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yuuutsu na asa
憂郁之朝 5
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
4巻で溢れ出た桂木の心……
桂木に「好きです」と告げられ、暁人の余波が静まらぬまま
共に森山侯爵の夜会に出かける場面から幕が上がる。
華やかな明治の華族社会の雰囲気の中、
魅力的な登場人物、目の離せない物語が繰り広げられる本作。
前巻で物語は収束に向かうかと思われたが、
そう一筋縄ではいかない展開の5巻だった。
この巻では時々回想が挟まるものの、ほぼ全編森山邸での場面が続き、
そこには、久世子爵家と利害関係をもつ人々が一同に会している。
主役二人以外の、それぞれの思惑も興味深く
物語は人々の思惑を絡めながら回って行く。
暁人と桂木。
二人それぞれの強い気持ちを背景にしながらの
久世家の行く末を巡る策略と息詰る駆け引きは
物語として非常に面白い。
桂木の思い描く通りにはやはりならない暁人。
また一段大人になった暁人が顔を上げて前に進んで行くのに対し、
俯いて立ち止まる桂木が印象的なラストだった。
出会う前から桂木は暁人に強い嫉妬を持ち続けていたのだが、
それなのに惹かれるのを止められない想い。
というより、だからこそ彼は暁人に惹かれるのか。
暁人が日増しに大人になり、桂木の為にと頑張れば頑張る程、
暁人への想いを自覚すればする程、
桂木の中で膨らむどうしようもない苦しさ……。
そんな、側にいて強く強く思い合い、
互いに互いの為に動いているのにすれ違っていく様に、
胸ががキューッとする。
何もかも完璧に出来るのに、恋や情は知らずに生きてきた桂木が
己の内側の柔らかく弱い面をさらけ出せるのは、いつの日のことか……
6巻が待ち遠しい。
(^o^)
極めてLOVE要素少なめのシリアスな展開ですので、
Amazon限定オマケのペーパーはマスト!
暁人さまの可愛い褌姿が見られます(笑)
本編では、桂木の湯上がりシーンも見られますよ。
憂鬱な朝の五巻です。
ネタバレなしで書きたいと思います。
わたし、この巻で終わりなんだと思っていました(汗
それは『花は咲くか』の方でしたかね…
ひじょうにぶ厚く、読み応えアリでした。
四巻では良いところで終わっておりました。
今巻は夜会の最中に暗躍する桂木と、そんな桂木に暁人が葛藤するお話でしたね。
攻めの暁人と受けの桂木は、自分はさて置きお互いのためだけに動いているので、着地点がそもそも違うんですよね。
桂木はともかく、暁人は、それを子供の頃からの経験上悟っています。
目隠ししてしまっているのはむしろ年長の桂木で、暁人の方が大局が見えている感じが今巻はかなり表されていました。
もう、ひじょうに切ない…
桂木の出生の根っこ部分の秘密も明らかになりましたし、ああ、絶対このふたりには目に見える形で幸せになって欲しいです。
あとがきで日高さんもおっしゃっていますが、ラブ度は少なくとも悶えました!
これまた一年待たなきゃダメなんて、放置プレイでしょうか(涙
Amazonで購入しましたが、ペーパーはふたりの行為の後の天然暁人炸裂編という感じでした。
本編がシリアスなため、一服の清涼剤的でした。
とりあえず、ペーパーは外せません!
迷わず【Amazon.co.jp限定】版購入。
今回は、日高さんのサイトでも書かれているとおり、延々と森山邸です。
そして、あの方もあの方もあの方も・・・オールキャスト登場(拍手♪)
しかし・・・本当にあの石頭な暁直さまの実子ですか暁人さま?
というくらい、思考も柔軟で成長著しい暁人さまですが、そのことがさらに桂木とのすれ違いを招くというじれったさも健在です。
桂木も暁人さまのことを認め(心の中ではもう認めていると思うんだけど・・・)もっと自信を持って信頼して良いと思う。
誰がなんといっても暁人さまを育てたのは桂木自身なのだから・・・。
限定のペーパーはいつものノリで・・・お互いにとても可愛らしかったです。
そう、桂木はいつだって暁人さまには冷静でいられないのだから、そろそろ認めてしまいなさい(笑)
神評価
桂木、暁人2人は最後にはちゃんと幸せになる!と自分に言い聞かせながらの5巻読み。
お互いもっと話あったらいいのに。
そして2人は何をどうしたいのか。お互いのためを思っているのはわかるんだけど。
桂木が嘉代子様に、暁人とどうありたいのか聞かれていた。
この答えって結構重要ですよね。
5巻ではその答えを知ることはできなかったけど、すごく気になります。
暁人の考えも知りたい!桂木高之殿、総一郎に説明する前に私に説明してください。
もうすでに6巻が、キャラセレが待ち遠しいよ。゚(゚´Д`゚)゚。
雑誌で続き読みますが。
雑誌掲載の時とセリフや絵が違うとこがいっぱいあって、また新たに楽しめてよかったです。
ここまで違うと、雑誌買っててよかったなと。2倍楽しめる!
Amazonペーパー付きめっちゃよかったです。
本編エロ薄をかなり補ってくれてる内容♡
暁人の優しさ、それが心地よくなってしまう桂木がたまりません!桂木の負けず嫌いもかわいい♡
5巻最高でした!
遅くに転んでよかった事は、一気にまとめて読める事と皆よりも早く最新刊が楽しめる事です。(でも次からは同じ期間待たねばなりませぬ)
4巻読んでもだもだしていたのですが、こんなにも早く5巻が読めるなんて!
4巻最後でやっと結ばれたと思ったのに!
それでも二人は心穏やかにはなれないのですね。
お互いを想う故に、歯車がズレていく二人が矢張り切ないです。
作中で暁人さんが思った様に、二人で手に手を取って逃げてしまえればいいのに。
「家」って何なんでしょうね。
どんなに迷っても、最後には二人に幸あらん事を。
コミックス派なので、続刊が待ち遠しいです。
ペーパー欲しさにアマゾンで買いましたが、これは!
暁人さん、褌姿満載でした(笑)
えらい可愛いのですけれど!!!!!!!
4巻から引き続き神評価です。
ラブ要素が少ないと事前に把握済みでしたから想定内。でもラストに向けてなくてはならないシーンだったんだろうと思うので寂しいけど全然オッケーでした!笑
間に2人で誰もいない部屋に入ってキスしたり抱き合ったりしてましたし♡寧ろ萌えました!気持ちが通じ合ってのラブはいいですね♡暁人も優しい桂木にメロメロでしたし♡
お互いの思惑が複雑過ぎて一体どう転ぶんだろうと続きが気になります!結局久世家はどうなるんでしょう?2人に幸せに寄り添える未来が来ますように♡
アマゾンのペーパーは可愛いですね!
桂木の背中にただならぬ色気が……!!
暁人も本編では見れない可愛さで!!
全サにも手を出してしまいそうです…
単純に面白く読み応えある作品、という意味での神評価です。
とにかく集中して読みきらないと内容が理解できなくなるので
読むのがけっこう大変。
今回は桂木が思い描く未来がだんだんと明かされ、
ちょっと不穏な伏線なんかもあったりして(違うのかな?)
どういった結末になるのか。
最後の桂木の涙はなんかもう・・・本当に幸せになってほしいよ・・・
ぜひ次の巻では甘い甘すぎるふたりが見たいです。
暁人が桂木の劣等感なんかをすべて包みこんであげるような。
そして桂木が照れ隠しのツンからの特大のデレなんかがあれば・・・!!
コミックス派なので長い日々をそんな妄想しながら凌ぎたいと思います。
1巻から5巻まで一気に読みました
想像以上の深く濃い作品でした
明治維新後の藩政が撤廃され華族令の元に士族が旧家族と同列に並んだ混迷期のお話です
家名、家格にしばられ存続の為に政略結婚を繰り返す時代
経済力を蓄えて家柄を買い取ろうとする者、お家存続の為に家柄で釣ろうとする者 それは詳細な時代考証とストーリー作りには感服しました
そんな時代に愛、恋だけを貫く事の困難さ、互いが
背負っている因縁の深さ、血筋と複雑な程糸は絡まっています
しかし、それを丁寧で緻密に描写し、互いの矛盾を圧倒的な筆力で描いてます
暁人の桂木に対する恋着に涙が止まりませんでした
久世家の当主として家柄、財産を守り受け継いで行く為に桂木は懸命に暁人を育てた。
暁人も桂木と一緒にいる為に桂木と契約をし、その見返りとして桂木の願い陞爵を叶えようと政略結婚をも試みます
しかし、婚約寸前で破断します
『お前しか好きになれないんだ、家の為だけに生きることは出来ない、お前なら俺の存在を消し当主として跡継ぎを残すことができるだろ』
と桂木に当主を叙爵を決意する
全ては桂木の為に。居場所のなかった彼に在るべき場所を返そうとする暁人
桂木は桂木家から久世先代当主が貰い受けた子供でした
先代当主は正室との間子がなかった為養子を考えていたようでした
桂木を桂木家の血筋かと思っていた先代ですが、実は久世家先先代当主の庶子でした。久世家先代は庶子を忌み嫌い桂木を養子にしようとしていたのに、手のひらを返すように使用人扱いします
桂木は久世家当主の座を嫡男の暁人に奪われました
桂木は暁人に復讐しようと考えていました
自分の持っている全ての力、知恵を暁人に与えてから全てを奪うという。
しかし、暁人に惹かれていく自分に気づかないふりをし続けて冷静を装っていました
それもとうとう暁人の熱によって瓦解してしまい
『私は 恋も情も何一つ知らなかった』
桂木の発したセリフに涙が...
人の温もりも知らず自分を磨き利害だけで構築した人間関係に幼い事から浸かっていた桂木
出自も曖昧で血統も良くない自分が華族と社交界に身を起き蓄財する事だけに労を費やして身を削ってきた桂木
誰よりも互いを思いやり求めあっているのにすれ違う濃い情が泣けて泣けてたまりませんでした
矛盾した二人の関係が少しづつ絆され向かい合う描写は秀逸です
複雑は人間関係に沢山の伏線、精緻な時代考証とストーリーを上手く描き収束させていく日高さんの作品には心が震えました
儘ならぬ時代ならではの胸が締め付けられる思いに涙無しでは見れません
気軽には読めませんが、だからこそ、心にずっしりと残る作品です
より多くの方の目に触れるといいなぁと思います
ラストが待ち遠しくてならないです
日高さんに出会えて本当に良かったです
背中合わせの二人が意味深な表紙に「暁人様を救うためなら、恋心だって利用する」と帯の文字。桂木の策が上手くいくようにと願った4巻のレビューでしたが、そんな単純な話ではありませんでした。
久世家を守るために森山侯爵家の夜会へ向かう二人。好きだと言われて夢見心地な暁人は桂木を信じると決めて「もう疑わない」と思いを強くしますが、桂木の策に触れているうちに考えが変わっていきます。
桂木が実行のために利用した人物たちが、みな一癖も二癖もある人たちで、本当に桂木にしたがってプランを実行しているのかが、私には曖昧です。特に気になったのは森山侯爵夫人です。彼女が暁人に留学を進めたのは桂木の望みなのか?それとも彼女の桂木に対する恩返しの意味があるのか。桂木と暁人が思い合っていることを知っている森山侯爵夫人なので、彼女が桂木の希望を優先するのか、それとも桂木の幸せを後押しするつもりなのか、出来れば後者であってほしいと思います。
桂木は暁人を騙してでも最終的には暁人を久世家の当主にすることしか頭になく、それが暁人のためになると思いこんでいる。読者はそれを暁人が全く望んでいないことを知っている。逆に暁人が望んだように桂木が当主になっても、やはり幸せは訪れない。どちらにしろ後継ぎが重要なこの世界では、当主が同性を伴侶にするなんて無理な話です。そこで桂木が描いた青写真は、もう一人の血族である先代の義弟の直継を仮の当主に据えて、亡くなったあと再び暁人が当主に収まると言うものでした。そのために森山侯爵を脅して規則を変えよと迫り、暁人と久世家の地位を全力で守ろうとします。この計画、きっと桂木は暁人の前から消えるつもりですよね。絶対に見つからないような所に、暁人が完全に諦められるような形で・・・。無理だよ!無理だから!自分さえいなければ暁人が女に目を向けると思ったら大間違いだよ。それは久世家を救うだけで、暁人は全然救われないよ。自分への評価が低すぎだよって叫びたくなったけど、私が叫んだって届かない。だから暁人が桂木を疑ってくれてよかった。桂木の嘘を見抜いてくれてよかった。強い男に成長してくれてよかった。さすが桂木が育てた子だよ。もう強がらなくていい、暁人に頼っていいんだよ!今度こそ、暁人の策が上手くいきますように。二人が幸せになりますようにと願って、6巻を待ちます。
見事‼︎ としか言いようの無い、第五巻。たった2、3時間の出来事なのだ。それだけを人々の思惑を乗せて、丸っと1巻に仕上げ、スリリングに描き切ったそのストーリーテラーとしての手腕にまず拍手を贈りたい。素晴らしいと思う。
『自分の我儘をぶつけ合って、互いの声を聞こうとしない。』暁人さまと桂木。
前巻の終わりに初めて、桂木からの愛の告白を受けて、夢のように浮かれてしまう暁人さま。しかし、桂木の奸計は進行していた。それはかつての情人、森山侯爵夫人や西園寺重之さま、果ては智之を憎む桂木高之をも巻き込んで。
物語の冒頭は桂木の回想シーンから始まる。久世家の為にと自分に色目を使う男や女にその美貌と身体を使い利用してきたこと。自分は久世家の庶子だと言われても、同じように情を通じて生きてきた芸妓の母を思えば、自分の父など明らかでは無いと。桂木にとって、セックスはそれ以上のものでは無かった。だから今、こうして暁人さまに抱かれていることが。それまでと違うことが、解っていなかったのだ。桂木の『私は恋も情も……。何一つ知らなかった。』という哀しいモノローグには泣けます。暁人さまの変わらぬ想いを初めて覚った時。たぶん、それは桂木にとっての初恋なのです。言うまでも無く、それは暁人さまの初恋でもあります。
『何もかも全て暁人さまのためだ。…必ずお守りする。』そこからの桂木の計画は完璧と言えるものでした。ただ一つ、それまでと同様に、暁人さまの想いを除いて。
桂木の計画とは。森山侯爵に陞爵を認めさせた上で、先代の弟、直継さまを久世家の当主として認めさせ、直継さまは病弱なので、数年後亡くなられた後、また暁人さまを当主として据えること。これまでの暁人さまの計画、隠居からの復帰の為に数年の猶予を作る為。
その工作の為に森山侯爵夫人には、夫人の兼ねてから希望の通り、森山侯との離婚のお膳立てをし。西園寺重之さまには森山侯に夜会を開く様に仕向けさせ、桂木高之には大臣を紹介し。直継さまを森山邸にお呼びした。桂木の計画は完璧だったのだ。その為に、暁人さまに告白までして、浮かれさせ、自分だけを見ている様に、と言い聞かせる。何しろ、暁人さまは自分に夢中なのだと。
一方で、直継さまに初めてお目にかかった暁人さまは、途端に冷静さを取り戻す。そして考える。桂木が築いて来た久世家を譲り渡すのに、直継さまは相応しいのか?逡巡した挙句、暁人さまは直継さまをこっそり帰らせてしまいます。直継さまも元より、自分でも久世家当主の器では無いと自覚しておりました。
自分の計画が水泡に帰した時、桂木は慌てます。暁人さまは言うのです。「僕はお前を信じてるけど…、目的のためなら平気で嘘をつくこともよく知ってる。」
親友であり、暁人さまと桂木を見てきた石崎の言葉も良い。「桂木は、ごく普通の…不器用な男です。久世が思うような強い男ではない。久世家の当主に相応しいのは久世暁人です。俺はそう確信しています。」石崎のこの台詞は二人を簡潔に言い当てていると思います。
この巻のラストで、桂木自身も思うのです。「自分が……、こんなにも脆く弱いことを知らなかった。」そして、恋を知ることで、「こんなにも愚かで無様になってしまう自分の姿を。何一つ……知らなかった。」
怒り、興奮している桂木をなだめる為に、暁人さまが森山邸の小部屋に桂木を引っ張って、(この時、暁人さまは桂木の細い腰を抱き抱える様にしている。ここでも暁人さまの体格の方が桂木よりも立派なのだと見て取れます。)間髪いれずに口づけするシーンもとても好きです。暁人さまはとても背が高くなっていて、桂木の頭を支えて、上から口づけるのです。とても美しいシーンです。
暁人さまは自身で立っていられるようにと、もっと成長せねば。と、決意を新たにし、当主としての風格さえ漂わせ、とても大人の男として凛々しくなられたこと。桂木の、冷たく自身を律してきたその中に人間らしい弱さや脆さが暴かれていき。まさに下克上といった趣さえ感じられます。緊迫した数時間を経て。次巻へと続きます。
yoshiaki
こんにちは。
>Amazon限定オマケのペーパーはマスト!
> 暁人さまの可愛い褌姿が見られます(笑)
買う前にこちらを読んでいたにもかかわらず、まさか褌萌えなんて…と5冊まとめて別の書店で購入してしまったのですが・・・
褌を侮っていた私がバカでした(T_T)
みなさまのレビューはよくよく参考にしなければならないという教訓を得た作品でした。