愛のびんぞこ。

ai no binzoko

爱的瓶底眼镜

愛のびんぞこ。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×216
  • 萌10
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
8
得点
120
評価数
33
平均
3.7 / 5
神率
15.2%
著者
カキネ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
価格
ISBN
9784403664694

あらすじ

刑事の日島(ひしま)の恋人は元同僚の榎津(えのきづ)。
二人には榎津が刑事を辞める原因になった三年前の未解決事件がわだかまっていて!?
トキメキわけありラブ!

表題作愛のびんぞこ。

びんぞこ眼鏡をかけた探偵,受の元同僚
刑事,同棲中の恋人

同時収録作品ラブユー・キャッチミー / その後(描き下ろし)

受と同じ教習所に通う大型二輪の受講生 ?
交番勤務の警察官 ?

同時収録作品鳥を恋うサカナ 前篇 / 後篇 / その後(描き下ろし)

執着心の少ない刑事
海で偶然出会った男,27歳

その他の収録作品

  • 愛のびんぞこ。その後(描き下ろし)

レビュー投稿数8

切ない刑事もの

3CP、すべて警察絡みでした。

【愛のびんぞこ】(前後編+描き下ろし) 萌2
探偵の耀一は、2年前に起きた銀行強盗事件で負った怪我のせいで、視力が急激に下がってしまった元刑事。
一緒に暮らす元相棒で恋人の尚征は、彼の視力を奪った犯人を挙げようと必死で…。
びんぞこ眼鏡を取ったらイケメン。
父親もエリート、本人もエリート。
その評価に恥じない優秀な刑事だった耀一の姿が、尚征の回想で何度も出てきます。
尚征にとって本来の耀一はそっちで、今は仮の姿のように思っているけれど、耀一の本心が明かされる終盤、両方の愛の深さに痺れました。

【ラブユー・キャッチミー】(1話+描き下ろし) 萌
大型二輪の免許を取るために通っていた教習所で出会った櫻井と祐陽。
白バイ隊に憧れながらも実際は自転車も乗りこなせない交番勤務の櫻井は、器用にバイクを乗りこなして自分を追い越していく祐陽を忌々しく思いつつも…。
偶然の出会いから、偶然ではない再会、そして今度は約束通りの再会という話。
予想していた再会とは違った上に、時間が経ちすぎて、「え?」ってなってしまった。
あとがきを読むまで、櫻井が表題作で尚征の相棒だったことに気付きませんでした。

【島を恋うサカナ】(前後編+描き下ろし) 萌2〜神
昔から何事にも執着を持てない刑事の度島(たくしま)。
唯一、彼の興味を引いたのは、時間潰しの釣りのときにそばに立っていた若い男。
あるとき話しかけられて、次は名前を聞こうと思っていたのに…。
名前を知るきっかけが切ない。
追う方と追われる方の家族という構図も、初めて執着を感じる相手に出会えたのに信じてもらえない件も切ない。
切なさ好きにはたまらない作品です。
描き下ろしの度島のスケジュール帳が…、女子高生w

全話に櫻井が登場するものの、特にオムニバス!という感じではありませんでした。
【島を恋うサカナ】が心底良かった。
切ない設定好きの方には、ぜひとも読んでいただきたい!

1

刑事ものの短編集

忘れた頃に読み返したくなるお話です。

①元刑事 × 刑事
②万引き未遂 × 交番勤務の警察官
③刑事 × 捜査対象の青年
同じ職種だけど性格は三者三様で、最後まで飽きずに読めます。

どれも設定が凝っていて、回想を含み時間軸も広め。
物語に奥行きがありました。

もっとじっくり読みたかったという気持ちもありつつ、このスピード感だから良かったのかなと思ってみたり。

個人的にいいなぁと感じたのは、三角関係が勃発したりとか元彼が登場したりとか、The恋愛ドラマ的な要素が薄いところ。
むしろ、過去の清算、生き方を変えること、信じることと信じてもらうこと、そういう部分がシリアスに描かれていました。
だからこそ、このふたりが出会えてよかったと思えた。

くすっと笑える可愛らしいやり取りを交えつつ、重すぎないのもカキネ先生らしくて良いところです。

1

刑事部屋は色々大変v

びんぞこメガネをかけてる攻って凄い‼︎‼︎
さえない受が、メガネを取ったらあら美人!ってパターンはよくあるけれど、
攻のこのパターンは珍しいかも!

いったいどんなお話なんだろうと読み進めれば、
程よくコメディー、程よくシリアス、そして程よくえろいv

同時収録の二編の短編も然り。

それぞれのお話がキャラクターでリンクしていて、
全て読み終わった後に、もう一度読み返したくなる。

そして、先の冬草さん同様、
書き下ろしの度島さんのスケジュール帳にもってかれた〜!v

それにしても、絵に色気のある作家さんv

シリアスとコミカルの絶妙のバランスで面白い!
読後感は良好で、次作も買うぞって気になれたのだけれど、
贅沢を言うなら、
もう一つガツンと何かインパクトのあるエピソードが欲しかったかなと。
なので、評価的には「萌×2」で!

0

びんぞこ

「ラブストン」がわりかし好みだったので、思わずな衝動買いです。
ストーリー的には可もなく不可もなく。な作品が多いのですが、
正直絵が好みすぎてうっかり買ってしまう(*´▽`*)

表題「愛のびんぞこ」
その名の通り、ビン底眼鏡の攻と、その攻に片思いの受なお話。
そもそも二人は元同僚。
とある事件がもとで、攻は視力を急激に弱らせてしまう。
ゆえに、警察をやめて~な現在。
うーだーこうだいうて同居生活を送っているふたりなのだが
受は攻が離れてしまうのが怖くてしょうがない。
でもでも実はwwなどんでん返しなお話。
眼鏡をはずすとイケメンとか・・・
実は・・・で・・・だった・・!!?とか
設定ストーリーはなんないお話であり、王道な感じかなと思うのですが
終わりよければすべてよし。可愛いお話でした。
正直ビン底仲間としましては、これからもビン底でいていただきたいv

2

びんぞこ眼鏡に隠した真実

びんぞこ眼鏡に隠した真実

見せたくない弱さ
包み込む強さ
持て余した愛情

ずっと お前の目を見ながら
抱き合いたかった


刑事の日島(受)と元同僚で恋人の榎津(攻)は、現在、同棲している
攻は昔受とコンビを組んで事件の捜査中に攻は目を負傷し
刑事を辞め探偵(便利屋)になる
受はその事件をずっと追っていて、遂にその犯人を見つけるが
なんと攻がその犯人と接触している現場を目撃する
しかも攻はいつものびんぞこ眼鏡をしていないのだ
見えないはずなのに?なぜ?

事件の解決とともに、お互いを愛するがゆえに
隠していた本心が暴かれていきます
職業的立場や、攻の目の怪我の責任の所在、同棲を始めた理由など
相手を大切に思い考えれば考えるほど、こうでなければならない、
こあるべきと思い込んでしまい、本音を言って相手に嫌われるのが
一番怖い、だけど、ありのままの対等な立場で向き合いたい
その二つ心情の中で揺れながらも、ぶ厚いびんぞこ眼鏡ごしでも
ちゃんと大切なことは何かって見えていたんですね

大人になればなるほど、結論が分からないことには
臆病になり先に進むことを恐怖に感じますよね?

それにしても、攻の眼鏡をはずした姿がかっこいい!
キャップ萌えですね^^

2

ちょっとずつリンクしてます

警察を舞台とした短編集で、登場キャラがちょっとずつリンクしています。
表題作は現役刑事と、ある事件がきっかけで刑事をやめて探偵になってしまった元相棒のお話。
小説には結構あるけど、コミックでは読んだことあんまりなさそうな、そうでもないような、、、
「びんぞこ眼鏡」って言うアイテムが活きるのは、絵のあるコミックだからこそ。
同録の2作は、警察官と一般人が、出会って、愛し合うようになるお話。
短編のコミックとしてはどの作品もテンポよくって、いろいろなシーンも実に絵が効果的で印象的。
絵とかマンガそのものはすごくお上手だと思う。
キャラの絵や画面の構成はとっても好みなので、それだけでいったら萌+2なのだけれど、警察官と一般人が~っていう、設定の根本的なところがちょっと受け入れ難くて、萌一つマイナス。

2

引き込まれる展開がいい

最初は、なんだろう?
このふざけた感じの"びんぞこメガネ"の攻めは~!
って思ったのですが、
その攻めは元刑事で職務中に目を負傷して、
その時にコンビを組んでいた受けは、今は同棲中の恋人なのに、
未だに罪の意識を拭えずにいて…という、背景はシリアスなもの。

そして、
今の、びんぞこメガネ姿で探偵をしている攻めと、
目の怪我の前の、受けとコンビだった頃の刑事の攻めとが、
あまりに印象が違って、どうして??と疑問がわく。

さらに、
攻めに怪我を負わせた犯人を、
現刑事の受けは今も追っているのですが、
その張り込み中に、犯人の部屋に攻めが入って行くのを目撃。
しかも、なぜか攻めは "びんぞこメガネ” はしていない。
メガネなしじゃ、全然見えないはずなのに…

犯人と攻めの関係は?
攻めの真意は?
過去の事件でわだかまっている、ふたりの想いは?

色んな疑問がわいてきて、
表題作は読むほどにどんどん引き込まれるお話でした。

弱さと本当の気持ちを晒して、
恋人同士のふたりが更に心の距離を縮める様子も、
またコンビに戻ったかの様なふたりによる逮捕劇も、
メガネを外した攻めの格好よさと、受けへの熱い想いが伝わるセリフも、
どれもこれもよくて、
長い話じゃないのに、萌えポイントがいっぱいでした♪

他のふたつのお話も、
途中シリアスで、どうなるんだろう??とやっぱり引き込まれて、
最後はあたたかなラストで、ちゃんとコミカル要素もあって、
満足感いっぱいで読み終えられた本でした。

4

愛情派・刑事物語

カキネさんは、初読みの作家さんなのですが
”刑事モノ”という謳い文句に魅かれ、手に取りました。
表題作を含め、全部で3つの物語が収録されていて
それぞれにちょっとした繋がりのある刑事モノの短編集です。

○愛のびんぞこ。
ある事件をきっかけに目を負傷し、
刑事を辞めて探偵に転職したびんぞこメガネ・榎津さん(攻め)と
彼の同棲相手で、現職刑事・日島さん(受け)の話。
榎津さんのためにブルーベリーを育てたり(手を合わせながら)
犯人を捕まえて榎津さんに認めてもらいたい、目を見て抱き合いたい
という日島さんがとても愛しかったです。
そして、メガネを外した榎津さんはすごく格好良い...
普段は下の名前で呼ぶのに、
刑事顔になったときの榎津さんの『日島』呼びにグッときました。

○ラブユー・キャッチミー
白バイ隊員に憧れる交番勤務の櫻井さんと
彼が通う教習所の大型二輪コースで一緒の受講生・岸部くんの話。
出会いから再会、そして追いつくまで、短いストーリーの中、
無理なく丁寧に描かれていて、とても良かったです。
ヘルメット越しのキスにきゅんとしました!

○鳥を恋うサカナ
あまり執着のないタイプの警察官・度島さん(攻め)と
愛を乞うような顔をする佐田くん(受け)の話。 
『欲しいと思って釣った魚は自分ですぐ食べたい、
俺が魚ならそうされたいから』と佐田くんが言葉にするシーン、
とても切なく印象に残りました。

私的萌えポイントは、
『鳥を恋うサカナ・その後』の度島さんのスケジュール帳に
全てを持って行かれました。
可愛い手書きの手帳には、週二のデート表記(イラスト付)、
それを仏頂面で書き書きしている度島さん...可愛すぎますね...!

全体的にシリアスに寄りすぎず、コミカルな部分も含め
バランスよく描かれていて、楽しんで読むことができました。
絵柄もとても素敵で、
描くことのできる作品の幅が広い作家さんだとお見受けしました。
次回作も楽しみにお待ちしております!

8

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