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takaramono mitsukemashita
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
『表題作』
黒髪の仁井名×茶髪の瀬田
月刊エロ漫画雑誌の編集者となって3年目の仁井名は社内デザイン部への発注も任され、かなりの頻度で顔を合わせる瀬田の事が気になっていた…
そんなある日終電を逃した2人は酔った勢いで瀬田に迫られる仁井名。好きになっちゃったのに、翌日から瀬田は頑なに拒否する…なんでなの?
ゲイの瀬田に過去に嫌な目に遭った経験があり、それが明らかになるとなるほどと思えることもたくさん。クールな仁井田が一途に人を想うようになって、別人のように?一直線に瀬田に迫りまくり、大いに照れたり、デレたりするギャップにこちらも萌えまくります!いいわ〜。こういう無表情で寡黙だけど一途に受けくん愛しちゃってる攻めくん大好き。
『宝物奪われました』
茶髪の成田一十三(ひとみ)×黒髪メガネの咲坂
全裸で目覚め全身の倦怠感、腰と尻の強烈な痛み「なんだあ?歩けない…」
そこへ駆け寄っておでこにキスするこの男!昨夜の校了明けの飲み会に女装して現れた別部署の成田だ!
咲坂は二次元オタクで理想の嫁(漫画のヒロイン)ヒトミちゃんにそっくりなその姿に抱きつき離れず、奇しくも同名の男「一十三(ひとみ)」に4回も抱かれていた!
その後も体の関係を重ねる2人。ひとみは咲坂くん大好きなのに、咲坂はなかなか認めてくれない…飲むとすぐ酔っ払っちゃうのと欲望にすぐ負けちゃう黒髪眼鏡受けが好物すぎて可愛かった♪
『宝物光ました』
茶髪眼鏡の倉持×黒髪の市ノ瀬(宝)
BL漫画雑誌「花音」ならぬ「月音」編集長の倉持の元に別部署から助っ人としてやってきた新人の市ノ瀬はBL漫画に触発され「良かったらオレに挿れてみませんか?」と誘ってきたり前立腺マッサージに興味津々で、その事を包み隠さず編集部内の社員(全員腐女子)にぶちまけるから、ざわざわしちゃうっ!
こういうの面白くて好き!私もこの編集部にモブとして存在したい。女子編集者としてみんなでこの2人を生ぬるい目で、愛でていたいよ〜。
宝くんのしっぽが見えそうなほどのワンコっぷりが可愛くて可愛くて、丼飯お代わり3杯いけます。
『宝物手に入れました』
表題作のCPがくっついてからの甘々。
ということで、1冊で3CP分も楽しめてどのパターンも面白かったです。『出版社シリーズ』1-6まで出版された順に読むのがおすすめです↓
『宝物見つけました』→『編集長を好きになったワケですが。』→『トキメキ、タメイキ、ルームシェア』→『ワーカホリックベイビー』→『24時間、お世話つきで』→『トキメキ、タメイキ、ルームシェア2』
いわゆる「出版社シリーズ」の「トキメキ、タメイキ、ルームシェア」に続編が!というのを受けて、シリーズのおさらい読みです。
本作はシリーズ1作目。
体裁は3組のCPのオムニバスです。
同じ出版社の中の、色々な職種の登場人物たちが交差して恋が生まれたり…的な。
まず表題作の「宝物見つけました」
青年エロ雑誌「スパークス」編集者x社内デザイン部のデザイナー。
デザイナーの瀬田はゲイで、酔ってノンケの仁井名を襲うが、仁井名が本気になって…
続く「宝物奪われました」
児童書編集者x「スパークス」編集者。
児童書の編集者・成田はバイ。スパークスの咲坂は2次元好き。
成田は咲坂の好きな女の子キャラに女装して攻める、というちょっと変則なCP。
「宝物光りました」
BL誌「月音」編集長x「スパークス」新人編集者。
こちらは新人くんの市ノ瀬がBLに異常なほど興味津々で、編集長の倉持に挿れて挿れてと迫るはじまり。
「宝物手に入れました」
仁井名x瀬田、その後のラブラブ。
一応「スパークス」編集部を中心として、という展開です。
2組は片方がゲイという設定。
最後の1組はBLを読んで受けをやりたがるヘンな子です。
絵柄はすっきりときれいで読みやすい。
1冊の中で一度にスピンオフが読める感じでおトク感あり。
気付くと家族全員B &Lとか、交友関係すべてがB &Lとか、学校全体がB &Lとか、もはやマイノリティではなくマジョリティになっている。
そんなB &Lは珍しくはありませんが、こちらも1つの出版社を舞台にすごい確率でB &Lです。
シリーズもの、スピンオフものって、読む順番を間違えがちなのですが、今回も見事に間違えて、「トキメキ、タメイキ、ルームシェア」から読んでしまいました。
表題作は問題ないけど、同時収録に問題がありまくったので、わたし同様、遅咲きの方は順番はきちんと把握してから読んだ方がいいです。
というわけですべてのB &Lの始まりとも言える表題作。
エロ雑誌編集部の仁井名とデザイン部の瀬田でございます。
幼い頃から家庭の事情であまり「おしゃべり」をしてこなかった仁井名は、感情表現が苦手で他人に壁をつくりがち。そんな中、瀬田のころころ変わる表情が気になり始めて早3年、という始まり。
王道なのですが、瀬田の事情が思った以上に犯罪臭しかしなくてびっくりでした。
それだけ今後も不安が過りまくる過去というか、ストーカーっぽい存在が、そんなに簡単に手を引くようにも思えないし、もっとズバッと!バシっと!コテンパンにやっつけて絶対解決!というスッキリ感が欲しかったわたしです。
過去はかなりきついものの、瀬田の口から語られるだけなのでさらっとしてます。
地雷が多い方も怖がらなくて大丈夫でした。
2CP目はアニメキャラのひとみちゃんに心酔する仁井名の先輩・咲坂と、女装したらひとみちゃんにそっくりになる児童書編集部の成田です。
成田、「トキメキ、タメイキー」にも出てくるのですが、わたし、この子は受けだと思ってました。あっちだとこんなに高身長に描かれてなくないですか?
と思って確認したら、座ってる、もしくは立ってても相手が座ってる、さらに全員立ってても下からの煽りでした。高かったみたいです。
このCPに関しては、「好きなものは胸を張って好きでいいじゃん!」というメッセージだけを受け取りましたました。
3CP目はBL雑誌の編集長・倉持と、他編集部からの助っ人新人・市ノ瀬。
若さとパワーが漲る、好奇心旺盛な市ノ瀬にぐいぐい押される大人の話でした。
萌えるんです。
みんなイケメンだったり、美人だったり、可愛かったりするし。
しかもどのCPも一筋縄じゃいかない事情があって、そこを乗り越えて!みたいな絆が出来上がっていくのも感じられました。
でもなぜか残る物足りなさ…。
これって最初のCPの元カレの成敗が緩かったせいなのか、2CP目の受けの踏ん切りの悪さのせいなのか、3CP目の受けの軽さのせいなのか…。
原因が3つも分かったところで、スピンオフに行ってまいります。
カバー下おまけ漫画が全て。
皆んなの良き理解者、名バイプレイヤーの村上編集長に近付くと皆んな「HOMO」になると言う。
腐女子と思われる社員が、「村上さんにはもっと頑張って頂きたいです。呪いは本物ですよ…。」と、証言していて。本作を皮切りに、どんどんカップルが増えていく、編集部シリーズ、発端の書。
私は、BL雑誌「月音」編集部、「倉持編集長 × 新入社員の宝」の、「編集長を好きになったワケですが。」を先に読んでいて。ここに収録されている「宝物光りました」は、彼らの前日譚であり、出逢いの書。一ノ瀬くんの名前が、「宝」で。そして、それが宝物の様な恋で。
波及していく様に。宝物シリーズとなって行く。心憎いオムニバスなのだ。
◆表題作「宝物見つけました」
涼しい顔してイケメンの仁井名は、表情も固けりゃ、感情という熱も無い。
自分は何かが欠けているんだろう、と自覚もしていた。
そんな仁井名が、怒ったり、笑ったり、忙しく表情の変わる瀬田さんに心魅かれて行く様子を
とっても丁寧に描いていて。
瀬田さんは、ゲイである事で、以前勤めていた会社で嫌な目に遭ってもいたので、
恋に踏み出す事に臆病になっている。
瀬田さんに信じて貰える男になりたい。
感情を持たないかの様な仁井名に熱情が湧いてくる瞬間。
二人はようやく恋に落ちる♡
描き下ろしには、見つけた宝物を大切にする二人の
「宝物手に入れました」
そう、お互いがお互いに「大切な宝物」
恥ずかしがって、それを言えない瀬田さんの貴重なデレをお楽しみ頂けます♡
◆「宝物奪われました」
仁井名の先輩・咲坂さんは、酔った勢いで、児童書の編集・成田と寝てしまう。
成田はウィッグを被ると、咲坂の憧れ、魔法少女ヒトミちゃんにソックリなのだ⁈
ヒトミちゃんに変装されると、ウットリしてしまって。
成田にいい様に抱かれてしまう。嘘でしょ⁈ な、トンデモ展開。
もちろん、成田はそんな手口で咲坂を手に入れた事に後ろめたさを感じていて。
意識し始めた咲坂は、成田の人となりを知って…、めでたく両想いになって行く。
ちょっとした女装攻めなので、それがあんまり刺さらない私にとっては、うーん…。
◆「宝物光りました」
BL雑誌「月音」編集部・倉持編集長と新入社員・一ノ瀬 宝 の、出逢いと馴れ初め。
BLに興味を持ったから「挿れてみて欲しい!」とねだる宝。
トンデモなお願いにドン引く編集長。
ザワつく、腐女子多めの編集部。
という、なかなかコミカルな展開。
BL定番のセリフをどうしても吐いてしまう、編集長が可愛い。
この後、二人はちょっとだけ紆余曲折を経て、恋人同士になるので、
ぜひ「編集長を好きになったワケですが。」を読んで欲しい。
私はそっちの方が好きです♡
「編集長を好きになったわけですが」を先に読んで、主役のカプより仁井名×瀬田の方が気になってこちらも読みました。
3つのカプのオムニバスですが、私は仁井名×瀬田が一番好きです。
無表情でムッツリな仁井名が、トラウマ持ちの瀬田に、ぐいぐい迫っていくところに萌えました。内面を知ると瀬田が可愛く思えてきますが、ノンケの仁井名がほぼ一目惚れで他部所の瀬田を好きになったのは、ちと無理がある気はしました。
他の2作品は自分的にはあまり萌えどころがなく、総合して萌1の評価です。
オムニバスは色んなテイストを楽しめる良さはありますが、好き嫌いが別れて結果的に総合評価としては低くなってしまうところがもったいないなと思います。
編集部シリーズ1作目、ですね。現段階で「編集長を好きになったわけですが」「トキメキ、タメイキ、シェアハウス」と続いてます。
こちらは3カップル収録。
オムニバス形式なのでこの本だけでも大丈夫です(^^)
◆宝物見つけました
エロ漫画編集×デザイナー
うーん?この攻めはノンケ…ですよね??
無表情で寡黙ながらも押しが強いって設定は好みだけど
受けを好きになる話展開が(?ω?)しっくりこない。
まぁ確かに酔っ払った受けは可愛かったけれども。。。
個人的に一番印象の薄いカップルです。
◆宝物奪われました
児童書編集×エロ漫画編集
表題作の脇でおっぱいやエロの萌えを語ってた人が
男に惚れられ陥落☆的なお話です( ´͈ ᐜ `͈ )良き
大好きな漫画の主人公(女)と攻めの女装姿が似てる設定で
最初は好きなキャラと攻めを同一視して抗えなかったけど
いつしかちゃんと攻め本人のことを想うようになり…。
女装の魔法が解かれてくという流れが良かったです♪
この2人のイチャイチャもっと読みたいなー。
◆宝物光りました
BL編集長×新人編集
この本に収録されてる分だけだと
"好奇心旺盛な新人編集がBL実践したくて編集長が仕方なく相手になる"という流れ。
とにかく押しの強い新人くんが可愛いと思うか・ウザいと思うか紙一重…。
突拍子もない押しを拒否してた編集長が「よっしゃ、1回ぐらい頑張るか」と決めた瞬間、
職業病ともいうべきか、攻めスイッチが入ってカッコよく攻めだしたのは笑ったww
後を引く終わりではなかったけど、続編があります♪
続編ではちょっぴりウザかった新人くんの健気さがすごく良いので
出来ればセットで読むのがオススメですヾ(*´∀`*)ノ
ジャケ絵の体格差にハート撃ち抜かれるの巻。
同じ出版社内にできあがる3組の話が収録されています。
【宝物見つけました】
編集者:仁井名×デザイナー:瀬田
デザイン部に発注しに行くたびに豊かな表情で対応する瀬田に惹かれていた仁井名。
ある夜、酔った瀬田に誘われ自分の気持ちを自覚し告白します。
ヒヨコの刷り込みみたいですが自分に欠けているものをもつ瀬田から迫られたら急速に傾きますよね。
自分の内側を話したり仕事上の悩みを聞いてもらううちにますます瀬田を好きになる仁井名…仁井名の[堅さ]の理由が無理なく差し込まれて読みやすいです。
そんな風にグイグイ押してくる仁井名を拒む瀬田には前彼?に酷いことをされたトラウマがあります。
この前彼の暴挙が原因でふたりはうまくいくんですが経緯を話す瀬田を抱きしめる仁井名の顔も彼を見つめる瀬田の笑顔も穏やかでほっとします。
無表情と自覚のある仁井名の笑顔が優しいと言う瀬田、「俺の宝物」と宣言する仁井名、互いに何よりも欲しかった言葉を与えられる似た者同士のふたりは幸せになれると思います。
もんもんとしている時期の仁井名の妄想がおかしくて爆笑しましたww
チビキャラのコスプレで順番待ちしてる瀬田が可愛かった~!!セーラー服推し~!
【宝物奪われました】
児童書編集:成田×仁井名の先輩編集:咲坂
この話はちょっと…咲坂に納得いかなくて(笑)
自分の好きなアニメキャラと思い込んで成田とシちゃう咲坂。
いくら自分の原点となった好きキャラに似てるからって…お初は酔ってたからって言い訳できても、そのあとはヅラひとつでその気になるってノンケにしては流されやすいww
そのくせ、成田にひどいことサラッと言うし…二次元ヲタの臆病な部分が悪い方に出ちゃってて悲しい。
体からはじまった関係でもちゃんと恋におちるまでが描いてあるのにもったいなかったな~。
【宝物光りました】
BL誌編集長:倉持×新人編集者:市ノ瀬宝
好奇心旺盛な不思議ちゃんがスパークするコメディ。
「やってみたいことのきっかけが全部漫画」という宝の発言に私自身がすごく共感しちゃったために女性編集同様、応援する気持ちが強く面白かった~!!
カ●ジみたいに編集部がざわざわする場面とアナニーマニュアルをプレゼントする場面、めっちゃ笑いました!!
初めて読んだBLに好奇心を刺激され瞳に星をきらめかせてオネダリする宝にふりまわされてノンケな倉持が「 BLなめんな!!」とばかりにムード作りをするファンタジスタになるとは!
宝は仕事もできるし何より一生懸命な可愛い子です。
そんな子とコトに及んだだけで終わりにするなんてできるわけないのに。
クールな編集長のチョロさも可愛かった。
内容だけ追うと誉められた始まりではないし限りなくあり得ないことなんですがテンポの良さに持っていかれ「有り有りww」と楽しめました!
ーーーーーーー
千葉リョウコさんは繋がってる姿をロングショットで違和感なく描いてくれる貴重な作家さんで今巻も満足でした~!!
【宝物みつけました】
エロ漫画編集者:仁井名颯×デザイナー:瀬田功平です。
う~ん表題作なんですけど、ぶっちゃけ私は誘い受けとか自分から
挿入してくる受けは好きじゃないので、あまり合いませんでした。
まぁ瀬田にも色々あったとはいえね・・・
とりあえず仁井名は頑張ったと思います。ていうか仁井名の粘り勝ち的な?
【宝物奪われました】
児童書の編集者:成田一十三×エロ漫画編集者:咲坂です。
個人的に咲坂は見た目はものすごく大好きな受けちゃんですね!
基本的にセフレとか一夜限りとか体から入る関係とかのってあんまり
好きではなかったハズなんですが、どうやらもうそんなことはなくなった気
がします。
しかし女装攻めって新しいなぁと思いました。(女装と言ってもカツラだけですが)今までオネェ攻めは読んでも女装攻めは見ないなぁと思いますし。
女装受けだったら、普通の女の子に見えて萎えますが、女装攻めなら有りと思いました。
【宝物光りました】
BL編集長:倉持×新人編集:一ノ瀬宝です。
この話は何の深読みをしなくてもサラーっと読める話でした。
ていうか、漫画に影響されてなんでもやろうと思うのは勝手ですが、
いくらBLに影響を受けたからと言って上司に「挿れてみませんか?」なんて
絶対に言えない(笑)
基本的今回はサラーっと読める作品ばかりでした。
何も考えたくないときに読むのがいいかもしれませんね。
表題作
『宝物見つけました』
のほか、同じ宝物~「奪われました」、「光りました」
そして表題作描き下ろしの、「手に入れました」の4つです。
『宝物見つけました』
同じ出版社の中で働く、仁井名と瀬田。
仁井名はエロ漫画編集、瀬田はデザイン部でそれぞれ仕事をしている。
真面目で表情があまり顔に出ない仁井名は美人だけど辛口な瀬田に会うのが密かな楽しみで
みんなが嫌がる仕事も、瀬田がらみとなると喜んで引き受けていた。
酔った勢いでHなことをしてしまった二人・・・
増々好きになって告白する仁井名だけど、瀬田はただただ拒み続けてばかり。
無表情の中にも真面目さと一途さが見える仁井名は身体こそ大きくて
ぼーっとしてるように見えるけど、本当はかなり情熱的で
一度好きになった相手には、とことん尽くすタイプのようで。
どんなに瀬田に断られても、何度も何度も食らいつき
最終的には頑なな瀬田を落とします。
しかし、本当は瀬田も仁井名のことは嫌いではなく
仁井名の気持ちを受け入れられない理由が、瀬田の過去にあり・・・
最初はただただ断っていた瀬田も、仁井名の想いがわかるだけに
だんだん辛くなってくるのが表情でわかります。
そんな二人のことを見守ってくれているのが唯一瀬田の過去を知っている
仁井名の上司の編集長。
この人が、またオヤジなんだけど良い人なんだなぁ~
ああいう上司の下で働けるから、仁井名は自分らしさを失わないで
前に進めるんだと思いました。
何か月もかかって瀬田を振り向かせた仁井名。
辛い過去の記憶を一人で抱え込んでいた瀬田に、優しく手を差しのべて
頑なに閉ざしていた瀬田の心をついに開いた仁井名。
やっぱり心変わりせずに一途に思い続けたたまものです。
描き下ろしのベッドシーンは、効果音がすごくエロいんだけど・・・
うとうとしながら告白する瀬田さんがエロ可愛くて・・・
そして何事にも必死で誠実な仁井名もまた、すごく可愛いです。
『宝物奪われました』
仁井名と同じエロ漫画編集の咲坂と児童書担当の成田一十三。
少女マンガ「マジカルEYE」が好きな咲坂に振り向いて欲しい成田が
あの手この手でアタックし、恋が成就するまでのお話。
『宝物光りました』
BLコミック事業部編集長倉持と新人編集一ノ瀬宝。
一ノ瀬はBLをとことん知るために
編集長に「挿れて」だの「前立腺マッサージって気持ちイイんですか?」
と真面目に聞いちゃう新人編集。
その新人に振り回されながらも、最終的には自分が
BLコミックの主人公のようなセリフを言ってることに気づいて
ちょっと恥ずかしい編集長のお話。
どのお話も、同じ出版社の中の違う部署で働く男性。
仁井名と咲坂はエロ漫画編集、仁井名の恋人瀬田はデザイン部。
咲坂の恋人成田は児童書お陽さま文庫担当
そして倉持はBLコミック編集長その恋人一ノ瀬はBL新人編集
とこんな関係です。
同じ会社にこんなに男性同士のカップルがいるのもすごいです。
よくよく探したら、もっといそうな感じが・・・・