いとしの猫っ毛 4

itoshi no nekokke

猫毛般的可爱软发 4

いとしの猫っ毛 4
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神99
  • 萌×226
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
20
得点
612
評価数
135
平均
4.6 / 5
神率
73.3%
著者
雲田はるこ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
シトロンコミックス
シリーズ
いとしの猫っ毛
発売日
価格
ISBN
9784799725320

あらすじ

お互い求め合う愛を確かめ合った2人はさらにラブラブな毎日。
みいくんなんて毎日Hがしたいほど!
しかしまたたび荘ではそうもいかなくて…。
そんな愛が深まる4巻の目玉は、小樽帰郷のお話。わだかまりが取れる
みいくんの涙はハンカチ無しでは読めません!

表題作いとしの猫っ毛 4

ポルノ作家,またたび荘大家
会社員

同時収録作品特別編「ハルくんと北原さんの一日 reported by テンちゃん」のマキ(描き下ろし)

フリーター
恋人

その他の収録作品

  • 第26話「留守番 恵ちゃん」のマキ
  • 第27話「蛭間さんの彼女さん」のマキ
  • 第28話「風呂上がりのみいくん」のマキ
  • 第29話「メリークリスマス」のマキ
  • 第30話「お墓参りにいく」のマキ
  • 第31話「小樽に里帰りの朝」のマキ
  • 第32話「小樽に里帰りの夜」のマキ
  • 第33話「みいくんのお誕生日」のマキ
  • 人物紹介
  • あとがき
  • カバー下:イラスト

レビュー投稿数20

あたたかな愛情が沁みます

ねこっけシリーズ第4巻ですが、
小樽篇も入れると第5巻目になるコチラ。
恒例の本のはじめにあるカラー口絵、
今回は冬の小樽にふたりが帰省した時の様子です。
雪降る中で佇むみいくんを恵ちゃんがぎゅーっと抱きしめてあげて…。
冷たい空気で鼻や頬が赤く染まって、背景にはナナカマド。
ひんやり、でもどこか温かな北海道の空気が伝わってくるようで素敵です。
くっついて見つめ合って、
「チューかな?」「うん……」って、
確認してからキスするふたりが可愛すぎでした~。


本編で印象的だったのも、
やっぱりその小樽への里帰りのエピソード。
みいくんが、亡くなったお母さんへのわだかまりをずっと抱えてて、
七回忌にやっと恵ちゃんと一緒にお墓に行けて、
ようやく一歩前進してからの、小樽への帰省。
(恵ちゃんのみいくん操縦術、さすがー☆
 でも、無理やりに閉じた心の中に踏み込もうとはせずに、
 ゆっくり溶かしていこうとする恵ちゃんの包容力に、じんわり)

里帰りでは、
ふたりが恋人だと知っている恵ちゃんのお母さんとの対面が待ってます。
ひどく緊張しているみいくんに、
聞いた時はすごく悩んで不眠症みたいになった…と率直に伝えた後の、
恵ちゃんママのあたたかい言葉と、柔らかな笑顔。
そして恵ちゃんパパが、
みいくんも「家族ですからね…」と渡してくれた、お年玉。
傷ついた心をまだ癒しきれていないみいくんを、
恵ちゃんだけでなく、恵ちゃんの家族も包んでくれる、
その大きな愛情に、涙線がひどく刺激されました…。

他にも色んなエピソードが満載でしたよ、
みいくんがおばあさんと外国に旅行に行かなくちゃで、
5日間も恵ちゃんと離れ離れ~~テレフォンHかと思ったら…とか、
蛭間さんの彼女(腐女子)と一緒に飲んだみいくんが、
恵ちゃんとのエッチの感想を赤裸々に語っちゃって~~とか、
清水さんの元カレが登場で、ちょっと切なく…とか、
誕生日に一日チュッチュしまくってラブラブ~とか♪

エロ度は低めだと感じましたが、
恵ちゃんがけっこう積極的で、表情もよくてすごくエロ可愛らしい~
今回はリバシーンはナシで、ちょい残念…でしたが、
「恵ちゃんは、今日どっちをしたがるだろうか…」のセリフが、
地味に萌えたし、シリアスほのぼのラブラブの共存具合が最高で、
大満足な1冊でした☆

9

まだまだ続くよ

今回も、恵ちゃんとみいくんのLoveたっぷりのお話になってます。
今回初めて登場するキャラも増えて、また一層お話が広がっています。

ずっとお母さんへのわだかまりを抱えていたみいくん。
お母さんと清水さんが亡くなって七回忌の今
やっと心に抱えていたものを解き放つことができ
清水さんへの想いも、お母さんへの気持ちも七年経った今だからこそ
素直に自分の中で消化することができたようです。
それもこれも、なんといっても恵ちゃんがいてくれたからですね。
清水さんの元カレに会った時も、
つい「お母さんのせいで清水さんが巻き添え・・」と言ってしまったみいくん
そんなみいくんに「お母さんのことをそんな風に言う子供がいるか!!」
と怒った恵ちゃんの顔、めっちゃ怖かった・・・
でも本気で怒ってくれた恵ちゃんにみいくんも素直になれたんだね。
そして清水さんとのことも、七年目にして正直に打ち明けました。
キスはしたけど挿入はしてません??(笑)

そして、恵ちゃんの家族本当にあったかい・・
まさに今流行の「あったかいんだからぁ~♪」て感じです。
こんな家族に囲まれて育った恵ちゃんだから
みいくんにも誰にでも、優しいんだなぁ・・
その笑顔に人柄があふれ出ているお母さんと
無口だけど「家族ですからね・・」とみいくんにお年玉をくれたお父さん。
恵ちゃんと一緒に恵ちゃんの実家に里帰りしたみいくんの心境は
ドキドキだったけど、拍子抜けするほど
お父さんもお母さんも二人のことを理解してくれていたので
ホッとしたと同時に、嬉しさと感謝の気持ちでどっと涙が出ちゃいましたね。
読んでるこっちも泣けてしまいました。
そして相変わらず恵ちゃんの「やめれ」が健在で
東京に来ても、折に触れ小樽の言葉が出るところが恵ちゃんらしくて
なまりが出るだけで、「お~猫っ毛だわぁ」と感動しました。

なんだか話がどんどんまとまって、いい方向に進んでいくので
これは完結の方向か・・・?と一瞬思いましたが
まだまだ続くそうです。
恵ちゃんとみいくん、そしてその家族。「またたび荘」のみんな。
次は何をしでかしてくれるのかすごく楽しみ。
少しだけ前に進んだ恵ちゃんとみいくんに、どんな未来がまっているのか
どんな幸せを二人で探していくのか・・・
そして、お馴染みの猫っ毛ファッションチェックもお忘れなく!
猫っ毛5巻に期待しています。

7

何か色々詰まってる

大好きな猫っ毛。4巻が発売されるのを楽しみに待ってました。

猫っ毛は1巻→2巻→小樽篇→3巻、で今回の4巻です。それぞれ読みきりの話なのでどこから読んでも楽しめるのですが、まだ未読の方にはぜひこの順で読んでいただきたい!普段甘々な二人ですが、「小樽篇」で奥行きを増し、その時期を乗り越えたからこそ今の二人があって。

さてさて5冊目に当たる4巻。読み始めるとやっぱりいつものバカップルの話で。ほこほこと読み始めましたが、今巻はなんだかいろいろ詰まってました。
みいくんのおばあちゃんてあんなインターナショナルな方だったのね、とか。
蛭間さんの彼女が初登場、しかも彼女さんは腐女子だったりとか。

ポンちゃんの勤務先でのクリスマスパーティーには爆笑!
ハルくんが女装したり(これがまた非常にめんこいのです)、と思いきや、酷い事ばかり云う火野さんキレたハルくんがカッコよかったり。
というほっこりムードから一転、みいくんのお母さんの話に入り、一気にシリアスムードに。

みいくんのお母さんへの複雑な感情が手に取るように分かり、そしてそんなみいくんを包み込む恵ちゃんの男気にウルっときてしまった。過去の「小樽篇」とも絡み合い、かなりの人数のキャラが出てくるのにもかかわらず話がしっかりまとまっていて無理のないストーリー展開に脱帽。この奥行こそが猫っ毛の魅力を増大させてるんじゃないかなと思います。

しかし猫っ毛読むと小樽に行きたくなりますねえ…。初めのカラーの口絵、すごく好きです。ほんわかした色合いに、優しいタッチの絵柄。
みいくんと恵ちゃん、まさに二人を象徴するような世界観です。

あ、そうそう、今回特典がアニメイトさんの有償(←ここ大事)ストラップだけでしたね。特典つきにするかどうかだいぶ悩んだのです。だってストラップの値段が500円(税抜)。500円ってことは他の本が買えるじゃん!って思っちゃったので。
しかし「雲田さんがラバーストラップのために書き下ろしたイラスト」と聞き、ネットではすでに売り切れ、うちの近くのアニメイトさんに行ったら「残り一冊です」って言われちゃあね、買ってしまうのですよ。猫っ毛ファンとしては。可愛いけれどつけていく場所のあてが無い私は、コレクションということでお宝箱に大事にしまっておくことにしよう。

いつものホンワカに加え、新たなキャラ、シリアス風味なストーリーと、なんか色々てんこ盛りな一冊でした。

7

いとしくて、あったかい

「ただいもー」
「おかいり~」
これは、NZ帰りのみいくんと恵ちゃんの会話だけど
猫っ毛ちゃんシリーズが出るたびに
こんなふうに、ふたりと読者との挨拶が続けばいいな。
できれば、ずっと...

描き下ろしを含め10のお話が収録されている今作。
どのお話も、いとしくて、ぎゅうっとしたくなる物語ばかり。
でも、敢えて、敢えての敢えてで決めるとしたら
お墓参りのお話と、小樽里帰り編の2話が、素晴らしかった。
(あと、もうひとつ、描き下ろし口絵まんがも入れていいですか!)

特に心震えたのは、小樽里帰りの大晦日の夜
眠りの早い沢田一家(どうしてくれよう、全員いとしい)に囲まれて
みいくんと恵ちゃんのお母さんが会話をするシーン。
みいくんがどれだけ恵ちゃんを大事に想っているか、
お母さんに話しながら
恵ちゃんの猫っ毛に触れているみいくん、
その後、話し終わったみいくんの肩にポンと触れて
『がんばったのねえ~!』と声を掛けるお母さん...
ああ、あったかいなあって、思うと同時に
自分の目からもあったかいものが頬を伝って止みませんでした。
あたたかさって、
こんなふうに心と体に触れて伝わってくるものなんですね。

皆さんのレビューも、愛情溢れるものばかりで
読んでいるだけで幸せで、心がぽかぽかします。
みいくんや恵ちゃんたち、作家さん、読者のみなさん
猫っ毛ちゃんシリーズにかかわる全ての人に
ありがとうって、心からお礼を言いたくなりました。
いとしくて、あったかい、本当に素敵な作品です。

最後に...あとがきで
猫っ毛ちゃんにまた会える喜びを約束して下さった雲田さん、
心から感謝致します!

6

みぃくん おかえり。

こんなに優しい涙を流したのはどれくらい振りだろう..
と考える程泣けました
人の温かさに..

みぃくんとけーちゃんの過ごして来た時間を遡り
みぃくんと背負った運命と向きあった4巻でした

お母さんをいつまでも許せず、自分を受け入れてもらえなかった怒り、絶望を引きずり生きてたんだなぁ
みぃくん、と改めて解りました

お母さんのお墓参りに行った事の無いみぃくんを何とかして連れ出したけーちゃん その墓前で
みぃくんに事故当日に『お母さんがみぃくんのこと大好きって言ってたよ』と言っていたと伝えるけーちゃん
けーちゃんと深い絆で結ばれた今だからこそみぃくんには沁み入る言葉だったでしょう
強張った心が瓦解するかの様な大粒の涙のみぃくん
優しく抱きしめるけーちゃん
あぁけーちゃんがいてくれて本当に良かったね みぃくん
と咽び泣きました

小樽へ二人で帰省し清水さんの元彼に偶然会う二人

元彼も清水さんへの想いを断ち切れないままでした
そんな元彼に自分の母が清水さんを道ずれにしたかの様に謝罪するみぃくん
そんなみぃくんを本気で叱るけーちゃん
そんな二人を見て元彼はやっと清水さんとの関係が終わっていたのだと認識出来たましたと伝えました

清水さんが言っていました『ノン気の彼の気持ちを勝手に作り上げ離れてしまった みぃくんはけーちゃんの本当と気持ちを知って』と。
けーちゃんとみぃくんはお互いに気持ちを晒して時には触りにくかった過去にも触れ向かい合い、ぶつかり合い、求め合い、そして愛し合いました
きっと自分達にに足りなかったものが見えたのかなぁと
元彼さんは。
みぃくんはけーちゃんを離さないで良かったね
そしてみぃくんを心から愛したけーちゃんも幸せだねと
またもや号泣...

みぃくんのお母さんの話がようやく出来る様になった二人
ようやくここまで来れましたね

そして、タイトルにも上げたけーちゃん母の『みぃくん おかえり』とけーちゃんパパの『家族ですからね』にみぃくんの涙腺崩壊
ついでに私もまた崩壊
晴れてけーちゃんの家人にも家族として向かい入れて貰い幸せを噛みしめる二人でした

こんなにも真摯に向き合い 手を差し伸べ合い 互いを必要としてる二人が狂おしいくらい愛おしいです
胸の高鳴りが止まらないこんなに素敵な物語を作って下さった雲田先生に感謝の一言です
彼らの物語をいつまでも描いてくださいませ
これぞ、私が求める究極の愛の形です

PS.またたび荘の愉快な仲間達も相変わらず愉快です(笑)

5

萌えたー!!!!

1つずつ挙げていったらキリがないくらいに萌えが詰まってました。
みい&けいはもちろんですが、コマにさりげなくいる猫の動きやケンタとゆっちの無邪気さ、方言の可愛さ、清水さんと元カレの高校時代、クリスマスや年越し、誕生日のエピソード…。
手をつないで出勤&登校する恵ちゃんケンタとか細かい所まで可愛かった(>_<)
萌えだけじゃない4巻でしたが、読み終わった後はこんなに萌えたの久々!!という印象が残りました。

そして、個性的な新キャラが登場したのも凄く嬉しかったです。
蛭間さんの彼女、サエさんの高感度すぎる妄想センサーに笑いました。
この2人は一体どんな夫婦になるんだろうw

みいけいは相変わらず磁石みたいにひっついてましたね。
でもなぜかこれが自然体に思えます。(笑)
恵ちゃんが童貞を卒業したためか、2人に余裕が出て大人の色気を感じました。
終始チュッチュしてましたけど、以前だったらもっと初々しく可愛く見えたんじゃないかなと思います。
シチュエーション的にも、みいくんが甘えてる感じ的にもとにかく萌えたので濃厚なエロがなくても大満足でした。
今までリバップルってなんとも思わなかったけど、めちゃくちゃ素敵ですね。
キャラクターから「攻め」「受け」というラベルが剥がれたのもとても新鮮でした。

今回は美夜子さんの七回忌や小樽帰郷など、みいくんにとって未だに生傷である過去と対峙しなければならない出来事もありました。
でも温かい恵ちゃん一家に、家族の一員として迎えられているみい君を見ると、彼の傷もきっと過去の思い出として受け入れられる日が来るだろうと思えます。
それくらい本当に温かいエピソードでした。泣いた。
みいくんにとって小樽が悲しい思い出の地ではなく、帰る場所であり続けてほしいですね。

はぁー5巻は来年なんですね(あとがきに書いてあった)。
でもそれまで持ちこたえられるくらいの萌えがある気がするので、来年まで存分に楽しませていただこうと思います。

4

ああ〜いい…!

四巻まで一気読み。なんて愛しい二人なんでしょう。ほのぼのあったかくて、ラブラブでホッとします。また続刊が楽しみなシリーズができてしまいました。

みいくんの泣き顔が可愛すぎます。こんな可愛い攻めがいていいんですかッ! もう、けいちゃんと一緒にはぁはぁしまくりです。今日は上かな? 下かな? って考えちゃうかわゆいリバな二人に萌えてしまいます。

幸せな二人なんだけど、なんでか、切ないんですよね。みいくんの泣き顔が印象的すぎるからかな? 通して読んでみて、小樽編の冒頭、本を読んでじんわり涙を浮かべているみいくんを見ただけで胸がキュンとなってしまいましたよ。それをピャハ、と明るく包んでくれるけいちゃんがまた愛しいのなんのって。

末長く見守っていきたい猫っ毛の世界です。

4

心がほっこり

待ってました4巻!!
すっかりラブラブになったみいくんとけいちゃんの日常が愛おしい。蛭間さんのフジョシ彼女が出てきたり、ハルくんと火野さんがついに対面したりと周りはいろんなことがありますな。ハルくんの女装かわいすぎ!

そして小樽帰郷編が…。小樽編で泣いた身としては、この優しい雰囲気が本当にほっこりする。けいちゃんが、みいくんの辛い過去にしっかり向き合おうとしてて、ラブラブだけじゃない次のステージに更に進んだ気がした。ほんと、けいちゃんは男前だよな…普段とのギャップ萌え。けいちゃん家族も本当にいい人達で、けど嘘くさくなく、みんなちゃんといろいろ考えた上で一番素敵な選択をしているようで幸せな気分になった。

今回、私の好きなハル北原が少なかったー!おまけ漫画では読めたけど!てかこんなにハル君は北原さんに優しかったっけ?もっと下僕のように扱って良いのですよ(笑)次の巻ではこの二人の活躍にも期待したい!

3

踏み込める勇気

「いとしの猫っ毛」も4巻になりました。
季節が一回りして、冬の表紙になり「完結かな?」と思ったら、まだまだ続くそうです。よかったです。
「1」の内容が収録されたBLCDの出来が大変よかったので、「2」以降もCDになって欲しいんですが、難しいのでしょうかねえ。

さて、
みいくんと恵ちゃんの関係も進みました。
今回印象的だったのは、恵ちゃんがみいくんをお母さんのお墓に連れて行くところです。
「……嫌だ あんな女の墓参りなんて絶対行かない」
と、恵ちゃんの手をパシッと払って一人立ち去るみいくん。
恵ちゃんは、みいくんの心の傷の深さが予想以上であることを知るのです。
そこで、恵ちゃん、怒ってずっとしゃべらないで、みいくんが折れてお墓を案内してくれるところまで強引に持ち込む。
「お母さんのことを一生許さないなんて そんなの絶対ダメ」
これは、ある意味、恵ちゃんだけの気持ちで家族観の押しつけなのだ、と思います。
あったかい家庭を持つ恵ちゃん、大切な家族を次々失っていったみいくん、二人の家族観は違う。
でも恵ちゃんが自分の気持ちを押しつける(言葉が悪いですが)ことが出来るくらい、二人の関係は深くなってきたんだな、と思いました。
信頼関係が出来ていれば、相手の傷にも踏み込める勇気が持てる、ここはそんな場面だったのではないかと。

二人がお墓に着くと、おばあさんが待っていました。
このおばあさん、なさぬ仲だったお嫁さんの納骨から法事まで、ずっと一人でやってきたんですね。
恵ちゃんにそっと「今日はありがとう」と告げるおばあさん。

小樽に帰って、恵ちゃんの家族にも「家族として」受け入れられたみいくん。
これからは失うばかりでなく、家族や友だちが増えていく人生が待っていると、いいですね。

2

けいちゃんが

ずいぶんときれいになった。
これも愛し、愛されることを知った強さかな。

この猫っ毛シリーズも、コミックスの第1巻が出てから、もう何年?
シリーズの最初の頃は、けいちゃんがふわっと頼りなすぎて、もう一つ萌えられないとか感じていたこともあったけれど、二人が一緒に暮らして、それなりにあれやこれやあって、ちゃんとセックスもするようになって、
本当に、けいちゃんが、しっかりとたくましく、そして、きれいになった。
みいくんの心を縛っていた茨を断ち切ってこじ開けられるような力。
けいちゃんがそんな力を得られるほど成長したのは、、ちゃんと、身体もこみで愛し合えたからだこそなのね。

2

この作品が収納されている本棚

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