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boku to kimi no midori to drill
「椿びより」「椿だより」に次いでこの作品が好きです。こういうほのぼの~とした系統のイシノさんの作品がとても好き。(こちらで人気のある「トリガー」と「room share」は苦手要素が多分にありそうなので未読)
田舎に暮らす、長く付き合っているカプ、ちょっとつれない樟一と、もっとイチャイチャしたい甘えん坊な海。
そんな二人の日常、特に大きな事件はないのだけどたまにデートして、仕事して、時々すれ違ったり小さな諍いをしたり、そして仲直りする様子などが彼らのお付き合いを知っている友人夫婦なども絡めながら描かれています。
樟一に「好色無責任男」と言われたらしい海。そして「薄情」「なんで好きって言えねえの」「甲斐性なし」「意気地なしのヘボチンポ」と言われたらしい樟一。(ちなみにそういった直接の罵り合いのシーンはなく「今まで薄情とかなんで好きって言えねえのとか~とか~とか言ってごめんな」という過去そう言った事があるんだなという描写のみです)
さすが幼馴染でお付き合いの長いカプらしいなぁというキーワードが並んでます。
お付き合いを始めたきっかけとか過去が描かれていないのだけど樟一は初恋が近所のお姉さんとの事で恐らく元はノンケ、そして海に関しては何も描かれていないので恐らく想像の範囲なんだけど、海が樟一のことを最初に意識して、幼馴染から恋人同士へと昇格したのかなぁ…とか想像も楽しい。
一番の大事件は樟一がどうしても断れない見合いに出かけたことかな。カラっと何でもない顔して送り出した後、じとーーっとしたり、お見合い途中で相手の女性が帰っちゃた事を知って、そのアマぶっ殺す!ショウちゃんに恥かかせやがって!!と激昂する海の様子が複雑な心境を表してて好き。
そして。せっかく一緒に寝ても樟一ときたらおやすみのキスすらなく、海はちぇーっ…って感じなんだけど、先に寝入ってしまった海の顔を見つめて「おやすみ」と優しくキスするシーンに激萌えするし、昔、おふざけで書いた婚姻届を破り捨てたはずの樟一がこっそり後でゴミ箱から拾い出して貼り合わせたものを長年本にしまっておいた…とか、好き好き全開の海に対して、愛情表現は直接的ではないけどしっかりと海の事を愛している樟一という対比も好きなんです。
それからおそらく海が基本は攻めだと思うんだけど、たまにリバになるんだろうなぁと感じさせるセリフがあってなんか嬉しい。
田舎の実家暮らしのカップルの、まったりほっこりな日常を描いた連作集。
同性カップルの葛藤や苦悩ゼロでリアルさはないけれど、ちゃんと日々の生活が描かれているのがいい感じの作品でした。
個人の塾の先生をやってる樟一と、文房具屋を継いでる海。
どちらも惚れたくなるような要素は薄いんだけど(スミマセン)、その普通さもいいし、だから応援したくなるなぁ…と感じました。
でも海×樟一なの?(p.116のセリフのやり取りだとそうとしか思えない)
逆かと思ってましたよ(その後、ツイッターで作者さんがリバカップルだとつぶやいていたので納得しましたが。)
親に内緒でここまでやってこられたというのは、ちょっと信じ難い(笑)けど、その分学生時代からの友人たちがナチュラルに二人を認めていて、そんな関係もほのぼのしていていいなぁ。
これはぜひ二人がつき合うまでのエピソードが見たかったですっ。
イシノさんの絵が好き。
でも、作品的にはほとんど匂い系だったり、地雷キャラが登場したりと、BLとして普通に安心して萌えられたことがあんまりない。
で、これも後回しにしていたんですが、、、
嬉しいことに、予想外に、ちゃんと甘甘なBLでした。
田舎町での実家住まい、
仕事もご近所さん相手の塾と駄菓子やさん。
交友関係も、幼馴染みや同級生。
安定していて、でも不自由。
そんな日々の暮らしの中で、ちょっとしたすれ違いを繰り返しながら、
でも、愛し合っている。
車の中で居眠りしているカイと妄想シーン。
ちゃんと、こんなきれいでエロい絵も描けるんじゃないですかぁ。
もっと早く読めば良かった。
幸せベストほも過ぎて大の字。
いい距離感!!!とっても大好きなカップルです。
田舎とほもの組み合わせはなんかそれだけでブルーになる未来しか見えなくて最初買うかどうか迷ったんですけど、帯の「スローライフ」の文字を信じてよかった。
なんというしあわせ。なんとういういやし。
カイ用にベッドの隣に敷いてた布団を、カイが歯磨きしに部屋出ている間にショウイチが仕舞っちゃうシーンとか、昔々に書いて破いた婚姻届を繋ぎ合わせて大事にとっておいてるショウイチの姿とか、もうなんかこみ上げてくる。
うわああああああってなりました。
周囲に理解者がいっぱいいて、ぬっくぬくに幸せな感じがとても癒しです。
田舎でほも=村八分で心中っていうイメージしかなかったわたしには目からウロコのカップルでした。
そうだよね、こういうカップルもいたっていいよね。
世の中こういうあったかさもあっていいよね。
そんな風に思える、世の中に対して少しだけ優しくなれる一冊でした。
雑誌掲載の時、一話一話を読んでいると、ただ田舎暮らしの男カプの日常がイシノアヤさんらしいほのぼのしたトーンで綴られている。
そういう印象でしたので、1冊になることで何かまた見えてくるものがあるのだろうか?と思っていました。
都会から離れた田舎でそれぞれ実家暮らしをしているすでに恋人の二人。
ショウちゃんは再婚したばかりのラブラブの母親夫婦と同居で塾を経営している。
カイは文具・駄菓子のお店で独り暮らし。
彼等の友人たちは、彼等の関係を知っていてでも友人関係は良好だ。
普通だったら、母親が再婚したんだから家を出て独り暮らしすればいいのに、とか
友人という建前の元、カイの元に入り浸ってもいいのに、とか
どうしてこうもデートもエッチさえもままならない不自由な恋人生活を送っているのかな?
そんな疑問が頭をもたげて、ショウちゃんのふがいなさにヒュルルルル~と思う1読目。
色々考えながら寝かせてみて、そして再読してみて目からうろこ!
そう、この田舎であるということと、ショウちゃんのカタブツ具合、そしてカイのやんちゃで甘えっこな健気ぶり、
その設定とキャラクターで全てが(自分の予想の範疇でしかないのかもしれないが)納得できるものだったのです。
きっと田舎であるがゆえに、友人以外は別として御近所付き合いや親や塾の子供たちや、そういうものへの気遣いがショウちゃんをカタブツにしているのかな?
カイも、幼なじみとしてずっとショウちゃんとつきあってきているわけだからそれはわかっていて・・・
田舎の実家住まいカプだからこその、彼等の姿なんだとストンと腑に落ちるのです。
そうなったら、もうしめたもの(笑)
ショウちゃんのお見合いに平気なフリをしながら気をもむカイの姿だったり、
受験シーズンで逢瀬もままならない状態に我慢してやっと解放された時の二人の姿だったり、
せっかくショウちゃんの為に買った指輪をショウちゃんが失くしたことから始まるちょっとしたケンカみたいのとか、
彼等の一見淡泊なようでいて、実はとても空気のように自然で彼等なりに甘い恋人としての姿に、とても萌えを見出すのです♪(そしておそらく彼等はリバです)
こんな自然体で暮らす二人。
身近な日常の元過ごされている彼等の季節は、とてもとてもなごやかで穏やかで、そして周囲に溶け込んでいることが素晴らしいのです☆
イシノさんといえば、都会のお洒落な生活と恋愛を描くというイメージがありましたが、今作は、もういい歳の幼馴染同士のカップルが地方で家族との暮らしをしているという、ちょっといつもと傾向の違う作品。
ローカルで、地域のコミュニティーと一緒の暮らしを描いているというのは珍しく感じました。椿びよりも所帯のある生活を描いていましたけど、あれは家族3人だけの世界という感じでしたので、今作はもっとリアリティーのある生活が描かれています。
どうなるのかなと思いましたが、イシノさんのスローなテンポで丁寧に描かれる作風にとてもあっていると思いました。
今までの作品での濃すぎるぐらいの太めの線も、細く落ち着いてきた感じがあり、そのおかげなのか特徴的な白みの多いコマに描かれるものは強調されていい間を作っています。画法がypり生きてきた感じがあります。
物語は、地元に住む同士の幼馴染のカップルが、これからどうしていくのか?という話です。
地元に勤めているから実家に住んでいて、恋人は近くに住んでいるし幼馴染で親もよく知っているからいつでも実家にやってこれる。だから同棲する必要もない。でもそれはつまり、子供の時とずっと同じままで何の区切りもないということ。でも長い付き合いになりすぎてるから今更別れるとかももうない。仲間内ではもう公認の間柄だけど、親に報告はできない。そんな、終わりはないけれどはっきりしないまま続いている関係性が軸になっています。
こういう話はシリアスになりすぎてしまうことが多いのですが、イシノさんの描き方ですと、緩やかで当たり前な日常を描きながらも突き当たる問題を日常にあった形で描いているので、ハラハラすることなく心穏やかに読むことができます。ですので、ささやかな出来事が大きな幸せに感じられます。みんなに祝福されることを匂わせて終わるのも、変に大団円にならなくてよかったと思います。それぞれの形にあった幸せの尺度があって、地元で暮らしている二人にとっての最上の幸せの形なのだろうと思って、涙が出そうでした。
イシノさんがまた新しいストーリーの方向に進んで行かれたように思いました。
これからもう少し、さらっとした話からもっと深いところまで踏み込んでいくようなものを描かれていくのかなと思い、期待したいと思いまして、評価は萌2です。
実は初めて読んだときにあまり話がピンとこなくて、しばらく読み返さずにそのままにしておいていたのですが、今読むと身に染みる思いがします。短い間ですが、歳を取ってきて、こういう話が自分になってくるようになってきたのかもしれないと思いました。
キュンとくるような話よりも、年齡に合った話が読みたい方に向いているのではないでしょうか。
それから、女性キャラが重要な場面で結構出てきますが、イシノさんの作品よくいらっしゃるさっぱりした等身大の女性ばかりですので、目に付く感じはありません。
待っていたイシノさんの新刊が届いたので、一気に読んできました。
今回もまた不思議な雰囲気のお話でした。
ある田舎の幼馴染みのお話。
田舎なんで、もう受けは攻めの家族とも仲が良くて。
二人の中は他の幼馴染みも知っていて、特に葛藤はありません。(家族は知らないようですが)
当然二人は付き合ってる事になっていて、その事の説明は一切ありません。
妙にリアルだった「スメルズライクグリーンスピリット」のような、狭い田舎の陰湿さもゼロです。
一番重要であろう部分をバッサリ削除したまま、お話はほのぼののんびり進みます。
攻めの塾に通う子供たちの可愛い事と云ったら!
で、特に深刻な事件もなく、ずっと付き合ってはいたけれどはっきりまとまっていなかった二人がまとまりましたという展開で、ちょっとBLっぽい「椿びより」という感じでした。
本当に重要な説明が一切ないので、攻めの家庭事情もよく分かりません。(父親が死別、もしくは離婚で母子家庭のところに、母親の恋人が同居しているんでしょうか?)
読み終わったあとにほんわかする一作でした。
ただ、個人的には「椿びより」の方が好みですかねえ。
あれは全くBLではないですけれど。
イシノ作品は時々ガツンと怖い話があったりするので、手放しで作家買いするのは怖いのですけれど、この独特な雰囲気、矢張りいいですねー。
2月にもまた別の新刊が出るようなので、楽しみです!!
作家買いをしているのに、何となく読んでいない気がして買いました。ということ、多くないですか! 私だけですか!
大抵二度買ってしまったものは好みだったりするので、後悔はしないのですが。
久しぶりに読んで、いい話だなって思いました。BLの醍醐味はくっつくまでの緊張感とか、誤解しあう切なさだとかいろいろあると思うのですが、くっついてからのお話って難しいと思うのです。実際自分も結婚してるけど、日常にときめきはないしな!
だからこの二人は、現実的でありつつも理想だなーと思います。周りの友達も、ゲイカップルの二人を温かく見守ってるし。直接的なエロ表現はなくとも、付き合いの長さ故のエッチな感じもするし。付き合う前の情熱はないけど、お互いを思いやる感じがいいですね〜〜。
長く付き合っている田舎に住むゲイCP。
友達以上の関係だって、親にはナイショだけど、
ちゃんと分かってくれる、口は悪いけど理解ある友人もいる。
肝心の恋人は、
結構つれなくて、ムカっともするんだけど、
でも、
一番大事に想ってくれてる…んだよね?
そこんとこ、ときどき不安になって喧嘩したり、仲直りしたり。
そんなふたりが、
人生を共に歩んでいこうと愛を誓うまでの、愛しい日々。
そんな日常が綴られている本です。
片方が見合いをすることになって、
ちゃんと事前に言ってくれたし、断るつもりだって分かってるし、
笑顔で送り出したけど、
でもやっぱり当日はもやもやもやもや~~
で、
見合い相手に積極的になられたらなられたで困るくせに、
途中で帰られた、なんて聞かされたら激怒!とか、
なんて可愛いんだろう。
相手が仕事でいっぱいいっぱいの時は我慢、
だけど、それが終ったら、
「 好きだよ!セックスしてえよ! 」って、直球。
おまけに「俺どっちでもさァ…」って、リバ!?
リバるシーンはないんだけど、
その言葉だけでもかなり胸が高鳴りました~
日常の日々がず~っと綴られている感じが、
男同士だって、男女CPと同じだよね、という気持ちにさせられる。
「しあわせんなれよ!」
男同士でも近しい大事な人達からそう言われて祝福されるCPが、
今日もどこかで誕生しているといいな。
大人になって「ドリル」と聞くと、懐かしさがこみ上げてきたのですが、このお話に出てくる樟一は、塾の先生だったのですね。
どこかの田舎町で、樟一は塾の先生、海は文房具屋を営みながら、ゆっくりとお付き合いしているのです。幼なじみ、恋人ということで、最初から二人の関係はできあがっているのに、すんなりとこの田舎町や二人の雰囲気に入っていけました。
二人の関係は、きっと隠しているつもりだろうけど、周りには分かっているんだろうなというゆるやかなところや、海が樟一の甥っ子に嫉妬して、対抗心を丸出しにするところ、そして何より、些細な会話の何気ないやりとり全てに癒やされました。
緩やかで優しい世界には、たっぷり愛が詰まっいて萌えます。