あいもかわらず

aimo kawarazu

一如既往

あいもかわらず
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神31
  • 萌×250
  • 萌25
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
18
得点
433
評価数
112
平均
3.9 / 5
神率
27.7%
著者
鮎川ハル 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
シリーズ
あいもかわらず
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784864421614

あらすじ

健と誠一郎は幼なじみ。最近疎遠だったけれど、久しぶりに交流が始まって喜んでいた健。その矢先、酔った誠一郎にキスされてしまい……?!
青くて仄かに甘い、芳る思春期BL!!

表題作あいもかわらず

中津誠一郎,大学1年生,幼なじみ
岡崎健,高校1年生

その他の収録作品

  • step up.(描き下ろし)
  • カバー下:あとがき・漫画

レビュー投稿数18

定番+既視感

鮎川先生初読みです。この後3作読みます。

先生の初単行本なんですね。
引きの絵が多め、余白使い、構図などが良くてスッキリ好みの絵です。紙面がきれい。

ストーリーとしては、お隣、幼なじみの再会もの…定番ですね。

しかも、相手を好きになってしまったから離れた。
酔っ払ってのキス+告白+寝落ち。
彼女ができかけて相手を意識。
発熱時のキス。
↑これら何百回見たことでしょう。
離れたり、くっついたりするきっかけに使いやすいですもんね。

内容もいたってシンプル。

他愛ない日常が描かれて、ゆっくり進むのはいいと思います。
ただ、本作の場合、段取りを踏んでいる感が強い気がして。
2人の気持ちが動く出来事に持っていくためのすごろくみたいな。

ただ一緒に眠ることにしあわせ感じる…というのはよかったです。
これはあるあるでもなんぼあってもいいと思う派です。

キスの見開きが見せ場ですね。
きれいでした。

0

デビュー単行本

鮎川先生、「それに名前をつけるなら」を買ってあってまだ読んでいなかったのですが、東京漫画社様のご好意でこちらを1冊無料で読めたので、ありがたく恩恵を受けました。2020年3月29日までです。

絵柄のせいで淡々として見えます。
誠一郎(中学生の頃から健に片思い)をヤリチンで、付き合ってない人と遊んで、現場を健に見られる攻めとして描いているのに、あまり嫌悪感がないのはその淡々とした雰囲気のおかげかもしれない。

派手さはないけれど丁寧で面白い作品でした。好みな雰囲気だと思うので、他の既刊も読んでみます!

0

ヘタレ攻め嫌いになっちゃった。

攻めの片思いと書いてあって読んだけど。。
受けが攻めに2回も振られるとは。。。?
攻めが臆病で受けが振られる度にむかついてしょうがない
これは攻めの片思いじゃなくて受けの片思いなのでは。。
それと攻めが何の魅力もない。外見も性格も何一ついい所が書いてない。ただの隣の大学生。それでも展開によって魅力を感じられることもあるけど、ヘタレヤリチンしか設定がない感じ。受けのことがまだ好きじゃない状態でヤリチンなのはいいけど、受けのことが大好きだと言ったくせにコントロールできなくて誰とでも寝るのが情けない。それに受けに手を出さないように他の人とやりまくりって。。言い訳も情けないな。。

でもしゅみじゃないではなく中立なのは展開が気になって最後まで読んだから。話は面白かったと思う。ただ攻めに魅力を感じないことで。。

0

モダモダを楽しむ

幼なじみラブですね。
だんだん疎遠になっていった健と誠一郎。じつは誠一郎は健のことが好きで。

子供の頃は兄弟に間違われるほど仲良くて兄弟に見られるのが嬉しかった健。

でも誠一郎はヤりちんになってて。

高一と大一で久しぶりに会うところから始まります。
誠一郎の家に行ったら女の人との現場を思いっきり見ちゃって。
誠一郎は誰でもいいみたいなことを言うし。酔って抱き締めて大好きとか言われるし。

健は友達が彼女ができたり初体験を済ませたりでそういうことにどんどん意識が向いて。

二人のモダモダを楽しむ感じでしょうか。誠一郎がかなり我慢してたようですが。
とうとうやっちゃいましたね!

若いなーという感想でした。幼なじみご近所さんは定番ですね。

0

攻め受けのバランスが良い

 鮎川先生の日常感溢れるというか、良い意味で漫画特有の高いテンションだったりギャグ感だったりがほとんどないところが改めて好きだなぁと感じました。1つひとつの台詞からぼそっと呟く程度の言葉まですべて、リアルに言いそうなことばかりなんですよね。当作にもそんな鮎川先生の作風がとても活かされていました。

 受けの健は大学や女性など自分の未知の世界に対しては年相応の反応を見せて可愛らしいものの、幼馴染で年上の誠一郎に対しては結構飄々としているというか、付き合いが長いせいか遠慮なくものを言います。誠一郎は本当にいいお兄ちゃんといった感じで、常に健の下手に出てあげているようなキャラでした。そんな健が誠一郎に迫られて戸惑ったり悶々としたり、彼の節操のなさに傷付いたりするんですよね。このバランスがいいなぁと思いました。

 誠一郎がいろんな男女に手を出していたのはあくまで健への気持ちを紛らわすためで、結ばれてからは遊んだりしませんし、本来は一途な性格なので浮気性な攻めは苦手という方でも大丈夫かと思います。鮎川先生の作品では『それに名前をつけるなら』が有名ですが、私はこちらの方が好きですね。ドライな健がたまに見せる可愛らしい一面にきゅんとしました。

0

幼馴染もの

電子にて。
この先生の描く雰囲気がすごい好きです。
想いが通じるまではヘタレな誠一郎だったけど、両想いになったら本領発揮してガツガツ行く姿にドキドキしましたw
健は初めてなのにツルッと挿入しちゃってビックリw

幼なじみモノは良いですね。
幼い頃の誠一郎と健が可愛すぎて萌え転がりました。

0

ゆっくり静かなかわいさ

よくある幼なじみBLですが、昔からずっとベタベタで~という感じではないです。「家族ぐるみだけど年も離れてるからそろそろちょっと気まずい」という微妙な距離感が真新しくてよかったです。

健(受け)の、いい意味でのかわいくなさが、リアルな男子高校生感が出ていて好きでした。
かと思えば、ちゃんと年下として、受けとしてのかわいさが垣間見えてキュンとしました。

スローテンポな展開に合ったゆるめの絵のタッチもよかったです。
華がないと言えばないのですが、しっかり萌えられる作品でした。

0

優しい雰囲気が◎

作者の鮎川ハル先生の「赤松とクロ」があまりにもどんぴしゃだったのでこちらの本も購入しました

私の個人的な感想から言わせていただくと、これもめっちゃ良かったです!!!!
鮎川ハル先生の優しい絵のタッチと優しい雰囲気がとても私の好みに合っていました~♡

大学生の誠一郎と高校生の健は幼馴染みで、少し疎遠になっていた二人が健の高校入学を期に幼い頃のように仲良くなるところから物語は始まります
ヤリチンと呼ばれてしまっている誠一郎が酔った勢いで健にキスをして告白するシーンや、健から誠一郎にキスをして告白しかえすシーンはとてもきゅんきゅんしました
本編でえっちなシーンはないですが、描き下ろしにある分で十分だなあと感じられます

健のお姉ちゃんやお母さん、クラスの友達など二人以外のキャラクターも良い味を出しています
個人的にはお姉ちゃんが好きです

えろより優しさ!優しいホモ読みたい!!という方にはとてもおすすめです!!

2

流れる時間の中で

シンプルだけど、ふとした表情にぐっと引き込まれてしまう、
そんな絵柄がとても魅力的な鮎川ハルさんの初コミックス。

大学一年の誠一郎くん(攻め)と、高校一年の健くん(受け)は
家が隣同士で兄弟のように育った幼馴染み。
でもいつの頃からか疎遠になっていった二人、
そんな彼らが再び向き合うとき、新しい時間がゆっくり流れ出す。

物語の序盤で、健くんにキスをし
『だいすき』と口にした誠一郎くんだけど、『鉄の掟』により
その後あまりに動かない彼には、(相当)ヤキモキしてしまいました。
でも、鮎川さんがカバー下でご自身を『攻めには甘い』と仰っていて
なるほどそれならば仕方ない、と納得。

個人的に気に入っているのは、健くんの学校生活・日常生活の描写。
体育、カラオケ、ボーイズトーク、家族とのやりとり...
無理矢理感がなく、等身大の高校生の日常という感じがして、
微笑ましいような好感が持てました。
その日常の中で、健くんは誠一郎くんのことを考え
自分の中にある気持ちと向き合い、
動かない誠一郎くんをも力技で向き合わせる(!)、
この一連の流れがごくごく自然で、とても良い。

私的萌えポイントは、『俺でいいじゃん』と言う健くんが
『健は思いつめているだけ』と誠一郎くんに諫められた後、
ガチャガチャとバッグに入れたゲームソフトの音が悲しく響く帰り道
涙を流し『誠一郎を好きだと思った』と独白するシーン。
ぎゅっと胸を突くと同時に、きゅん!としました。
L字を横に倒したような口元を見るだけできゅーんとするくらい、
もう健くんが可愛いくて仕方ないです...!

兄弟のように育ちながら、少しずつ離れていく二人の過去の回想が
ここぞというところに絶妙に配置されていて
時間と変化の描かれ方にも随分楽しませていただきました。
物語の時間を自然に流すのが、本当にお上手な鮎川さん。
近々新刊を出されるので、そちらもすごく楽しみです!

3

こじらせ片思いなヘタレ攻め

表紙の画面構成とイラストの安定感から、初コミックとはいえ、描き慣れた作家さんかなと思ったんですが、お話も含めてとても安心して読める作品でした。

内容としては、高校生と大学生のお隣同士の幼なじみもの。
小さい頃は良く遊んでいたけれど、今はやや疎遠、というところからスタートです。

大学進学を機に一人暮らしを始めた誠一郎の家へ訪れたことから、誠一郎が節操無しのヤリチンになっていたということを知った健。その変化に驚きつつも、未経験で年頃の好奇心も手伝って後日突っ込んで聞こうとした健に、酔っ払った誠一郎は突然キスをして好きだと告白をするものの、翌日には無理だって分かってるから気にしないでと健の気持ちを聞きもせずに謝ってきます。
意識をするようになった健と、気のせいだとばかりにかわす誠一郎。
さてこんな二人はどうなるのだろう、というストーリーです。

節操無しのヤリチンだけど、ずっと好きで叶うわけないと思って気持ちを飲み込み続けて来たから、成就するなんて思えないヘタレな誠一郎が、私は個人的にとても好ましかったです。
片思いをこじらせちゃったリアリティも感じれたし、本当はギラギラしてる癖に、臆病になってるさまがもう可愛いったらないというか、ヘタレ攻めが好きな私にはご褒美か何かにしか思えませんでした。
ただこのヘタレた誠一郎も、健の気持ちさえ分かれば、ベッドに持ち込んでリードすることも出来るので、そこもニマニマポイントでした。
描写は薄いけど、健の方が意外と先に覚悟を決めていたりとか、一回ふっ切っちゃうと誠一郎の方が真顔でコトを進めていくあたりもなんだかリアル。
二人して恋してる男子だなぁという感じが、可愛くて、楽しい一冊でした。

あと、偉そうに言うのもなんですが、余白の使い方と、動作だけを追うコマの差し込み方がすごく素敵でお上手でした。
脇役もキャラクターに一人一人適度な厚みがあってそこも良かったです。
次作も楽しみに待ってます。

2

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