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一途な年下攻×プライド高いビッチ受の駆け引きラブ!
fudeki na akuma
不中用的恶魔
短編集。
□表題作
五十嵐がかわいいな〜思っていたら、裏切りがくるとは?!と驚きました。
たいてい裏切りがくる時って、くるぞくるぞ〜とわかるものなのにここではそれが全くなかったのでさすが麻生先生!となりました。
ただ、その直後、サイトウが「ごめん…ごめんなさい 許して下さい」となるのがよくわからなかったです。理解力不足でお恥ずかしい。
で、五十嵐がやっぱりかわいい奴でよかったです。
□明日、彼らは
2人だけの場所で、次第に心を開いて惹かれていくのがきゅんきゅんかわいかったです。
キスシーンがよかった(麻生先生の場合、絡みのシーン全部お上手だけど)
牛島がすました顔で意外と肉食だったのがおもしろかったです。でもいきなり最後までしないのはえらいぞ。
□青いカルテ
ごめんなさいこれは苦手なやつ。
暴力=愛もだし、そうなってしまう病みが辛い。
まだ、これを乗り越えてのハピエンならいいんですけど。
あの終わり方は2人にとってはいいのかもだけど、でもやっぱり怖いです。
□流れるように
リキュールの擬人化のお話。
設定がおもしろく、しっかりBLでした。
ちるちるにおいては麻生先生作品の中で評価の少ない作品のようですが、個人的には今まで読んだ作品の中で一番刺さりました。切なさが前面に出た長編も魅力的ですが、こちらでは多様なキャラを活かしていて、短編集もいい!と思わせてくれました。
◆不出来な悪魔(表題作)
五十嵐と斎藤の歪んだ駆け引きが最高に面白かったです。斎藤が優位で五十嵐はあくまでワンコなのかと思いきや、彼には裏があって…。でも、五十嵐がただやり返すのではなく、互いを晒け出してからの2人はどちらが優位とも言えない関係になっていくんですよね。お互い相手に搦め捕られているんです。この何とも言えない複雑な関係性がとっても魅力的でした。ダークさと純粋さが両立した作品です。
◆明日、かれらは
一番爽やかな青春物語。受けの阿部が、麻生先生の作品には珍しい能天気で明るいキャラで、それだけでも読む価値があります。人気のない所でジャンルの異なる生徒同士がこっそり会って、惹かれていく。ありがちな展開だけど、短い中でもしっかり起承転結を描ききっていて、読み応えがあります。淡白そうな牛島が、阿部には積極的なところに萌えました。
◆青いカルテ
メリバっぽい作品で、一番重厚感がありました。母親からの暴力しか知らずに育ったため、それを愛だと認識している有森に親身になるうちに、いつしか彼に捕まり自分が愛という名の暴力を振るわれるようになった神部。それを悲観もせず反発もせず、淡々と受け入れる彼は、一体何を考えていたのでしょうか。カウンセラーとして本望だとでも思っていたのかな。いろいろ解釈ができる作品だと思います。
独特の雰囲気と世界観のある作品でした
表題作はなんともいえない、大人の駆け引き
駆け引きという表現が適切なのかわかりませんが、不器用すぎるが故の不安定さが絶妙でした
裏の裏はただの表、なんてシンプルにはいかないよなを実感した作品でした
明日、彼らは は、初々しかったし胸がキュンとするようなお話
会話が多いわけではないのに、表情から気持ちが溢れてる感じが流石でした
短編集ですが、読後独特の重みを感じられる作品でした
作者さん買いです。
大好きな麻生先生、COLDシリーズ以外は全部読んでます。(COLDシリーズは完結したら読む予定)
大好きです。大好きなんです。
でも・・・この一冊は陰鬱な気分になってしまい、Renta!の3チケを延長せず終了させてしまいました。
3番目に収録されている【青いカルテ】という病み系が一つあるというのも覚悟していたんですけど、予想以上に病んでいて、しかも痛そう。
一度、第三者が助けようとするのですが、それを拒否して自ら病んでいる攻めの世界へ戻るというところが退路を断たれた気分になってしまい、救いがなくダメでした。
そして表題作【不出来な悪魔】も仄暗いというか人の心の闇を覗いたようなお話でした。いかにも受けの事が好きなワンコという感じだったのに、実は演技で仕返ししてやろうと機会を伺っていただなんて。
たちが悪いのは本当に嫌いだから仕返しをしてやろうという訳ではなく、受けの事が一目惚れで今でも好きだという事。
攻めの行動と気持ちが相反していてその得体の知れなさに底知れぬ恐怖を感じました。
【明日、かれらは】
これはこの本に収録されているのが場違いに感じるくらいの明るい、学生同士のお話でした。
しかしその前に読んだのが【不出来な悪魔】だったのでこのお話もいつ裏切られるの?みたいな怯えを抱きながら読んでしまいました・・・。
最後のお酒を擬人化したものは、病み系の直後でダメージを受けたあとだったのでお話が頭に入りにくく、なんとなくさらーっと読んで終わりにしてしまいました・・・。
病み耐性がないとキツイ作品が入っているということで非常に不本意なのですが、中立にします。
不出来な悪魔の二人は破滅の道しかなさそう。
でも、手放したくなくて監禁とか。
最後はハッピーエンドだろうけど…わーいとは喜べない終わり方だと思ってる。
口絵の乳首の透けてる男の子は誰なんだろう。この作品の誰でもないのかな。
洋酒擬人化のカルーアくんが一番好きです。可愛い。
次は安部くんでその次は有森かな。
安部くんも可愛い。
有森は幼い頃から母親に虐待を受けていて、でも母親が可哀想だと思っていてその暴力行為も母親の愛情だと思ってる。
歪んでるのとそうじゃないのとミックスされてました。
評価が難しいです。
大好きになった麻生先生の短編集。季節や心の移ろいを描かれるのがとても上手くて、じーんとしてしまう作品が多いのですが、その上手さが別のベクトルに向かうと、見てはいけない深淵を覗いてしまったような、なんとも複雑な気持になるのだなと思い知らされました。そんな後味の悪い作品が表題作の『不出来な悪魔』とその描き下ろしの『未熟な悪魔』です。
これ怖いです!ホラーとか幽霊とかは全然怖くない私ですが、怖く見えない人間が実は…というのが本当に怖いのですよ。
最初に受けに弄ばれた攻めが、同じように心を弄んで仕返しをして、自分が向けたのと同じぐらいの気持ちを返してもらうというお話なんですが、攻めの五十嵐が怖すぎます。必死にぶんぶん尻尾を振る可愛い年下わんこの頭の中が策略でいっぱいだったなんて、受けの斎藤以上に罪深いと思います。いくらそれが仕返しでも、自分に気持ちを向けるためだとしても、本当に好きな人にはこんな策略なんてしてはいけないと思う。だから『未熟な悪魔』で、策略も駆け引きもなしに斎藤のもとへ駈け出した五十嵐に、ざまー見ろと思いながらも心底ほっとしました。
後味が悪いだけじゃない、なんとも心がざわざわするお話でした。こういうの怖いけど好きです。
・『明日、かれらは』
打って変わって可愛いお話です!男子高校生、体格差、ギャップ、と萌えがいっぱい詰まってます!
みんなに内緒で、二人だけの秘密の場所で、そこでだけは素直になれる。一生懸命に話す阿部はものすごく可愛いし、寡黙な牛島のゆっくりした話し方もすごくいい。少しずつ距離の近づいて行く二人が、とにかくものすごく可愛い。
想いが通じたその日のうちに牛島の家でHするのですが、そこへのアプローチが自然で、初体験の二人は初々しく、なのに口元はとても色っぽいというギャップもあり、大好きな作品になりました。麻生先生の描く男子高校生はすごくいいです。お勧めです!
・『青いカルテ』
母親から虐待を受けて育った有森とスクールカウンセラーの神部。こうなったのは名前を呼ばせたからなのか、それとも出会ったことが間違いだったのか。有森にとっての【暴力=愛情】を正すことが出来ず、彼をそのまま受け入れてしまう神部。生まれて初めて自分を求めて必要としてくれたのが有森だった。彼もまた病んでいた人なのでした。
病みBLに描かれた作品と言うことで、痛く苦しいシーンが多いので、苦手な方は要注意です。
・『流れるように』
リキュールの擬人化という珍しいお話です。私はお酒に弱いのでリキュールにも詳しくないのですが、それでもとても楽しめました。
冷静沈着なベネディクティンの心を揺らす嵐になる、ツンデレなカルーアが可愛いかった。彼らが“いい友達”になるための最後のSEXが切なくて、悲恋か~と思っていたらちゃんとハッピーエンドでした\(^o^)/
光と影、両極端な作品が同時収録されていますが、どれも麻生先生の魅力がたっぷりと詰まった魅力的な短編集でした。
表題作■【不出来な悪魔/未熟な悪魔】病み度★★★
一晩適当に遊べる相手を探していた受けが選んだ相手は肉体労働者。
ビッチ受けがストーカーされて、裏切り裏切られる物語。
先に不誠実を働いたのは受けかもしれないが、執拗に迫り、受けが攻めに気が向いたところで復讐とばかりに「遊びだ」と告げる攻めはその粘着さが異常です。
駆け引きがお互いを信じられなくしていきます。
目には目を、歯には歯を―――。
気を付けないとエンドレスになりそう。
■【明日、彼らは】
こちらは穏やかな関係にほっとする高校生もの。
人気のない旧体育倉庫の前での逢瀬、
いつしか二人の気持ちが近づいて…。
攻めが高身長、受けは低身長の、身長差CPが良い感じでした。
■【青いカルテ】病み度★★★★★MAX
ヤンデレ高校生×ほだされスクールカウンセラー
カウンセラーの先生に暴力を振って、自分のものにする高校生の話です。
攻めは受けの腹をナイフで傷つけたり、病んでるとか言うか、もはや犯罪です。
暴力、流血、依存。
そこでカウンセラーは「僕が受け入れてあげないと」と思い、攻めを受け入れてしまいます。
その判断は「暴力」によって正常な判断が狂わされたようにも見えますが・・・
カウンセラーには共感的理解の意味を正しく行使して欲しいものです。
■【流れるように】
リキュールの擬人化ものです。
ベネディクティン×カルーア
寮ものです。いろんなカクテルの名前が出てきます。
カンパリとかカシスとかwなんか笑っちゃいました。
ベネディクティンは家を再興するためにカルーアと離れなければならない運命にあるのですが。
擬人化ものですがギャグではなく意外と感動ものでした。
一部かなり病んだ作品も収録されていました。
この短編はどちらも大丈夫な人向きだと思います。
そうだ、麻生さんだった。普通にガテン系ワンコ話だと思って読んでました。遊びのつもりが、ピュアな気持ちを向けられ絆されて、いつの間にか本気になってしまうという、スイートな展開を予想してしまったけど、違うに決まってるよね。なので、続く高校生ものはラストが普通にハッピーエンドで、肘が机からガクッとずり落ちる気持ちに。その次がまた、母親から虐待を受けることが愛情だと信じている生徒と、未熟なスクールカウンセラーのイタく暗いお話で、最後のお酒の擬人化はイマイチ理解できなくて、なんだか振り幅のある短編集でした。
帯の煽りに惹かれて思わずの衝動買い。
そうじゃなくとも、作家買いしちゃっても損はないなと最近思う作家さんなのでありますが(・∀・)
さて、一作目がまず標題目。
この煽り文句からするに、この表紙の物憂げな受が傲慢な攻に
飼いならされて開発されて気持ちよくなっちゃうのであろうと思って追ったのです。思って追ったのですが
予想に反してのっけから真っ黒な受の顔が印象的でしたw
男を漁っては一夜限りの身体をつなぐ。
今日もちゃんといい男を物色して一夜を共に。
予想外だったのは、その後の展開で・・・なお話。
そもそも、受の性格に関して「ぎゃふん」だったわけですが
わんこな攻が後半豹変する。それによって~な展開が面白かったです。
■明日、彼らは
秘密の関係って燃えますよねww
ほかの人間にばれるのは恥ずかしい。でもそばにいたくて・・・
ストーリーもかわいくて個人的にはすきなのですが
受のそばかすが可愛かったのが印象的でした。
そばかすは最高のスパイスだと思うの。
そばかす受のジャンルを確立してほしいっ!
■青いカルテ
これもひとつの愛の形というやつなのは理解できるのですが
これをあえて「幸せ」とは表現できないのが残念。
感想としては”どうしてこうなった”が正直なところ。
痛いのとか暴力的なのが苦手な方はスルーするのが上策かも。
最近こういう系の作品を見なくなったので嫌いではないのだけれど。
■流れるように
P152の、白い指をはむ褐色の肉感がすきw
(どんだけピンポイント・・苦笑)
それが背徳であろうとも。。。
嫌いではないけど少々私のツボからは外れてたかな。
それぞれの作品の特徴や魅力、表面的な形は違えど根底にある性質は共通しているように思えます。
それは麻生ミツ晃さんにしか描けない特有の雰囲気だったり表現力だったり。
繊細な線から放たれる感性、感情が揺れ動く瞬間の危うさや不確かな温もり、内なる優しさ…その脆弱が故の美しさに魅了されてしまいます。
完璧なる駆け引きをしていたつもりでいてもいつの間にか陥穽に陥っていたようなタイトルのイメージを裏切らないお話、後味を考えてしまうと決して良いとは言えないメリーバッドエンド匂わす作品もありましたが、それによって読み終えた後も感覚を刺激され、強烈な印象を蘇らせてくれるのだと感じます。
私個人としては高校生同士の「明日、彼らは」が一番好きかもです。
流血表現などもあり、萌とはちょっと違う感覚ではありますが、どの作品も好きなので萌×2評価にしました。