊勝な方が好きなのか」って、もういない幻の半身に永遠に嫉妬し続けるだろうから。計には自覚がある。「きれいな国江田さん」だけならひく手あまたでも、「小汚い計」もひっくるめた丸ごとの自分を受け入れてくれるのは都築しかいない。木崎が取材で都築の生活空間に立ち入ったってだけであんなに動揺したのも、失うのが怖くてたまらないから。「やっと見つけた俺の居場所なんだよ」
だから都築、繰り返し言ってやってよ。「お前だけだ、お前がいい」って、それこそ計がウザガるくらいに何度でも。
でも実は当人が思い込んでるだけで、ブラックな計も意外とマニアックな向きには需要があるのかも。前作では当て馬というか、単なるお騒がせ役だった皆川が、いやに計に懐きまくってたぞ。随所でもろもろいいアシストもしてたし。「仕留めましょうよ、エア・ケイで」には笑かしてもらいました。
カップルが出来上がった後の続編で、難しい部分もあったかと思われますが、ふたりの掛け合いのテンポとか、ブラックな計の心の叫びとか(ゴリラの実況にはワロタ)一穂さんの筆は前作にも増してノリノリでぶっ飛ばしてました。ただ、あんまりにもその部分が面白すぎて、作家さん渾身のエッチシーンの描写を追うより「もっとずっとしゃべっててほしい」と思えてしまったのがわたしにとっての唯一の難点でしょうか。とはいえ、非BLものも含めて、今年一番の爆笑度には謹んで「神」を捧げたいと思います。
作家買いです。まさかこの二人の続きの話が読めると思っていなかったので喜び勇んで購入しました。
くっついたあとの二人なので、初めの方はもうかなりの甘々な二人です。計の壁ドンの練習の件とか爆笑しました。軽口をたたき合いながらもお互いへの信頼と愛情がにじみ出てホンワカ~と話が進んでいくのですが。
計の出演する「ザ・ニュース」の裏番組に出演しているタレントの木崎が、計とちょっと因縁のあるタレントさんで。視聴率でも負けはじめ、潮と木崎が仕事で絡むことがあったり、だんだんアナウンサーとして不調をきたすようになり…。
というお話でした。
今までは社内で揺るぎない立ち位置にいた計ですが、それらの不調によりちょっとしんどい仕事もさせれられるようになります。けれどくさることなく淡々と自分の仕事をこなしていく計が素敵でした。そしてそうした仕事を経て、周りの人の優しさやチームワークについて彼自身学び、感謝の気持ちを持てるようになっていく様はとてもカッコよかったです。
けれど計がそうして仕事をこなし、踏ん張ることができたのも「帰る場所」が彼にあったからで。大きな懐で計を見守り包み込む潮の男気に惚れ惚れしました。計が潮にだけ見せる弱さがまた良い!タイトルの「世界のまんなか」も、帯の「ここが世界のまんなか、ぼくの絶対安全地帯。」にも納得。もういつまでも二人でいちゃいちゃしちゃってくださいwと思ったとか何とか。
最後の計の事故からの不測の事態は「おおお?」と思いましたが。竜起の「きれいな国江田さん」発言には思わず笑ってしまいましたが、結局計には潮しかいないんだなあとしみじみ。まあなんにせよブラックな(ヨゴレ担当らしいw)計が帰ってきてよかったですけれど。やっぱりあの心の中だけで毒舌を吐いてくれる計じゃないと計じゃないなあ、と再確認。あの毒舌も可愛く思えるから不思議なものです。
それと脇を固めるキャラもみんないい味出してますねえ。竜起はもちろん、錦戸さんのさり気ない優しさにキュンキュンしました。ああ、オッサンなのが惜しい…!若くて独身だったらスピンオフが出たかもしれないのに…!でも木崎と麻生さんはアリか?とか思いつつ。
竹美家さんの挿絵が今回も非常に可愛らしかった。一穂さんとはゴールデンコンビだと思うのです。表紙も1と対照的で良かったです。
とにもかくにも神評価です。
イエスかノーか半分か、のスピンオフではなく続きということで待ちに待っていました!
前作(イエスかノーか半分か一巻)と、同人誌『なんにもいらない』が完成度高かったので続きどうかな~と少し不安もあったのですが、やっぱりおもしろい。
当たり前と言えば当たり前なんですが、同人誌は読んでいなくても大丈夫です。
さて本編ですが、付き合いだして一年の二人にあれこれハプニングが降りかかります。前作では竜起という恋のライバルが、今作では木崎という仕事面でのライバルが登場。
ぐるぐる悩んで喧嘩して…という心理描写のもとになる、
『好き』ではなくなんとなくアナウンサーになった計、『好き』を仕事にしている潮や麻生さん、そして木崎…という対比の持ってきかたが本当に上手いなと思います。
それから、他の方のレビューにあるように温泉Hやら記憶喪失やらテンコ盛りです(笑)
このシリーズはめちゃめちゃ王道、というかエンタメ、というかBLBLしている…!一穂さんの作品って、いい意味でBLぽくない物が多いと思うのですが、今回はがっつりBL!狙って書いてるのかな~と思う所にまんまとはまって、きゅんきゅんしてしまいます。
恋敵・すれ違い・ハプニング・仲直り・抱擁攻め・癖あり受け…と揃ってもたんなる王道にならない面白さがこの本の魅力です。お仕事現場とか、上司とか、潮の作品とか、本当に魅力が詰まっています!!
他の一穂さん作品で、難解だなとか重いわと思った方にもおすすめです。
Hシーンもたくさんありますし!
ということで神評価させていただきました。
あの計と潮の続編がこんなに早く読めるとは・・・
昨年出ている「イエスかノーか半分か」を未読の方は
ぜひ読んでからこの2を読んでほしいです。
二重人格のような計と器のデカい潮の今の関係がどうして出来上がったのか
それはやっぱり、当たり前だけど最初を読むとよくわかるから。
今の二人の間に流れる空気がとても心地よく感じます。
お互いをどれだけ必要として愛おしくて、なくてはならない存在で。
1年足らずでここに行きついた二人。
良い雰囲気でいるばかりでは、お話にならないので
やっぱり問題は起きるし、事件も起きる。
今回当て馬的キャストとして登場した木崎ですが
思ったより本人からのアクションは少なく、あれ?という感じでした。
長野の温泉に行ったとき、あそこできっと潮と木崎の間に何か起きるのでは
と思いましたが何もなく、ちょっと拍子抜けしたところで大事件発生。
なんと計の記憶喪失!!
計が消えて国江田さんだけになってしまい、困惑しながらも
懸命に記憶を呼び戻そうとする潮に感動です。
仕事上での真面目な国江田さんと、言いたいことをポンポン言う毒舌な計。
どちらの国江田計も知っていて、どちらの国江田計も愛している潮。
そんな潮にだからこそ、最終的に計は自分の一番弱いところをさらけ出してしまうんですね。
そこが、すごく恋人らしくて心許したもの同士と言う感じがして良かったです。
そして、二人のSEXはすごく愛があるんですね~
あ~ホントにこの2人愛し合ってるんだなぁ・・・て思っちゃう。
潮がすごくすごく計のこと愛していて大切に思っていて
計も潮のことが大好きで潮なしでは生きていけないと思っていて
そんな二人だから、お互いを大事にするSEXを感じることができました。
だけど、記憶が戻ってからのHはかなり激しく濃く
潮さんてそんな方でしたっけ?と思うほどでした。
計が何度も絶頂を迎えても終わらない、それどころか今まで以上に突き上げる潮。
潮の「奥まで挿んねぇ」という台詞に、
興奮と先走る気持ちが手に取るようにわかり
ゾクッとするほどその光景が想像できるシーンでした。
ひとつひとつの表現がそこだけ読んだら、ただのエロシーンなんだろうけど
このお話だから、計と潮だから愛の営みになるんだろうなぁと思えました。
もう、誰も邪魔できない二人ですね。
計の記憶が戻った時に流れていたVTRで計自身が言っていた台詞。
「お前といると、時々甘えすぎて駄目になる。でも、お前がいなきゃ駄目にもなれないんだ。」
このシーンでもうほろりと来て泣けました。
完全に潮に感情移入してしまいましたね。
計があの壁ドンのために考えた台詞、すっごく素敵で潮だけでなく
読んでいる私たちも、キュンとさせられました。
そうですね。
他の方も書かれているように私も次は木崎のスピンオフ読みたいです。
そして、計と潮のその後もちょっと覗いてみたいですね。
こんなに本の発売日が待ち遠しかったのは本当にいつぶりか。荷物が届く今日1日この本の事ばかり考えながら仕事してました。
読み初めて先を早く読みたいけど、読んだら減ってしまうからと一文字一文字大切に読ませてもらいました。
計の弱さと、強さと、潮が好きだって想いと、可愛さがいっぱい詰まって溢れて来て何度も何度も読み返しました。
もうちょっと国江田さんに翻弄される都築さんも見てたかったけど、半分だけの国江田さんだと物足りないからあのタイミングがベストだったのかも。
頭の中で阿部さんの声が重なってしょうがないのでドラマCDも是非出して欲しいです。
もちろん続編も!
ネタバレなんですけど、攻めとの記憶と自分の二重人格の記憶だけ無くしてしまったピュアホワイトな受けがやばかわいい。笑
そんでそのときに記憶戻すシーンが…なんとも…悶える…その一言です。
一穂ミチさんの作品ってやっぱりホカホカするな~と思いました。
全作品制覇も近いかな。笑
今回の表紙は前回と逆バージョンなんですね。
受け様の計のキス待ちのお顔が、ほらよ、みたいな事言いつつ内心テレまくってんだろうなー、なんて感じで、対する攻め様の潮は、いつまで計が目を閉じてまってられるか、なんて考えてんだろうなーみたいな顔してあっかんべしてて。
もう表紙から2人がかわいいです。
今回は計がお仕事煮詰まっちゃって、1人で抱え込んじゃっていっぱいいっぱいになっちゃってました。
「好き」な仕事をしてる訳じゃない、と思ってる計は「好き」な仕事をしてる潮だからこそ弱音を吐けなくて。
そんな計に黙って見守ってられなくなった潮の言葉にますます追い詰められて、当たってしまってますます落ち込んで。
ホテルで久しぶりに落ち着いた気持ちで向き合えた2人。
潮の「俺は安全地帯っていうか…」のセリフには、つくづく潮って大人だなぁ、28歳でこんだけの包容力って、と思ってしまいましたよ。
潮に弱音を吐いてスッキリしたのか、その後の計の「冗談じゃねー」に続くセリフには拍手もんです。
さすが計!!
記憶喪失のところただけ、攻め視点で書かれていて、潮の計への気持ちがはっかり伝わってきて、それもよかったです。
でもストレートに素直に慕ってくる国江田さんにぐらぐらしちゃって無抵抗の的状態になってるのもかわいかった。
それにしても、計の壁ドン。
あれはヤバイって。うわー、やられちゃうよなぁ。
続編もか二人が優しくかわいく時を紡いでいて、読後感のいい一冊で、何度もリピートして読んでます。
面白かったー!
前作に続いて沢山笑わせて頂きました。
そして今回は国江田さんが不安定で壊れてしまいそう、と読みながらハラハラしました。潮に対して尊敬と劣等を感じ自分が自分でなくなるような人生否定しかけるような苦々しい思いをずっとどこかで持ち続けていたからなのか、そこに木崎という人物も現れて泣いちゃったのかな。無理やりとらされた有休つかって潮を追っかけたホテルで潮の手を握りながら泣く国江田さんに号泣です。
そして話題の壁ドン。
国江田さんが潮を練習台に使うところ大笑いしました。最寄りの渋滞情報教えてやるよ...って吹き出します。
ここで世界のまんなかなんですね。
ただ、話題がでたにも関わらず収録した壁ドンのお話がいっこうに出てこない...
あれ?これ回収しないの?って思っていたら最後の最後でありました。反則といいたいくらいのタイミングでした(//∇//)
錦戸さんが国江田さんに雑炊たべろっていうところもよかったなあ、名前読んでくれなくてもきちん見てくれてる。
あと情事の最中に名言が。
高度な清廉性(笑)
情事のシーンも笑っちゃう(笑)
この二人のお話まだまだ読んでいたい、笑いたい!
続きでないかな~と密かに希望しています(ノ´∀`*)