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ひとつ屋根の下 くすぶる魂
stay gold
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
引き込まれました。
細やかな心理描写、
交差する感情、
思わずくすっと笑ってしまう数々の軽快なやり取り、
ストーリ―全体に流れるやさしい空気感、
すべてが調和してとにかくおもしろかったです。
ストーリーに奥行のあり、
ひとつひとつの言葉に意味があり、
読み返すたびに新な発見があります。
ちょっと複雑な家族事情をかかえながらも深刻にならず、
登場人物達がお互いを大事に思っていることが、
なにげない場面から伝わり、
読み終わった後、幸せな気持ちになりました。
家族愛、友情、憧れ、恋心、
登場人物達それぞれの気持ちの交差が見事に描かれていて、
自然と感情移入して力が入ってしまいました。
一つ屋根の下、家族として暮らす中、
突然恋心を突き付けられたとき、
相手のことも自分のことも初めて見えてくるものがある。
「人間の気持ちのエネルギーは計り知れない」
その通りですね。
駿人だけでなく、優士、駿人の母、日高、
それぞれが恋に対して不器用で、
可愛くて皆いとしくなります。
13歳の駿人が恋心を打ち明けたことで、
そのエネルギーが波及して、
優士と日高が、自分が13歳だったころの恋する気持ちを思い出し、
忘れかけていた、あるいは押し殺していた感情を揺さぶられる様子に、
読んでいる方も切なさが込み上げてきました。
思春期故の駿人の優士へのむき出しの恋心、
思春期を経て尚募る日高のコウへの秘めた恋心、
痛いほど伝わってきました。
ちょっとおしゃまな菊花ちゃんも可愛く、
お話の重要なエッセンスになっています。
将来どんな恋をするのか気になる所です。
2巻が待ちきれないです!!
秀さんってすっげぇえええええ!!!と
改めて思ってしまったコミックスです。
あらすじすっとばさせていただいて感想のみで失礼致します。
甥っことはいえ、血の繋がらない姉の息子、
つまり他人と言ってしまえば他人。
でも大事な人の子供ですから、他人とは片づけられないし
赤ちゃんの頃から見ている男の子。
感情のままに泣いて怒って笑ってワガママ言っていた子が
まさか自分に恋愛感情を…!?
ゲイでもないし、予測不可能な展開にテンパる優士、
ただでさえなんとも奇妙な同居生活が成り立っているのが不思議!
反抗期が来たかと思ったら、いきなりの告白で
その飄々とした態度が小憎らしい。
…でも、内心は心臓バクバクで年相応な面もある駿人が愛おしいったらない!
必死に虚勢はってるのがね!!
震える手、治まらない早鐘のような鼓動、上昇する体温、
恋って自分が知らないうちにどんどん加速するもので。
現在同居していて、昔はしょっちゅう会えずとも
ずっと思い出を重ねてきた人なら尚の事。
それに向き合おうとする優士が大人なのに大人らしくなくて…w
年齢を重ねたって、免疫の無いことには慌てふためくもんですが
表面に出し過ぎ!wそこが魅力ですけども。
優士の弟・コウが自然体な若者でノンケで勿体無い(?)。
彼に想いを寄せる日高がHQ‼のA葦君に見えてしまって
勝手に悶絶してました。
淡々としていそうな日高の内面の熱が切なくて
ひた隠していた気持ちが今後解かれてしまうのかどうか!?
すごく楽しみです!!
駿人の妹・菊花が要所要所でいい味を出していて
小さい子がいるとやっぱり家の中は賑やかだし楽しいな。
おまけまんがでラブキュア(w)を踊っている姿は
お尻に齧りつきたくなるくらい可愛かったです!
(たまにお風呂で娘のおヒップ齧ります…)
誰もが満たされない中での些細な幸せ、日常、
それから動き出す恋、緩めなコミカルさも完璧でした!!
表情も感情も豊かで、大好き!!!!というより表現出来ません…。
安定の秀良子さんでした。秀良子ファンは恐らく大満足の作品だと思います。
叔父、叔父の弟、少年、少年の妹の4人暮らしなのですが、その空気感も非常に良いです。ちょっと複雑だけどほのぼの感漂うところがまさに秀良子ワールドといった感じでした。少年の妹の菊花ちゃんが可愛いですねーwwこういう幼い子供が出て来る所も良い味出してます。
一応主人公は表紙の少年の叔父さんという事になると思いますが、視点が色んな人物になっているところが面白いです。叔父さんだったり、少年だったり、少年のクラスメイトだったり、弟の友達だったり。ポイントをそういった人物にも当てるのが何とも新しい感じでした。
そして少年はちょっとツンケンした中学二年生なのですが、その時期特有の少年らしさがすごく上手く表現されていて甘酸っぱくなりました。中々こういう年頃の男の子を上手く表現するのって難しいと思いますが、なんともリアルというかまるで本当に中2男子の心を覗いているような感覚でした。
ストーリーも彼らの生い立ちや、現状に至るまでが細かく描かれているのでわかりやすいです。エロシーンはないですが、一つ屋根の下のストーリーで少年なりに叔父さんに積極的にアピールし、余裕そうにしてるけど、ほんとは頑張ってやってるんだっていうのが伝わって、かわゆ!!って思いました 笑 やったぞ!って隠れて思ってる普段は見せない少年らしさに萌えました。
そんな中2な少年が等身大で描かれつつ、叔父さんの、大人だけどただの一人の男であり、彼の保護者としての立場なども上手く描かれていて、年の差感がすごく良い感じに伝わります。
ただ血は繋がってないにしても生まれた時から知ってる子にはたして叔父さんは心揺れてくるのであろうか…?続編なので今後の展開が楽しみです。
一つ屋根の下ラブ。
甥と叔父(ノンケ)、年の差、同性、とかなりハードルが高いと思います。
極めつけは甥が中学生。
”そういうBL”という頭で読めば普通に受け入れられるのですが、ありふれた日常の中での甥と叔父の恋と考えると話は別だと思います。
頭の片隅でこれは結ばれなくてもしょうがないとも思いましたが、読んでいくうちにグイグイ引き込まれました。
駿人(甥)の優士(叔父)を求める気持ちがなかり切実なんですよね。
そこで一気に引き込まれましたし、駿人の想いが成就しますように!という気持ちに変わりました。
「ゆーじにあいたいよー」でもう駄目でした(>_<)
駿人の揺れる気持ちにいちいち引きずり込まれます。
優士も報われない過去を経験しているためか、駿人の気持ちに対して真面目に考えている所がかなり好感を持てました。
優士もかなり切なさのある人だと思います。
初めは、年下強引攻めで単なるほだされ系の話かと思っていたのですが、そう思っちゃってすみませんという気持ちでいっぱいです。
大人の階段で揺れる駿人と、それに戸惑う優士が(優士の過去も含め)とても丁寧に描かれています。
これは続き物としてじっくり読みたいです。
他の登場人物も見逃せず、駿人のクラスメイトの三浦さんや、コウの友人の片恋君、日高の存在もめちゃくちゃ気になります。
彼らが絡むことでストーリーがどう変化するのか全然分かりません。
三浦さんなんて登場する必要があるのかと思います。でも重要人物っぽい。
これからの展開がとても楽しみです。
秀さんのあとがき漫画(表紙カバー下に描いてあるやつ)も楽しみの一つですw
いやぁ 流石、秀さん。
やってくれると思いました
まず、設定が中2の甥と叔父
えっ!背徳ですか..
と思いきや親同士が再婚で義姉の子でした
ここが上手いなぁと
流石に血の濃さはかなり絞られますもんね、好み。
甥の駿人が小さい頃から募らせた想い人が叔父の優士
母が結婚、離婚を繰り返す度に戻ってきた実家
そこにいた優士に懐き、子供ながらに優士の彼女に嫉妬していた駿人
幼い子供の小さな恋の炎が可愛らしくもあり、思いの外重くもありで胸にぐっと迫るのです
あぁ子供でも恋ってするんだなぁ
そして、こんなに長く同じ想いを持ち続けられるのだと
でも優士の密やかな初恋?は義姉という因縁
ここが一筋縄ではいかない秀さんの妙です
なので優士は駿人に対して複雑な思いを持っていた
結婚離婚を繰り返し、又しても恋に落ち子供残し駆け落ちた姉
優士はその後二人の甥と姪を育てます
歪ながらも優士、駿人 、コウ(優士の弟)菊花で暮らしていた所に駿人の爆弾告白!
そこからの可愛い駿人の愛情表現がたまりません
キスを奪ったと思ったら、部屋に逃げ込んで赤面、動揺、嬉しさ噛みしめるという忙しさ(笑)
もう、中2感全開のキュンキュンです!!
隙見せんなよ宣言から怒涛の攻めを見せるのかはこれからのお楽しみです
優士も事なかれ主義を貫けなくなる程の駿人の真っ直ぐな想いに動揺しつつも少しずつ真剣に向き合うのかなぁと
弟のコウにもどうもBLネタ仕込まれてそうです
コウも絶妙な脱力感が色気あるいい男なんです
秀さんワールド全開の人間の心の機微を感じながら胸をドキドキさせながら読みました
純で歪ででも愛おしいこの物語の続きが待ち遠しいです
秀さんサイコーです
いやぁ〜読めば読むほど切なくなってくる。きっと駿人の想いは、優司と結ばれるという意味では報われることはないんだろうとは思うんだけれど、それでも自分の想いを優司にぶつける姿はとても男らしいなあと。優司がずっと自分の母である血の繋がらない姉を想っていることも知っていて、「俺の言ってんのはこーいうことだかんな」と好きをアピールする駿人…姉が好きだけど家族という枠に囚われて引き止めることも気持ちを伝えることもしなかった優司とは正反対です。でも普通はそうなんだよなあ。
駿人の自分に対する「好き」をイマイチ理解できずにまだ子どもだから、で片付けようとする気持ちもわかるんです。だからこそその食い違いが苦しい。そりゃ駿人も実力行使(キス)するよね…!
どんより重くなりそうなテーマをそう重くなくすんなり受け入れられるのは作者さんの描く独特な空気感や綺麗でありながらキッチリカッチリしすぎていない絵柄故なのでしょうか…なんと表現していいのかわかりませんが、秀良子さんの作風がとても好きなんです(笑)
駿人と優司の今後もですが、優司の弟で遊び人のコウとその友人がどうなっていくのかなども含めて、とても続きが気になる作品のひとつです。
作家買いです。
皆さま書かれていらっしゃいますが、この作品は秀さんの世界観が詰まった作品だなあと思います。
内容は皆さま書いてくださっているので感想を。
この方の描かれる「母親」ってすごく独特だなっていつも思うんです。愛情あふれる母親じゃない。どちらかと言えば自由奔放で気ままな女性。なのに憎めない。このお話に出てくる母親もほんと~に自由な人です。あんなにたくさんのサンマ、どないせえちゅうんじゃ~!と思わず突っ込んでしまった。
そしてすごく好きだったのは駿人。表紙の彼です。叔父さんに当たる優士のことが大好きで。でもその気持ちの持っていく場が無く(告白はしますけでも)、髪の毛を金髪にしたり、ぐるぐるしてる感じがすごくかわいかった。まだ中学生なんだもんね…。ガンバレ~って応援したくなりました。
優士さんは良い人なんですが、なぜそんなに良い人なの?って思ってしまった。駿人の勘繰ってる人のことがほんとに好きなのかなあ…。だから駿人たちにも優しくしてるんだろうか。う~ん、早く続きが読みたいです。
個人的に秀さんの絵柄ってあまり好きじゃないんです。イヤ、ゴメンナサイ。でも作品の神度を左右する大きな要因でもある絵柄が好きじゃないのに、作家買いして、しかもそのほとんどが神作品(私的に)な秀さんって凄いよ!といつも思ってます。
あ、そうそう、声を大にして言いたいです。
秀さんファンなら特装版を買うべし。特装版についてた小冊子。あれも神です。
早く続きが読みたいです。
もう間違いない!
勝手から1巻と気づいて後悔したものの
読み進めるほどに面白い作品。
久々に唸りました(/´Д`)/Heeeeeeeelp!!!!!
描かれているのは、甥と叔父(といっても血縁はない)
姉がおいていった子供たちと共同生活をしている。
そんな二人の関係を徒然描いているわけですがこれがまた面白い。
二人を描く視点がコロコロ変わるのも面白いなと思うのです。
カメラが切り替わるように着眼点が変わるとその人となりが
自分~他人から~印象が変わって面白い。
まさかクラスメイトの女子から~とか想像してなかったよw
お話はまだまだこれからという所ですが
小さいころから好きを貯めている甥っ子くんがカワイイですな。
ちっちゃな思い出から、ストローの袋で作ったチープな花まで
宝箱に大事にしまってたり。
叔父さんのにおいのするワイシャツをこっそりたんすの裏に隠してみたり。
可と思えば大胆な行動に出てみたり。
もう少し先が楽しみで仕方ない。
成長期真っ只中の甥っ子くんの奮闘振りを首を長くして次回待とうと思います。傑作の予感
そりゃ特装版買うでしょ。高かったけどこんな素晴らしい小冊子読めるんだったら買って正解!秀さんの過去の作品の子達とまた会える幸せを噛み締めました。さて本編。優士と駿人は血の繋がりのない叔父と甥。ひとつ屋根の下でってだけで楽しいのに、こういうちょっと複雑な関係…やっぱ秀さんはいいですねっ!出てくるキャラが全員実在するかのよう。菊花ちゃんは幼女のようなおばあちゃんのような(笑)。主役の二人もだけど、優士の弟のコウと日高のこの先が、なにより楽しみです。
この方の作品は全部読んできましたが、更にパワーアップしてる感じがします。出てくるキャラクターがどれも個性豊かで、1冊丸々楽しめました。
エロはありませんが、キュンとするような優しい印象がこの作品にはあります。ストーリーの流れ方などが独特なので、好き嫌い個人差はあると思いますが、私はすっごく大満足で続きが気になりますね。
秀良子さんの世界観に浸ることができる作品だと思います。