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inu to kaketsuki
犬与残月
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
完結にかなり時間がかかったんですね。2015年と2020年じゃ、BLの流行もだいぶ変わってます。特に1巻目はやっぱどことなく古さを感じる。メビウスはマイセンでこそないけれど。
岳が早々に「なんで簡単に諦められたんすか…」って言ったところでちょっと心配になってしまった。え〜憧れてる相手に、絶対に簡単に諦めてるわけないのにそんなこと言うかねぇ。
一方で一弥も「昨夜みたいなのはこれっきりな」とか言い出す。男は出したらこれですか。完全に自分から誘っといてというか襲っといてさぁ。
とまぁマイナスからのスタートではありましたが、欠け月のタイトル回収は、話の泥臭さに似合わずお洒落で好きです。あと「両目が見えなくなっても一緒にいる」って宣言も。お前の両目が、なら分かるんですよ。俺の両目が見えなくなってもってのはずしんとくるプロポーズだわ。相手から自分への愛に対する信頼感がすごい。
遅ればせながら読みました。
ボクシングものは好きでして。
ボクシングとBLの相性はいいと思います。
ボクシングは何てったってストイック、ハングリーなとこが魅力的。
なのに、一弥は元ボクサーでトレーナーなのに、簡単に岳に手を出しちゃうんだなと。
最初は遊びのつもりで…て、ダメですよね。トレーナーなのに。
しかも、岳の気持ちを知りながら。
でも、遊びではなく実は本気で岳にハマっていたからOKなの?
岳さ遊びでもいいから側にいたい、なんて健気なことを言うので余計、一弥はちゃんとしてよ、と思っちゃいました。
一弥が関係を終わりにしようと言った時「逃げんのはどっちだよ」と岳、よう言うた!となりました。
でもその後は、岳の方が大人だった。
一弥が側にいなくてもボクシングで勝利を目指すって。なかなか言えませんよね。
で、一弥は「逃げるのか?」と言われるのがいちばん嫌いだからと、岳に俺の人生全部お前にやるって岳にとって喜ばしいことだけど、そんな簡単に考えを変えられるもの?それくらいの気持ちだったの?とちょっとしっくりきませんでした。
岳が終始かわいかったです。
幼少期の描写は辛かったですが。そういう生い立ちから、寡黙で、最初は表情に乏しい子だったというのはよくわかりました。
一弥は若い頃、自信家だったり、女性にモテたり、そんなキャラがまだ残ってアレなのかな、なんて解釈しました。
目のこともあるし、岳を泣かせたし、心を入れ替えてほしいものです。
タイトルは2人のことを表していていいですね。
本作がウノハナ先生作品の中では、トップの評価なので期待しましたが、個人的には「気まぐれなジャガー」の方が神作品です。すみません。
3巻が出た頃に一気読みした作品です。
ウノハナさんは私的にハズさない作者さんだと思っているのですが、こちらも期待通りに面白かったです。
攻めの一弥にはちょっとイライラさせられましたが、それも含めて面白いと感じました。
若き才能溢れるボクサーと世界的チャンピオンの夢を半ばに絶たれたトレーナーのお話。
ボクシングにはあまり詳しくないので、専門的なアレコレは鵜呑みにするしかないのですが、計測の前に剃毛するってホントなんかな…数グラムも変わらない気がするけど。
それとか、一弥が岳にちょっかいを出したりするのは大人として、トレーナーとしてはダメだなぁと。
大切な試合前に動揺を与えるのもあかんよねぇ。
ここらへんに一弥への残念さを感じてしまいました。
岳はひたすらに一弥を慕って、懐いて、抱かれると嬉しくて…なんと可愛いワンコなんだろう。
小さい頃から苦労して、現在も厳しいトレーニングや減量を頑張っている岳には、もう少しも辛い目にはあって欲しくないという親心みたいなものが働いてしまいましたね。
一弥も揺れる気持ちが固まり、自分の人生岳にやるとまで言ってくれたことで早くも報われたような気分に。
描き下ろしは甘々なのですが、ますます岳がね、ワンコに見えました。
おあずけを食らってた犬、サイコーでした。
攻めの年上トレーナーさん、大人の色気を出した余裕ありそうな見た目してるのに、とってもヘタレなんです(><)
対して受けのワンコボクサーは、一途にずっと思い続けてるし、フラフラとトレーナーに拒否されてもいじけたりせず、ずっと曲がらず好きなんですよ。。
トレーナーは、立場や眼のことでぐだぐだ悩んで、わんこ受けを振り回してますが結局一途な想いに根負け?しているのを見ると、愛の力は偉大だな〜〜〜〜と感じました♥
イチャイチャしてるときは、年上っぽくドSな感じで攻めてるのがとてもおエロくて良かったです!
わんこ受けはずっっっといかなる時も可愛いままなので、ほんとにボクサー!?!?と疑いたくなるくらいThe忠犬でした。それが良い。
絵柄は純情ロマンチカに近いかな〜(*^^*)
一弥をひたすらに慕う岳。
ボクサーと、そのトレーナーの恋のお話です。
施設にいた岳を拾ったのは、岳が憧れたかつてのボクサー、一弥がトレーナーとして在籍するジムだった。
最初から、一弥一筋の岳。でも、決して口にしないし、ひたすらボクシングに打ち込む。
けれど、ふとした拍子にひたむきな好意がダダ漏れてしまう、かわいい岳。
ちょっとからかうはずだったのに、いつしか岳にのめり込んでしまう一弥なのでした。
ワンコだけど無口で態度に出すまいとするキャラが新鮮でかわいい。
そして、師弟関係を描きながら、しっかりエロいですね。
1巻は、岳と一弥が共にチャンピオンを目指すまで。そして、気持ちを隠しながらも好きが止まらない岳の想いに、一弥が堕ちるまで。試合前の告白シーンは胸にきます。
ずっと寝かせていたのですが、ようやく読んでみました^^;
結果、とても一途で可愛い受けにキュンキュンです♡
元ボクサーで現トレーナー・一弥×一途なわんこボクサー・岳
一弥に憧れてボクシングを始めた岳は、
日本チャンピオンになるほど力があるボクサーになったのに、
自分の中の一番大切なものは一弥なんですよね。
一弥のためのボクシングなんだなと思うと、
健気過ぎて泣けてきます。
遊びのつもりで手を出した一弥だって、
あの健気さに触れたら、そりゃ本気になりますよね^^
ただ一つ気になったのは、
受けのスポーツ選手って大丈夫?ということ^^;
負担が大きそうで心配してしまいました……
受けの岳が寡黙な新進気鋭のボクサーという設定なのに、攻めの一弥に少し親密な態度をとられると、乙女のような反応をしてしまうところがとても可愛かったです。何度も「可愛い」と内心呟く一弥に共感しかありませんでした。父親代わりに暴力を振るわれ母親には助けてもらえず、自ら施設に入った岳と、タイトルを取る直前に片目に損傷を負い、選手の道を諦めざるを得なかった一弥。お互いもう後がないという状況の中、相手と組むことで最大の希望を抱きながらタイトルを目指す、というストーリーにワクワクしました。
岳からの好意を認識した上で自分から一線を越えて手を出しておきながら、出した後に後腐れのないよう予防線を張ったりする一弥は、かなり狡い男でもあります。それでも岳の可愛さ、健気さに思わず手を出してしまう、そういう一弥のダメなところが人間らしいと感じる部分でもあり。けっして遊び人というわけではありません。岳が余裕もあって親身になってくれる彼に惹かれてしまうのは痛いほど分かる。目のことや立場の違いからつい臆病になってしまう一弥に、最後は岳ががつんと物申して考えを変えさせます。岳がただのワンコから主人と対等な立ち位置になった瞬間でしたね。愛と夢を両方手に入れた2人をずっと応援したいです。
すっごくよかった!受けがすべてです!素晴らしい!
虐待を受けて育った受けの岳が、憧れや尊敬や信頼、そして恋心を、トレーナーである攻めの一弥にまっすぐに向ける姿が健気で一途で愛しすぎて…
加えて世界ランクを目指すボクサーですから、当然強く、絞った体はとてもカッコいい。
強くて寡黙でクールな才能溢れる若きボクサーが、一弥だけに見せる恋する青年の顔。
真っ赤になったり、照れて目を伏せたり。
これ、一弥が落ちるの当然でしょ。
本当に可愛いんだもん。
網膜剥離のため、自分のボクサーとしての夢を諦め、その夢をそのまま岳に託す一弥。
最初はあまり考えなしに、可愛い岳に肉体的にちょっかいをかけていきます。
減量のためと称して、全裸の岳の剃毛をしたり、射精をさせたり…このへんの「減量と称して」のくだりはエロすぎてヤバイ!
ドキドキしまくり。本当にエロいんだもの…
その後も、岳の健気な想いに気付いてグイグイ距離を詰めていく一弥。
強引な攻めは嫌いじゃないので、きゅんきゅんしながら読みました。
当然そのまま距離が近づいていくものだと期待して。
ところがセックスして甘い一夜を過ごした後に、まさかの「昨夜みたいなことはこれっきりな」とか言い出したときには、(ちょ!!コイツぶん殴ってやろうか!?)と思いましたよ!
大切な未来あるボクサーに惹かれてしまう自分を恐れての逃げの気持ちからくるものなんですが、岳のまっすぐな気持ちへの答えはそれじゃないだろ?と。よくそんな軽い行動が取れたもんだな!と。
結局一弥は岳に惹かれていく気持ちは止められず、共に夢に向かって生きていくことを決めた2人。
最後、男たちの夢をかけた想いのぶつかり合いには涙しました。岳は最後までまっすぐだった。本当に素敵。
とにかく岳が好きでした。
途中の怒りもすべて岳が持って行ってくれました。
すべてを凌駕する岳に神をつけさせていただきます。
一弥には、もうブレずに逃げ出さずにまっすぐに岳を愛していって欲しいですね。
岳の幸せはそこにあるのだから。
岳が負った虐待による心の傷はかなり深いものなのではないかな?と思っていたら、そこに触れた続編があるんですね!
そちらも非常に楽しみです!
岳が犬ですね!もう一途で健気で一心に一弥を慕って遊びでもいいからって。
途中までは遊び心で岳に中途半端に手を出した一弥にちょっと…。しかも嫌がってたのに強引に。
可愛いとは思ってたんだろうけど一途な岳の気持ちはどうするの?とモヤりました。
でもだんだん一弥も岳にのめり込んで一度は岳を突き放しますが最終的には恋人に。
恋愛以外でも師弟愛や尊敬、トレーナーなのに左目の視力を失う恐怖、虐待や強いボクサーへの衝撃などなど本当に読みごたえがあります。
岳がとにかく可愛くて。全てが一弥の為なんですよね。すぐ顔が赤くなったり抱きついたり。
でも一度一弥に突き放されて自分の為に勝ちに行く気持ちを持てました。
確かに岳は幸せにならなきゃいけない人ですが、家族を持つことだけが幸せじゃないかもしれない。岳の幸せが一弥といることならそれでいいじゃない!
一弥とこれからもっと一緒にいられるといいね。