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heavenly home sick
言葉の通じない異国の地で、心細い中再会した2人の心温まるストーリー。
最初絵柄が苦手かなと思ったけど、何度も読み返しているうちにこのふわっとした感じが、ストーリートと合っていてとってもいい!
寂しくて寂しくて人肌恋しい、寂し過ぎて思考がおかしくなってくる。これは恋なのか。いやこれも恋だよ。って思いました。
最初に手を出したのは太田だったけど、メンタル的にやられてたのは行貞の方だったように思います。
何度も読んでも胸にすーっとくる作品です。
連日の京山先生作品です。
やっぱり好きだなぁ。空気感が絶妙。太田にしても行貞にしても、置かれた環境が隅々まで分かるわけではなく、漫画の中で何となしに察せられるものを集めて読み取る。その程度の背景でも、彼らの寂しさがとても伝わるのは京山先生の漫画力によるものです。その寂しさと人恋しさ、人肌への渇望が彼らをそうさせたことにも違和感はありませんでした。そして太田も行貞も思ったように、この気持ちは一過性のものではないかと自分も不安に思いながら読みすすめ、2人はある一定の境地に到達します。こんなものまだ序の口で、付き合い続ける理由よりそれを諦める理由がの方がはるかに多く存在するのでしょうけど、少なくとも今このときに抱いている気持ちは本物なんだよな。
イギリスでホームシックになったところで友人とばったりってできすぎでしょ。と思うけど、出会いなんて全部偶然だもんね、そこから先が大事なんだと読んでて感じました。孤独とか不安とかすごく伝わってきた。外国生活のせいでいろいろ臆病になりすぎて、焦ったい、けどこんなお話大好き。絵がごちゃごちゃしてるので読みにくい人もいるはずなので、必ず試し読みすることをお勧めします。
個人的にはシンデイの話が良かった。彼女に幸せになってほしい。
イギリスに転勤となった太田がホームシックでかなり参っていた所に高校時代の同級生・行貞に再会して始まるストーリーでした。
ヨーロッパの冬は長くて、雲が厚いイメージ。特にイギリスは天候が悪そう。
太陽が射さないとセロトニンの分泌が…は余談ですが、それに加え慣れない環境、言葉、習慣の違いなどでホームシックになっても致し方ない状況であることは想像できます。
それは行貞も同じで(むしろ太田より重症で)、ひとつのベッドでくっついて寝たり寄り添ってきたりするのを容認しているうち、ある晩太田から半ば強引に口で抜きあってしまう状況に…。
この時点ではまだ愛情とまではいかないけれど、お互いをかけがえのない存在としているのは確かです。
だけどそれがホームシックにかかった2人だからなのか、そうじゃないのかが最後まで分からず、
「繋がりたいのは 寂しいからだろうか」
と太田も考えたりします。
2人で長期休暇で日本へ帰るときにはちょっとヒヤヒヤしましたが、お互いしか見えないくらいメロメロのご様子で安心しました♡
お互いに会社を辞めてでも一緒に居たいくらいに想い合う2人に幸あれ。
どちらかがまた転勤になったときの後日談などまた見てみたいです。
最初ふわっとした絵だなと。
余白がいい。
さりげにスキンシップする2人の空気感がよく、どうなるのかとドキドキ。
言葉少なめに淡々とした描写ながら目が離せず、葛藤ありつつ、じわりと2人の感情と行動が盛り上がっていき、くっつくとこが最高。
ホームシックと天国の使い方がうまい!
どんどん絵の良さにも惹かれた。
触れ合い方、体のライン、絡みとか特に。
ホームシックとは言え、一緒に食事したり眠ったり心地良くできる関係性がとてもいい感じに描かれている。
いちゃもいちゃもとても好み。
スキヤキのお肉を生卵につけ食べるのを見るイギリス人の反応に笑ったww
「NOーーー‼︎ オーマイガッオーマイガッ」つってたw(私も生卵つけない派
とっても胸に沁みる、素敵な作品でした。『3番線のカンパネルラ』でも感じましたが、私は京山先生の描くキャラの涙にどうも弱いようです。どちらかというとラフなタッチで、涙を流すといってもけっしてドラマチックに描かれているわけではないんです。ストーリーの流れを止めずに、淡々とぽたぽた落ちるように描かれる涙。でも、限りなく私達の日常に寄り添ったキャラの心情がよく分かるから、そんな軽い描き方でも十分心に訴えかけられる。日々の生活に溶け込んだ涙だからこそ、共感できるというか。
イギリスという異国の地で出会った、元同級生の太田と行貞。海外勤務というと聞こえはいいし誰しも一度は憧れるものですが、慣れない言葉、食事、天候、差別、それらに順応するのは実はとても大変なこと。大の男がなんて関係なく、2人がホームシックになるのは当然だと思いました。故郷が恋しい者同士、寂しさを埋めるように一緒に過ごすことが増え、ついには太田が行貞に手を出して。
寂しいから血迷っただけなんじゃないかと不安を覚える2人だけれど、そうやって大変な時期を支え合って過ごした相手というのは何にも代え難い宝物でもあると思います。相手のことを愛おしいと思う感情は、思ったほど幻覚に左右されるものではないんじゃないかな。互いにゲイでないなら尚更、ちょっとやそっとでは出てこないものな気がします。あれだけ恋しかった日本に帰ったら帰ったで、家族や同級生に会えばそちらに気が向くかと思いきや、むしろ異国の地で共に過ごした相手が恋しくなってしまう。結局日本でも会って、仲良く過ごす2人の姿が可愛くて。ホームシックで泣いていた太田も、太田の気持ちに不安を感じていた行貞も、最後に本当に幸せそうな表情を見せてくれてとても温かな気持ちになれました。
絵が好みではないというレビューも多くありますが、とてもストーリーの雰囲気とあっていて美しさや切なさを感じられとても良かったです。彼らはとてもカッコいいですよ。
今まで読んだ商業BLでストーリーも絵も1番好きになったコミックでした。
イギリスでの生活風景も正確に描かれているので、とても彼らに共感しやすいです。
ストーリーからも、正確に描かれた風景や英国生活から、私がイギリスに留学した時のことを思い出しました。
イギリスや日本好きの方にもオススメです。ぜひ読んでみてください。
ノンケの二人が距離を縮めていく様子が、とても自然に描かれています。
一緒に寝て足を絡めたりくっついていて、誰かが入ってきたらホモだと思われるかなと思いつつも離したりはしない太田。
二人ともイギリスに赴任していて、言葉の壁や人種の壁など苦悩しながら毎日暮らしています。
そんな状況下、友人に会ったら嬉しいですよね。
でも二人の距離感がなんだかおかしい。
友達はこんな事しないだろう という距離感なのに見ているこちらは全く違和感を感じませんでした。
最後まで読んでみて「もし日本で再会していたら二人は恋に落ちたか?」と考えたりもしましたが、二人がイギリスで再会できて本当に良かったと思いました。
二人とも日本に来れば、お互いの気持ちが醒めてしまうんじゃないかと心配していたようですがそんな事もなく日本に休暇で来てもラブラブバカップルなのに萌えました!
そしてエッチシーンがとてもエロかったです。
絵も表紙よりも中の方がキレイで、受けの行貞が特に可愛いかったです。
もっともっとラブラブな二人が読みたかった!
何度も読み返したい作品です。
「スリーピング・バグ」を読んだ流れで手に取りました。あー、これも良いストーリー。
彼らの関係は、特殊な環境下での偶然の再会によって生まれ、単に寂しさを紛らわすためだけの一時的な感情のようにも一見思えます。だけど、人と人との恋愛なんてみんな「たまたま出会った誰か」と「たまたま情を交わした」ことにより生まれるものですよね? 世界中の全ての人間の中から厳選の上、自分に一番合う人を選ぶ人なんて居ないのですから。
彼らが自分でも「あれ?あれ?あれ?」と自分の感情や衝動に戸惑いながら、失敗もしつつ、気持ちを認め距離を詰めていく様子がたまりませんでした。
やっぱり人間って、孤独なままでは生きられないなぁ。愛を考えるよい作品でした。
イギリス暮らしの大変さが、読者も追体験できるように丁寧に描かれていていました。
人の温もりを求めるって人間の根源的な欲求だと思うんです。
赤子のときはそれこそ抱いて育てるみたいな感じだし、
幼児が何かあれば「抱っこぉ!」だの「ぎゅっとして!」だの要求して、抱きしめてもらう事によって心の粟立ちをおさめている様子を見ているとああこうやって皆、育ってきたんだなぁって。
異国にいて言語の壁や文化の違いで、まるで自分自身が社会の中で幼児のような存在に感じられるホームシック。
極限状態の孤独のなかで、人の温もりで無条件に心が安らぐ。
足を絡め、寄り添って眠る。
最初、それに性的な意味はなかったのだけど、健全な男子二人がいれば温もり以上のものが欲しくなるのも致し方なく、太田が均衡を破ってしまう。
その後、それは一時的な気の迷いか、恋なのかわからないけど、少しずつ心の距離が縮まっていく様子がいいです。
結婚が決まった同僚の「いっしょにいるのが自然に思えたからよ。」という言葉を聞いて何か感じた二人は、その帰り道、ローションを準備して一歩先に関係を進めようとしたり・・・。
他の男には興味がないからゲイじゃない、好きになった男は相手だけってって最強じゃないですか?この関係。
ノンケ同士なのに性差の違いを超えちゃった関係って強いと思う。
でも未だに一時的なものかもしれないと思っている二人が一緒に一時帰国して異国でのさみしさの魔法が解けてしまうのか・・と思いきや、もうなんですか!このいちゃつき、バカップルぶり。
互いのメロメロぶりをしっかりと見せつけてくれました。
もしこの二人が日本で出会ったら・・・おそらく恋には発展しなかったと思うんですよね。
実際、高校時代は気の合う仲間で終わっていたし。
でもきっかけはなんであれこの二人はイギリスのおかげで恋に落ちて、プロポーズしあう関係にまで育って、最後は男二人雨に濡れてても誰にも気にしないそのイギリス社会の寛容さに救われているとこが良かったです。
この作品は自分が立てたトピ「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#ans_72025
で教えていただきました。
派手さはないけれど、じっくりと読ませる描写が優れた良作でした。
教えていただき本当にどうもありがとうございました。