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4組のカップルと1人の男からなるオムニバス。
それぞれのカプの人間が繋がっていて、そのコア的な部分にもうこの世にはいない『ある男』がいるカンジです。
登場人物が多いですが、本当にどのキャラも魅力的です。『キヴン』のときも思いましたが、この先生はキャラ設定がホントお上手。細かいとこまで考えられているのがわかります。各キャラがリンクしまくってるので、頭に相関図浮かべながら読むこと必死です。
あとがきに、映画みたいな群像劇を目指しましたとありますが、まさに映画を観たような読後感、小説を読んだような内容の充実ぶりに、読んだ後ふああああ〜と余韻に浸りました。おさらいのためにすぐ読み返したけど。
『雪解けに、ナイフのような声で』
ラジオパーソナリティ•関谷×声フェチカフェ店長•新発田
ラジオ以外ではコミュ障ツンデレゲイの関谷が、ファンだという天然な新発田にカフェで声をかけられて以来、懐かれ、好きになっていくお話。
最初受けと攻め逆だと勝手に思ってたけど、年下攻め万歳!カワイイオッサン受けサイコー!
仕事以外では無口で無表情な関谷が、内心は新発田にデレッデレらしい。萌え!!
『桜蕊降る、残響の海』
ヤクザの秘書兼護衛•弥彦×死んだ恋人が忘れられないカフェオーナー•秋葉
出ました大好物ワンコ攻めの年上美人受!
この秋葉の死んだ恋人が冒頭の『ある男』です。彼の死以来、本命は作らなかった秋葉。弥彦とも身体のみの付き合いだったけど、惹かれていってるのも事実で、でも死んだ恋人を忘れることも出来ず、前に進めない自分を卑下しています。
それでも弥彦に捨てないでくれと言った秋葉を見て、切ないけど少しだけ救われた気持ちになりました。
『五月、未明の序章』
不穏な彫金師•亀田×会社員•荻川
亀田は道で荻川とネコを拾う。亀田がネコを引き取り、ネコに会いにと餌付けされに荻川が亀田の部屋に通うように。
ゆっくりのんびり恋が進んでいくお話。
のほほんとした荻川が実はSらしいので、リバでもおおいに可!!
『速星αより、栗の花落つ』以降6話
ヤクザの若頭候補•佐渡×自称オルタナティブヤクザ•忍
これがメインカプみたいな感じでしょうか。
ここで『ある男』の詳細が明らかに。
秋葉の恋人であり、佐渡の兄でもあるその男は、美しく周りのカリスマ的存在だがドクズの超ひとでなし。佐渡はそんな兄に反抗してましたが、その兄が事故で死んでしまいます。
その事故の相手がヤクザの組長の息子•忍です。それがこのカプの二人の出会い。
父子家庭で育った佐渡兄弟。父は事故相手がヤクザの絡みだと知り蒸発。もともと家庭放棄していた父のもと生活できていたのが兄のおかげだったと、佐渡はその時知ります。兄が事故の瞬間とっさにバイクのハンドルを切ったおかげで忍が助かったことも。
ひとりになった佐渡は、生き残った忍を恨めばいいのかもわからず、父や兄に対し何もしなかったことに後悔しますが、忍の言葉によって、忍の側で人生をやり直すことを決めます。
それから佐渡は忍の家に引き取られ、高校のときに二人は付き合い、現在の関係に至ります。半同棲状態だし付き合いも長いけど、普通の恋人のように愛を語り合ったりする関係でもない。二人を繋ぎとめているものが何なのかお互いハッキリとはさせてません。贖罪か?罪悪感か?同情か?
本当は初めから惹かれあっているのに、その感情には必ず兄の死が絡んでしまうのが切ない。
でも、忍がやっと自分の気持ちに正直になって、涙を溢れさせながら男前な愛の告白をしたときは感動しました。「くそみてぇに愛してる」名言です。
しかし感動シーンもコミカルなオチにしてしまうキヅナツキ先生…ww
後半は佐渡×忍カプがほぼメインですが、秋葉の進展も同時に描かれています。そこに他カプのキャラも絡みながら、まさに“なりそこない”の恋人達がハッピーエンドに向かう過程をギャグを交えながら美しく表現されています。
最後まで兄の存在も大事に描かれていてよかった。
書き下ろしも笑えたし、エンドロールもあるのでまさに映画のよう。
長々としたレビューになりましたが、これは本当に百聞は一見に如かずな作品だと思います。この内容を一冊分にまとめたキヅナツキ先生に全力で敬礼したいです!
くはぁああああ…。きましたよ。キヅナツキさんの3冊目。
二週とあかずに読める事は非常に幸せなのですが
出来れば小分けに味わいたかった!
というのは我儘ですごめんなさい。
ワケ有りなカップルの縁が繋がるオムニバス、
じーんと来ました…!!
キヅナツキさんの魅力は画力は勿論のこと、
コミカルさとシリアスの緩急が素晴らしいんです!!
元は小説を書いていらっしゃったらしいのですが
神はキヅナツキさんに何物を与えたのやら…。
ぶっふぉって笑ったりくすくす微笑ましくなったりなのに
心を刺すようなモノローグがぐぉっと襲ってきて
(なんかもう何言ってんだか、ですよね…すみません…)
改めて鷲掴まれました!!!
ラジオのパーソナリティなのに、
仕事以外ではあまり喋ろうとしない若者と
そのファンの、やたら喋り倒すし
愛情大盤振る舞いのカフェ店長(三十路w)。
恋人を亡くし、それに束縛され現実の雑音を疎んで
特定の相手を作らない男と
セフレという立ち位置だけど惚れていてどうしようもない男。
表情筋が無さそうに見えて実は情に厚いしあれこれ器用な彫金師と
慎みが無いというか人懐っこくて嘘のひとつもつけないようなリーマン。
中学で兄を事故で亡くし父に蒸発され、
分家の893に引き取られ、そこの跡目を愛する男と
ずっと好きでも言葉に出来ずケンカもしてしまい、
10年以上経ってようやく諸々自覚した自称“オルタナティブヤクザ(笑)”。
…オルタナティブって、一般的ではないような、
アンダーグラウンドなっていう意味らしいですね…知らなんだw
そんな彼らが大人のわりにわちゃわちゃやってるんですが
切なくも苦しくもなりながらそれぞれの幸せがそこにはあって、
本当に映画みたいな余韻が残ります。
キヅナツキさんの学生時代からのご友人と
デザインを全部なさったようですが
こういうモノづくりって素晴らしいです!!!
ちなみにご友人は男性らしく、BLもよくわかっていらっしゃらない
ドノンケさんらしいんですけども
帯で“猫”に“オトコ”とルビふる時点でBL上級者だと
キヅナツキさんはおっしゃっていましたww(呟きで)
もしやソッチのセンスもおありだとか…!!??w
忘れられない人がいても、ツラい過去があろうとも
幸せになっていい、幸せになるべきだというような作品でした。
これはもう御託はいい、とにかく読んでみて!!と
個人的に大プッシュです!!
巻末4コマとラストも含めて!!
4コマでは、中条の指に……あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!
Oh,yeah~!君を好きでよかった!!!(なぜかウ○フルズ)
…もしお好みでなかった方には…すみません…。
一言で言うと、買って損は絶対にしません。買うかどうかもし迷っているのなら、買った方がいいです。買って下さい。そして読んでみて、貴方が思ったことをかわりにまだ迷っている人達に伝えて下さい。
私は、この本を読んでみて、これは何年か後になってもまだ読みたいと思う本だなと思いました
綺麗で切なげな表紙に惹かれて購入。期待を裏切らない素晴らしい作品でした。
皆さんも仰っているように本当に一本の映画を見ているような感覚。綺麗にまとまっていて最後の最後まで素敵な雰囲気です。とても心地良い感動の余韻に浸ることができました。
切なくて優しくて暖かい。胸が締め付けられ涙がこぼれました。オムニバスですが全ての話がリンクしているのでとても読み応えがあり、深いです。何度も何度も読み返しています。登場人物は確かに分かり辛いですし人間関係も複雑で少し混乱しますが、ページを戻って確認しながら、綺麗な絵と素敵な雰囲気に浸りながら、ゆっくりと読み進めてほしい一冊です。
私の言葉ではこの作品の素晴らしさを充分に表現できませんが、私にとって本当に出会えてよかったと思える作品でした。買って損はしません。たくさんの方に読んで頂きたいと心から思います。
ストーリーやキャラ関係については他の方が詳しくレビューされている通りです。
作品の良し悪しは人によるのでネットでの評判はあまり当てにならないな…と思っていたのですが買って損はないというみなさんの後押しでついに購入!
読んでみて、読んだ後の満足感がなんともいえない。最近、内容のない濡れ場ばかりの作品で飽きていた私の心にとても染みました。この内容を一巻にまとめ上げた製作者様に脱帽です。
アニメイト購入特典のペーパーもなかなか良いものなのでご購入の際は是非アニメイトで(^-^)
『リンクス』は物語同士・人物同士がごちゃりと絡み合って、関係しあって繰広がっています。ゆえに題名がリンクス!!
ほんともうね、繋がりを確認しながら読んでいこうと思ったのに、全く把握しきれませんでした、わたしッ!おばつんなのかな!?理解力自体無いって可能性もあるけれどもなッ!
…って事で。
物語を楽しむために、関係を把握するのを諦め『こいつは読み切りだ!』と思って読みました。(←これ、楽しむためのコツだと思う)
難しい事考えたら負け!考えるな、感じろ!!方式で読み進めていったら、そしたらあら不思議、めっちゃ面白かった!
その上、一話一話めっちゃ楽しんで読んだら、関係がすごく良く分かってきて、どうリンクしているのか把握できてしまったという不思議。
自分の中の評価も、萌×2⇒神になっちゃったという不思議。
とりわけ私は♯5が一番ぐるぐるしました。
なんというか。1人の人に対する評価なのに、その人について抱いているその時の感情や考え方、見ている角度、抱えている心によって、色々ととらえ方が変わってしまうものなのだな。…と。
一話の中で、一人に対する思いが、目まぐるしくかわってしまって…。本人に『本当はどうなの?』って確かめられるのなら、こんなにもぐるぐるしないのになぁ…。なんて思ったり。
よく考えてしまうと、父に結構なムナクソ悪さを禁じえませんが、佐渡@子供時代目線のためか、急に目まぐるしく状況が変わり混乱している様がとても伝わってきます。劇的な状況変化過ぎて感情が追い付いていないんじゃないかな。とか。
いない人の思いは慮るほかなくて答えがないから、だからいつまでも囚われてしまうんじゃないかな…。なんてほんとぐるぐるする。そしていまもぐるぐるが尽きないw
でも、最後も最後。奥付の部分に書かれた吹き出しで、わ~!!!ってなる。
良かったとか悪かったとか嬉しい悲しいじゃなく、なんかわ~~!!!って。
小ネタ的には佐渡が関谷のラジオリスナーなん!?て思ったり。
帯の後ろの『生かされたふたり』って文言に胸だか腹の底だか分からんところが、ぎゅ~~~ってなりました。
ちょっと経って、またじっくり読みたい。そんな本です。
大好きなキヅナツキ先生の新刊ということで居ても経ってもいられず買いました…!
読了後の満足感がなかなか消えません。
少しこちらでの、オムニバス形式で描かれていて各話がリンクしているというレビューを拝見してから、一話ごとに丁寧に読みました。登場人物が多く、雪村せんせいとケイくんに出てた北上くんも登場していて驚きましたが(笑)、やはりさすがはキヅナツキ先生といったところでしょうか。
すごくハイセンスに作られていますし、絵柄も安定していらっしゃいます。安心して読むことができると思います。
CPは裏表紙にもある通り、四組出てきます。四組も出てくるのか、と最初は身構えましたが、杞憂に終わりました。なんせ230p越えの大ボリュームですから、飽きさせません。書き下ろしもキャラのプロフィール、四コマ漫画など充実してます。
個人的にもう少し読みたかったなあと思ったのは、荻川くんと亀田くんの二人ですね。亀田くんが攻めかと思いきや、書き下ろしでは実は荻川くんが攻めだったので、もっといちゃついてるところ見たかったです。←
ですが、本当に登場人物たちがいろいろなところで、想いでリンクしていて、すごく読み応えがありました。
とても素敵なストーリーでした。
でも、オムニバス形式で複数の登場人物がどこかで繋がっていて
よく見てよく読まないと、ちょっと関係性が一度で理解しきれず
何度も読み返し、「この人とこの人が・・・え~と」のような独り言が
自然に出てしまいました。
最後のページのそれぞれのCPの紹介をよく読んでから
もう一度読み返すと、すごくよくわかります。
そして、素晴らしいのはそれぞれの登場人物のセリフや心の声
状況説明などに無駄がなく、多くを語らないのに的確で心に響く。
キヅナツキ先生の絵が、「このお話のための絵」と思えるほど
ストーリーにフィットしていて、とっても好きです。
微笑ましかったり、切なかったり、考えさせられたり・・・
それぞれのCPが抱えた問題が、少しづつ明らかになり
それをみんなが何気なく支えてフォローしてそして乗り越えて
二人の絆がまた一段としっかりと強くなって
4組のCPの偶然の出会いと運命に、人生てわかんないなぁ・・・と
しみじみ感じながら、いろんなことに納得させられてしまいました。
どのお話もきゅんときたりジーンときたり、
目頭が熱くなること度々でしたが、最後の4コマいいですね~
特に「攻め?⇔受け?」超笑えます。もう、声出して笑いました。
細かい描写がいいですよね。
そして、本当のラスト「ゆっくりいくから」「ゆっくりむかえにきてくれ」
もう、じわぁ~と来ました。
このお話のキーポイントである、今は亡き佐渡のお兄さん。
この方の役割がとても大きいです。
オープニングとラストが繋がってるんですね。
すごく奥深い、感動的な終わり方でした。
この4CPのこれからをもっともっと見ていきたい気持ちになりました。
先日購入してから、もう何度も読み返した作品です。
何度目でも「あ、ここの部分はこういう意味や伏線なのかな」とか「ここの台詞回しがいい」とか、読むたびに訪れる味わい深さがあります。
忍くんのストーリーが一番のお気に入りです。
よく作り込まれたお話だと思いますが、もちろん他のキャラクター設定もお話も緻密に練られています。
表情だけで空気を感じさせてくれる、小説では出せない漫画だからこその良さもあります。著者の方の後書きにもあったようにオムニバスの映画を見たような満足感のある一冊ではないでしょうか。
キャラクターの書き分けについては、たしかにもう一つ二つの差異を作ってもよいと思いますが、それぞれの顔に浮かぶ表情は全くの別物だと感じられます。読むたびに伝わる魅力の一つですね。
いつも一度に数冊買ってまとめ読みするのですが、この本を読んだ日はこの本ばかり何度も読み返しました。
こういったお話が好きな方なら、深くまで世界観に陶酔できるのではないかと思います。
なんの情報もなくオムニバスということも気づかず読みはじめました。
最初は「えっ!もう違うCPいっちゃうの!?」
と思いましたが読み進めていくとなるほどそういうことか!!
あそことあそこがこう繋がっててここがこうで~と繋げるのにやけに時間がかかってしまいましたが(私だけかと思いますが(^_^;))謎?がとけるのなんの事はない!
あっという間にのめり込んで読破してしまいました!
素直になれなかったり素直すぎて相手がとまどってしまったりなかなか上手く踏み出せなかったり…
この繋がりの中でとても不器用で純粋で幸せな恋がたくさん動いてました。
読んだ後で余韻が残ってこちらまで幸せな気分になる作品でした。
個人的には亀田くんと荻川くんの話がもっと読みたかったかな