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choukyorirenai no kodku
こちらは2014年発行の新装版ですが、初出は1993年の発表作品です。
だから、というわけでもないのでしょうが、良い意味で少女漫画的。
ここには俺様もボコリもビッチもいません。
ノンケなのに会うたびに花を贈ってくるモテ・アスリート。
頭はすごくいいのにどこかずれてるインテリ歯科医。
そんな2人が、好きなのか?どう誘えばいい?なぜ花をくれるのだろう?いつ好きだと言ってくれるんだろう?
…と延々グルグルしています。そのひと言が言えなくて…
本作では、本編の前に「番外編」が6編配されています。
つまり、最初に読むシーン・設定はすでにCPになって同居しているショーンとアーサー。
続いてアーサーのわかりづらいツンデレ振り。
遡って、試合中に歯が折れた事で出会ったアーサーに惚れた瞬間。
アーサーがツンデレなだけでなく、天然であること……
その後本編が始まります。
主人公はアイスホッケーのスター選手・ショーン。物語の中でも、スピード感のある試合シーンが何度も出てきます。
広いアメリカで、シーズン中は遠征遠征の連続。ショーンは他のプレーヤーは妻同伴で遠征しているからアーサーも来て欲しい、なんて言います。
歯科医のアーサーは当然仕事があるから行けない、俺は妻じゃない、と。
つまりアーサーは「ツン」デレなのではないのです。独立しているんです。ショーンを愛しているけど、非常に個人的であって、何一つ依存しない、寄りかからない。
そんなアーサーは少し冷たくも見えますけどね。
ショーンは普通に情熱的です。
そんな2人は、一緒に住む家があるけれど「長距離恋愛」。
この上巻だけでもかなりボリュームがあるけど、下巻に続きます。
「リビング・ドリーム」
1990年発表の微BL作品。
児童保護局から里親の元に移ったレイが主人公。義兄のジェスは優しくて、レイはジェスが大好き。
だがジェスはやりたい勉強があって、カリフォルニアの大学に行こうとしている。レイは寂しくて…
…という兄弟愛と寂しさのセンシティブなお話。
「インサイド」
1989年発表の非BL作品。
誕生日の関係で同じ学年になってしまった兄と弟。弟の方が体も大きくて、運動神経も抜群。
高校に入って弟は兄と同じバスケをやりだして、案の定兄のポジションを取ってしまう…
…という兄にとって切ない話。
でも本当の兄弟だもの。兄は心では納得して受け入れてます。あゝ切ない。
新装版なので中の絵は昔のものなのですが、海外ドラマのような雰囲気は普段読む漫画とちょっと違って楽しめた。
主人公のショーンがホッケーの選手という、職業もいかにも海外が舞台という感じで楽しめます。
お相手は綺麗だけど治療は厳しい歯科医さんアーサー。
試合で怪我を負ったショーンが、治療してくれたアーサーに出会い結ばれるまでの本編と、結ばれてからのショートストーリーの番外編がいくつか入っています。
あっさり結ばれてしまう話は物足りないですが、この作品はちょっとじれったすぎてやきもきしました。
もう男なんだからガツンと言って!て場面が何度も何度も…。
男だからというか、男だからこそ同性だし言えないんでしょうが、ショーンが先にモーションをかけたのだから、しっかりけじめをつけて欲しいです。たまにアーサーが待ってるようなそぶりを見せるのにも関わらず^^;
けれど結ばれるまでも、結ばれてからも両方楽しみたい方にオススメただと思います。
タイトルの長距離恋愛の孤独とは、ショーンが試合のシーズン中はほとんどアーサーのもとに帰れないからなのですが、甘いシーンも多いからか、あんまり長距離恋愛感はなかったなあと思いました。
アイスホッケーのスター選手と歯科医の、不慣れで不器用なラブストーリーの上巻です。表題作の他、BL未満の短編が2作品収録されています。上下巻とも、ページ数が300ページとボリュームたっぷりです。
上巻は、2人の出会い編と、そこから始まる長距離恋愛初期の頃の悩みやすれ違う様子が描かれています。
試合中に折れた歯を治療してもらったことから、お互いに好きになってしまった2人。
だけど、攻めのショーンがヘタレで。ショーンが遠くに行くことが決まって、受けのアーサーはただ一言を待ってるのにショーンは言ってくれなくて、かなりヤキモキさせられます。おまけに、アーサーの方も意地っ張りだし。
でも、ショーンがアーサーを好きなのはダダ漏れなので、気付けば頑張れ!と応援していました(笑)。
一方のアーサーも意地っ張りだけど、時々見せる素直な感情や表情にキュンキュンします。
そんな感じで、上巻では2人の恋が育っていく様子が、時には切なくて時には甘くて萌えました。