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shojo shitsuji
何度目かの読み直しです。
初めて読んだ時はサイを害獣でなんて鬼畜なんだ!と思ってました。
しかし再読なのでサイの気持ちを考えるとまた違う感想になります。
あんなやつに心酔して尽くして何もかもを捧げている己裕をサイはどんな気持ちで…(泣)
何度も己裕にどう思った?何を感じた?と問い続けるサイ(泣)
己裕からしたら地獄な日々のはずなのに、少しずつ変化がみられ…。
このサイの献身を!憎まれても軽蔑されても喜ぶサイ。そしてついに…!!
なのに!!
あ〜忘れてた!最後そうだったよ!なんてこった(泣)
今度は己裕がサイに寄り添って見守って、忘れられても尽くして。
でも、やはりサイは己裕を好きにならずにいられないんですね(泣)良かった〜!!
ここまで長かったね!でも良かったね!もう邪魔も来ないよ、平和に仲良く穏やかに生きてね!
本当に見事なお話ですね。
害獣だと思ってた相手が!害獣攻めじゃないけど、ありえないって相手が攻めなのもいいもんですね!
文句なしの満点!
沙野風結子先生のお話に笠井あゆみ先生の絵。
これ以上の贅沢がありましょうか。
表紙は大好きな黒髪受けのあられもない姿、期待度マックス。
処女執事ってことは未通で貞淑な受けなのね、と思いきや。
まさかの"V"にびっくり。
己裕とサイが過去につながってただろうなと予想できたけど、そんな関係だったとは…!!
このままハピエンに向かうにはページ数残ってるなと思ってたら、サイがぁぁぁ涙!
サイが言い残した言葉が2年の時を経て実(と身も♡)結び、文句なしの読後感。
沙野作品で一番すきかも!
いや〜、タイトルから表紙から…エチエチなところも、そして内容も読み応えたっぷり、もの凄かったです…(ああ、語彙力。。)
人間の、「他者の命を犠牲にしてでも生き永らえたい」という欲の深さ。
序盤から最悪な印象しかないサイへの見方が、最後には180度変わってしまう面白さ。
則雅への愛を貫きたいのに、サイひどい、許すまじ!なんて思っていた自分を、終盤はたきたくなりました。なんも分かってなかったー…!
V種型執事、のVとは何か、と作中で己祐が問われた時、Venusぐらいしか思いつかなかった自分…答えが分かった時、そして執事が作られた目的が分かった時には、なるほどそういうことだったのか、と膝を打ちました。
そしてもう、笠井あゆみ先生のイラストが最高に最高。
電子で購入したのに、なんとなく後ろを気にしてしまうという。笑
セッの方も、もうこれ以上何も言えない、というほど素晴らしかった。特に終盤、激しい戦闘を終えて2年後の、記憶を失ったサイとのセッは、切なくて泣きそうに( ; ; )
「ここが俺にキスしてる」「俺からもキスしていいか?」
…もう、萌えしか広がらなかったです。。
キャラ、設定、挿絵…とにかくどれもが好きすぎる、豪華な一冊でした✨
執着攻め好きとして以前より気になっていたこちらの作品、答姐の掲示板で先生の作品がおすすめされていたので読んでみました。初読み作家様です。
まずタイトルの処女執事って何だろうと思ってました。よくわからないけど淫靡な響きだなと笑。読んでみたらそういうことだったのか〜。ちょっとSFっぽい内容なんですね。普通のファンタジーはよくありますが、BL小説でこういう感じの作品を初めて読むので新鮮でした。
初めは受けが一方的にひどい扱いを受けている感じでかなり不憫です。また受け視点なので、攻めが何を考えて行動してるのかわからず謎が多かったです。
その後二人の気持ちの距離が少しずつ近づいていく場面がいくつかあるのですが(公園デートとか、雨でびしょ濡れになった場面)、その描写がすごく素敵でキュンキュンしました。
二人が心を通わせてからもあっさりハッピーエンドにはならず、いくつか波乱があって、どうなるんだろうとハラハラしながら読みました。
最後まで展開に捻りがあって面白かったです。
溺愛執着攻め好きの私には大満足な作品でした♪
全てを読み終えてからまた読み返すと、たくさんの伏線が散りばめられていて、ここはこういうことだったのか〜と二度楽しめました。
後書きに記載あるように、こちら後日談がWebで公開されています。出版から8年経ってますが、まだ読めました。そちらを読んでますます満足感が増しました!未読の方いましたら、ぜひ読まれることをおすすめします☺︎
笠井あゆみ先生のイラストは、作品の雰囲気にぴったりで、こちらもとても素敵でした♪
過去のアワードや不朽の名作などにランクインされていていつかは読みたい作品でした。
タイトルや表紙から、執事が主人に処女奪われちゃうエロいやつやんだろうなぁ、などとふんわり思ってたんですが…。
「処女執事」の意味が想像してたのと全く違ってました。
一瞬、主人のためだけに作られたアンドロイドかとも思いましたが、人間でありながら主だけに仕えるように作られた執事であるという設定がすごく良かったと思います。
序盤は己裕にとっては幸せな則雅との主従関係が突然現れたサイによって壊されていき、サイは悪者のように映ますが実は…というどんでん返し的な展開にもドキドキさせられました。
事あるごとにサイが己裕に自分の感情を言葉で表現させようとしていた意味が分かった時、サイの深い愛情が伝わってきて胸が熱くなりました。
沙野先生の作品は初読みだったのですが、とても読みやすい上、設定上少しお堅い喋り口調とエロスのギャップがとても良きでした。
これを機に他の作品も読みたいと思います!
初めての作家様です。
タイトルが個人的に衝撃があって、今まで購入していなかったのですが
レビューを読んで、読みたい!と思い勇気をだして購入しました。
ネタバレ無しで読むほうが楽しめるかと思うので、詳細は伏せて書きたいと思います。
最初、サイの行動が酷くて、則雅と己裕のことを考えると胸が痛かったです。
でも、全部読むと印象がかなり変わりました。
サイが己裕のホクロに固執した理由もわかるし、
最初はひどい話だと思ったけど、純愛なんですよね。
いやぁ…すごく面白いお話でした。
読んでよかったです。
タイトルが…と思って読んでない方にも是非読んで欲しいなぁと思いました。
いえ、作品名が強烈すぎて手に取るのを躊躇すると言うか、笠井あゆみさんのイラストに羞恥心が負けると言うか!
ですが、これは躊躇せずに読むべき作品でした!!!
もう挿絵のイラストにクラクラします。下級使用人達も男前で、、、
お話は、単純な主従とか執事が主人に責められるとか、そういうのをぼんやり想像していたのですが、全くもって良い方向に裏切られました。
ネタバレを読まずに読んでいただきたい作品。
サイといることで、彼の執事になった巳裕が少しづつ変化していく様は読んでいて引き込まれました。正直、作品名で読むのを躊躇してたというか、食指が動かなかったのですが、間違ってました。
もっと早く手にしていれば良かった!
タイトルで損してる気がする…。
もちろんエロいはエロいのですが、それ以上に内容がとても良かったんです!!
かくいう私もタイトルで悩んでいましたが評判の良さで購入。
本当に読んで良かった!!
私は驚きがあったので、ぜひネタバレなしで読んでいただきたいです。
なので詳しい事は記載しません。
そしてとにかく攻めが不器用。
受けに酷いことするし、言葉足らずで最初は何を考えているのか分かりませんでした。
けれど、正直やられた。
いや~~面白かった!
今まで出会ったことのない設定でとても楽しめました。
イラストもすごく美麗。
攻めの印象が、序盤からめくるめくように変わっていくのがとても爽快な作品でした。非の打ち所がないように描かれる則雅に比べ、あまりにも爛れた登場の仕方で、その後則雅から己裕を引き離すやり口も横暴。なんて嫌な奴なんだ、と己裕も読者も感じたところから、徐々に本来の彼の姿が見えてくる。ドSな男が実は案外優しい、というのはベタ中のベタですが、サイの場合は感情的にも社会的にも横暴にならざるを得なかった理由があって、むしろ最初に確実に嫌われるであろう方法で己裕の隣を勝ち取った彼の覚悟に好感を覚えるほどでした。
サイと己裕の出会いは必然であり、読み終えればサイが己裕を見つけてくれて良かったと誰しもが心から思えるようになるでしょう。逆に少し引っかかったのは、則雅について。途中からサイと己裕から拒絶される存在となりますが、心臓が弱くいつ死ぬか分からないという彼の孤独にも誰かが別の形で寄り添ってあげられれば、と思ってしまいました。明日も分からない状態で、誰とも深い関係を築けずに孤独に死ぬのは誰だって怖い。己裕を1人の人間として扱うふりをしておきながら、実は水面下で彼に恐ろしい末路を用意していたのは確かに非道だったけれど、長年彼も1人で孤独や恐怖に耐えてきたのでしょうから、彼にも何か救いがあって欲しかったなとも思いました。タイトルの「4人」は3人の処女執事と、則雅を指しています。
衝撃なタイトルとカバーイラスト、しかし読んでみると純愛で息もつかせぬ展開、もうビックリで大好きな作品になりました。
沙野先生のサイトにssやエピローグがあり、こちらを読むとより満足感が増しますので、必ず読むべき!
私は、沙野先生の表現や文体がすごく好みです。処女執事はダントツに良い!
おススメします。
Kindle unlimitedにて。
強烈なタイトルと笠井さんの強烈なイラストと評価の高さにずっと気になってたのですが、強烈過ぎて躊躇していました。
貞淑で盲目的な意味合いの強いパワーワードから始まるストーリーですが、人工的に手を加えられた人間から洗脳や抑制を廃し真人間に生まれ変わろうとさせる、血が通っていく経過がドラマティックでした。新しい世界で新しい感情を見つけていくお話が大好きです。
二条からサイに契約変更させられ、愛する二条旦那から切り離させられた執事!(名前がいかんせん覚えられない)
私は主人と執事の関係&記憶と関係を取り戻す展開…がとっても好きなので、ずっと元鞘に戻って欲しくて(だからどハマりできず萌2)途中ネタバレ読んでから挑みました。
埋め込まれた設定で主人を慕い、相手は別の思惑で執事を愛する。相手が身を投げ出すよう感情操作することは目的の残忍さを和らげるように見え、二条にそこまで悪質さを感じさせず(彼のような資産家の後継ならやりかねない)、もっと悪どい演出でも良かったと思うのだけど、その匙加減に私個人の人間性を考えさせられたので結果良かったです。二条家事情はともかく、サイの家事情はどうして執事(クローン)に頼ったのか疑問で、執事以外のクローン製作機関がなかったのは変だし、ちょっとタイトル出オチ感は否めませんでした。
サイが強引な人間に見えて執事の姿が見えないと部屋を探し回り、執事は覚えた嫉妬に身を焼き、元旦那は病弱で執事を求め、知り合った処女執事は反抗する。色んな人の思惑が駆け巡るクライマックスは面白かった!
以下最後半ネタバレ
記憶をなくしたサイと抱き合っている時の
「俺はこんなことはいなかったのか?」
「………、しました、が」
が最高でした。言葉攻めと敬語受けが続きましたが最後のベッドシーンが気持ちも粘度も一番濃厚だったー。
思った以上にSFでそうだったのか!!という驚きや作り込みは面白かったです。
でも、どーーーーにもモヤモヤする!!
則雅が実は…だったわけですが、
己裕の手のひらの返しっぷりに、ちょっと付いて行けなくて、あんなに慕ってたのに!?
則雅を想って悔しさを噛み締めてる己裕、記憶だけでも残して起きたいといういじらしさや高潔さに萌えていたので…
則雅の前でフェラさせられたシーンも背徳感いっぱいで!!!
だけども、想ったより簡単にサイに傾いてしまってショックでした。それだけ、則雅への忠誠心は偽物だったって、ことですかね…
冷酷非道な攻めが実は…ってストーリーは好きなんですが、エロ描写もステキだったんですが、なんだかスッキリしない気持ちのまま読み終えちゃいました。
まず、表紙がとてもエロティックなのでちょっとためらっている人がいたら後悔しないように読んだ方がいいです。おそらく印象がガラッと変わります。
Kindle Unlimitedにあったので読んでみたら、面白くてあっという間に読了してしまいました。ここでの神評価の多さにも納得。沙野先生らしい謎多きストーリーになんども唸らせられました。執事ものをしっかりと踏襲しつつもSFのようでありサスペンスのようでもあり、とにかくその融合具合というかバランスがすごい。キャラクターの印象もある瞬間からガラッと変わるところはゾクゾクします。
これはネタバレ見ないで読んでほしい!
最近漫画にマンネリを感じて評価の高い小説読み漁ってます
表紙だけみると、エロエロだけの作品か?と思いますがそんなことありません
小説だからこそできる緻密な設定とキャラクター表現、そして情景
キャラクターの心情なんてそりゃあもう細かく書かれてます
巳裕がもう絵に描いたような執事で、序盤はそんな巳裕を策略で引き裂いたサイが敵にしか見えなかった
なぜ、そんなに巳裕に執着するのか?なぜ則雅を憎んでいるのか?そんな疑問でいっぱい
そして理由もわからないまま犯される巳裕…
犯されてるときの巳裕のセリフがもう最高でしたね。旦那様呼びが一番萌えた…
そして超お慕いしている則雅の前でするフ◯ラ
こういうシチュエーションで萌えた自分はもう闇の腐女子なんだと実感してしまった
だってエロいんですよ!!!自分が則雅になって読んでしまった
そして読み進めると明かされる真実、序盤の疑問の答え達
挿絵もありスルスル読めた
エロだけでなく、ストーリーこだわっていて読み応えありました
面白かったです
名作の呼び声高い本作、ずっと気になってはいたのですが、
表紙の迫力と”処女執事って(??)”な戸惑いから読めずにいたのですが…、沙野先生、天才ですか?っていう感動とともに、やっと読了しました。まさしく傑作ですね。読めてよかったです!
カズオ・イシグロの”わたしを離さないで”を想起させられました。BL版のノーベル文学賞レベルの内容です…。根幹にあるのがラブストーリーなので、めちゃくちゃ重いモチーフ(人間が人間のクローンを利用するという…)を扱っているのに、すらすら読めてしまいます。たぶん、直球でこのテーマだったら、読み切れるかな?と。しかも、違和感なくするっとその特異な世界観に入っていけるという、沙野先生の筆力のすばらしさ!
前半と後半で、読者の価値観がひっくり返される展開に心臓が鷲掴みでした。すべての根源は愛だったんじゃーと理解できるまでは、とてもスリリングな展開です。非道に見えていたサイの態度は、実は己裕がアイデンティティを取り戻すために必要な行為だったんだと知ることになります。
自身の内からでる感情を取り戻していくうちに、記憶も徐々に戻っていくという過程に尊さを感じます。憎しみや悲しみも含めて、すべての感情を取り戻すことで人間らしさを再構築していくということが、サイと己裕の関係性においてとても重要な過程なのですが、そこに深遠なるメッセージが込めれていると思わずにはいられませんでした。
が!でもBLですから!そういう諸々の大切なことはそれとして、濃厚なエロに痺れました。サイの意地悪な言葉攻めにゾクソクしながら、”入らないで…””触られたくない…”という、やめてとお願いする己裕の敬語の抵抗(むしろ煽り)に萌え転げました…( *´艸`)
笠井先生のイラストも文句なしの神です。
淫靡な表紙絵やtitleから想像できない、意外性にびっくり。
淫靡な表紙にそぐわない、真面目な社会問題をとりあげています。
デザインベビーや臓器移植用のドナーとしてのクローン培養のお話。
これは、現実に起きて居そう。生々しい、恐ろしい。
私たちに公開されているのは、ヤギのクローンだけど、中国辺りならこの小説のようにデザインベビーを培養していそう。あの国は、胎児を若返りの薬として食う習慣があるくらいだもん。
面白いというより、恐ろしいSFファンタジ―でした。
みんな騙される淫靡なtitle「処女執事」の処女の意味あいが違う、白紙の状態という意味で、依頼主の思う様に白紙の脳に情報書き換えが可能な「人造人間」と言えばいいのかな。
この小説の場合は、クローンであっても、主人の登録をしなければ、自我が残り人としての自由選択できる意思確保ができる設定。
ミヒロや202号の兄のように、真の目的が臓器提供用ドナーとしてのクローンの場合、意思があったら拒否るに決まっているので、ロボトミー加工もされていてもおかしくないのに、この小説はツメが甘い所があると思う。
非情なミヒロの依頼主なら、ロボトミー化を加工していてもおかしくないよね。11才の子供に死を命令した人なのだから。
色々考えちゃうなー・・。
著者ブログの追加の書き下ろしも、ヨカッタです。
http://blog.livedoor.jp/sanofuyu/
神評価。
いつか読もうと、無料の時にダウンロードしておいた作品でしたが、ようやく読みました。
なるほどー
完全にミスリードされた単細胞な私です^^;
初めは、則雅が味方だと信じてしまい、
自分勝手な振る舞いをするサイの事が好きになれませんでした。
まさかね、そういう話だったか!
と、目からウロコ⁉︎
アンドロイドものなんかでありそうな展開ですよね。
ただ、ちゃんとした人間なので、
洗脳をとき自己を確立した後は、
普通に幸せになることができるという点がメリットであり、
良かったと思えた点でした。
ただ、サイよ……もうちょいやり方はないのかい?
と、初めの方の展開は好きになれませんでした。
己裕に憎まれないとダメだったのかな?
そして、意外とあっという間にサイに靡いた己裕にもビックリ‼︎
則雅はめちゃ悪い奴だったけど、
急に大嫌いになって呼び捨てにするとは……
もう少し葛藤はないのかい?とも思いました(^^;;
最後もね……思うところありますけど、
今までの流れからすると、記憶があろうがなかろうが、
お互いに何度でも好きになるということなのでしょうね。
怒涛の展開にあっという間に読み終えてしまいました。
なんだかんだ言って引き込まれてしまったのは確かだし、
これからの2人を想像させる、
いい終わり方だったのかもしれません。
何かと、ちるちるさんのサイトでタイトルが上がるので、ずっと気になっていました。表紙で敬遠されると勿体ないです。
タイトルの「処女執事」はイメージしてたものと全く違ってました。
超展開の執事ものでした。設定やストーリー共にとても練られた作品です。
読んでいくうちに頭を撃たれるような事実が明かされ、その事実を元に自分なりにアレコレ推理をする楽しみがありました。中盤から「そう来るかー!」という怒涛の展開に呑まれました。それでも根底にあるのは、とても甘〜い、恋でしたね。
サイが「権利を拡大するための戦いをしている」と言っていた本当の意味を知った時のショックは大きかったです。世界観が世界観だけに全体的に胸が抉られる事が多くて。。全ての真実を知ってから、もう一度初めから読む返すと、作品の見え方も違う・・という嬉しいカラクリもあります。
エピローグは小説に収録されおらず、先生のブログにアクセスして読む事が出来るんです。ところが、パスワードがある種の人間にとって「どんな羞恥プレイだよ!」というものでして…。勇気を出した先に見られたのが、見たこともない素敵な景色で、、。とっても憎い演出でした。
沙野先生のお人柄と沙野作品の根本がリンクした瞬間で微笑ましかったです。
あらゆる意味ですごかった……!!
文章の濃密さと、表紙のエロさ!!
そして、隠された秘密。
すべてに圧倒されながらも、ページをめくる手が止まりませんでした!!
これ表紙がすごくて、通販で購入しました。
題名もね、すごい中身を想像されてしまいそうですよね。
たしかにエロも丁寧に描写されております。
ですが、内容的にはとても深い愛の話です。
そして、人間のエゴが作り出す生命に対する責任の重さ。
作り出された生命に宿る心を無視してはならないとか、
何かちょっと難しいこと考えちゃいました。
それはさておき、お互い記憶を失くしても何度でも惹かれあう二人に
そんなかわいそうな事してやるなよ。と、切なくなりました。
とにかく愛のお話でした。
笠井先生の挿絵がとても合っています。
読後に自然な笑みと感動が溢れるお話しでした。
タイトルから想像していたエロエロな(もちろんエロもありますが)お話しではなく、設定がきちんと作り込まれている感動的な純愛物語でした。
始めは遺伝子操作された主人に絶対的な信頼をもち服従する処女執事なんで、SMの奴隷と主人の関係に似ていてエロいなと思っていました。
受けの執事巳裕が、洗脳で心頭していた主人の則雅は紳士的で優しく理想的な人でした。
性的な行為もなく、執事として幸せに暮らしているところに害獣として現れるのが攻めのサイです。
数年後に大好きな主人から、攻めのサイに強引に奪われ、性行為まで強要され、サイの事を心底憎むようになります。
しかし、サイと巳裕は実は巳裕には記憶がありませんが、幼い頃から共に過ごしお互いに愛し合った恋人同士でした。
外見も美しく、執事としての高い知識や技術を持ち、洗脳により主人に対して盲目に心頭している人形のような巳裕に、人間的な感情を取り戻させる為に、サイはわざと憎ませたり、快楽に溺れさせたりするのです。
始め読んでた時は性行為も憎しみながらで巳裕が可哀想でしたが、後でわかりサイの気持ちを考えると切ない気持ちになりました。
最後は、巳裕を助ける為に拳銃で撃たれて記憶がなくなったサイが、巳裕の事を忘れている状態から巳裕に惹かれて、両思いになったのが良かったです。
執事として尽くしてきた巳裕が、やっとサイに「好きです」と伝えられた場面が特に感動的でした。
あと笠井あゆみ先生のイラストが恥美で美しいです。
表紙のエロエロなイラストとタイトルに、エロ重視のお話しかと思って読むと、サスペンス要素や切ない展開に良い意味で驚かされた萌え要素の高い作品です。
思いのほかサラッと読めてしまった作品でした。
則雅への想いを抱えながら感じてしまったり、則雅に見られながら背徳感と絶望感の中で果ててしまう処女執事を期待していましたが、なんだかアッサリとサイに心を開いてしまった印象。
則雅への想いを越えてサイに惚れたとてつもない恋愛だと感心していたんですが、オチを読むと「なんだ最初から好き合ってたのか」と落胆。
サイもなんだか急に一気に優しくなって???まぁ本来最初から優しくしたかったみたいだからしょうがないけども。いやだったらいくら黒幕だったとしても己裕の慕ってる人の前で最初そんなに傷つくことする?
じわじわと懐柔されて、意識しだして、自分から攻めを求めてしまう受けが好きな私は、一度やり始めたら最後までしてしまうエロシーンは好みではなかったけど、69の描写はとっても興奮しました。
焦らされてサイの舌に自身を擦り付けてしまう己裕が、咥えられて達しそうになって「で、ます」ときちんと予告するのは執事らしいなと思いました。いたたまれない気持ちで主人に口内射精をしてしまって「まだ、出ています…まだ」と口走っているのも最高でした。小説でも漫画でも口内射精の描写って 我慢できなくて放ってしまう→受けが余韻でボーっとする→攻めが飲む みたいにサクサク流されてしまうんですが、もっと攻めの口内に放っている途中の気持ち良さとか恥ずかしさとかを描写してほしいと思っていたので、この作品で丁寧に書かれていて嬉しかったです。
****** 朗報、朗報、朗報! ******
まずはとにかくお伝えしたい事を!
ある電子ストアのレビュアーさんが、
「この続き、気になる方もいらっしゃいますよね。沙野先生のブログの「処女執事エピローグ」にて続きが読めますとあったのです」
読んできましたよー。コレは本当に朗報!ステキでした!レビュアーさんありがとうございます!
またこのエピローグの背景が良かった!作中の転換点とも言える背景と同じようなんです!
沙野先生!ここでも伏線バッチリじゃあないですか!天才!
本編にぜひ加えてください!と思ったのですが、
これはページ数の都合かしら?
それともあのエンドでは先が気になり過ぎる!という読者の声が多かったのかしら?
うん、これだな、きっとファンサービスしてくださったんだわ(=´∀`)。
とにかく、
あのエンディングで納得した方、
この先の2人が気になるという方、
どちらの方もこのエピローグを読んでもさらにさらに満足される事間違いなし!です。
さて、感想も書きますね。
BL紹介サイト2015年度で11位、レビュー数が多いのがよく納得できました。
おどんでん返し3回かな?その間にもドンドンと伏線を回収していくんです。それも取って付けたようなものではありません。
お話自体もちょっとだけSF?ファンタジーが入っていてドンドン先を読みたくなるんですが、きちんとその中にボーイズでなければ出せないラブがたくさん詰まっていています。
おエロシーンも最初はツライのですが、その後は2人の思いが通じあってからなので沙野の先生にしては普通ですが(先生の「秘密は咎に濡れて」のエロはぶっ飛びーです。ぜひ御一読を!)、ストーリーも盛り上がってるので萌え萌えです。
最後の最後は希望で満ち溢れた人生が待ってるんだなぁと読後感最高でした。
ただ、これは上記の朗報がありますけど。
しかし、ゴメンナサイ、最初はこのタイトルと表紙に
「おエロうござんすな。みなさんもスキものよう、でへへへへ」
と思ったのですが、この作品はそればかりではないですよね?
確かにキャッチー、それにつられてホイホイと買ったわたしですが、そういう読者のギャップを誘うためのタイトルと表紙なのかな?
そしてこの超アダルティーな作品を書店で購入される皆様はどうしてられるんだろう?
と心配になってきてしまって。
というのもこんなに素晴らしい作品だからぜひお手にとってもらいたいなーと。
ただ、沙野先生ファンと今の情報世代なら目星つけてサッと買っちゃえば良いのかな?
沙野先生の作品と笠井あゆみ先生のイラストのマッチも見なきゃ損ですしね。
作中の逆さになってるイラストははスマホ画面縦読み固定でぐるっと回してかマジマジと見ましたψ(`∇´)ψ。
そう、18禁を選べない電子ストアでは表紙の下部、危うい部分が黒塗りになってますま、実物はそれだけ際どいです!
本作品は166ページですが、他のBL小説も大体同じページ数だと思うのですが、非常に長いお話を読んでるように感じます。
それだけどっぷりと世界観にはまれるんです。
800円で大変お得な買い物でした。
あ!そういえばいつもの沙野不死がありました!
ミルキーデザートって!
やっぱりその後トラウマもなしに美味しくなるなんて愛の力かなー?
好きこそ物の上手なれってか?
タイトルとカバーでずっと気になっていた作品。何かまじめな執事がイケないことを、、的な沙野さんのH作品かと思いましたが全然違いました。どちらかというとシリアスで痛い。
サスペンステイストで、悪役の種明かしが後半にあるので、前半はややすっきりしない読み味。オラオラ系のサイ、盲目的に主人に使える己裕、優しそうな主人。これをひっくり返していくので、なんとなくキャラ描写とストーリーに割り切れない気持ちのまま読み終えてしまいました。
『処女執事』というタイトルだけあって、とっても格調高く美しい表紙で二人のポーズもたまらなく艶かしいうっとりするものですが…私の願望が見せてる訳じゃないよなぁ~、う~んやっぱり例のモノが…見えてるようにしか見えない(笑)
カラーでこんな美しいワンシーンが拝めてメチャクチャ嬉しい反面、なぜ表紙に…保管にさえどぎまぎものです。
なかなかこの作品を店頭で買われる強者の方はいないと思いますが、購入予定の方はいろんな意味でドキドキしてお買い求め下さい(笑)そしてさらに糸を引く白ブリーフ…。
※苦手な方はすみません、以下スルーして下さい。ネタバレレビューになります。
沙野先生の作品ということで、かなりハードな話を勝手にイメージをして読み始めたのですが、とにかくサイの己裕に対する愛・愛・愛で、愛がたぎってタダ漏れしてます(笑)
最初の方こそ強姦まがいの絡みや唯一無比の存在と考えていた則雅の前でのフェラの強要など痛々しい場面もありますが、それも全て己裕をプログラミングから解放するためで、その後も嫌がらせをしてはその時の感情を口述させるという涙ぐましい努力をしては己裕を怒った姿を見て喜んでるサイが、う~ん、たまらなく愛おしい。
一方の己裕の方は、気持ちがちょっとずつ進展していく課程が苦しみを伴い、もどかしくもありますが、焦らしプレイのようでこちらもなかなかよかったです(笑)口もとのホクロはエロいよなぁ~、さらに恥ずかしがりながらのおはようのキスには悶絶(笑)鼻血出そう〰。
そんな二人なので、植え付けられた価値観から切り離され自らの感情でサイに想いを告げる場面は、たった一言なのに溢れる想いで胸がいっぱいになりました。
しかしながら、やっとの思いで漕ぎ着けた二人ですが簡単にはハッピーエンドとならずに、逆の立場となって相手を支えるというところが、またこの作品の緻密に計算された萌え萌え場面で、最後の最後まできゅんきゅんさせられぱなしの一冊でした。
ただ、ちょっぴり残念なのは、自己愛に満々ている則雅があっけなく亡くなってしまったのが本当にもったいない!
私好みのかなり歪んで、病んだイケメンだっただけに、下働き三人衆のどなたかの(もちろん三人でも大歓迎なんですけど)愛で更正させてあげたかったなぁ~。 う~ん、惜しいなぁ~、さすがに生き返らせるのはムリだよなぁ…スピンオフで読みたかっただけに残念〰!
ちるちるで評価が高い作品であったため、とりあえず読んでみようくらいの気分で手に取りましたが、大当たりでした。朝ごはんを温めている間に、ちょっと読もうくらいの気持ちで開きましたが、朝ごはんを食べることを忘れ夢中になって読んでしまいました。ちるちるの感想欄にコメントを書いて、私をこの作品に出会わせてくれた人達に感謝したいです。
読後の満足度は、90%です。しかし、あとがきを読んでパスワードを知り、作者のHPにあるエンディングを見ると、満足度は100%になりました。エンディングまでちゃんと読むことをおすすめします。則雅のことは、心臓病でかわいそうだと思っていましたが……後半で印象が変わりました。サイは、ちょっと野蛮でめちゃくちゃかっこいいです。
ここでの評価が高く、攻めの設定も好みドンピシャだったにも関わらず、タイトルと耽美的な表紙や、初読み作家さんだったことから敬遠していた今作。
読んでみたら…「もっと早く読めば良かった〜〜!」ってやつでした!!
「処女執事」というタイトルから連想した話と全く違いました…(てっきり処女の執事が主人とエロエロドロドロしちゃう系の話かと)
そんな馬鹿みたいな話だと思っていた事が恥ずかしいくらい、作り込まれたドラマチックな素晴らしい小説でした。
読み始め、こんなに信頼しあっている則雅と己裕の関係を引き裂くサイのことは、絶対に好きになれないな…なんて思っていましたが、いや本当に、いい意味で裏切られました。
サイ、最高です。
完全に騙されました。詳しく書くとネタバレになってしまうので伏せますが、則雅とサイ、二人の正体が明かされるときはどちらも鳥肌モノで、サイの一途な想いに心打たれました。
もう6回ぐらい読み返しましたが、何度読んでもドキドキしちゃう(≧∀≦)
執事モノは初挑戦でしたが、読んで損は無い…!!評判通り、すんごく萌えられました~❤❤二人の愛が感じられる…。沙野先生の文章はとっても魅力的で、それに笠井先生の美麗イラストがついたらそれはもうっ…!この最強コンビはお気に入りですっ(^-^)
萌えられるかどうかも重要ですが、内容、設定…全てが星5つ!キャラも素敵で、私好みでした♪Vがなんたらかんたら…とかなんとか、なかなか細かい設定ですので、何回も読み返すと色々気づくことがあって、なんか…こう…表現するならば、読む度に面白いって感じです(^。^)
とにかく、この作品は私の中で一番お勧めできますね…!!読もうか迷っている人は絶っっ対即読みですよっ!
気にはなっていたもののBLACKだし、笠井先生絶好調の表紙だし
執事だし、お耽美どろどろものかと思って、読み損ねていた当作品。
皆様のレビューなんか全く見ておらず、失礼しました。。。
もっと早くに読めばよかった(泣)
すんごくよかったんだけど、
則雅様の扱いがあんまりにもお可哀想なのがちょっと残念で、それで萌2.
1.先に挿絵話
カラー口絵は則雅様の前でサイが己裕にご奉仕させている図。
己裕ちゃん泣いてて、こっちも切ない。
中の挿絵も神絵が多かったーはあ。うっとり。
(滴る図は、もう♡決定なのでおいといて、それ以外)
ヴァサント(攻めさんの警護兼使用人 インド系イギリス人)
の点滴用スタンドで構える図なんか もう目が♡。かっこよすぎる。
この方のスピンオフとかないのでしょうか??
もう一つ、個人的にはびっくり!な絵が。
己裕ちゃんが天使全開で微笑む図。
笠井先生の絵で、こんな素敵な笑顔の図って私初めてな気がする。
神絵だわ。。。。
***************以下はネタばれてもいいや の場合のみ
2.お話について
己裕ちゃんもサイも好きなんだけど、則雅様も善人コースがよかった(泣)
202♡をもらっちゃったからめっちゃ罪の意識に苦しんで
203をいとおしんで、でも周りからはさっさと決断しろとか言われて
困ってるとか、最後は「おいき」とかって そっと己裕を送り出すとか(泣)
誰か別に悪党がいてほしかったなあ・・・・と。
先生の小説なんで文句は言えないこと、重々承知の上ですが
則雅様が可哀想だったよん、ぐっすん。
則雅様の気持ち(あったに違いないと思いたかった)
はおいてけぼりなまま、終わってしまったのが
とってもとってもとっても残念でした。
先生のブログのSSよんで、ちょっと復活。
己裕ちゃん、もちょっとボキャ増やそうね(笑)
執事として生きるために生を与えられた保坂己裕は、則雅を生涯仕える主人として慕っていましたが、則雅の会社を守るために家や家財と一緒に新しい主人であるサイに譲り渡されてしまいます。
深い信頼関係で繋がっている則雅と己裕が、傲慢なサイに仲を
引き裂かれる切ない話かと思いきや、そんな単純な展開ではなかったです。
いい意味で裏切られました!
素敵な初恋物語って感じでホロリとしました。
人間でありながらアンドロイドのような側面もあり面白い設定で、
かすかに残る記憶でつながる二人が良かったです。
ただ、若干後半の展開が詰め込んだ感があって残念でした・・・
以前から読みたい本として目をつけておりました。なぜって評価が高かったし、なんてったって表紙イラストが煽情的で美麗でエロぃ…♪なかなか電子書籍化されず腐っておりましたが、待てば海路の日和あり♪ようやく拝ませて頂きました(笑)笠井あゆみ先生の扉イラストはもちろんのこと、挿絵も美しくって、驚くほどダイナミックな角度…いや構図で、素晴らしくエロくって、思わずよだれが…(๑¯﹃¯๑)
そしてもちろん、沙野風結子先生の小説がミステリアス&サスペンスフルで面白かったです。
あらすじですが、クローン人間(のようなもの)が現存している社会が舞台のお話です。ここではクローン人間とは言わず、The virgin-butler(処女執事)と表現しています。そしてその存在は機密事項ということになっています。The virgin-butler(処女執事)の正規名称は「V種型執事」と言い、人為的に造られた執事のことです。
小説を読むまでは御多分に漏れず私も、単に処女の執事がそのご主人様に純潔を奪われる、あんなことやこんなこともされるエロエロなストーリーなのだろうと思っておりました。ところがもう少し複雑でした。難解なパズルを解いているようで、謎が謎を呼び最後まで飽きさせません。
この小説における受は執事の保坂己裕、そして攻はサイ・ネヴィル。また最重要人物として己裕のご主人様の二条則雅が登場します。
●己裕は「服従する者」として理想的な執事となるように、遺伝子操作をほどこされたV種型執事です。
●サイはイギリスの名門貴族のご子息です。その美貌は際立っていて、獣のような印象なのに品位があります。ただし己裕にとっての好ましい外見は則雅のみです。その気持ちは、マスター登録のときに埋めこまれた遺伝子操作によるものです。
●最後に則雅ですが、心臓が弱く、幼少期には何度も手術を繰り返したほどで、今も服薬は欠かせません。20歳の誕生日の祝い品として、祖父によって己裕を贈られました。以来、「宝物」と称して己裕を大切にしてきました。でも…悲しいかな、則雅にとっての己裕はただの「器」だったのです。自分自身しか愛せない、そんな可哀想な人。それがゆえに悪者として描かれていますし、実際、天使のような顔をした悪魔だと思います。その祖父もまた悪魔であり犯罪者かと。
最初はサイが則雅を憎む気持ちが分かりませんでした。己裕を執事として、こんなにも誠実に接してきたのに。過去に何があったの?読んでいる間中ずっと疑問でした。ですがこの疑問は後半解けることになります。
物語は受と攻の出会いのシーンから始まり、その後9年の歳月が流れたところから再度始まります。サイは己裕を探し出し、奪える力を蓄え、則雅の会社を買収し、手に入れました。その後は己裕を自分の執事として傍から離しません。それどころか言葉巧みに己裕を誘惑し、奥方の役割をさせてしまいます。
己裕は従順な執事として長年過ごしてまいりました。それゆえ、言葉が丁寧で性格も控えめ。「お許しください、旦那様」なんて言われたら、そりゃー、サイでなくても舌なめずりしてしまいます。サイは己裕のブリーフ(あららブリーフですよー)の中に手を入れ下腹部の肌に触ってしまいます。その時の一言に「えーーーっ」となってしまいました。だって!だって「つるつるだ」って。己裕は下腹部の体毛を残さないことが身だしなみと思っているらしいです。はぁ、これっていわゆるパイパンというやつでしょうか。お好きな方はお好きなのではないですかー。と言いつつ私が一番ドキドキしております。まあ、そんなこんなで己裕の純潔(?)は奪われてしまいました。
一見、強引で悪魔的で冷たく見えるサイ。ところが己裕がサイに憎悪をぶつけるたびに嬉しそうにします。俺を憎めと言います。自傷行為と他傷行為は表裏一体だから。サイを憎むことで、そのエネルギーが己裕自身に向かわないようにしたのです。憎しみを喜んで受け止めるというサイ。
ここに愛を感じました。
そうです、サイは己裕のことをずっとずっとずっと昔から愛していたのです。
それはどういうことか。実はサイの正体は…。
これ以上は読んでみてのお楽しみ♪まだまだいろいろと紆余曲折&どんでん返しがあります。最後はもちろんハピエン♪
表紙とタイトルから、黒髪の日本人が外国人のエロエロ大魔王の執事にされていやらしいことをされる小説だと思って購入しました。こんなどうしようもない私をお許しください.... エロエロスイッチを入れて読み進めたものの、まさかの内容の濃さに良い意味で裏切られました。
アンドロイド系のSFは、決まって自分の存在意義について模索するという場面があります。この小説も例外ではありません。ただ、独創的だと感じたのは、処女執事の作られ方です。処女執事は、アンドロイドではありません。彼らは歴とした人間であり、自らの意思により何にでもなれるのです。ここが、この物語の味噌になるポイントだと思います。
グダグダ真面目に語りましたが、もちろん濃厚なエッチシーンも楽しめます。攻めのサイがかなりサディスティックな行為を受けの己裕に要求するのが最高でした。
特に、シックスナインの体位でのエッチがかなり萌えました。笑笑
最後に。
最後、意味深に終わるのですが良い意味に解釈しても良いんですよね?サイが己裕の愛の言葉によって全てを思い出したと信じています... まあ、もし思い出してなかったとしても彼らは大丈夫な気がします。
世間で評価されてる理由が分かった気がする。
単純に執事が辱められる卑猥なお話だと
思っててスイマセン・゜・(つД`)・゜・ アホの子で申し訳ない。
存外深いお話でした。
読み進めて最終的に「なるほど」と思える作品ってそーはないんだ。
お話の主人公は執事(受)。
従順に主人に使え、主人を尊敬し、唯一の主人に仕えることを誇りとする。
ところが突然現れた美しい男はその主人の屋敷を奪い地位を奪い。
あまつさえ、執事である受をも奪おうとする。
引き離される事におののき、記憶を失うことを恐れた。
記憶を失いたくはない、主人の記憶を~からの
犯され、蹂躙され、主人には記憶を失ったというテイでほかの男に
奉仕する姿を見せびらかす。
エロシーンも格段オイシイ。
なぜ攻は受を奪いたかったのか。
なにから守りたかったのか。
なぜ守ろうとしたのか。
なぞを残したまま進み、最後に明かされる真実が実にうまい。
主人だけを愛していたはずの受の心が
しだいに変化いていく様子も良い。
主人がちょっとあくどい感じでおわってしまったのがあれですが
人間らしく、思うがままに活きられる人生のほうがいいよねと。
面白かったです。
読み始めは、アンドロイドや人造人間的なストーリーに抵抗がある私には「うーん…」だったものの、話が進むにつれて引き込まれました。
遺伝子に組み込まれた主人に対する忠誠心、それ以外に何もなかった己裕がサイによって人間としての感情を取り戻し、愛する心や、嫉妬する心、軽蔑する心、それから欲望なんかをさらけ出していく様は感慨深いものがありました。
また笠井あゆみさんの絵がとても美しく、特に表紙のインパクトたるや…!
エピローグはブログに載ってるので、この作品を読んだあとはそちらを訪れることもオススメします。ログインしなきゃいけないのですが、パスワードはブログにかいてくださってて、個人情報を入力する必要がないのでご安心を。
こちらを店舗で購入してお金払った後、息を長く吐いてしまいました。
表紙が過激で…
しかし内容は私の好きなSFチックな特殊設定の内容でした。
それから、まさしく純愛です。
一気に読了して、設定の世界観を余すことなく堪能しました!
己裕はストイックな執事でひたすら二条につかえていたのに
サイに横取りされてしまいます。
横暴なサイに翻弄されるうちに
本当の自分を取り戻す・・
サイのブルーヘブンの瞳に涙があふれて
雪の結晶が溶け崩れていく…
己裕が見た光景
美しい表現でした。
ただ、則雅に忠誠を誓っていた己裕が、サイに惹かれ、結ばれる…
という単純なストーリーではなく、己裕の自我(?)の芽生え
己裕がつくられた真の目的、サイの秘密、サイと己裕の過去 と
そして時折スパイスのようにひっそりと存在感を発揮する己裕のブリーフ。
色んな要素が絡まり合っており、よくこのページ数にまとまったなと。
もっと長くてもよかった〜。もっと読みたかったです。
突然サイが190だった、という事実がポンと出てくるので
お、おぉぅ…そ、そうなの?まさかの新事実、軽く発表。みたいな。
伏線があってもよかったし、己裕が自分の意思を見せ始める過程も
サイに惹かれる過程も もっとじっくり読みたかったです。
出荷前の記憶を持つサイと その記憶を持たず則雅に忠誠を誓う
己裕。
サイの気持ちになると、なんとも切ない!
愛しの203が、自分を覚えてないわ(仕方ないけども)
その命を奪おうとする則雅にぞっこんだわ、自分は嫌われてるわ。
でも、嫌われてでも己裕に自分の意思で生きるようにはたらきかけ、
イケニエにされないように守って……健気。いやはや健気。
最終的にはなんやかんやでサイが記憶をなくして今度は己裕が忘れられて。
今度は、出荷前からの記憶をもつ己裕が記憶のないサイを健気に支える。
元通りってわけではないけれど、サイが己裕に惹かれるのは変わらず
あまーい感じで終わって満足でした。
最後の描写は、どうだろ。己裕の言葉がサイの心と記憶を揺さぶったのは
間違いないだろうけど記憶は戻ってはいないのかしら。どうなのかしら。
はい!記憶が戻った!ってなっちゃうと安っぽくなっちゃうから
こういう終わり方で私はよかったと思います。偉そうにすみません。
おもしろかったです。大好きなお話。
大好きなお話だけに、もっと隙間を埋めて、掘り下げて
分厚い本で読みたいお話だったので神にしたいところを萌×2で。
タイトルと表紙に惹かれて、あらすじは読まずに読み始めました。
主人 則雅と、執事 己裕の純愛かと思いきや違った!!
サイは悪だと思えば、それも違った!!
サイと己裕の過去にえっ?と驚かされ、結末は予測できても、過程で驚かされることが多かったです。
則雅は実は…というのが、わからないまでの己裕とのソレは純愛モノ好きな私には堪らなかったのですが、末路がね~
サイと己裕の絡みも良かったですし、十分堪能出来ましたが、則雅の末路に切なさが強いです。
初読み作家さんです。
笠井あゆみさんが大好きで、笠井さんがイラストを担当している作品はたいてい買ってます。
今回、執事ということで読んでみましたがすごく面白かったです!
私は今までいろいろと予想をして読んでいくのですが、今回は全く予想できない展開の連続で、読んでいて楽しかったです!こんなにもワクドキした作品は久しぶりでした!
私の文章力ではこの作品の素晴らしさをうまく語ることができなくて残念ですが、読み終わった今でも興奮が冷め止まないです!
これはネタバレを読まないほうがいいと思いました。
そして最後に思ったことは、やっぱり執事は最高!ということです。
初読み作家さんで、レーベルも初です。
執事萌えが最近酷いので、表紙から「執事の酷いエロはどんなだろ?」と好奇心で購入。勇気がないので、通販で(笑)
しかし、
あれ?
いい意味で、思っていた話と違いました。
表紙は、綺麗でいやらしくていいのですが、そういうのが好きな方は物足りないかも?
ミスリード狙いなら、いいのかな?
話は、感想云うだけでネタバレになるので、エロばかりでなくちゃんとしっかりした話ですよ、とだけ申し上げておきます。
ただ執事でなくてもいいのでは?とか、下の毛を何で剃ってるのかとか、気になる点は多々あれど、読み応えはあると思います。
ブリーフ……かあ。
はじめは幸せそうな巳裕と則雅を引き離すサイの略奪色がつよいけど二人の過去と純愛がしっかりと根底にあるので、サイによってどんどん幸せに導かれていく巳裕が読んでいて嬉しかったです。
もちろん、物語の山場に元マスターや外野からの邪魔が入り一騒動あるんですが私的にはスッキリ片付き、その後の二人のハッピーエンドです!!
「旦那様」呼びとか執事という設定の萌えツボを心得てらっしゃる・・・。
表紙で開脚してるわりにストーリーがしっかりしていて切ない系純愛、萌えました。
この色っぽすぎる表紙、数ある候補の中から作者自ら選んだ一枚とのこと。(控えめなのをすすめられたのに押し切って)。
うん、表紙に惹かれて買いました。眼福です。笠井さんの絵は元々好きですが秀逸です。でもこの表紙じゃ純愛物だってわかんないから合ってはいない。表紙とタイトルとあらすじで「数ページおきにご奉仕してんだろうな」と思った人に、いいえ違うんですと言ってまわりたい。
初読みの作家さんです。
笠井あゆみさんの表紙になんとも惹きつけられて、こちらでみなさんのレビューを拝見して購入。
あらすじと表紙では考えられないストーリーに惹きこまれました。
ブログに載せられているエピローグにあたるSSを助長だからとカットされたのにはびっくりしました。
あれをカットするんだって。
その決断力がすごい。
この本はあまりネタバレを見ずに読まれることをおすすめします。
サイが連れてきたウィリアムとケーンとヴァサントがすごく好きです。
沙野さんが書かれたということといい、タイトルといい、笠井さんの描かれた表紙といい、読む前から淫靡なかほりしかしなかった今作品。確かにエロい!しかしそれだけではなくて。
受けの己裕はまさに絵にかいたような執事。主人の則雅に心からの忠誠を誓い、彼の役に立とうと必死です。則雅も己裕をただの執事として扱うのではなく紳士的な対応をしてくれている。
そんな二人の前に現れたサイ。容赦ないやり口で則雅から己裕を奪い取ります。しかも体の関係まで要求してきて。
二人の男に惚れられた執事の話かと思っていましたがまさかの真実が。
「処女執事」とはなんなのか。
己裕のほくろに固執するサイの本心は?
Vの意味するところは?
などなど、文中にはりめぐされた伏せんに、どのように話が展開していくのかとページをめくる手が止められませんでした。
サイにしろ則雅にしろ己裕に執着する理由があるのですがそれがまたよかった。黒い話はあまり好きではないのですが、人間の深淵の部分が浮き彫りにされていて、本当に読みごたえがありました。
内容としてはシリアスよりなのですが、サイの連れてきた使用人のヴァサントたちがいい味を出しています。ヴァサントたちの己裕たちを見る目が温かくてほんわかとした気持ちになりました。
あと特筆すべきは表紙でしょう。これがまたエロい…!太ももに引っかかったままのおパンツ、ネクタイをしたままで肌蹴られたシャツ、下腹部にもぐりこんでいるサイの手、そして最も萌えたのが己裕の嵌めたままの手袋。すっごく良い!
笠井さんの描かれた表紙や挿し絵で一冊の画集を作ってほしいと常々思っています。大きい絵で堪能したいです。
あとがきでも書かれていますが、その後の二人が沙野さんのブログにアップされているとのことで読んできました。
良かったね、とその一言に尽きます。これを本文の最後に入れなかった沙野さんにしてやられました。完敗です。
仄暗さを孕むファンタジーに耽美な世界観。
純愛によって主体性を育み、人間性を涵養するかのような愛の物語。
沙野さん描く執事と笠井さんの美しすぎる挿絵に激しく興味をそそられました。
張りめぐらせた伏線をこのページ数で難なく回収してしまうところは流石です。
サイや則雅の真意がわからず、不信感を募らせながらも、沙野さん作品に感じる予感や見え隠れする救いの兆しに心を奪われ、ページを捲る勢いが止まりませんでした。
遠回りも冷嘲熱罵溢れんばかりの嗜好も無くてはならぬ、ただ一つの愛だと思うと痛みも温かなものへ変化しますね。
サイは己裕の愛、心の足取りを辿る地図、則雅は自己愛を象徴させる檻へと引きずり込む地図といったところでしょうか。
与えられた『V』の意味が複雑に絡まり合って、切なくも気持ちよく解けていく様子は本来の自分探しの旅であり、他者との関り合いを持ちながら愛と言う名の終着地に辿り着くのだと思うと非常に感慨深いものがあります。
笠井さんのイラストも、物語に更なる美を醸し出しておりました。
アングルも何もかもがとにかく素晴らしいです。
己裕の中へと舌を入れるイラストは、特にゾクリと来ます。
そして、ヴァサントの必殺点滴スタンド振り回し、カッコよかったです。
己裕のような執事がいたのなら毎日が幸せの薔薇色でしょうね、きっと。
沙野さんワールドで完璧なる執事を堪能できました。
執事にとっての最上の喜びは、主人にすべてをささげること・・・
己裕はV種型特殊執事203。理想的な執事となるべく人為的につくられ、18歳であるじの則雅の二十歳の誕生祝いとして贈られた。彼を崇め、彼に仕えることに何の疑問も抱かずにきた。不遜でふしだらな害獣、サイにその秘密を暴かれるまでは・・・
「おまえは則雅が死ねといえば死ぬのか?」
圧倒的な財力にものをいわせ、旧華族の則雅から壮麗な邸ごと己裕を奪い取るサイ。強引に身体を奪い、快楽を教え込み、事あるごとに挑発する。「おまえは家具か?お前自身の意思はどこにある?」自分の存在意義を根幹から揺るがされ、今まであえて目をそらしてきた真実と正面から向き合わざるを得なくなる己裕。なぜ自分には18歳以前の記憶がないのか。V種型執事のVはVirginのVではなかったのか。そしてサイのブルーヘブンの眸の中の雪の結晶の模様に、懐かしさを感じる理由は・・・
最後までハラハラドキドキ、息もつかずにイッキ読みしました。テーマは重く、沙野作品らしく、エロも流血もありますが、攻めのサイが最初の印象とは異なり意外なほど真人間なので、読後感は爽快です。
このタイトルで、沙野さんで、レーベルがブラックでしょ。序章の雰囲気からいっても、てっきり鬼畜系か獰猛な野獣の攻めがいたいけな処女に容赦なく襲いかかる之図を想像しちゃいましたが、ごめんね、サイ。あんたほんとうにいい奴だったわ。2人の「初夜」も、レイプっちゃレイプなんだけど、いたぶるとか、屈服させるのが目的ではなく、己裕に揺さぶりをかけて生の感情をむき出しにしたい一心からだったし、仕事の面でも、ひたすら阿漕な手段でのしあがったのかと思いきや、買収した相手先の企業に感謝され、部下や使用人にも慕われてる。富と権力を求めたのもただただ己裕のため。恋愛面では健気なくらいいちずで。
エロは相変わらず斜め上方向へ暴走気味で、本作では受けの純白のブリーフが利いてました(表紙で脚の中ほどに引っ掛かっているアレですよ)。キスを口唇ではなく、口元のほくろに仕掛けるとこもやばい。キスというより舌先でついばむ感じ。あとエッチの時の己裕のご丁寧な執事言葉。サイに咥えられて「もうしわけ、ございません、ぁ、まだ出ています、まだ・・・」本人自覚ないんだろうけど、すごい破壊力でした。とどめはサイのエロへの情熱を評して「す○○」だなんて・・・あのノーブルなたたずまいでそんなあられもない単語をどこに隠し持ってたのかも謎です。
笠井さんの挿絵もきわどいアングルで突っ走ってました。沙野&笠井組は現時点でマイベストペアなのですが、直前の2作が個人的にはやや不完全燃焼だったので、本作は「神」以外ないだろって感じです。ついつい面白すぎてイッキ読みしちゃったけど、もいっかいじっくり読も!私もマリアージュ・フレールのお茶が飲みたくなっちゃった。己裕に淹れてもらったらさぞかし美味しかろうて。
笠井あゆみさんの表紙とインパクトあるタイトルに
一目見た瞬間から発売を楽しみにしておりました!
ハードエロ路線かと思いきや純愛。
SF設定がストーリーに切なさや意外性を持たせており、最後まで目が離せない展開です。
執事の己裕(受け・21歳)は
旧華族で御曹司の則雅に仕える健気な青年。
則雅のオックスフォード在学中、彼の友人で英貴族のサイ・ネヴィル(攻め・23歳)という男を紹介される。
美しい容姿に似合わず粗野な言動のサイは
己裕が「処女執事」であると見抜き……。
「処女執事」(The Virgin-butler = V種型執事)とは
理想的な執事となるよう
受精卵の段階から遺伝子操作を施された存在。
富裕層の好みに合わせ、瞳、髪の色など
細かくカスタマイズできるという代物。
己裕も、則雅の誕生祝いに用意された存在で
18歳より前の記憶はない。
なぜ記憶がないのか?
V種型執事は何のために作られたのか?
そんな謎が、サイとの出会いにより
徐々に明らかになっていきます。
6年後、世界的な投資家となったサイ(29)は
則雅の会社を買収。
己裕(27)を則雅から奪い
自分の執事としてその身体を欲しいままに。
そうやって己裕に自分を憎ませることで
主人を失った己裕に生きる気力を与えようとする。
仕事に同行させ彼の居場所を作る等、
読み進めるにつれサイの優しさが伝わってきます。
己裕もサイの愛情に心を許し、二人はラブラブに。
これホントに沙野作品?
と疑いたくなるほどデレッデレですw
V種型執事の役割と、サイの思惑とは。
SFとしては使い古された設定ですが
主人に尽くすことをアイデンティティとする己裕が
真実を知るシーンは読者としても胸が痛みます。
さらに後半、明かされる二人の過去。
これにはもう少し伏線が欲しいところでしたが
その後の展開が切なすぎて不満も帳消しです。
詳しくは語りませんが
執事という存在の儚さや愛情のひたむきさに
胸が締めつけられるような展開です。
そんな切なさもありつつ
メイン二人の相思相愛ぶりに救いがあり
ラストは非常に甘く満ち足りた気持ちに包まれます。
エロ的には、「パイパン」で「ブリーフ派」で
文字通り「処女執事」だった己裕が
サイに毎夜抱かれるうち素晴らしい受けへと
成長していく展開が非常にそそります。
(ちなみにペーパーでは剃毛プレイが見られます♪)
69など、プレイもエロい上にラブラブで満足。
ラブラブなだけでは終わらず、
サイに抱かれた直後、拉致された己裕が
指で精液を掻き出されるシーンも。
油断させておいて終盤でこうしたシーンを入れてあたり、流石沙野さんだなと思いました。
笠井あゆみさんの挿絵も素敵で
(サイが、どアップで己裕の穴を舐めてる図まで美しい!)
久々に血湧き躍る一冊に出会えました♪
※ちなみに沙野さんのブログに、本書でカットされたエピローグが掲載されています(ネタバレ注意)。
確かに本編に入れるには少し助長ですが
非常に感動的なSSなので
本編読後にぜひ読まれることをお奨めします!!
同じ遺伝子でも、ほくろの存在は異なる。
「己裕」のほくろが、すべての記憶をつなぐ糸。
だれが悪役か?
最初は 単なるお坊ちゃんの 「己裕」のとりあいに見えた。
サイは ずっと「己裕」を探していた。
手に入れるために、6年かけた。
「己裕」が則雅を慕うのは、植えつけられた偽の記憶。
「処女執事」己裕にとって その役割は、隠されていた。
己裕に与えられたていた役割は、「victm 犠牲」
サイと過ごすうちに、過去の忘れていた記憶が思い出される。
ずっと探していた、大切な人。
でも 相手にその記憶がなく、
別の記憶が植えつけられているのを知っている。
「何で そんなやつを慕っているんだ!」
内心 叫んでいたかもしれない。
サイにとっての 試練はきっとこの時だろう。
真実が、だんだん明らかになるにつれ、
「則雅」の上品な上っ面にかくされた 残虐性が見えてくる
そして最後の一押しに、
日野が「己裕」に大きな試練を残していった。
なんか、とても重いです。
倫理的、社会的、というより
感情的に 生まれ方による差別は許せない。
サスペンスストーリー
表紙のイラストが、とても挑発的で エロイです。
サイの エッチの描写にとてもあっていると思います。
見つけてから、6年。こんなに愛しいのに、相手は忘れている。
野獣になるのも、わかります。うんうん。
しかも、違う男を慕っているなんて、