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mekurumeku highlight
「これは、ミナヅキアキラ先生の漫画だよね」と、読みながら何度も思ったこの本。
もちろん、題名から背景に至るまで先生のセンスと筆致が表れている、正真正銘ミナヅキ印の最新刊なのは間違いないのですが、私がよく知っている先生の漫画とはかなり違う印象なのです。
こんな読み味かな、と予期していたのが、何故だか分からないけれど、ことごとく良い意味で裏切られる、気持ちよさ、新しさに、わくわくどきどきしながら、あっという間に読み終えました。
「面白ければ理由なんて何でも良い」精神の私が、その理由を悟ったのは、年下攻の話ばかりになった、との先生のあとがきまで辿りついた時でした。
ミナヅキ先生の手による作品は、後に単行本にまとめて刊行されそうなものを除き、可能な限り入手していますが、小説の挿絵も含めてそのほとんどが、年上攻めか同い年カップルのものだったことに、この本を読んで初めて気付いた、これでも先生の大ファンの私。
(例外で思い当たるのは、『恋文十色』収録の『落下恋文』が、「若い大家」と小説家で、たぶん年下攻なのと、Cannaに掲載された沙野風結子先生の小説『鳥の船の夢』の挿絵が兄弟物の弟攻であることくらい)
年上攻が好みの私が、ミナヅキ先生にはまる筈だよと、今更納得している迂闊な私です。
恐らく先生ご自身の好みは年上攻ではないかと勝手に推測するのですが、一つ所に留まらず、新たなものを生み出そうとされる意欲や好奇心が、キャラの年齢だけに限らず、性格や舞台設定などからも伝わってきて、とても爽やかです。
以上の理由だけでも十分「神」なのですが、実は、この本に『知らぬはおまえばかり』の後日譚で、2012年の全サ小冊子に掲載された『自慢のきみ』が収録されると知ったときから、評価は「神」と決めていました。
中古で何とか手に入れた小冊子で、この8ページの漫画を読んだ時は、こんなに素晴らしい漫画が、限られた人にしか読めないなんて、貴重なBL資源の持ち腐れもいいところだと嘆いたものです。
せめて、どんな内容かを読めない人にお伝えしたくて、普段レビューには面倒臭くて書かないあらすじを、苦心して書いたほどでした。
芳川の愉快な家族や、慣れない幸せに戸惑う可愛すぎる和有希、興奮必至のお風呂場エロまで楽しめる、しんみり優しいあの傑作を、晴れて誰もが読めるようになるなんて、嬉しくてたまりません。
どうか、一人でも多くの人が私と同じように、ミナヅキ先生との幸せな出会いを果たされますように。
甲斐谷さんが可愛すぎて…‼︎仕事の時はキリッと爽やか→プライベート(っていうかHのとき)は自信なさげの照れ照れしてるっていうギャップが最高です。野島はちょっと急に何に目覚めたん?って言うぐらい自らクビになりに行ってて笑いました。(結局クビにならず最後の最後で転職するのですが。)野島は甲斐谷さんに出会ってSになっていったんでしょうかね。それまでの事情が描かれていないのでよく分からないのですが、恐らく。甲斐谷さんっていじめたくなる可愛さなので野島の気持ちもわからんでもないですが笑笑2人で野島の家に行った時にベッドにダイブする甲斐谷さん、なんて可愛いのでしょう。もうギャップが好きな方は是非見てください。
続編の「溺れて背伸び」は、短いお話ですが、2人がめちゃくちゃ幸せそうで泣けてくる程でした笑笑人目を気にせず野島を抱きしめる甲斐谷さん、可愛い。そして2人はもう名前で呼び合っているのがさらに可愛い。可愛い尽くしのお話でした。
「自慢のきみ」
まさかまた芳川と小宮のお話が読めるなんて…‼︎幸せMAXで飛び跳ねました!芳川家に招待された小宮。芳川家は男同士で付き合っていることに寛容で、認めてもらった感じです。対して小宮家に挨拶に行こうと言う芳川に小宮はそう簡単に行かないと渋る。芳川が小宮にかける言葉が素敵でこの2人やっぱり最高だなぁと思いました。もっと読みたい(>_<)♡
本当に好きな作品の1つです♡とっても面白かったのでまだ読まれていない方は是非‼︎
ミナヅキアキラさんが「久々のセクシー系」だと仰っていた今作品、とても楽しみにしていましたー!
今月の雑誌に後編が載っているのにもうコミックス化なんて早いですよね…感謝!!
表題作 「めくるめくハイライト」
出会い系で偶然出会ったパーフェクト上司が地味で可愛くて受け!!オイシイです!攻めより背が大きく体格もいいのにネコだというところにコンプレックスをもっている受け。受けのギャップにハマっていく攻めの様子に共感しました!ギャップ素敵です!攻めの部屋に行きたい、とおねだりし布団に転がり匂いを堪能してる姿なんて、もう…!!表紙の赤くなった受けさんが印象的で白黒のページなのにカラーに見えます!笑
仕事のこと、コンプレックスのことを上手く絡めて設定だけに済まさない話の流れも流石だと思います!(何様)
他短編2話あり、どのお話もトーンに頼らない素敵な黒と白の絵。これからを期待して読みたくなるお話しでした。
最後に「知らぬはおまえばかり」のショートが入っています。
相変わらずラブラブな2人ですが、攻めの受けを思う気持ちが優しく暖かで素敵な関係が築き上げられていて感動しました。
「めくるめくハイライト」表題作
「溺れて 背伸び」表題作書き下ろし 受け目線
「おもいで話は秘密」再会もの
「まよって あいして。」海外で出会った恋 攻め目線
「まよわず あいして。」受け目線
「自慢のきみ」知らぬーのショート
どれも作品名が素敵です!心惹かれる作品名にうっとりします。
うわあ、私のレビューがきっかけでミナヅキ先生を読まれるようになったなんて、感激です。
私もちるちるさんのお陰で幸運にもミナヅキ先生に出会えた者なので、その点でもkaysさんとはお仲間ですね。
夏ごろにはまた新刊発売のご予定だそうで、今から楽しみで仕方ありませんね。
嬉しいお返事を下さり、本当にありがとうございます。
コメントありがとうございます!!ミナヅキアキラさんが大好きで興奮をなるべく抑えたのですが今作品もとても素敵で早くむぼちさんにも読んで頂きたいです!(宅配員さん頑張ってー!)
実は…むぼちさんのミナヅキアキラさんの作品レビューを読んでミナヅキアキラさんを読み始めた者なので…今回のコメント本当に嬉しいです!!ありがとうございます!!
kaysさんはもう入手されたのですね、うらやましいです。
(私は通販で届くのを待っているところです)
私も、ミナヅキ先生は、いつも題名まで個性が表れているなあと思っていたところです。
今回も、kaysさんが紹介して下さった作品名に、ますます読みたい気持ちが大きくなりました。
「作品名が素敵」とのkaysさんの感想に全く同感です。
表紙買いですよ。
おそらく受けであろうお方のメガネを、おそらく攻めのお方が
メガネを「あむっ」と取る姿はエロいことを教えていただきました。
このシーンは本編にはありませんが、2人の関係を表していますね。
一冊に3つのお話が入っています。
「めくるめくハイライト」は表紙のお2人が。
上司と部下という関係…社内とホテルと彼の部屋で繰り広げられます。
受けの専務 ゆずるが攻めのようすけに言う一言。
「君に手荒くされるのが、たまんなくってね…」 ←このときの顔を是非みて!!
「おもいで話は秘密」では高校時代の後輩に出会った藤咲。
高校時代の暗い思い出を掘り返されたくなくて距離を取る。
しかし後輩の市之瀬に出会って気づくこと。
心の底で、ずっと藤咲が追っていたその背中が…
「まよって、あいして」は異国ラブです。
傷心旅行先のハプニングで出会ったコージと二コル。
コージはゲイだと思われていたり、家に帰らない不良の二コル。
コージは殴られたり、二コルが家に帰れるように親を叱ったり、と
紆余曲折あって思いが通じ合った2人。
しかし、いつかは帰らなければいならないという焦りと引き留めたい葛藤が
2人をすれ違わせる。そんな2人の結末とは…
また最後には、知らぬはお前ばかり の後日譚が入っています。
神評価の多さと
「知らぬは おまえばかり」の
その後の話があるということで
購入しました(^^)
買う時、本が薄く感じたのと、
短編集なので話が短すぎて読み応えに
不安がありましたが、今回は大当たり☆
どのお話も短いながらよく出来ていて
とっても良かったです‼︎
表題作は、ギャップがテーマなお話で
長身で仕事も出来る上司がネコ!
なギャップは良かったです(*′ω‵*)
赤くなってる表情がエロいし可愛い‼︎
そして、外国のお話‼︎
これも良かった〜‼︎
傷心旅行のおっさんと現地の若者の
期間限定の恋愛。
ありきたりな感じですが、
それでもキュンとしてしまいました(´ε` )
書き下ろしとかで、再会のシーンとか
見たかったな〜(´-ㅅ-`)
そして、楽しみにしてた
「知らぬは〜」のその後‼︎
家族に会うお話でした。
その後も幸せに続いている
2人が見れてよかったです(//´/◒/`//)照
短編がもう1つあって、
先輩、後輩の再会について
だったのですが、チョット
印象が薄いかも…
いいお話なんだけどね‼︎
他が良すぎるっていうかね‼︎
全体的によくまとまっていて
短いながらもキュンと出来る
お話ばかりで良い1冊でした\(^o^)/
大変失礼ながら、ミナヅキさんの絵柄は
可愛いと言うジャンルではないと私は思っておりまして…。
でも、お話として三話収録されていますが
年下攻めっていうのもあるかもしれませんが
皆に可愛げがあるのです!!
◆『めくるめくハイライト』前後編
有能ながら自分の意志で他社の引き抜きを断り
平社員の道を選び冒険しない主義の野島遥介は
ゲイゆえ週末は出会い系で性的欲求を解消する日々。
ある日待ち合わせた自分より身長が高い、
服装は野暮でも見栄えのする男と待ち合わせますが
なんとそれが自社の甲斐谷専務!!
仕事も出来る穏やかでパーフェクトな専務が
まさかのゲイ、まさかのネコ!!
一瞬バレるのを恐れて逃げようとしますが
専務の遠慮がちで健気な態度に理性が切れます。
黙っていればバレる事もないのに、
自分があの夜と相手だと気づかれないのが面白くなくて
写メった専務の姿を本人に見せて脅し
関係を強要し……のはずが!
なんというか、自分がそういうキャラじゃないのに
わざと酷い言い方してみたりちょっと乱暴に抱いたり、
なんでこうなってしまうんだという
自分でもわからない態度をとってしまうのが面白かったです!
誰も知らない専務の乱れた姿、従順な面を自分だけが知っていて
気持ち良くさせて喘がせる優越感、たまらないだろうなぁ…。
そのまま関係を続けても良さそうなのに
良心の呵責に苛まれて専務室で膝をついて謝罪するところが
男らしかった!
遥介より身長が高くて体格が良いのを気にしてたとか
本っっっ当にいじらしい!!!
遥介のアパートに行きたがって、
敷きっぱなしの布団に倒れ込んでにおい嗅ぐとか…意外すぎww
遥介が結局引き抜きに乗って退社する旨を伝えたのも
自分が甲斐谷専務に似合うようなハイスペックな男になるためとか
向上心あってかっこいいです!!
…専務は寂しいだろうけどね…。
◆『溺れて 背伸び』
また甲斐谷専務の可愛らしさ全開のショート。
店で待ち合わせして、現れた遥介につい抱きついてしまう甲斐谷!w
自分がもし遥介より小柄だったら、すっぽり抱きしめてもらえるのに…と
乙女全開の甲斐谷。気持ちはすごくわかる!!
だけど年下でも小柄でも、自分を気遣って優しくしてくれて
愛してくれる存在がいるのは奇跡みたいな事。
そんな遥介を抱きしめられる特権って…幸せやないかい!!!
◆『おもいで話は秘密』
学生の頃、コンプレックスの塊で
人とうまく接する事が出来なかった藤咲は
見た目も無い面も人知れず努力を重ねて
なりたかった自分になったはずなのに、
取引先の新人を紹介されて出会ったのは、
あの頃の自分を知っている後輩・市之瀬で…。
実は市之瀬に憧れていたと気づかされたとか…可愛い…。
そんな相手に悩みがあると言われてホッとするあたりとか
市之瀬にはどうやったって敵わない様が
人間くさくてとっても良かった!!
◆『まよって あいして。』『まよわず あいして。』
海外に傷心旅行をしていた際バッグを盗まれて
更にスレたような若者にお金をせびられたお人好し過ぎる昴至(コージ)は
アパートへの道順を教えてもらい、次の日バッグが見つかり
昨日の若者を見つけお礼にランチを御馳走するつもりが…。
ゲイではないコージと、ゲイで家族とうまくいっていないニコ、
出会い方は良いとは言えなかったけれど
コージの馬鹿がつくほどの優しさがニコを変えていって
そんなニコに徐々に絆されるコージ。
一旦の別れは切ないけど、一度培った信頼と愛は
そう簡単に失われないはずです。そう信じたい。
◆『あとがき』“年上彼氏自慢”と言う名の4コマ
市之瀬、遥介、ニコが一言ずつ自慢w
みんな可愛いったらありゃしねぇ!!!
ミナヅキさんの所々繰り出してくれる笑いがツボでした!!
「ヨータさん(仮名)?」とか
「お おはようございます(裏声)」とか、
“それは俺渾身の攻め声だから”とか!!
(ここだけ読んでもわからないかもしれませんが…;)
やられた───……。
年下攻めって心底御馳走!!
…私は年下攻めが好きなのか、年上受けが好きなのか…。
あれ、結局同じことかな??w
とにかくとても楽しかったです!!
mukkoさん
はじめまして!
そうなんですよ!!年下攻め詰め(?)コミックス楽しいですよね♪
攻めかな…?と思わせておいての受け、ギャップがまた良いですしw
そこでガッカリするかキター!になるかはそれぞれでしょうけども
ひとつでも多く楽しめたら嬉しいですから(*^_^*)
コメントいただきまして、ありがとうございました!
年下攻めっていいですよね!
私もこの本は年下攻めばかりで楽しかったです。
攻めっぽいと感じていた人がまさかの受けとか。
まさかの展開って萌えます!
東雲さんの笑ったところ、私も面白いと思って読んでいました。
ミナヅキ先生は、あとがきコメントなど、ちょっとしたところにもセンスの良さが表れていて、すみずみまで楽しめますね。
身長が大きいことを気にする専務、なぜならネコだからー!
この表題作、すっごい可愛かった。
それから、高校の先輩後輩同士のリーマンカップル、19歳と36歳の17歳もの年の差がある国際カップル・・・
全部もっと続きを読みたいモヤモヤ短篇集だ。どれも面白かっただけに!
特に表題作は物足りない(><)もっと専務を!!専務が不足しております!
過去作品の番外編、ちょっともうなんの話か覚えてないです。
やっぱり漫画にもここだっていうタイミングがあると思うのですよどうでしょうか。
表題作がすっごく可愛かった……!
出会い系で会ったのは、会社のパーフェクトな上司。この上司、甲斐谷さんが表紙の背の高いほうです。背が高いことがコンプレックスなネコなのですが、そこが可愛い…!会った時、甲斐谷は野島が会社の人間だとは気付いてないので、逃亡を図る野島。けど甲斐谷が可愛すぎてやることやっちゃいます。
けどその後、心に悶々としたものを抱える野島はH中の写真をエサに甲斐谷を脅し、関係を続けることになります。
まあ最終的にはハッピーエンドだし、恋愛面も野島の仕事に関する悩みも解決。欲を言えば、もうちょっと下剋上状態を楽しみたかった(笑)野島に脅されてる甲斐谷が可愛すぎて!!野島が普段とのギャップにメロメロになったように、私もメロメロでしたw
会社の専務と平社員という関係の2人のお話です。
平社員の遥介は専務の甲斐谷の顔も名前も知ってるけど、向こうはヒラの自分の顔など覚えていない。でも出会い系で待ち合わせした場所にやってきたのはその専務で・・・というお話です。
会社での出来る男っぷりとは違い「ゲイ」や「ネコ」として自身なさげな甲斐谷のギャップにやられてしまう遥介。
甲斐谷は背が高く、ネコとしての自分は可愛くないと思い込んでいるのですが、そのギャップがすごく可愛いです。遥介は背が低いのですが、後ろから入れようとして届かない・・・!となるのが面白かった。
体格差で受けが小柄というのはよくありますが、逆をテーマにしたものはほとんど読んだ事がなくて、こんなに萌えるものなのかと実感できて楽しめました。
間はちょっとどろどろした展開になるのですが、最後は落ち着くところに落ち着きます。
「大きいところがいいんじゃないですか!」という遥介の台詞がよかったです。
その他、リーマン年下攻めと海外の歳の差ものが入っています。
最後のお話は傷心旅行で日本からやってきたコージと不良少年のニコルのちょっとイレギュラーでせつない作品でした。
モノローグが丁寧で、何て無いお話でもしっくり上手く仕上げる作家さんだと思います。
【めくるめくハイライト 前編 後編】【溺れて 背のび】
遥介が出会い系サイトで知り合った相手は、背が高いイケメンなのに地味で自信なさげで何となく残念感漂う男。早速抱こうとメガネを外してみたら、なんと「誰もが認める完璧な男」として知られる専務だった…!
会社で見かける専務は野心と挑戦心の塊で自信に裏付けされた眩しい笑顔の持ち主でゲイの野島からすると全く対象外で食指が動かなかったのに、ベッドに横たわるユウは「やっぱり期待ハズレですよね‥僕みたいなのがネコなんて…。」とやたらいじらしくてそのギャップに野島は超燃えてしまい…。
専務が可愛いです。ちょびっと紆余曲折あってハッピーエンドなんですが、野島の家を訪れた専務が、スーツのままバサっと遥介の布団に倒れ込んで「野島くんのにおいがする‥」とすぅすうしちゃったりして、めちゃくちゃ可愛い生き物になってます。
ネコなのに高身長というところにコンプレックス持ってるみたいで、デートの待ち合わせでやってきた野島をギューっと抱きしめちゃった後、「もしも僕が彼より小柄な男だったらすっぽり胸に収めてもらえるだろうに…。」とか思ってるところも可愛い。
攻めが低身長、受けが高身長という体格差カプなので、会社の机で後ろからやろうとして背が足りなくて届かない…みたいな描写もあります。
【おもいで話は秘密】
暗くて卑屈だった自分を脱ぎ捨て明るい広告マンとして頑張っている藤咲。ある日、打ち合わせに行くと高校時代の後輩がそこに…。地味で暗いメガネだった自分の過去を知ってる後輩の登場にうろたえて、後輩のようになりたかったかつての自分というものも思い出してしまうんです。
いわゆる「イケてる男」の理想像であった後輩にもまさかの悩みが、しかも大好きな人に振り向いてもらえないというのを聞いて、へぇ、お前でも振られたりするのか…と完璧男の弱点を知ってちょっと嬉しくなっちゃう藤咲。
藤咲、ちょーーー鈍チン。大好きな人ってあんたのことでしょーが!
そして昔の先輩も今の先輩どっちもかわいいとばかりにキスしちゃう後輩くんと、こいつ!また俺を振り回してやがって!と怒る藤咲。
あとがきの「年上彼氏自慢」という四コマで、後輩くんが「やっぱり頑張り屋さんなところですかね~。」と惚気つつも、え?まだ付き合ってないけど、と。
まだ付き合ってないんだぁと笑いました。
【まよって、あいして。】
外国が舞台。両親とも何となくうまくいかず不良少年ぽく街をうろつくニコル(19)と嫁と生まれたばかりの子供に捨てられ傷心旅行に出たコージ(36)
コージの人の良さ、そして家を出てふらふらしていたニコルが母親の元へ戻る時にニコルに付き添って、そして親の態度を思わず日本語で叱り飛ばしてしまうような熱さ、真っ直ぐさに触れたニコル。
言葉の壁、年齢差、国の違い、距離など難題が盛りだくさんだけど、決して旅先のアバンチュールではない、「迷わずここへおいで」と日本でニコルを想うコージの元へといつかきっと辿りつくだろうと思わせるラストがとても良かったです。
【自慢のきみ】
「知らぬはおまえばかり」の後日譚。芳川家を訪れて歓迎される二人を描いています。お父様が素敵。
「知らぬはおまえばかり」では冒頭、二年間セフレ関係のような状態で曖昧にしていた芳川が正直あまり好きではなかったのだけど、この後日譚では男前ぶり&溺愛ぶりが炸裂してて読んでて幸せな気分に。これは神。
東雲月虹
むぼちさん
コメントいただきまして、誠にありがとうございます!東雲です。
私は多少エロ重視なところもありながら、
笑いのツボがハマるかハマらないかで好きかどうか分かれるようです(他人事!?)
その点、こちらの作品は表題作が特に面白かったです!!
いやー、本当にセンスが光ってました!!
爆笑とかじゃないですが、じわじわくる笑いがクセになりそうですw
むぼちさんのお好きなミナヅキさん、大変楽しませていただきました♪
次のコミックスが今から待ち遠しいですよね!
では失礼致します☆
yoshiaki
むぼちさま
コメントありがとうございます。
むぼちさんのレビューを読んで、これまでのミナヅキさんの作品とは違う路線の作品なんだろうなと予想はしていたのですが、「この夜のすべて」と読み比べるとすごくギャップが!
硬派な作品も描かれる中でのあまあまってところに価値を感じました。
ただ単に甘いだけじゃないものもあって…そう考えると私のレビュータイトルは変えたほうがいいのかもしれませんね^^;