おやすみなさい、また明日

oyasuminasai mata ashita

おやすみなさい、また明日
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神335
  • 萌×245
  • 萌30
  • 中立13
  • しゅみじゃない30

83

レビュー数
79
得点
1958
評価数
453
平均
4.4 / 5
神率
74%
著者
凪良ゆう 

作家さんの新作発表
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イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784199007392

あらすじ

「俺はもう誰とも恋愛はしない」
仄かに恋情を抱いた男から、衝撃の告白をされた小説家のつぐみ。
十年来の恋人に振られ傷ついたつぐみを下宿に置いてくれた朔太郎は、つぐみの作品を大好きだという一番の理解者。なのにどうして…?
戸惑うつぐみだが、そこには朔太郎が抱える大きな闇があって!?
今日の大切な想い出も、明日覚えているとは限らない…記憶障害の青年と臆病な作家の純愛!!

表題作おやすみなさい、また明日

荒野朔太郎,27歳,なんでも屋
遠藤告美,35歳,小説家

同時収録作品スイート・リトル・ライフ

荒野朔太郎,なんでも屋
遠藤告美,小説家

レビュー投稿数79

愛することとは、こういうこと

凪良先生の作品で一番好きな作品です。

お互いに心に暗いものを抱えながらも補い合って埋め合って、でも決して依存ではなく、人を愛するってこういうことを言うんだな、と1冊を通して凪良先生に教えてもらったような気がします。

もちろん最後は涙なしに読めませんが、悲しい涙ではなく心が温かくなるような気持ちでした。もちろん始まりがあれば終わりは来るので必然的にお別れの時って訪れるんだけど、そこに目をそらさずに最後まで書いてくださってありがとうございましたと凪良先生には感謝です。

0

様々な痛みを残してくれる作品

最後の10ページ余りは顔面グズグズで読みました。
始まりの方から割と辛い展開が続きます。
9年も一緒に暮らしてきた相手から突然別れを切り出され、仕事も上手くいかず、新しい出会いも…胸がキリキリ痛む展開でした。

お互いに好意を持っているのに結ばれない、拒絶に近いそれはもどかしくて、狂おしくて、切ない。
片想いの痛みを「砂糖細工の針」という繊細で美しい言葉で表現する凪良先生の感性がとても好きです。
濡れ場の表現も、抽象的な部分もありながらしっかり淫靡な熱が伝わってきて良い。

本編で終わりだと、苦しみの末に結ばれるという正しく王道なラブストーリーで終結する作品です。
もちろんそこで終わってくれていたら…という気持ちが無いわけではありませんが、SS「スイート・リトル・ライフ」がある事で、2人の深い愛情と強烈な切なさの余韻がいつまでも心に残るのだろうと思います。

1

心に残る1冊

すごく良かったです。伸二との別れからのつぐみの孤独は辛かった。そんな時に朔太郎に出会って少し希望が持てたのに、朔太郎も病気を負って絶望に襲われていて…同じ気持ちだけど、一緒に居ない選択をした2人が悲しかった。2人を繋いだのは祖父さんかな〜2人で現実を受け入れて共に生きる選択をしてくれて良かった。その後のSSは涙。しんどい日があっても、2人で積み重ねてきた日々が支えになってるのかな。一緒に生きる事の大切さを感じました。
小山田先生のイラストも柔らかくて素敵で2人の雰囲気が伝わった。心に残る1冊

0

迷ってる方は今すぐ読みましょう。

BL小説を読んでこんなに激しく泣いたのは初めてです。今までもなくことはありましたが、この作品を読んで叫びながら泣いてしまいました…。
幸せだけど、胸が締め付けられる…そんな感覚があって泣いてました。
全人類に読んで欲しいです!

0

これぞハッピーエンド(個人の感想です)

前々から気になっていたし、多分自分は好きなお話だろうなと感じていました。満を持して読みました。

やっぱり、ものすごく大好きなお話でした……!

これぞハッピーエンドだと感じました。(個人の意見です!)
空に手をかざす仕草、山茶花、紋白蝶など、繰り返し出てくる表現が、ラストに向けて非常に効果的に情緒に作用してきます。
途中、つぐみの書いた、朔太郎の心を動かした小説のエンドが、この物語を暗示しているのでは……?と思ったりもしたのですが、いい意味で裏切られました。
文体が読みやすく、ザックザック読めます。

0

スイート・リトル・ライフまでが本編!

koboの「読後感が最高に胸アツ!心ふるえるBL!!」特集で見つけて読みました。凪良ゆう先生の小説はいくつも読んでいますが、本作はなぜかノーマークでした。・・が、正直今まで読んだ中で一番好きな話でした。何年経っても色褪せない名作だと思うので、私のようにうっかり読んだことがない方には読んでほしいなと思います。展開やボリュームに無駄がなく本当に綺麗な話です。特にラストが大好きです!

内容としてはあらすじ通りですが、思ったより切なさはなく、甘い話に感じました。というのも、朔太郎とつぐみは初期の頃から両思いです。ただ、この「両思いだけど両片思いに見える」描写が綺麗なんですよね。二人のせいだけじゃない障害も多く、乗り越えるだけが答えじゃないことを考えさせられます。恋はタイミングと言えばそれまでなのですが、朔太郎の「元気なときだったら、すぐつぐみさんに恋してた」「でも、元気だったらつぐみさんの小説を読む機会もなかったと思う」という言葉が、ある意味この物語の一番の核心なのかなと思っています。ただ、最後のHが思ったより濃厚でびっくりしました(笑)。朔太郎は「足るを知る」タイプだからつぐみとは相性が良いと思うものの、夜は結構大変そうだなと下世話なことを考えてしまいました。

・・とはいえ、本編後のスイート・リトル・ライフがなければ号泣には至らなかったと思います。本編を読んだ時にはつぐみの成長物語だと思っていたのですが、このSSで大逆転。「朔太郎がつぐみに許された結果どうなったのか」が描かれています。記憶障害の朔太郎がつぐみとの約束を守り抜いたラストがロマンチックで、でも少し切なくて・・・涙なしには読めない素敵なハッピーエンドだったと思います。

4

各所でグッときた…

BLジャンルとか萌えとか忘れて、一般書を読んでいるような気持ちになりました。
自分の心にダイレクトに響いてくるんですよね。
そして影響を受け、考えさせられる、というより色々頭に浮かんでくる。
嬉しいことや悲しいこと、喜び、不安…。
普段、BL楽しんでる!って思う時は、自分の存在なんて消滅しているのに(笑)

告美が感じる孤独に共感することも多く、とても刺さりました。
だからこそ、そばに居続けたいと思える相手を互いに見つけることができて、本当に良かったと思います。
大変なことも多く、欠けているところがあったとしても、そんな不完全さがあったからこそ出会えた…!
理想的な綺麗事で作られた世界ではなくとも、こうして心安らぐ場所を見つけられたことに、共に喜びを感じました。

有名な作者さんだというのに今回初めて作品を読みましたが、諸々圧倒されました。評価の高さに納得です。

2

SSを読むことで神作品に

切なさ要素が盛りだくさんの内容で全体的には少し暗めな作品だけど、凪良ゆう先生んの文章力でぐいぐいと引き込まれていく。

ご本人は評価されなくても良いから描きたかったというショートストーリーが、本編を100倍にも素敵なものにしてくれていると思う。
作品には描かれていない2人の時間がどれだけかけがえのない時間だったかが伝わるショートストーリー。

もはやこっちを読みたくて初めから読み返すぐらいと言っても過言ではない。。。と思っているw

1

優しくて温かい

恋愛前夜のスピンオフかなにかだったんですかね?なにも知らずに本作だけ読みましたが、全く問題なく読めます。


凪良先生の書くお話って どんなお話でも 心に染み入る優しさがあります。

本作は特にそうで、シリアスだし悲しい寂しい部分もあるけれど、根底に流れるものは温かくて優しいです。

ほのぼのするような話ではないのに、読後感は穏やかで優しい感じです。


先生もおっしゃってるように最後のSSは確かに評価が分かれるんでしょうが、あれがあってこそこの物語は完成するんだろうと思いました。わがままを通してくださった先生に感謝です。


何度でも読みたくなる作品です。

2

ここまで書かれることの幸せ

『恋愛前夜』『求愛前夜』をそれぞれとても楽しんだ流れでシリーズをコンプリートしたくなり、本書にも手を伸ばしました。
たくさんのレヴューから、本作品は前2作品とは違って「分かりやすいハピエン」とは限らず、SSは評価も分かれていることは予習のうえで、怖々読みました。

感想は、タイトルのとおりです。
とてもリアルで切実、全身全霊の愛の結実を感じました。
といっても特に派手なイベントがあるわけではなく、表面的には平穏な日常の積み重ねが主軸のストーリーです。
また恋人の背負った運命は特殊なようでいて、歳を重ねるといずれ誰にも訪れる可能性が高いという点で決して他人事でなく、長く付き合うカプが避けられない未来の形はリアルで切ないです。
ただその未来において、かつて恋人達が特殊な運命のもとで心底願っていた夢が、叶っていることがありありと分かり胸に迫りました。

その未来は、一度きりの人生を恋人に賭けた勇気と激しく互いを求める情熱の結晶のように感じられます。

もちろんBLにここまでのリアルは求めていない、むしろ複雑な現実から離れる娯楽として求めておられる向きには不要なリアリティかもしれません。

私は、運命に挑んで愛し合った主人公カプにとても勇気付けられました。
ここまで書いてくださった作者様に感謝です。

生涯の付き合いを追いかけたい方にオススメです。




3

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